国産BLドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」が結構面白かったんで、ちょこちょこ日本のBL映画を拾い観してたんですが、なかなか当たりに出会えず、そういやSNSなんかでも最近ちょろちょろ見かけるタイのBLでも観てみるかなぁ、と思いついて、まず見つけたのがこの作品。
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
今回は割とネタバレありありなんで閲覧ご注意を、念のため!
「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」 シワット・サワットマニークン監督
国際学部のエリート学生でクローゼット・ゲイのピートは、アクシデントで偶然知り合った工学部の素朴な硬派青年・エーに好意を持つ。
ピートのあまりの世間知らずのおぼっちゃんっぷりに何かと世話を焼きはじめるエー、二人の好意はだんだん友情の境界線を越えてゆく…。
噂に聞いてたタイBLの破壊力、なかなか凄まじいですねぇ…
何といってもまず男の子達がカワイイです、この「カワイイ」というのが、単に全員が綺麗とか整ってるというのではなくて、美少年にハンサム系にフツメンにオモシロに不細工、と色んな子がいるのだけど、観ているうちにそれぞれにかわいく、愛くるしく見えてくる、的な可愛らしさ。
全然聞き覚えのないタイ語なのに「正直、この子演技上手くねぇなぁ…」ってバレるくらい演技下手な子もポコポコいるのですが(苦笑、それもむしろ味というか、ある種の素朴なピュア感に見えてくるバランスの面白さがあるんですよねぇ…
そういう意味では、一昔前、ブームになりかけの頃の韓流と似たニュアンスがあるかもしれません。
昔のジャニーズ・アイドルもこんな感じありましたよねぇ…今では小綺麗で小器用な子ばっかになっちゃいましたけども。
あとストーリーにしろ構成にしろ、とにかく萌えキュンステータスにほぼ全振り!感の潔さ、そして完全なBL路線の中に要所要所できらりと光るリアリズム、さすがゲイ大国のタイというか、おそらくゲイアドバイザーの意見なんかもきっちり反映されてるんでしょうねぇ…
個人的には、ホモソーシャル界のある意味いい面である「男気」的な要素を、どちらかといえばその辺とは水と油的なゲイコミックと上手くミックスできないか?みたいな線は私にとってもひとつの大きなテーマだったんですが、この作品の主人公エーくんはそれをBL上でなかなか見事に融合させたキャラクターだなぁ、と感心いたしました。
エーの先日までノンケだったよ感と、いかにもゲイゲイしい美青年・ピート姫との不器用な純愛模様が本当にキュンキュンきまくりやがります、本当にかわいいんですよね、この二人…
主人公カップルが可愛すぎるんで、ほかの子は正直、天然仔犬系キャンくんのサカユニソースがあまりにアザトカワイイなぁ、あとタイプパイセンは濃いけどハンサムだし付き合うとしたらこの子がいいかも、意外とポンドもいい、くらいの感じで、あまり興味なかったんですが。
何となくのんびりキャプテンとほのぼのくっつくんだろうなぁ、と思ってたキャンくんが、だんだんオレ様アイスマン・ティンとグイグイ絡み始めててまさか…と思ってたら、このティン×キャンがセカンドカップルだったらしくて。
一旦「この二人がどうやって出来上がるんだろう?」っていうのが気になり始めたらいきなりそっちに心奪われちゃって、エーピー君が出てくると、あ~!!もっとティンキャン来いやぁ!!!と呻きだす始末に…かつてはあんなにエーピー愛してたのに…(苦笑
そして蓋を開けてみると、あのオトモダチ・バッドエンド…これは切ない、震えるわ~、揺さぶられるわ~…
最近では箸が転がっても泣けるお年頃のこのワタクシなのに全っ然泣けませんでしたよ、ショックすぎて…(苦笑
正直、かわいいキャンくんがキャンキャン鳴かされるトコみたかったけど、これはこれでアリかもなぁ、ムッチャ切ないけど…でもキャンがどうしてもノンケ、って訳じゃない以上はこの展開はやっぱバットエンドだよなぁ…
…とか思ってたら、この作品って続編出てるのですね…しかもティン×キャンが主人公カップルに昇格との事!
ムッチャ気になりつつもこの続編、現状ただで見れないんで、観れるタイBLドラマを片っ端から観まくってる今日この頃です。
それにしても、この作品をはじめ、「Until We Meet Again~運命の赤い糸~」「SOTUS/ソータス」と3本のドラマを見終わり、現在4本目「TharnType(ターン×タイプ)」に突入したのに、なんでかまだ全然飽きがこない…
…これが沼という奴か…
【スキンケアのこだわり、教えて!】
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