本日は関係者自ら「呪われた五輪」と表現した東京五輪の、中でも特に呪われ感の凄い開会式の日…(苦笑
反五輪的なスキャンダル連発以前の話として、五輪の強行そのものがとっくに反五輪的な訳で、正直、直前まで開会式観るかどうか迷ってたんですが。
最近の五輪では私が唯一開会式見なかった北京の時と違って、今回は曲がりなりにも自国開催な訳で、腐ってるなら腐ってるなりにその腐り具合をちゃんと見届けといた方がいいのでは?みたいな感じですかねぇ、最終的に。
で、ざっくりですが感想を。
【良かったトコ】
◎ 森山未來くんのパフォーマンス
◎ 提灯の山車?や五輪の輪っかに使われてた木材がキレイ
○ MISIAさまは悪くなかったが、やっぱ他の曲聴きたい感…
△ 入場行進は素晴らしかったが、それはまぁいつもの事なので…
△ 日本の服は珍しくシュッとしてる、と思ったらAOKI製なんだとか、へぇぇ…ある意味、ムッチャ納得…
○ ドローン演出は良かった、ただしコレ、平昌で先やられちゃってたからなぁ…
さすが日本の技術力!って感心してたのに、コレ、インテルの技術なのね…(苦笑
△ ピクトグラム、仮装大賞感というかEテレ感というかだが、これはこれで日本らしくて良いのでは?
ただコレ、有観客でやってた場合客席にはどう映ったのかなぁ?感はある…(笑
◎ 大坂なおみちゃん、ニセモノだらけの演出の中で、数少ない本当に世界に誇れる現役選手。
競技者としての才能だけでなく、既に世界的オピニオンリーダーになりつつある、まさに国の宝。
【微妙・いまいち・謎だったトコ】
× 実際に見てみるとわかる無観客の寂しさ、虚しさ。
▼ 映像周りのショボさ、凡庸さが全体のクオリティを下げてるイメージ?
▼ 会場の広さに対しヒトやモノの物量が少ないのは仕方ないにしろ、
単に等間隔に配置する、みたいな見せ方が多く、何とかならんかったんか?感。
▼ 大工仕事と音のパフォーマンス、個人的に好きそうなコンセプトの割にどうも乗り切れない謎…
つか、あそこまでやっといて、何でハシゴ乗りやらないのか?
× プラカードの吹出やパフォーマーの漫譜服の想像を絶するつまらなさ、
マンガの表層をなぞって取ってつけただけで、漫画に対するリスペクトの欠片も感じなかった…
? ゲーム尽くしの入場曲は漫画の扱いに比べればマシだが、任天堂系が完全にないのは何で?
▼ 数多いる歌舞伎役者の中から何故海老蔵?彼を使うにしても、もうちょい何とか見せ方が…
× ドヤ顔での見てもらえばわかる復興へのメッセージって、
申し訳程度に聖火ランナーに被災地のちびっ子を混ぜただけ?さすがにコレはふざけんな!感
×× 橋本会長の挨拶が長い!
××× バッハ会長の挨拶が長すぎる!
× 天皇氏が挨拶しだしてから話の途中でアタフタ立ち上がる首相と知事を世界に披露…(汗
コレはむしろずっと座ってた方が絵面的にマシだったのでは?
? 「なんでここにアフリカ人が?ってなる」と言われて降ろされたというパフォーマーの方、
どのシーンに出演予定だったんだろう…
×× 首にしたはずのラーメンズのネタ使い過ぎ問題。
××× 人種どうの女性どうのマイノリティどうのと綺麗事を並べる度、各不祥事を思い出す問題。
嘘すぎて白けるんで、どうせなら多様性を重視、みたいな日本文化が苦手なモノは外して、
もっと勝負の熱さとか駆け引きのエグみとか、別のコンセプトでアプローチした方が良かったのでは?
そもそもの期待値が低かったので、期待通り、あるいは不安通りのクオリティ、という感じ。
個人的技量や一発ネタで極地的にキャッチ―なトコがない事はない、ものの、全体的にペラペラでスカスカでバラバラでとびぬけた個性もなく内向き、何となく表面だけは取り繕っているけど、金も時間も人材も足りてないのがあまりに見え過ぎちゃってる…
日本文化には侘寂などの「引きの美学」があるが、もちろんそれは最初から何もないショボさとは違う訳で…
ただし、このペラペラでスカスカでバラバラでとびぬけた個性もなく内向き、何となく表面だけは取り繕っているけど金も時間も人材も足りてない、というのは、ある意味今の日本社会を過不足なく表現できている訳で、そういう意味では「芸術性」が高い、と言えなくもないショーだったような気もします。
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