水中カメラマンのデスクワークな日々 -480ページ目
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マウントアダプター

マウントアダプター という商品をご存知でしょうか?
カメラ好きな方なら当然ご存知だと思いますが、異なるメーカーの一眼レフカメラボディとレンズを組み合わせて使用できるようにしたアダプターです。
もっともその組み合わせには規則があって、フランジバック(レンズとフィルム/撮像素子面の距離)の長いレンズを、フランジバックの短いレンズを使用するメーカーの一眼レフカメラボディに付けられるという物です。
たとえば、CANONのEOSシリーズは、フランジバックの短い方なので、フランジバックの長いNikonやCONTAXのレンズが使用できます。
(逆はダメ)
先日、アクアジオグラフィックでCanon EOS 5Dを導入した のも会社に(というか社長のコレクションで)CONTAXのレンズが沢山あったというのが大きな理由です。
ご存知のようにCONTAXは、デジタル一眼レフの開発から撤退しましたから、CONTAXレンズ保有者にとって、CANONのEOSのデジタル一眼レフは、CONTAXレンズ資産を活かせる希望の商品なのです。
さっそく、EOS 5Dでテスト撮影してみました。(事務所が浅草なので浅草寺で撮ってきました。)
CANONのレンズは、Fisheyeしか買っていないので、友人の春日さんからSIGMA AF 28-70/2.8 EX ASPを借りて使っています。
Canon EOS 5D SIGMA AF 28-70/2.8 EX ASP
Canon EOS 5D CONTAX Distagon25/2.8
Canon EOS 5D 部分拡大比較(100%表示)
Canon EOS 5D 部分拡大比較(100%表示)
(ハイライト部の階調に注目)
上の比較写真、撮影条件がかなり違って、別の日に、CANONの方は日没直後の露出はオートで、SIGMAの方は夜10時頃に露出はマニュアルですので厳密な比較にはなりません。(RAW現像で露出補正もして明るさを揃えています。)
注目は、ハイライト部の階調です。
従来のデジタル一眼レフの最大の欠点が、ハイライト部の階調が乏しく、酷い場合、木の年輪のように(=マッハバンドという)縞々な階調になったり、いっきに白トビ(トーンジャンプという)の欠点があったのですが、上の提灯のハイライト部の階調を見る限り、自然な(フィルム調)感じになっていると思います。

他のCOATXレンズでのテスト撮影画像は、こちらに もあります。

はやく水中で撮ってみたいのですが、その前に水中ハウジングを作らなければなりません。
メーカーさん、早くいいハウジングを作ってくれませんか?

Apple純正プロ用画像ソフト

アップルからフォトグラファー向けの画像ソフト「Aperture(アパーチュア)」 が昨日発表になりました。

ビデオ編集ソフトでいう「Final Cut Pro」のような位置づけ、つまり、プロ用途らしい。

「Final Cut Pro」によりAdobe 「Primiere」のMac OS 版を駆逐したように「PhotoShop」を超えるころができるのでしょうか?

デジカメの普及により「PhotoShop」ライクな安価で高機能な画像ソフトは各社から多数発売されてきましたがどこも「PhotoShop」を超えることができていないのです。

ユーザーの立場で言わせてもらえれば、本当にプロが必要としている要所を押さえていないから、結局プロは、「PhotoShop」を 本当は高くて使いたくないんだけど、これしか他に使えるソフトが無いから仕方なく「PhotoShop」を使っている、のが現状だと思います。決して好きで使っているわけでは無いと思うのです。>プロのみなさん


プロが必要としている要所は、

●RGB 16bit でひととおりの機能が使える事

●CMYK を含めたカラーマネージメントシステムが確立されている事

●EPS形式で保存できる事


たったこの3点だと思うんですけどね。

あえてもうひとつ加えれば

●「修正ブラシ」機能は、ゴミ消しには非常に便利


他の合成やらフィルターやらいろんな機能が沢山ついていますが、フォトグラファーの99%は上記のたった4つだけで、仕事は完結すると思うのです。(他の機能は、フォトグラファーではなくデザイナーが使う機能です。)


最近はRAWを扱えるソフトが増えては来ましたので、最近の私は、「修正ブラシ」を使うためだけ、

CMYKでEPS形式で保存する為だけ、に「PhotoShop CS」と使っているという状態です。


このたった4つを備えた画像ソフトって、世の中に何百(千?)とある画像ソフトの中でも「PhotoShop CS」しか無いんですよ。廉価モデルの「PhotoShop Element」は、みごとにこの4つを外している。さすがAdobe! (皮肉です)

「Aperture(アパーチュア)」 がこの要所をちゃんと抑えているかどうか?が注目です。




ロケ前の憂鬱

デスクワークが多いとはいっても、たまにはロケに出かけます。
来週26日からタイ(プーケット、シミラン)と帰国して、すぐサイパンです。
たまに行くロケなので、リゾート気分で本当は浮かれた気分で行きたい所ですが、最近、ロケ前はちょっと憂鬱になります。

それは、膨大な撮影機材の量とその荷造りです。ビデオ機材に写真機材と欲張って持っていきますからホント凄い量ですよ。

仕事としてロケに行く以上、忘れ物なんて論外で、万が一の機材トラブルに備えて、予備機材、メンテナンス工具や保守部品と塵も積もれば山となるで毎度のことながら荷物の山を目の前にして、「これを空港まで運んで、現地まで運ぶのかぁ~」と思うと溜め息が出ます。

荷物のエクセスチャージは当然なので事前に航空会社へ問い合わせとか。。
最近は重過ぎるとエクセスチャージどころか積んで運んでくれない会社もあります。

荷物の数が増えれば、ロストバッケージのリスクも増えるので、万が一荷物のロストがあっても、撮影の支障を最低限にする為、個々の荷物に入れる機材の組み合わせを考えてパッケージします。またそれが面倒くさい。

しかも、テロ以降は荷物検査は厳しくなり、おまけに米国系の航空会社の預け荷物の重量制限が9月7日から厳しくなって、ますます憂鬱な気分になります。

320万画素デジカメ付き携帯電話

320万画素デジカメ付き携帯電話 を買いました。もちろん仕事用で。

といっても、これを撮影の仕事に使うわけではありません。最近充実してきた携帯電話向けサイトをいろいろ見て研究する為です。

一応、我が社は膨大なコンテンツホルダー ですから。


パソコン世代の私にとって、携帯電話は長い間「通話ができればいい」道具でしかありませんでした。

今でも携帯メールは、もっぱら受信するだけで、携帯電話でメールは打てません。(苦笑)

自慢では無いですが、メカにはかなり強い方だと思います。過去、組み上げた自作PCの数は数十台。PCをバラして部品のとりまわしは日常茶飯事。

そんな私でも、(そんな私だから?)携帯電話はどうも苦手でアンタッチャッブルな道具でした。


携帯電話でメールを打てるようになったかどうかはおいといて、情報機器として本当に使えるものに進化してますね。昔、PDA(Windows CE, Pocket PC)もそこそこ使い込んだ人種なので、ここまで携帯電話が進化すれば、本当にPDAの存在価値はなくなりましたね。


水中カメラマンとして、世界中、それも都市圏では無い僻地、大海の無人島とかでも、今の携帯電話のサービス(パケット通信定額の衛星携帯)が使えれば嬉しいのですが、そうなるにはまだ10年、いや20年かかるのでしょうか?

流行のブログを始めました。

水中写真&シーサイドフォト 」のホームページを立ち上げたのは、日本でインターネットが普及しはじめた最初の頃(1995年?)です。ですが、ブログを始めるのには出遅れました。

水中カメラマンといえば、しょっちゅう海に出かけてパソコンに向かっている日なんてほとんど無いように思われる方の多いと思いますが、私は他の”売れっ子”水中カメラマン達 とは違ってデスクワークの非常に多い水中カメラマンです。(デスクワークの多さでは日本一かも?!)

面白いかどうかは別として、ブログを充実させるには有利ですね。

もともと理科系なもので、ハードな話(ハードウエアの方)や理論的な話が好きなので、そこは大目にみてください。

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