水中カメラマンのデスクワークな日々 -476ページ目

賃貸マンション探し

 来年1月で今住んでいる賃貸マンションの契約が切れるので、もっと会社の事務所の近く(つまり、浅草)に引越しをしようと賃貸マンションを探しだした所です。


 まだ1ヶ月以上時間があるので、いろんな物件を見比べてじっくり検討してみようとネットでいろいろ調べたり、近所の不動産屋に足を運んだりしていろいろ検討中。


 ここ数日でかれこれ10物件位いろいろ見比べた結果、どれもそれなりに「まあまあ」、でもどれも「決定力に欠ける」という状態です。別に購入するわけでは無いので、適当な所に妥協すればいいのですがね。


 よく「賃貸が得か?購入した方が得か?」という話になりますが、私は今の所賃貸派です。ちょうど今、世間では耐震強度偽造問題が騒がれているので、こういうニュースを聞くと賃貸派で良かったと思ってしまいます。


 でも、とは言っても、家賃10万円以上支払うなら購入した方が得という気持ちにも傾きます。


 今の「決定力に欠ける」賃貸マンション探しも、家賃10万円以上出せば、かなり良い物件で見つかります。まさに葛藤状態ですね。


 まぁ、もっと稼ぎが良ければこんな悩みも無くなるのでしょうが。。がんばらねば!

クリスマスイルミネーション(六本木)

気が付けば、もうクリスマスイルミネーションの季節ですね。
ちょっと六本木見物に行ってきました。

六本木
六本木
六本木
六本木
六本木
六本木
六本木
六本木
六本木

浅くて長い潜水が一番危ない!

 一昨日のダイブコンピューターの減圧理論 の続きです。

 ダイブコンピューターは減圧症にならない為の情報を提供してくれるとても便利なツールです。 しかしダイブコンピューターの普及によって減圧症になってしまうダイバーが増えてしまったという 皮肉な結果になっているのが現状です。

 私が思うにダイブコンピューターを使用することで、限界ギリギリの潜水、つまり安全マージンの 無い潜水を毎回のように繰り返すダイバーが増えているように思います。

 特に気になるのが水中写真派ダイバーで、水深20m前後の被写体をタンクのエアの限界、ダイブコンピューター の限界までめいっぱい粘っているダイバーは少なくありません。

 これが一番危ない!

 水深20m前後ってのは、それほど深い水深で無いので、タンクのエアがけっこう持ってしまう。 無減圧潜水時間も長いので、つい調子に乗ってギリギリまで粘ってしまう。減圧潜水になっても タンクの空気が残っているので減圧停止を覚悟してさらに粘ってしまう。。


 なぜ、これが一番危ないのか? というと 水深20m前後で減圧症に関わってくる組織は、ハーフタイムで言うと40分前後の組織。反復潜水に なるとさらに長い60分前後の組織で減圧症のリスクが増してきます。 これらの組織は、窒素の溶け込みもゆっくりですが、窒素の排出もゆっくりです。許容窒素量の限界付近に 達してしまうとたとえ無減圧潜水の範囲内でも、いってみれば一触即発の危ない状態であるのです。


 そして最近話題の「マイクロバブル」の影響です。ダイブコンピューターのオリジナル理論の ビュールマン博士、ワークマン博士の理論は、窒素の溶解時も排出時も同じハーフタイムでマイクロバブルの影響は考慮されていません。 しかし、近年(といってもかれこれ10年?)は「マイクロバブル」が窒素の排出を阻害して 排出時(減圧時)のハーフタイムは長くなると考えられています。

 つまり、ハーフタイム40分の組織も、減圧時はハーフタイム80分とか100分になるのです。

 (この部分のノウハウやアルゴリズムは、メーカー毎によってブラックボックス化されている部分です。)


  一般的に言われている「安全停止は5mで5分」という手法があります。これは比較的深い 水深30m潜ったような時には非常に有効です。なぜなら、水深30mで減圧症に関わってくる組織は ハーフタイムの短い5分とか10分の短い組織なので、窒素の溶け込みも速い反面、排出の速いので、 5分程度の安全停止でも、十分安全マージンが増えるです。

 しかし、ハーフタイムがそこそこ長い組織に限界ギリギリまで窒素を溶け込ませてしまった場合、 5分程度の安全停止ではほとんど効果はありません。(しないよりはマシですが。)

  同等の効果を得るには、30分とか60分安全停止しないとダメなのです。

 そして、水面休息を取ってもなかなか窒素レベルは減りません。次の潜水でまた似たような潜水を 繰り返すと、さらにハーフタイムの長い組織に窒素を溜めてしまうのです。


 このような無減圧潜水であっても比較的浅い潜水でダイブコンピューターの限界ギリギリの潜水を繰り返すと 安全マージンのまったくない一触即発の危ない状態が、長時間(長期間)継続することになります。


  そして、ハーフタイムの長い組織が、いわゆる”山越え”や”飛行機搭乗”による減圧症の原因になる組織です。


 また、ダイブコンピューターの設計(プログラミング)においても、ハーフタイムの長い組織にはあまり安全マージンを見込まれていないと認識すべきです。なぜなら、ハーフタイムの長い組織に関して真面目に計算して表示してしまうと、無制限ダイビングを1週間続けたような場合、あまりにも非現実的な減圧停止時間を表示してしまったり、飛行機に何日も搭乗できない表示をしてしまうものが出来てしまうので、ここは商売上好ましくありません。つまり、厳しすぎて売れないダイブコンピューターになってしまいます。

なので、ハーフタイムの長い組織の安全マージンは切り捨てられていると思ったほうがいいです。

(機種によってはハーフタイムの長い組織は最初から考慮されていません)


 一緒にダイビングをしているのに、友達の使っているダイブコンピューターと表示がかなり違った経験をされた事はありませんか?特に長期間ダイビングを繰り返すとハーフタイムの長い組織による影響が強くなります。ハーフタイムが長いという事は、ちょっとした誤差でも時間で表示されると大きな時間差となってあらわれるので、一見して全然違うように見えるわけです。


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(追記)減圧理論関係をまとめておきました。
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(1)ダイブコンピューターの減圧理論
(2)浅くて長い潜水が一番危ない!
(3)深すぎる?!安全停止
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浅草の酉の市(二の酉)

 今日は地元浅草の酉の市(二の酉) です。
昨夜と今日の夕方撮ってきた写真です。
 
浅草 酉の市 浅草 酉の市
浅草 酉の市 浅草 酉の市
浅草 酉の市 浅草 酉の市
浅草 酉の市
↑ここまでの画像は昨夜10時頃
↓ここからの画像は今日の夕方
浅草 酉の市
浅草 酉の市 浅草 酉の市
浅草 酉の市 浅草 酉の市
浅草 酉の市 浅草 酉の市

ダイブコンピューターの減圧理論

 最近というか近年、減圧症(俗にいう潜水病)にかかったというダイバーが本当に増えたような気がします。身近な人だけでも10人位簡単に顔が思い浮かびます。しかも、その殆どがそれほど無謀なダイビングをしていなにもかかわらず減圧症になっているようです。 これだけ減圧症が身近なものになってくると、減圧理論やダイブコンピューターの話をする機会も多いのですが、減圧理論やダイブコンピューターの事を本当に詳しく理解しているダイバーが殆ど居ないのが現状です。




 よく聞く誤った認識として「ダイブコンピューターはブラックボックス化されていてどういう減圧計算をしているのかわからない」 という話を聞きますが、これは大きな誤解です。 ダイブコンピューターは各社から多数モデル発売されていますが、基本的な減圧計算は殆ど同じで、その減圧理論も誰もが容易に 知りえる公開された理論です。


メーカーによってブラックボックス化されている部分は、ごく一部のマージンの微妙なさじ加減の 部分(手法)であって、ダイブコンピューターの減圧理論の本質を理解する上ではさほど重要な部分ではありません。減圧理論の本質を理解できれば、「マージンの微妙なさじ加減」がどんな事をしてるのかだいたい想像つくような内容だと思います。




 今はインターネットが発達していますから、ネットで簡単に「ダイブコンピューターの減圧理論」を知る事ができます。 英文ですけど、




An explanation Professor A A Buhlmann's ZH-L16 Algorithm


Saturation effects in diving, the Model ZH-L16, operation of dive computers


Understanding M_Values




 この辺を理解できれば、誰でもダイブコンピューターのプログラムを設計する事ができます。


英文はちょっと?という方は、かれこれ10年前ですが、当時メンバーであった Niftyのダイビングフォーラムの有志で作った 電脳潜水研究会
で、減圧理論解説をしています。


 当時、私が作ったShockwaveのダイブコンピューターのシミュレーションソフト
もまだ残っています。(再生には Shockwave Player
が必要です。)




 「減圧理論を知った所で、どう実際の潜水を気をつければいいの?」って話になると思いますが、それは 「CASIO 潜水王
」の所でだいたいわかってもらえるのではないでしょうか?

 あと、メーカーによってブラックボックス化されている僅かな部分も、特許を調べれば容易に知る事ができます。 今は特許電子図書館
で誰でも調べられます。


 ダイブコンピューターの出願特許をまともに調べられてしまうと、私の昔の素性がバレてしますが。。会社辞めても特許料の支払いで今でも連絡が来ます。発明者による特許訴訟が多いのでマメにやってくれているようです。今思えば、昔もっと出願してれば?と思うこの頃ですが、後の祭りですね。。




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(追記)減圧理論関係をまとめておきました。

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(1)ダイブコンピューターの減圧理論


(2)浅くて長い潜水が一番危ない!


(3)深すぎる?!安全停止


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