水中カメラマンのデスクワークな日々
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2018-02-24 15:18:13

AI(人工知能)やブロックチェーン技術とこれからのクリエイターの仕事

テーマ:ブログ

またまた久しぶりのブログ投稿になってしまいました。

最近は、Facebook,Instagram,Youtube,Twitter,そしてブログ とSNSに手を広げすぎて

どれも中途半端になりがちです。

 

でも、近い将来そんな心配もなくなり、 AI(人工知能)ロボットが私の代わりに

自動的にやってくれるようになるかもしれません。

数年前なら、遠い未来の夢物語でしかなかった事が、今すぐにでも実現できる

身近な話になったと感じます。

 

2016年のニュースで、 IBMの  AI(人工知能)  ワトソン (Watson)が 映画の本編から

予告編を 自動編集したというニュースが報道されました。

過去の 映画の本編と 予告編 の関係を  AIが学習( ディープラーニング )する事で、 

本編から 予告編 を自動的に編集してくれたのです。

 

これを今の私の映像制作の業務に応用すれば、私が撮影した映像素材から、 Youtubeに

投稿するコンテンツをAIが自動編集してくれる事が、既存の技術でもう出来るという事です。


しかも、  ワトソン (Watson)のAPI(  Application Programming Interface)は、

なんと無償で公開されています。 

そのAPIは、私が扱えるようなものかどうかは疑問ですが、その気になれば夢物語だった事が

実現できるのです。

おそらくは、

● 膨大に撮影した 写真(映像)素材から、良いカットのみを自動選別してくれる。

● RAWデータで撮影した写真(映像)を、自分好みのトーンで 自動現像/カラーグレーディング してくれる。

●  写真(映像) に写っている被写体を画像認識して、自動的にキーワードをタグ付けしてくれる。

 たとえば、富士山の映像から、自動的に「富士山」というタグを付け、花が写っていれば種類も識別して「桜」というタグ、

 緯度経度情報から撮影ポイントを「河口湖」。みたいな感じに

 

この程度の事は ワトソン の APIを使いこなせればできる事と想像します。

 

アクアジオグラフィックは、 映像素材・コンテンツの販売が、ビジネスモデルの一つなのですが、

映像素材を販売する上で必要な作業が、 キーワードによるタグ付けです。 

AIにより自動的に タグ付け してくれる、さらには、  タグ付けするまでもなく、 映像の中身を認識

できれば、その映像を必要としてくれる顧客にピンポイントに提案できるのです。

 

今でも、Youtubeで動画を視聴すると、関連動画が次々と候補がリストアップされます。

今は、作者が入力したタグ情報を元に関連付けしている部分が多いかもしれませんが、近々、

AIが動画コンテンツの内容を理解した結果の関連動画が リストアップされるようになるでしょう。

 

 

そして、なにかとニュースで取り上げられる機会が増えた仮想通貨でお馴染みのブロックチェーン技術。

ブロックチェーンは、 著作権の管理 にも有望な技術です。

例として音楽著作権の管理の話がよく持ち出されます。 今までの音楽著作権の管理は非常に複雑で、

著作権者が誰で、著作物がどう販売され、著作権料がどう徴収され、 徴収された 著作権料を著作権者

にどう分配されたか、という非常に複雑な流れを、かつては日本ではJASRACが一元管理をしていたところに、

ネットの普及による独自なものが加わり、ますます混沌としていたわけですが、 ブロックチェーン技術を

応用すれば、全てクリアになると言われています。

そして 著作権者の最大のメリットは、 著作権料の中間搾取を排除できる点です。 

(中間搾取の既得権者にとっては死活問題ですが)

 

同じような事が、写真や映像でも言える事で、  著作権管理のポイントは、作品の作者の特定と作者に

正当な 著作権料がちゃんと還元されるしくみです。

 

写真集や音楽CDを1000円で販売しても 作者に支払われるのは、50円~100円という現実。

写真集や音楽CD が売れないという時代に、「がんばって1つ売っても 50円~100円 じゃあやる気が

出ないなぁ」という現実。

それが、  ブロックチェーンで、

「100円 で客に直接売っても、 100円 全部自分の懐に入るなら、もっとがんばって沢山売ろう!」

「もっと沢山売れる なら 10円 で売っても良いかも?」

「1円なら世界中の人がもっと沢山買ってくくれるかも?」

こんな事が実現できるのが ブロックチェーン技術です。

 

でも、「全てのクリエイターが飛びついて皆がやったら結局は数に埋もれてしまうだけでは?」というのが、

Youtubeとか、Instagram での現状でもあります。

良い映像、良い写真を 初めてYoutubeやInstagram に投稿しても、誰の目にも止まらないのが現状です。

人の手がいろいろ(チャンネル登録者やフォロワーを増やす努力、時には炎上とか)関わって、

やっと 視聴数やいいねの数に繋がっているのです。

 

そこで期待できるのがAIです。

AIが人間の感性で、映像や写真を見て感じて、それに同調してくれそうな人にレコメンドする。

数に埋もれてしまっていても AIが見つけ出して気に入ってくれそうな人に教えてくれる。

こんな事が実現するのも、もうすぐのような気がします。

 

AIやブロックチェーン技術が実用レベルでいろんな事が実現すれば、クリエイターを取り巻く世界が

一変するような気がします。

良い事も沢山実現するでしょうが、 クリエイターとしての本当の実力が問われる時代にもなるでしょう

AI が クリエイター の仕事を奪ってしまう分野もある事は容易に想像できます。(パターンに従った映像編集など)

世界中のクリエイターを熟知しているAIが、私やあなたにダメ出しするかもしれません。

長年の努力で手に入れた既得権が、何の役にも立たなくなるかもしれません。

 

100年後はわかりませんが、私が今の仕事を続けている間は、 AIやブロックチェーンを使う側の立場で、

わくわくした気持ちで仕事を続けられればと願うこの頃です。

 

 

2018-01-28 21:12:17

新年の挨拶と2018年のVRへの取り組み

テーマ:VR バーチャルリアリティ

1月もそろそろ終わりになってしまいますが、今年最初のアップです。

遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。

さて、昨年から VR(ヴァーチャルリアリティ)動画を意識した映像をYoutubeにアップしてます。
2016年がVR元年と言われてもう丸2年ですが、まだまだ一般的になったいえません。
一方、VRアーケード(VRエンターテインメント施設)が各地にオープンし、それなりに盛況だという話も聞きます。

VR(ヴァーチャルリアリティ)と言っても、VRアーケードは、ゲーム/CGが主流です。
実写VRは、業務用途、たとえば不動産物件の内見をVRで行うというのはビジネスとして軌道にのってきてるように見えます。
観光地をVRで紹介するという用途も期待が高いようです。
私が撮影している実写VRは、観光VRが一番近いものです。

Youtubeで、観光VRのキーワードで360度動画を検索すると既に沢山の動画がアップされています。
ただ、実際にいろいろ視聴してみると、映像のクォリティ、コンテンツの面白さ、視聴回数(注目度)の少なさ、 等々まだまだ課題が多いなと感じます。

私も何度かブログでも述べてきましたが、観光VRは360度を必須として、なんでもかんでも360度を実現しようとする事がかえって足かせになっていると感じます。 360度の意義が生きてくるのは、建物の中や森の中といった周囲360度囲まれた空間です。
広大な大自然の絶景は、場所によっては360度絶景に囲まれた所もあるかもしれませんが、多くの絶景ポイントは限られた方向が絶景で、360度カメラで 後ろまで映してしまうと幻滅なんて事も多々あります。

風景写真を撮っている人であれば、それぞれの風景、見せたい狙いによって画角の違うレンズを使い分けて撮影するのが普通で、それをなんでも かんでも360度カメラで撮っても「感動」を伝える事は難しいという事は容易に想像できます。

何年か前から関るようになったプラネタリウムの番組制作ですが、プラネタリウム番組は、全天周(全天球の半分)ですが、元祖VRというか Googleが提唱したVR180そのものとも言えます。
プラネタリウム番組制作の業界も、実写番組が制作されるようになってから、各制作者がいろいろな試行錯誤を繰り返してきました。
そして私が感じた事は「全天周だからといって全天周撮影に固執すると、つまらない番組になる」という事です。
私が見ていて面白いと感じるプラネタリウム番組は、ドームスクリーンに忠実に全天周を再現するのではなく、広視野角スクリーンとして自由な発想でダイナミックな映像を 展開させているものです。
時には忠実に全天周を再現する事も必要ですが、観客が映像に没入するのは、忠実な再現ではなく、広視野角映像の演出なのです。

現状の実写VRは、360度カメラによる忠実な再現に拘りすぎているように思います。
これは、業務用途、情報の客観性・正確性を求められるものには必要な要素である事は認めます。
一方、娯楽・エンターテインメントの分野では、忠実な再現より映像の演出をもっと工夫しないと面白いコンテンツ、映像の世界に引き込まれてようなコンテンツがなかなか登場 しない気がします。

そう思うと2018年のVR業界はまだまだ発展途上の黎明期。まだまだ試行錯誤を繰り返さなければなりません。

そんな私の試行錯誤の一環で、YoutubeにVR動画をアップしました。
ヴァーチャルダイビングとVR花火大会は、以前からプラネタリウム番組・ドーム映像用に撮りためていた花火と水中の映像をVR用に加工したものです。

VR東京ウォークは、東京スカイツリーを近くから見上げるような感じは、VRでなければ表現できない被写体なので試してました。

パソコンのブラウザーで見るのではなく、是非、VRゴーグル(VR-HMD)で視聴してみてください。
ちなみに、プレステVRやOculus Rift のようなVR専用機でVRを視聴しているユーザーは、それぞれ1%未満で、ほとんどがスマホVRなのだそうです。
私もYoutubeの360度動画はもっぱらスマホ+HMDで視聴していますが、これでも没入感があり意外と良いですよ。
 



[ 8K 360 VR ] ヴァーチャルダイビング:VRツアー 海宙遊泳

 

 


[ 8K 360 VR ] ヴァーチャルツアー VR花火大会

 

 

 

 


[ 8K 360 VR ] ヴァーチャルツアー VR東京ウォーク・東京スカイツリー

 

 

 

2017-12-31 19:57:33

「鎮南浦会」と「よみがえる鎮南浦」

テーマ:ホームページ更新履歴
今年もいよいよ終わりです。久しぶりの投稿です。

プライベートな事はほとんどブログに書く事はないのですが、 今年最大のプライベートな出来事は、父が逝去(享年84歳)した事です。

9月に胃癌(ステージ4)が見つかり心の準備ができる間もなく11月に亡くなるという突然の出来事でした。

今回、ブログで紹介したかった事は、闘病記の話ではなく、戦前の日本統治下の朝鮮の話です。

私の父は、1933年(昭和8年)日本統治下の朝鮮、「鎮南浦」という町で生まれました。
現在は、北朝鮮の南浦特別市という平壌に近い場所です。

北朝鮮は今でも鉱物資源が豊富な国として知られていますが、当時の「鎮南浦」は東洋一の工業都市であり、貿易港でした。

私の祖父(1886年生)は「鎮南浦」では名士であり資産家だったらしく、また、地元朝鮮企業数社の相談役でもあったそうで、朝鮮企業のオーナーとは家族ぐるみの付き合いがあり、父も可愛がってもらったという話や、学校では朝鮮人の同級生とも仲良しだった、という話をしてくれました。

そして、終戦により朝鮮在住の日本人は大混乱に陥りました。
不幸中の幸いは、父の兄弟(11人)は終戦の一年前には日本には引き上げていました。 祖父と祖母も、たまたま夏休みで日本に一時帰国中でした。
しかし、二度と「鎮南浦」の実家には戻る事ができず、鎮南浦の全財産を失ったのです。
財産を失っただけで済んだのは、幸せな方で、「鎮南浦」で終戦を迎えた多くの日本人の方々は大変な苦労をして日本に引き上げて来ました。

戦後、「鎮南浦」から日本に引き上げてきた人々によって「鎮南浦会」が結成されました。
鎮南浦会のメンバーによる終戦時の苦労話や鎮南浦時代の思い出話の手記を集めた「よみがえる鎮南浦」(1984年)という本がまとめられました。鎮南浦の客観的なデータも詳しくまとめられています。

「鎮南浦会」「よみがえる鎮南浦」

私が父からこの本を見せてもらったのは、つい最近の事です。
子供の事、父は戦前の朝鮮で生まれた事は聞いていましたが、詳しい話はほとんど聞いていませんでした。
戦時中の話は、身内でさえほとんで語られていないのが現実なのかもしれません。

改めて述べるまでもなく、近年、日本と韓国の間では「歴史認識」のずれの問題で良好な関係ではあるとは言い難い状況です。
歴史が政治利用されるようになると歴史の真実が歪められてしまう事を痛感します。

「よみがえる鎮南浦」(1984年)は、商業出版を目的として編集されたものではなく、苦労を共にした同郷の者道志の思い出話をまとめたものなので、純粋に日本統治時代の朝鮮での日本人の様子、日本人と朝鮮人との関係を知る貴重な資料となっていると思います。

本来であれば、本の内容を公開する事は著作権の問題がありますが、 もともと商業出版されたものでは無い事、既に鎮南浦会は自然消滅し、知的財産権を行使しうる者が事実上存在しない事、日本統治時代の朝鮮を記録した「公有財産」の価値が高いと思われる事を根拠に「パブリックドメイン」として「よみがえる鎮南浦」の全文を .pdf で公開されて頂きます。

「よみがえる鎮南浦」 pdfデータ ダウンロード

他にも、1978年の「鎮南浦会名簿」(住所録)もあるのですが、これは個人情報なので公開は控えされ頂きます。

鎮南浦の地図もいくつかあります。もし、歴史研究をされている方で必要であればこれはお譲りします。
2017-12-06 22:40:59

「秩父夜祭り」360VR撮影

テーマ:VR バーチャルリアリティ
先週末は、去年に引き続き「秩父夜祭り」の撮影をしてきました。
去年同様、好天に恵まれました。
今年は、例によって、VR中心の撮影をしてきました。
「祭り」はVR向きの被写体だと思います。







Youtubeには、360度VR型式で映像をアップしていますので、是非ともVRゴーグル(VR-HMD)を装着して視聴して見てください。

2017-12-05 11:50:25

東京の紅葉

テーマ:VR バーチャルリアリティ
久しぶりのブログの更新です。
今年は、紅葉撮影で遠征を殆どする事なく終盤を迎えてしまいました。
東京の紅葉は、11月下旬から12月上旬なので、まだ楽しむ事はできます。
最近は、VRやドーム映像を意識した撮影を行っているので、紅葉もその狙いでいろいろ撮っています。
画像は、例によってインスタグラムからの貼付けですが、VRやドーム映像用に円周魚眼レンズで撮影したものを加工して普通の広角写真っぽく仕上げてみました。







見上げるような高層ビルとか、広大な景観を撮るには広角レンズを使用して撮影しますが、 それで撮影した写真で、建物の大きさとか風景の広大さを伝えるのはなかなか難しいと感じています。
広視野角のVRは、頭を動かしながら実際の景観を見るのとほぼ同じ動きで見渡して見るので被写体が大きければ大きい程、効果的だと思います。

Youtubeには、360度VR型式で映像をアップしていますので、是非ともVRゴーグル(VR-HMD)を装着して視聴して見てください。



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