
世田谷区議会議員(2期目)。
米国公認会計士、地方監査会計技能士。
働くママとして、不妊治療経験者として、
現代社会で多くの女性が直面している
子どもを「産むこと」「育てること」に関する問題を
少しでも解決していけたらと、活動を始めました。
人口減少(少子化)・超高齢化社会の中で、少子化については「変えることができるはず」との思いから区政にチャレンジしています。
【佐藤美樹Webサイト】 http://satomiki.org/
米国公認会計士、地方監査会計技能士。
働くママとして、不妊治療経験者として、
現代社会で多くの女性が直面している
子どもを「産むこと」「育てること」に関する問題を
少しでも解決していけたらと、活動を始めました。
人口減少(少子化)・超高齢化社会の中で、少子化については「変えることができるはず」との思いから区政にチャレンジしています。
【佐藤美樹Webサイト】 http://satomiki.org/
ベビーシッター利用支援事業の導入を求める陳情について~結果
東京都のベビーシッター利用支援事業の導入を求めての陳情が区民の方から提出され、25日の
子ども若者施策等特別委員会で審査となりました。
※審査に至るまでの内容について(前回ブログ):
陳情に対する態度表明としては、うちの会派としては採択を主張、2つの会派以外は趣旨採択を主張、共産党・国際都市世田谷は継続を表明し、結果として、趣旨採択となりました☆
これまで何年間も、当該事業の導入を求め、会派のそのべ委員など他の議員も質疑を繰り返してきて、審査当日も「密室のリスク」と「保育の質の担保」を懸念材料として所管側は述べられていましたが、議会側の態度を示したことにより一歩前進だと思います。
導入にむけては、所管側が懸念材料としてあげている課題について、それぞれ対応策を設定していく必要がありますが、時間ばかりかけることなく、来年度にむけて(できれば9月に0歳児入園の区切り目があるのでその辺までにあるとなお良いですが…)制度設計を詰めてほしいところです。
懸念材料1つの密室リスクの低減については、見守りカメラが有効であり、こちらは東京都の補助メニュー(事業者向けの)があるとのことなので、こちらを活用して見守りカメラの提供ができることを事業者要件の1つにしたらいいと思います。
「保育の質」については、これはそもそも、いわゆる集団で実施する保育現場での「保育の質」といわれるものと、家庭内でのベビーシッターに求められるものと、前提が異なるようにも思いますが、研修の受講を必須にするなどして、懸念となる点をつぶしていってほしいです。
引き続き6月議会で課題の整理と具体の提案をしていきます。
世田谷区へベビーシッター利用支援事業の導入を求める陳情について
今週25日の子ども若者施策等特別委員会にて、付託された「ベビーシッター利用支援事業の導入をもとめる」陳情の審査を行います
※陳情書内容:
https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/18581/seigan7-3.pdf
私たち会派としては、ベビーシッターの利用支援事業について推進すべきという立場をとってきました。なので、今度の25日も趣旨採択の予定です。
これまでと保育・子育て支援関連で状況が変わってきていることとして、
「第1子保育料の無償化が9月から始まること」と、働き方がより多様化していることが挙げられます。
第1子保育料の無償化は、これにより、保育所に通うすべての子ども達の保育料が無償化になることになります。
一方で、多様な働き方が広がる中、フリーランスや副業をいくつかかけもっているような働き方では認可保育所申込に必要な指数が足りないため入れない状況は続いているので(少子化傾向により、認可保育所の空きも偏在する中、需給のミスマッチはまた別の課題でもありますが)、認可保育所を利用していない子育て家庭への支援という意味でも重要な事業です。
東京都ベビーシッター利用支援事業:
陳情書をだされる0⁻1歳児の保護者の方たちとは、2月ごろから意見交換をしてきましました。署名活動を行っているとのことで、
そちらにも協力をしてきたところです。
※署名活動(継続中):
意見交換をし始めたころは、「23区中、大田区と世田谷区のみが、導入をしていない」状況だったのに、
今年度から大田区は開始を予定していたようで予算審議→開始となり、ついに世田谷区のみが未導入となります。
これまで、区は、「密室の保育の危険性」「虐待リスク」を理由に、導入を進めなかった経緯がありますが、この辺のリスクについては、見守りカメラやセンサーといったデジタルツールを併用することで低減も可能なはずです。
23区中22区が導入済みなことをみてもわかるように、この事業を導入するメリットのほうを当区以外は重視し意思決定をしているわけで、当区だけ取り残されたままでいいのか?という状況です
25日の審査、他の会派がどう動くかわかりませんが、この事業を引き続き導入しないとするのであれば、代替案があるのか?確認しながら、趣旨採択に持っていけるようにしたいところです。
※この件について、ショート動画も挙げています。よかったらご覧ください☆
区の施設利用料の改定について
今週、25,26日の常任委員会と27日の特別委員会にて、今回、区が提示した施設利用料の改定(値上げ)について、それぞれの事業の属する委員会にて、条例改正※の審議が行われました
※料金設定を条例で定めるため、料金改定の際は条例改正となる
料金改定のために条例改正となった条例は全部で31個。
改定の方向性は政経部が決め、細部は所管が決めたような経緯です
※施設利用料の見直しの概要:
https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/23051/4.pdf
このうち、私たちの会派(国民民主党・都民ファーストの会)としては、「子ども料金の値上げ」が含まれていた6つに反対の意思を表明しました。
料金改定は6年ぶりのことであり、この間の物価高騰に鑑みれば、値上げ全体には賛同するものの、
会派として、子育て世代の負担軽減を軸に様々政策提言してきていることと、また、今回同時に子どもの権利条例※を区が上程してきていてそことの整合が取れないのでは?ということが理由での反対でした。
※従来の子ども条例を、子どもの権利に軸足を置き条例改正したもの。同じく今日の子ども若者施策特別委員会で可決
子ども部所管の各政策では、
子育て世代の負担軽減や子どもの権利を謳っているのであれば、料金改定(値上げ)のところも整合すべきでは、というものです。
また、他にも、今回の改定では、料金設定上の「高齢者」の枠が「65歳以上」となっている事も気になりました。
昨今、周りを見渡してみても、65-70歳ぐらいだと収入を得て中にはまだバリバリ現役の方もあるので,この辺の年齢区分も次回は見直してほしいと思います