教育長任命の同意案件について | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

教育長任命の同意案件について

昨日17日の区議会臨時会、最終日の本会議にて、

教育長任命に対する同意案件が上程され、本会議にて採決をとりました。

※区議会での議論の様子(24分あたりに私が登壇しています):

 

 

これは、いままでの教育長(渡部理枝)さんの退任(ご自身から辞意を表明)

をうけて、任命権者である区長が新しい人を定め、議会の同意を諮ったものです。

後任の方は、3月末まで教育政策・生涯学習部長だった知久部長と(その前は障害福祉系や保育の管理職もされています)

 

区議会議員には先月、4月15日にこの退任と後任人事について第一報が入るものの、

閉会中で常任委員会などもないため、第一報後この件について議会で話題にする場もないまま

今月13日からの臨時会に入っていました

 

急に提示された人事であり、もう少し前(辞任の申し出があって受理したくらい)のタイミングで知らせないのは議会軽視でもあるのでは?といった指摘や、後任の方に対し「教育のスペシャリストなのか?」「世田谷区の教育の未来へのビジョンはあるのか?」といった疑問の声が、採決前の本会議で多くでました

 

私のほうは、折しも、先週5月8日―10日で開催された教育総合展(edix)※に伺い、

文科省から渋谷区の教育長へと4月に就任された伊藤さんのセミナーや渋谷区×Microsoft社の教育DX関連ワークショップなど拝見したこともあり、庁内管理職で手を打つのでなく、外部からの人材を検討してほしかったと思います。

※教育総合展(edix)2024 :

 

 

また後任の人事案件の賛否以前に、渡部前教育長のこの5年間に進めてこられた内容ーー探究的学び、教育DX、子どもの意見表明の場の拡充、大学連携、キャリア教育、教員向け教育研究等々ーーを振り返るとその穴があまりに大きく感じてしまいます。

 

今回教育長人事については、外部人材の登用はなされませんでしたが、以前いらした「教育監」のポジションを復活させ、教育を専門分野とする方に来ていただくことはこれからまだ検討できると思いますし、教育の転換期を乗り越えていくためにも、単なる「穴埋め」でなくよりよい「世田谷の教育」のための策をあきらめずに様々提案していきたいと思います。