痛みの根本解決は姿勢矯正 中央施術院【広島市佐伯区】

痛みの根本解決は姿勢矯正 中央施術院【広島市佐伯区】

姿勢矯正は、カラダの再設計(リデザイン)。
目的は、痛みからの解放と、一生モノの機能美。
美しさは結果。本質は、健やかで動きやすい身体づくり。
整体院が発信する、大人のための健康・ダイエット・筋トレ情報。

もう首を冷やすのは古い? 猛暑の緊急冷却スイッチは“手首”にあった!

こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。

今日は久々に晴れて朝から蒸し暑いです。

 

うだるような暑さの中、買い物袋を両手に下げて歩いている時、急にクラッときて、「あ、ヤバいかも…」と感じた経験、ありませんか?

そんな時、多くの人が「首を冷やさなきゃ!」と、濡れたハンカチを首筋に当てたりしますよね。

もちろん、それも間違いではありません。

でも、もっと手軽で、即効性があって、見た目もスマートな「緊急冷却スイッチ」が、あなたの体にもともと備わっているとしたら…?

そのスイッチの場所は、意外なところ。
それは、あなたが今、スマホを持っているその「手首」と、地面に一番近い「足首」なのです。

今日は、なぜこの「首」が体の冷却システムのすべてではないのか、そしてなぜ「手首・足首」が最強の冷却スポットなのかを解き明かしていきます!


体は“ラジエーター”で冷やされている

まず、私たちの体がどうやって熱を逃がしているか、その仕組みを車のエンジンに例えてみましょう。

高速で動くエンジンは、どんどん熱くなりますよね。

そのままだとオーバーヒートしてしまうので、エンジンを冷やすために「ラジエーター」という装置がついています。

ラジエーターは、熱くなった冷却水をパイプに流し、外気に当てて冷まし、またエンジンに戻す、ということを繰り返しています。

私たちの体も、全く同じです。

体を巡る「血液」が冷却水の役割を果たし、「血管」がパイプの役割をしています。

暑くなると、体は皮膚の近くにある血管(パイプ)に温まった血液をたくさん流し、外気に触れさせて熱を逃がし、冷えた血液をまた体の中心に戻すことで、オーバーヒート(熱中症)を防いでいるのです。

 
 

つまり、体を効率よく冷やすには、いかに太い血管(メインパイプ)が、皮膚のすぐ下を通っている場所を冷やすかが勝負になるのです。


「首」だけじゃない!体の“高速道路”が通る意外な場所

これまで「首筋」や「脇の下」が冷却スポットとして有名だったのは、そこに太い血管、いわば血液の「高速道路」が通っているからです。

しかし、この高速道路は、もっとアクセスしやすい場所にも“インターチェンジ”を設けてくれています。それが、「手首」と「足首」です。

【手首・足首が最強な理由】

  • ① 皮膚が薄く、血管が近い:
    手首や足首は、脂肪が少なく皮膚が薄いため、血管までの距離が非常に近いのです。例えるなら、分厚い土鍋を冷やすより、薄いフライパンを冷やす方が早いのと同じ理屈です。
  • ② 動脈と静脈が隣接している:
    この場所では、心臓から来た温かい血液が流れる動脈と、体の末端で冷やされて心臓に戻る冷たい血液が流れる静脈が、すぐ隣を走っています。これを「対向流熱交換システム」と言い、冷えた静脈血が、隣の動脈血の熱を奪ってくれるという、天然の熱交換器の役割を果たしているのです。

首や脇の下が「巨大な中央ラジエーター」だとしたら、手首や足首は「すぐにアクセスできる、小型で高性能なサブラジエーター」なのです。

大掛かりな冷却装置を使わなくても、このサブラジエーターをピンポイントで冷やすだけで、驚くほどの冷却効果が得られます。

もう慌てない!主婦のための「15秒レスキュー冷却術」

この体の仕組みを知ってしまえば、もう猛暑は怖くありません。

外出先で「ヤバい!」と感じた時の、簡単でスマートな応急処置を覚えておきましょう。

 

  1. スーパーのトイレで:
    買い物中に気分が悪くなったら、すぐにトイレの洗面所へ。
  2. 流水で手首の内側を15秒ほど冷やすだけ。これだけで、驚くほどスッと汗が引き、頭がクリアになります。
  3. コンビニの前で:
    店内で買ったキンキンに冷えたペットボトル。飲む前に、まず手首や足首のくるぶしの内側に数秒ずつ当ててみてください。全身に冷たさが染み渡るような、即効性のあるクールダウンができます。
  4. 公園のベンチで:
    お子さんの公園遊びに付き合ってぐったり…そんな時は、水筒の水でハンカチを濡らし、両手首に巻いてみましょう。気化熱でさらに冷却効果が高まります。

首筋を冷やすよりも人目が気にならず、さっと行えるのが主婦にとっては嬉しいポイントですよね。

今年の夏は、ぜひこの「手首・足首冷却」をマスターして、賢く、そしてスマートに猛暑を乗り切りましょう!

 

 

【衝撃の事実】そのぽっこりお腹、脂肪じゃなかった…! 犯人は“記憶形状合金”のような筋膜のシワだった

何を言っているんだ、と思いましたか?

食事制限をしても、腹筋運動を頑張っても、なぜか一向にへこまない、あの憎き「ぽっこりお腹」。
「もう歳だから」「産後だから仕方ない」と、鏡の前でため息をついていませんか?

もし、「あなたのお腹ぽっこりの原因は、贅肉や骨盤の開きだけではない。あなたの体を内側から締め付けている“形状記憶されたシワ”のせいだ」と言ったら、信じられますか?

今日は、あなたのダイエットの常識を根底から覆す、体の深層部で起きている状況についてです。

その謎を解くキーワードは、「筋膜(きんまく)・ファシア」

 

 


あなたの体は“一枚のドレス”でできている

まず、私たちの体の構造について、衝撃的な事実をお伝えします。
これまで私たちは、自分の体を「筋肉」や「骨」といったパーツの集合体だと思ってきました。

それは、ほんの一部分に過ぎません。

本当の主役は、それら全てを包み込み、繋ぎ合わせている「ファシア」という、蜘蛛の巣状の立体的なネットワークです。

筋肉を包む「筋膜」も、この広大なファシアの一部です。

これを、体にピッタリとフィットした、一枚の美しいシルクのドレスに例えてみましょう。

このドレスは、あなたがどんな姿勢をとっても、どんな動きをしても、滑らかに伸縮して体を支えてくれます。

これが健康な状態です。

しかし、この繊細なシルクのドレスは、日々の生活の中で少しずつダメージを受けていきます。

 

 


ぽっこりお腹の正体――“形状記憶”されたドレスのシワ

特に女性の体は、妊娠・出産というダイナミックな変化を経験します。

臨月のお腹を想像してください。体の前側にあるシルクのドレス(腹部のファシア)は、限界まで引き伸ばされます。

そして出産後、風船がしぼむように急激に縮みます。

 

この時、ドレスはどうなるでしょうか?
綺麗に元の形に戻るでしょうか?いいえ、違います。
クシャクシャに、そして複雑に絡み合った“シワ”や“癒着”ができてしまうのです。

 

さらに、長時間のデスクワークやスマホ操作による猫背姿勢。

これは、ドレスの前側を常に「短くたるませた」状態にしているのと同じです。

 

ファシアの恐ろしいところは、この「シワ」や「たるみ」を形状記憶してしまう性質があることです。

まるで、一度つけた折り目がなかなか取れない形状記憶合金のように、ファシアは歪んだ状態を「これが正しい形だ」とインプットしてしまうのです。

 

このお腹周りのファシアの「形状記憶されたシワ」こそが、ぽっこりお腹の正体だったのです。

いくら腹筋運動をして中の筋肉を鍛えても、外側を覆うドレスそのものがシワだらけでたるんでいては、お腹がへこむはずがありません。脂肪を減らしても、ドレスの「たるみ」はなくならないのです。


驚愕の連結ルート「アナトミートレイン」――なぜ太ももが硬いとお腹が出るのか?

このミステリーは、さらに奥深く、驚くべき広がりを見せます。
その鍵を握るのが、筋膜の連結ルートである「アナトミートレイン」です。

特に、ぽっこりお腹に深く関わるのが、体の前面を縦断する2つの路線です。

【ディープ・フロント・ライン(深層の路線)】

この路線は、体の最も深い核(コア)を走る、いわば「インナーライン」。
その驚きの経路は、「足の裏」→「太ももの内側」→「骨盤の底」→「お腹の深層筋(大腰筋)」→「横隔膜」へと繋がります。

信じられますか?
もし、あなたが普段から内股気味だったり、ヒールをよく履いたりして、太ももの内側のファシアがガチガチに固まっていたら…。

その張力は、路線を通じて上へと伝わり、お腹の深層にある大腰筋を硬くさせ、呼吸を司る横隔膜の動きまでをも制限してしまうのです。

横隔膜がうまく動かなければ、内臓を支える腹圧は弱まり、結果として内臓が下垂し、下腹がぽっこりと出てきてしまいます。

あなたが必死に腹筋をしても効果が出なかったのは、原因が「太ももの内側」にあったからかもしれないのです。

 

 

【スーパーフィシャル・フロント・ライン(表層の路線)】

こちらは体の表面を走る「アウターライン」。
経路は、「足の甲」→「すね」→「太ももの前」→「お腹の表面(腹直筋)」→「胸」→「首の前」へと繋がります。

もし、あなたが長時間のデスクワークで太ももの前(付け根)を常に圧迫し、ファシアを癒着させていたら?

その癒着は、骨盤を前側に強く引っ張り(骨盤前傾)、結果として腰が反り、バランスを取るためにお腹が前に突き出る「反り腰ぽっこりお腹」を作り出します。

 

 

結論:お腹ぽっこり改善は“ドレスのアイロンがけ”から

全身のファシア調整を中心に施術

姿勢を変化させお腹も妊娠前を超えるコンディションに

 

 

 

 

ここまで読んでいただければ、もうお分かりでしょう。

ぽっこりお腹の改善は、単に脂肪を燃やしたり、腹筋を鍛えたりするだけでは不十分なのです。


本当に必要なのは、あなたの体を覆う一枚のドレス(ファシア)に刻み込まれてしまった、形状記憶の「シワ」と「たるみ」を、丁寧にアイロンがけするように解放してあげること

 

そして、アナトミートレインの路線図を元に、お腹を引っ張っている真犯人――それが「太もも」なのか、「足裏」なのか、「胸」なのか――を見つけ出し、その癒着を解放すること。

それが、筋膜・ファシアの観点から見た、真のぽっこりお腹改善へのアプローチです。


あなたの体型は、まだ変わる可能性を秘めています。

その鍵は、あなたがこれまで一度も目を向けてこなかった、体の深層部に隠されているのです。

 

 

当店ではアナトミー・トレインの概念をもとに、筋膜を含むファシアの機能改善に重きを置いた、体の深部まで浸透する施術を行っております。

ボキボキ整体やマッサージ、ストレッチなどでお体のツラい状況が寛解しないとお困りの方はぜひ。

 

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【体の新常識】もう筋肉や骨の話は古い! あなたの不調は“全身タイツ”が原因だった

何を言っているんだ、と思いましたか?

原因不明の痛み、マッサージしてもすぐ戻る肩こり、ストレッチしても一向に柔らかくならない体の硬さ…。

あなたはこれまで、その原因を「筋肉の凝り」や「骨の歪み」のせいだと思い込んできませんでしたか?

もし、「あなたの不調の9割は、筋肉でも骨でもない“ある組織”が原因だ」と言ったら、信じられますか?

その名は、「ファシア(Fascia)」

この言葉を覚えておいてください。

なぜなら、これはあなたの体に対する常識を根底から覆し、長年の苦しみから解放するための、最重要キーワードになるからです。


ファシアとは何者か?ただの“包装紙”ではなかった衝撃

これまで医学の世界では、筋肉や骨、内臓が主役であり、それらを包んでいる半透明の薄い膜は、単なる「包装紙」や「隙間を埋める充填材」程度にしか考えられていませんでした。

鶏肉の皮を剥いだ時に見える、あの薄い膜。「筋膜」という言葉なら聞いたことがあるかもしれませんね。

実は、その筋膜も、この広大なファシア・ネットワークの一部に過ぎません。

ファシアとは、筋肉だけでなく、骨、内臓、神経、血管といった体内のあらゆる組織を包み込み、繋ぎ合わせ、支えている、立体的な蜘蛛の巣状のネットワークなのです。

もし、あなたの体から筋肉や骨、内臓をすべて取り除き、ファシアだけを残したとしたら…それでも、そこには人型の立体的な構造が残り続けると言われています。
そう、ファシアこそが、私たちの体の形を決定づけている「第二の骨格」と呼べる存在だったのです。

そして、このファシアは単に体を支えているだけではありません。

  • 滑りを生む潤滑油: 筋肉や内臓がスムーズに動けるのは、ファシア同士が滑り合うおかげ。この滑りがなくなると、体はギシギシと錆びつきます。
  • 情報の伝達網: ファシアには、痛みや位置を感知するセンサーが、筋肉の10倍以上も存在すると言われています。まさに、体の状態を脳に伝える“情報ハイウェイ”なのです。

 

 


驚愕の身体地図「アナトミートレイン」――なぜ腰痛なのに足裏を治療するのか?

このファシアの重要性をさらに決定づけるのが、「アナトミートレイン」という概念です。

これは、ファシアが特定のルートで強く連結し、まるで鉄道の路線図のように全身を縦横無尽に走り抜けていることを示した、人体の“路線図”です。

この路線図を見れば、「なぜ痛む場所と原因の場所が違うのか」が一目瞭然となります。

例えば、体の背面を走る最長の路線「スーパーフィシャル・バックライン」を見てみましょう。

医学書院刊 アナトミー・トレイン-徒手療法のための筋膜経線-第4版  訳:板場英行 石井慎一郎 P-32より引用

 

 

【バックラインの主な駅】

足の裏(始発駅)

ふくらはぎ

太ももの裏

腰・背中

おでこ(終着駅)

信じられますか?
あなたが「痛い!」と感じている腰は、この長い路線の一区間に過ぎません。

そして、この路線の始発駅は、なんと「足の裏」なのです。

もし、始発駅である足裏のファシアが、長年の立ち仕事や合わない靴でガチガチに癒着していたら?
その異常な張力は、路線を伝ってぐいぐいと腰のファシアを引っ張り、慢性的な腰痛を引き起こします。

だから、腰だけをいくら揉んでも無意味なのです。

始発駅のトラブルを解決しない限り、路線全体のダイヤの乱れは解消されません。


あなたの体を蝕む“癒着”という名の呪縛

では、なぜファシアは問題を起すのでしょうか。その最大の原因が「癒着」です。

健康なファシアは、水分をたっぷり含み、隣り合う組織とスムーズに滑り合っています。

しかし、長時間の同じ姿勢、怪我、ストレス、水分不足などが原因で、ファシアは水分を失い、ネバネバと粘着性を帯びてきます。

例えるなら、濡れたTシャツが肌にピッタリと張り付いて動きを邪魔するような状態。

あるいは、蜂蜜が冷えて固まり、滑りを失ったような状態です。

この癒着が起こると、

  • ① 動きが制限され、痛みが出る: 本来滑るはずの組織が引きつれ、動かすたびに痛みの信号が発せられます。
  • ② 全身の歪みを引き起こす: 一箇所の癒着が、アナトミートレインを通じて全身の「ウェットスーツ」を歪ませ、姿勢の崩れを招きます。
  • ③ 原因不明の不調を生む: 癒着した部分のセンサーが誤作動を起こし、常に脳に痛みの信号を送り続けることで、慢性的な痛みや違和感となります。

そう、あなたが感じている原因不明の不調の正体は、この「ファシアの癒着」だった可能性が非常に高いのです。

 

 

 

結論:なぜ、これからはファシアの時代なのか

ここまで読んでいただければ、もうお分かりでしょう。

筋肉を揉んでも、骨をボキボキ鳴らしても、それは一時的な対症療法に過ぎません。
固まった筋肉の下で、癒着したファシアが悲鳴を上げている限り、あなたの体は解放されないのです。

本当に必要なのは、この癒着したファシアを、優しく、的確に、元の滑る状態に戻してあげるアプローチです。

それが「筋膜リリース」や「ファシア・マニピュレーション」と呼ばれる手技の本質です。

あなたの体は、もっと軽く、もっと自由に動けるはずです。
その可能性を妨げている「ファシアの呪縛」に、今こそ目を向ける時が来たのです。

 

 

 

 

 

当店ではアナトミー・トレインの概念をもとに、筋膜を含むファシアの機能改善に重きを置いた、体の深部まで浸透する施術を行っております。

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もう、その肩もみは無意味だった…? 頭痛・肩こりの“真犯人”は腕にあった!

信じられますか?

あなたの人生を蝕む、あの地獄のような頭痛と、鉄板のように硬い肩こり。

 

なぜ、何をしてもまた元通りになってしまうのでしょうか?

その答えを、今、ここで明かしましょう。
それは、あなたがこれまでケアしてきた場所が、単なる“事件現場”に過ぎなかったからです。

あなたが必死に揉んでいた肩は、ただ悲鳴を上げていただけの哀れな被害者。

本当の犯人は、あなたが想像だにしなかった場所に潜み、今この瞬間もあなたの体を蝕んでいるのです。


衝撃の事実!あなたの体は“パーツ”で出来ていない

まず、私たちの体に対する古い常識を、今日この場で破壊させていただきます。
私たちはこれまで、筋肉を「肩の筋肉」「腕の筋肉」「胸の筋肉」といったように、それぞれ独立したパーツの集合体だと教えられてきました。

それは、完全な誤解です。

近年の研究で明らかになったのは、筋肉の一つひとつは「筋膜(きんまく)」という、薄く、しかし強靭な膜で個別に包装されているという事実。

鶏肉の皮を剥いだ時に見える、あの半透明の薄い膜を想像してください。

 

 

そして、ここからが重要です。

この筋膜は、隣り合う筋肉の筋膜とシームレスに繋がり合い、まるで全身をくまなく覆う、蜘蛛の巣状のウェットスーツのように、頭のてっぺんから足の指先までを途切れることなく連結しているのです。

 

 

この筋膜の“繋がり”のルートは、解剖学的に特定されており、「アナトミートレイン」と呼ばれています。

私たちの体内には、まるで鉄道の路線図のように、何本もの“筋膜路線”が張り巡らされているのです。

 

これが何を意味するか?
つまり、一箇所で起きた筋膜の“癒着”や“ねじれ”は、路線を通じて遠く離れた場所にまで影響を及ぼすということです。


頭痛・肩こりの“黒幕路線”を発見!アーム・ラインの呪縛

(株)KADOKAWA出版 きまたりょう著 世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑より引用

 

 

 

 

では、あなたの肩こりや頭痛を引き起こしているのは、一体どの路線なのでしょうか。

その最有力候補が、腕を走る路線、「アーム・ライン」です。

このアーム・ラインは、主に体の前側を走っており、その経路はまさに現代人の生活習慣病そのものです。

【アーム・ラインの主な経路】

胸の深層筋(小胸筋)

腕の内側(上腕二頭筋・前腕屈筋群)

手のひら・指先

もうお気づきでしょうか。
私たちが毎日、何時間も繰り返しているPC作業やスマホ操作。その姿勢を想像してください。

キーボードを打つ指先、マウスを握る手のひら、スマホを支える腕の内側。

これらの筋肉は、常に緊張し続け、筋膜はどんどん硬くなり、癒着していきます。

この「指先」や「腕」で発生した筋膜の張力は、アナトミートレインという路線をぐいぐいと遡り、最終的に路線上の「胸の筋肉」をガチガチに固めます。

そして、固まった胸の筋肉は、肩を力づくで内側・前側へと引っ張り続けるのです。

これが、あの忌まわしい「巻き肩」の正体です。
そして、前に引っ張られた肩のバランスを取ろうとして、首や肩甲骨周りの筋肉は、必死に後ろに引き戻そうと過剰に働き続けます。

その結果、首の後ろや肩甲骨周りに発生するのが、あなたの感じている「凝り」や「痛み」なのです。

肩の筋肉は、犯人ではありません。

腕や胸の筋膜に引っ張られ、ただただ悲鳴を上げている“被害者”に過ぎなかったのです。

 

 

 


もう肩は揉むな!“真犯人”を解放するセルフケア革命

事件現場である肩をいくらケアしても、真犯人である腕や胸の筋膜の癒着を野放しにしている限り、あなたの苦しみは終わりません。

ならば、やるべきことは一つ。
犯行の起点となっている「胸」と「腕」の筋膜を解放してあげることです。

 

【巻き肩解放!小胸筋リリース】

  1. まず、鎖骨を探します。鎖骨のすぐ下を外側(肩の方向)になぞっていくと、ポコッとへこんだ、押すと「イタタ…」と感じる場所があります。そこが小胸筋のポイントです。
  2. そのポイントを、反対側の手の指(人差し指・中指・薬指の3本)で、優しく、しかし深部に圧をかけるように押さえます。
  3. 圧をかけたまま、押さえている側の腕を、ゆっくりと前回し・後ろ回しで5回ずつ回します。
  4. 腕を回すと、指の下でゴリゴリと筋肉が動くのがわかるはずです。それが癒着が剥がれているサインです。反対側も同様に行いましょう。

このケアが終わったら、一度、鏡の前で自分の肩の位置を確認してみてください。

そして、深く息を吸ってみてください。
どうですか?肩がスッと後ろに引かれ、胸が開き、呼吸が驚くほど楽になっていませんか?

それが、あなたの肩が本来あるべきポジションなのです。

 

 

 

痛みは、体からの“メッセージ”

肩こりや頭痛は、あなたを苦しめる敵ではありません。
それは、あなたの体が「おい、腕や胸が限界だぞ!気づいてくれ!」と送ってくれている、必死のメッセージなのです。

そのメッセージを正しく読み解き、根本原因にアプローチすること。 

それこそが、長年の苦しみから解放される、唯一の道です。


しかし、残念ながらセルフケアでは超えられない壁もあります。

極度に緊張し、複雑にからみあってしまった筋膜は専門的に解除していかないと寛解してくれません。

当店では筋の繋がり=アナトミートレインを駆使した専門的な施術を行っております。

自分を根本から変えたい!という皆さまのご来店をお持ちいたしております。

 

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もう腰を揉むのはやめなさい! 腰痛の“真犯人”は足の裏にいた!

…何のこと?と思いましたか?

長年あなたを苦しめる、忌まわしい腰痛。

これまで一体、どのくらいの時間を費やして腰をマッサージし、電気をかけ、湿布を貼ってきましたか?

それでも、痛みはゾンビのように蘇ってくる…。

 

もし、私が「あなたの腰痛の根本原因は、腰にはない」と言ったら、あなたはどうしますか?

このページを読み終えた時、あなたは二度と自分の腰を恨めしそうに叩くことはなくなるでしょう。

なぜなら、真犯人がまったく別の場所にいることに気づいてしまうからです。

その犯人の名は…「足の裏」です。


人体は“一枚岩”ではない!「筋膜」という名の全身タイツ

話の前提として、まずは私たちの体の構造についての古い常識を捨てていただきます。
これまで私たちは、筋肉を「肩の筋肉」「腰の筋肉」といったように、パーツごとに独立したものだと考えてきました。

それは、大きな間違いです。

筋肉の一つひとつは、「筋膜(きんまく)」という薄いラップのようなで包まれています。

そして、この筋膜は隣り合う筋肉の筋膜と繋がり合い、まるで全身を覆うウェットスーツやボディタイツのように、頭のてっぺんから足の指先までを途切れることなく連結しているのです。

この筋膜の連結ラインはアナトミートレインと呼ばれ、体には何本もの“路線”が走っています。


腰痛を引き起こす“呪いの路線” ―― スーパーフィシャル・バックライン

そして、数あるアナトミートレインの中でも、特に腰痛と深い関わりを持つのが、体の背面を縦断する「スーパーフィシャル・バックライン(SBL)」という路線です。

この路線は、驚くべきルートを辿ります。

【スーパーフィシャル・バックラインの経路】

足裏(足底筋膜)

ふくらはぎ

太ももの裏(ハムストリングス)

お尻

腰・背中の筋肉(脊柱起立筋)

頭のてっぺん(帽状腱膜)

お分かりいただけたでしょうか。
そう、あなたが「痛い!」と感じている腰の筋肉は、この長い長い路線の中の、ほんの一区間に過ぎません。そして、この路線の始発駅は、まぎれもなく「足の裏」なのです。

 

 

 

想像してください。全身タイツを着ているとして、足の裏の部分だけを誰かが強く引っ張ったらどうなるでしょう?
足の裏の布地が引きつれるだけでなく、その張力はふくらはぎ、太もも裏を伝って、最終的に「腰」の部分の布地までをも強く引っ張り、歪ませてしまいますよね。

これが、あなたの腰に起きていることの正体です。


“真犯人”を特定せよ! 足裏の癒着を解放するセルフケア

長時間の立ち仕事、合わない靴、運動不足…。
これらのせいで、私たちの足の裏の筋膜(足底筋膜)はガチガチに硬くなり、癒着を起こしています。

この癒着こそが、腰を引っ張り続ける張力の発生源なのです。

 

ならば、やるべきことは一つ。
腰を揉むのではなく、この始発駅である「足の裏」を解放してあげることです。

【テニスボール足裏リリース】

  1. 椅子に座り、床にテニスボール(なければゴルフボールやラップの芯でも可)を置きます。
  2. 片方の足の裏をボールの上に乗せます。
  3. 「痛いけど、気持ちいい」くらいの圧をかけながら、足裏全体をまんべんなく、ゆっくりと30秒〜1分ほど転がします。
  4. 特に、土踏まず、指の付け根、かかとの内側は念入りに行いましょう。
  5. 終わったら、反対の足も同様に行います。

これをやった後、一度立ち上がって前屈してみてください。
どうですか?腰を一切触っていないのに、さっきよりも楽に、深く曲げられるようになっていませんか?

それが、足裏の筋膜の呪縛から、あなたの腰が解放された証拠です。

事件現場は腰でも、犯人は足裏にいる

あなたの腰は、ただ悲鳴を上げていただけの「被害者」です。
いくら被害者の手当てをしても、真犯人を野放しにしている限り、事件は何度でも繰り返されます。

もう、的外れなケアに時間とお金を浪費するのはやめにしませんか?
あなたの腰を本当に救いたいのなら、まず目を向けるべきは、毎日あなたを支え続けてくれている、その小さな「足の裏」なのです。

今日から、あなたの腰痛ケア革命を始めてください。

 

 

当店ではアナトミートレインを駆使した施術で腰痛や肩こりを寛解に導いています。

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こんにちは!広島市佐伯区の中央施術院です。

 

ズキズキと繰り返す、つらい頭痛…。
そんな時、あなたは無意識に首の後ろや肩をグリグリと揉んだり、強く押したりしていませんか?

「頭痛の原因は、きっとこの凝り固まった首の後ろにあるはず!」
そう信じて一生懸命ケアしているのに、痛みは一向に良くならない…。

もし、あなたがそんな風に感じているなら、それはアプローチする場所が間違っているのかもしれません。

実は、多くの現代人を悩ませる頭痛の“本当の黒幕”は、意外な場所に潜んでいるのです。
それは…「首の前側」です。

今日は、なぜ首の後ろではなく「前側」をケアすることが頭痛改善の鍵となるのか、そのメカニズムと具体的なセルフケア方法を徹底解説します!


なぜ「首の前」が頭痛の引き金になるのか?

「頭が痛いのに、なぜ首の前?」と不思議に思いますよね。
その答えは、私たちの日常の姿勢に隠されています。

PC作業やスマホの操作中、私たちの頭はどれくらい前に突き出ているでしょうか。
人間の頭の重さは、なんとボーリングの球(約5kg)ほどもあります。

 

 

この重い頭が前に傾くと、首の後ろ側の筋肉は引き伸ばされ、前側の筋肉はそれを必死に支えようとして常に縮こまり、緊張した状態になります。

この「縁の下の力持ち」である首の前側の筋肉、特に重要なのが以下の2つです。

① 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

耳の後ろから鎖骨にかけて斜めに走る、首を曲げたり回したりする時に使う大きな筋肉。ここが硬くなると、頭部への血流が悪くなったり、自律神経の通り道が圧迫されたりして、頭痛やめまい、吐き気を引き起こします。

② 斜角筋(しゃかくきん)群

首の骨から肋骨につながる、深層部にある筋肉群。この筋肉の間を重要な神経や血管が通っています。ここが凝り固まると、頭痛だけでなく、腕のしびれやだるさの原因にもなります。

つまり、首の後ろの張りは、実は「前に傾いた頭を必死に支えた結果」にすぎません。
本当の原因である首の前側の筋肉の「過剰な緊張」を解放してあげない限り、根本的な解決には至らないのです。


あなたの「首の前」は大丈夫?簡単セルフチェック

ご自身の首の前側が凝っているか、簡単にチェックしてみましょう。

  1. 鏡の前で、ゆっくりと右を向きます。左側の首筋に浮き出てくる太い筋が「胸鎖乳突筋」です。
  2. その筋を、親指と人差し指で優しくつまんでみてください。

「ゴリゴリして硬い」「つまむとズーンと痛い」と感じるなら、かなりお疲れのサインです。


【1日3分】ガチガチの首を解放する、優しいセルフケア

首の前側は非常にデリケートな場所です。絶対に強く揉んだり、ゴリゴリ押したりしないでください。

「優しく」「ゆっくり」を合言葉に行いましょう。

ケア①:胸鎖乳突筋を「つまんで」ほぐす

先ほどチェックした胸鎖乳突筋を、優しく解放していきます。

  1. 楽な姿勢で座り、顔をやや左に向けます。右の首筋に胸鎖乳突筋が浮き出ます。
  2. その筋を、親指と人差し指で皮膚をつまむように、ごく軽い力で優しくつまみます。
  3. つまんだまま、ゆっくりと「うん、うん」と頷くように首を小さく縦に振ります。これを10回ほど。
  4. 場所を少しずつずらしながら、耳の下から鎖骨まで、3〜4箇所に分けて行いましょう。
  5. 終わったら、反対側も同様に行います。
ポイント:決して強く握らないこと。「豆腐をつまむくらいの力」を意識してください。痛みを感じる場合は、すぐ中止しましょう。

ケア②:斜角筋を「伸ばして」ストレッチ

首の深層部をじっくりと伸ばしていきます。

  1. 背筋を伸ばして座ります。
  2. 右の鎖骨の上のくぼみに、左手の指先をそっと置きます。皮膚を軽く下に押さえるようなイメージです。
  3. そのまま、首をゆっくりと左後ろ(斜め45度)に倒していきます。「右の首筋がじわ〜っと伸びているな」と感じる所で20秒キープ。
  4. ゆっくりと元の位置に戻し、反対側も同様に行います。
ポイント:息を止めず、ゆっくりと「ふーっ」と吐きながら伸ばすのがコツです。痛みやしびれが出る場合は、角度を緩めるか、中止してください。

頭痛ケアの視点を変えてみよう

長年あなたを悩ませてきた頭痛。

その原因は、あなたが今まで一度も注目してこなかった「首の前側」にあったのかもしれません。

首の後ろをマッサージする対症療法から、根本原因である前側の緊張を解きほぐすアプローチへ。
この視点の転換が、つらい日々からの解放の第一歩となります。

仕事の合間や、お風呂上がりのリラックスタイムに、ぜひこの優しいケアを取り入れてみてください。
あなたの毎日が、少しでも軽やかになることを心から願っています。

 

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こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。

ジメジメ、ムシムシ…夏の夜、寝苦しさで何度も目が覚めたり、朝起きても疲れがまったく取れていなかったり…。

「暑いから仕方ない」と、エアコンの設定温度を下げてみたり、寝る前に冷たいシャワーを浴びたりしていませんか?

実はそれ、良かれと思ってやっていることが、かえって睡眠の質を下げているかもしれません。

「じゃあどうすればいい?」

その答えの鍵を握るのが、私たちの体内に隠された「深部体温」というメカニズム。 

今日は、科学的な視点から夏の寝苦しさを根本から解消する、ちょっと意外な「体温コントロール入浴術」を解説します。


眠りのスイッチは「体温の下降」にあった!睡眠と深部体温の深い関係

まず、大前提として知っておいてほしいのが、「人は、体温が下がる時に眠くなる」という体の仕組みです。

ここで言う「体温」とは、体の中心部、つまり脳や内臓の温度である「深部体温」のこと。

 私たちの体は、日中は活動のために深部体温を高く保ち、夜になると休息のために深部体温を下げようとします。

では、どうやって深部体温を下げているのか?
それは、手や足の末端の血管を広げ、そこから血液を通して体の熱を外に逃がす(=熱放散)ことで行っています。

赤ちゃんが眠くなると手足がポカポカ温かくなるのは、まさにこの熱放散が活発に行われているサインなのです。

つまり、夏の夜に質の高い睡眠を得るためには、この「深部体温の低下」と「手足からの熱放散」をいかにスムーズに起こせるかが、最大のポイントになります。


やりがちだけど逆効果!夏のNG入浴法

このメカニズムを知ると、なぜ夏の「あるある」な行動が睡眠の妨げになるのかが分かります。

NG①:冷たいシャワーでクールダウン

「汗を流してサッパリしたい!」と冷たいシャワーを浴びるのは、一見、理にかなっているように思えます。

しかし、これは完全に逆効果。

冷たい水が肌に触れると、体は「冷え」から身を守ろうとして、手足の血管をキュッと収縮させてしまいます。

すると、熱を逃がすための「出口」が閉ざされてしまい、体内に熱がこもってしまうのです。結果、深部体温がなかなか下がらず、寝つきが悪くなる原因に…。

NG②:熱いお風呂で汗をかく

「汗をかけばスッキリする」と、42℃以上の熱いお湯に浸かるのも避けたい行動です。

熱いお湯は、体を活動的にさせる「交感神経」を刺激してしまいます。

心拍数が上がり、血圧も上昇し、体は「これから戦うぞ!」という興奮モードに。

これでは、リラックスして眠りにつくための「副交感神経」が働く余地がありません。


科学的快眠メソッド!「就寝90分前の魔法の入浴術」

 

では、どうすれば良いのか。答えは、「入浴で意図的に深部体温をコントロールする」ことです。

【快眠入浴のゴールデンルール】

  • タイミング: 就寝の90分〜120分前
  • お湯の温度: 38℃〜40℃のぬるま湯
  • 時 間: 10分〜15分

なぜ「90分前」がベストなのか?

この入浴法は、体の自然な体温変化を利用した、非常に巧妙な戦略です。

  1. 就寝90分前に入浴することで、深部体温が一時的に0.5℃ほど上昇します。
  2. 入浴後、体は上昇した体温を元に戻そうと、手足の血管を広げて猛烈に熱を放出し始めます。
  3. そして、ちょうど90分〜120分後、つまりあなたが布団に入る頃に、深部体温は入浴前よりも低いレベルまで急降下します。

この「体温の急降下」が、脳に「眠る時間だよ!」という強力な合図を送り、自然で深い眠気を誘発するのです。

まさに、眠りのスイッチを意図的にONにするための儀式と言えます。

なぜ「ぬるま湯」なのか?

38℃〜40℃のぬるめのお湯は、リラックスを司る「副交感神経」を優位にしてくれます。

体の緊張がほぐれ、心も穏やかになり、眠りに入る準備が整います。

エプソムソルトや炭酸ガス系の入浴剤を入れると、血行促進効果が高まり、さらに熱放散がスムーズになるのでおすすめです。

「体を冷やす」から「体が冷えるのを手伝う」へ

夏の快眠のコツは、無理やり体を冷やすことではありません。
体が本来持っている「熱を逃がして眠りにつく」という機能を、入浴によって最大限に手伝ってあげることなのです。

質の高い睡眠は、翌日の夏バテ予防や、日中のパフォーマンス向上に直結します。

 今夜から、ぜひ「就寝90分前の魔法の入浴術」を試してみてください。

エアコンに頼りすぎない、心地よい眠りがあなたを待っているはずです。

 

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こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。

うだるような暑さが続く毎日…本当にお疲れ様です!


こんな日は、キンキンに冷えた飲み物で一気に体を冷ましたい!と思いますよね。

しかし、その一方でこんな言葉もよく耳にします。


「夏でも体は温めるべき」「内臓を冷やすと不調になるから、温かい飲み物を!」

 

この「冷たいもの vs 温かいもの」論争。

毎年夏になると繰り返されがちですが、一体どちらが正しいのでしょうか?

 

結論から言うと、酷暑において、この両極端な考え方はどちらも危険な落とし穴になり得ます。

今日は、私たちの体を守るための重要なキーワード「深部体温」を元に、この論争に終止符を打ち、本当に正しい夏の水分補給法を科学的・生理学的に解き明かしていきます。


あなたの体は2つの温度でできている。「体表面」と「深部」

まず大前提として、私たちの体には2種類の「体温」があります。

① 体表面温度

皮膚の表面の温度。外気温の影響を受けやすく、「体が熱い!」と感じる原因です。

② 深部体温

脳や内臓など、体の中心部の温度。生命維持のため、体はこれを約37℃前後に保とうと必死にコントロールしています。これが大きく変動すると、命の危険に繋がります。

夏の健康管理の鍵は、この「深部体温」をいかに安定させるかにかかっています。

そして、両極端な温度の飲み物は、この安定を乱す原因となるのです。


夏の落とし穴①:「キンキンに冷えた飲み物」が熱中症を招くメカニズム

まず、極端に冷たい飲み物(5℃以下など)の危険性です。

酷暑の中、体は汗をかいて必死に熱を逃がそうとしています。この時に冷たいものを一気に流し込むと…。

  1. 胃腸が「冷え」を感知し、脳に緊急信号を送る。
  2. 脳は生命の危機と判断し、「熱を作れ!」と命令を出す。
  3. 結果、汗が止まり、血管が収縮。体内に熱がこもってしまう。

これは、体を冷やすつもりが、逆に体の「冷却システム」を停止させてしまう最悪の誤作動です。

一時的な快感と引き換えに、気づかぬうちに熱中症のリスクを高めてしまいます。

夏の落とし穴②:「熱い飲み物」が“オーバーヒート”を引き起こす危険性

 

では、「内臓を冷やさないために」と、酷暑の中で熱い飲み物を飲むのはどうでしょうか?

これもまた、別の危険性をはらんでいます。

確かに、温かいものを飲むと一時的に発汗が促され、その汗が蒸発する気化熱で涼しく感じる「瞬間」はあります。

しかし、それは湿度が低く、風通しが良い環境での話です。

日本の夏のような高温多湿の環境では、汗をかいてもなかなか蒸発しません。

そんな状況で熱いものを飲むと…

体内に“火に油を注ぐ”行為

ただでさえ体温が上昇しているところに、さらに内側から熱を加えてしまうことになります。

体は必死に汗を出して体温を下げようとしますが、高温多湿で汗が蒸発しにくいため、冷却が追いつきません。
結果、体は余計な水分と体力を消耗し、脱水症状や熱疲労のリスクが急上昇。

最悪の場合、深部体温が危険なレベルまで上昇し、熱中症を悪化させる引き金になりかねないのです。


結論:体を守る飲み物の「最適温度」とは?

冷たすぎても、熱すぎてもダメ。

では、私たちの体にとって最も安全で効果的な飲み物の温度はどれくらいなのでしょうか?

その答えは、「5℃~15℃」の、少し冷たい飲み物です。

この温度帯は、

  • 体の冷却システムを停止させるほど冷たすぎず
  • 体に余計な熱を加えるほど熱すぎない
  • 胃腸に負担をかけず、スムーズに水分とミネラルを吸収できる

という、まさに「ゴールデンバランス」の温度なのです。
具体的には、冷蔵庫から出してすこし経った麦茶やスポーツドリンクなどをイメージしてください。

氷たっぷりや、クラッシュアイス入りのスムージーなど思わず頭がキーンと痛くなるような「キンキン」ではなく「ひんやり心地よい」がキーワードです。

夏の体を、賢くいたわろう

「冷たいものはダメ」「温かいものが良い」といった単純な情報に惑わされず、なぜそうなのか、どんな状況で危険なのかという体のメカニズムを理解することが、自分や家族の命を守ることに繋がります。

本当に体を冷ましたい時は、首筋や脇の下など、体の外側から冷やすのが最も安全で効果的です。
この夏は、「ひんやり心地よい」飲み物と、「外側からの冷却」を合言葉に、賢く酷暑を乗り切りましょう。

 

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その不調、原因は“足元”にあり!「足裏アーチ」再生プロジェクト

 

こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。

 

長年悩まされている、つらい肩こり腰痛
マッサージに行っても、その場は楽になるけど、すぐに元通り。

そんな経験はありませんか?

あるいは、こんなお悩みにも心当たりが…?

  • 姿勢が悪いとよく言われる(猫背・反り腰)。
  • 下半身が太りやすく、特にお尻や太ももの外側が張っている。
  • 何もないところで、つまずきやすい。
  • 夕方になると足がパンパンにむくむ
  • 足の裏にタコ魚の目ができやすい。

実はこれらの不調、揉むべき場所は肩や腰ではないかもしれません。
もしかしたら、すべての元凶は、私たちが毎日使っている「足の裏」にあるとしたら?

今日は、あなたの体の土台である「足裏アーチ」に焦点を当て、不調の根本原因を探ってみます。


あなたの足裏、眠っていませんか?「浮き指」セルフチェック

突然ですが、あなたの足の指、ちゃんと地面についていますか?
まずは簡単なセルフチェックをしてみましょう。

  1. まっすぐに立ちます。
  2. その状態で、誰かに足の指(親指から小指まで)と地面の間に、ハガキや薄い紙を差し込んでもらいます。

どうでしたか?
もし、紙がスッと抵抗なく入ってしまった指があったら、それは「浮き指」のサイン。

地面をしっかりと掴めておらず、足の指が機能不全に陥っている状態です。

現代人の多くが、この「浮き指」や、土踏まずが潰れてしまう「扁平足」になっていると言われています。


「足裏アーチの崩れ」が引き起こす、不調のドミノ倒し

私たちの足裏には、本来3つのアーチ(土踏まず)があり、これが地面からの衝撃を吸収する「天然のサスペンション」の役割を果たしています。

しかし、浮き指や扁平足でこのアーチが崩れると、サスペンション機能が失われ、衝撃が吸収されずに体の上部へと直接伝わってしまいます。

これが、まるでドミノ倒しのように、全身に不調を引き起こしていくのです。

  1. 【第1ドミノ】足裏の崩壊
    アーチが潰れ、指が浮く。重心がかかとに偏り、不安定な状態に。
  2. 【第2ドミノ】膝・股関節のねじれ
    不安定な足元をかばうため、膝が内側に入り(ニーイン)、股関節がねじれる。O脚やX脚、太ももの外側の張りの原因に。
  3. 【第3ドミノ】骨盤の歪み
  4. ねじれた脚の上に乗っている骨盤が傾く。反り腰やポッコリお腹に直結。
  5. 【第4ドミノ】背骨・肩・首への負担
    傾いた土台(骨盤)の上でバランスを取ろうと、背骨がS字カーブを失い、猫背に。その結果、重い頭を支えるために首や肩の筋肉が常に緊張状態となり、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こす。

いかがでしょうか?
一生懸命、最後のドミノである「肩」をマッサージしても、一番最初のドミノである「足裏」が倒れたままでは、またすぐに不調が繰り返されてしまう。その理由が、お分かりいただけたかと思います。


今日から始める!「足裏アーチ」再生プロジェクト

「もう私の足裏は手遅れかも…」なんて、諦める必要はありません!
足裏の筋肉も、トレーニングすればちゃんと応えてくれます。

今日からできる簡単なセルフケアをご紹介します。

プロジェクト①:【1日3分】足指グーパー体操

まずは、眠っている足の指を目覚めさせてあげましょう。お風呂の中や、寝る前に布団の上でやるのがおすすめです。

  1. 椅子に座るか、床に足を伸ばして座ります。
  2. 足の指を、手の指と同じように力いっぱい「グー」の形に握りしめます。(5秒キープ)
  3. 今度は、指と指の間を思いっきり広げるように「パー」の形に開きます。(5秒キープ)
  4. これを10回ほど繰り返します。

最初はうまく動かせなくても大丈夫。続けるうちに、だんだんと指が言うことを聞いてくれるようになりますよ。

プロジェクト②:タオルギャザー運動

足裏のアーチを作る筋肉を直接鍛える、リハビリでも使われる効果的な運動です。

  1. 椅子に座り、床にタオルを広げます。
  2. かかとは床につけたまま、足の指の力だけでタオルを「たぐり寄せ」ていきます。
  3. 全部たぐり寄せたら、今度は逆再生のようにタオルを広げていきます。
  4. これを2〜3回繰り返しましょう。

慣れてきたら、タオルの上にペットボトルなどの軽い重りを乗せると、さらに負荷がアップします。

土台から、体を変えよう

私たちの体は、足元から頭のてっぺんまで、すべて繋がっています。
不調が出ている場所だけを見るのではなく、その根本原因となっている「土台」に目を向けること。

それが、長年の悩みから解放されるための、一番の近道なのかもしれません。

家の土台が傾いていたら、壁のひび割れを補修するだけでは意味がないのと同じです。
まずは、ご自身の体を支え続けてくれている「足裏」をいたわり、育て直すことから始めてみませんか?

 

 

 

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こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。

 

 

「口を開けると、顎がカクカク鳴る…」
「食事中に顎が痛くて、硬いものが食べられない…」
「朝起きると、顎の周りが重だるい…」

 

そんな顎関節症のつらい症状に、悩まされていませんか?

歯医者さんでマウスピースを作ってもらったり、自分でマッサージをしてみたり…。
色々と試してはみるものの、なかなか根本的な改善には至らない、という方も多いのではないでしょうか。

実は、その不調の本当の原因は、顎そのものではなく、もっと別の場所にあります

 



今回は、顎関節症を引き起こす「体の歪み」「自律神経」「筋膜のねじれ」といった深いメカニズムを紐解き、根本的な解決への道筋を照らしていきます。
もう、つらい顎の痛みとサヨナラしましょう!

 

 顎は全身のバランサー?姿勢の崩れが招く顎の悲鳴

 

顎関節症を考える上で、絶対に無視できないのが「姿勢」の影響です。
特に、現代人に多い猫背やストレートネックは、顎に深刻な影響を与えます。

私たちの頭の重さは、ボーリングの球ほどもある約5〜6kg。
本来なら、背骨がきれいなS字カーブを描くことで、この重さをうまく分散しています。

しかし、猫背などで頭が前に突き出た姿勢になると、その重い頭を支えるために、首や肩の筋肉が常に緊張しっぱなしになります。

体は無意識にバランスを取ろうとします。前に出た頭に対して、最終的なバランス調整役を担うのが、実は「顎」なのです
顎を微妙にずらしたり、食いしばったりすることで、なんとか頭の位置を安定させようとします。

この「代償動作」こそが、顎関節に過剰な負担をかけ、痛みを引き起こす大きな原因となるのです。

 

全身を覆う「筋膜のねじれ」
さらに、体は「筋膜」という一枚のウェットスーツのような組織で、頭のてっぺんから足の先まで繋がっています。
例えば、足首の歪みや骨盤の傾きが、この筋膜を介してだんだんとねじれを生み、最終的に顎の位置まで歪ませてしまうことがあります。

つまり、あなたの顎の痛みは、顎単体の問題ではなく、全身の歪みが集約された「結果」である可能性が高いのです。

 

 なぜ悪化する?無意識の「癖」と「ストレス」の罠

 

全身の歪みに加え、顎関節症をさらに悪化させる厄介な要因が2つあります。
それは、無意識下で行われる「噛み癖」「自律神経の乱れ」です。

 

① 偏った噛み癖
いつも同じ側でばかり食べ物を噛む癖はありませんか?
片側だけで噛むことを続けると、片方の顎の筋肉(咬筋や側頭筋)ばかりが発達し、もう片方は衰えていきます。
この筋肉のアンバランスが、顎の関節円板(クッションの役割をする軟骨)のズレを助長し、「カクカク」というクリック音や痛みを引き起こす直接的な原因になります。

 

② 自律神経の乱れによる「食いしばり・歯ぎしり」
現代社会はストレスの連続です。仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど、精神的なストレスは自律神経のバランスを乱し、体を常に緊張状態(交感神経優位)にします。

すると、寝ている間など無意識のうちに、猛烈な力で歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりします。
この力は、食事の時にかかる力の何倍にもなると言われており、顎関節や周辺の筋肉に破壊的なダメージを与え続けます。
朝起きた時に顎が疲れている、だるいと感じる方は、この夜間の食いしばりが原因である可能性が非常に高いです。

 

まずは試して!今日からできる簡単セルフケア2選

 

原因がわかったところで、まずは自分でできる簡単なケアをご紹介します。

悪化を防ぎ、症状を和らげる効果が期待できます。

 

① 耳回しマッサージ
顎関節は耳のすぐ前にあります。人差し指と中指で耳を挟むようにし、優しく円を描くようにゆっくり回しましょう(前回し10回、後ろ回し10回)。

顎周りの緊張した筋肉(側頭筋・咬筋)がほぐれ、血行が促進されます。

ポイントは「気持ちいい」と感じる強さで行うことです。

 

② 舌のポジションを意識する(スポット)
何もしていない時、あなたの舌はどこにありますか?
正しい位置は、舌先が上の前歯の少し後ろの膨らみ(スポット)に軽く触れている状態です。

この状態を意識すると、上下の歯が自然と離れ、顎周りの筋肉がリラックスします。

無意識の食いしばりを防ぐ効果的な習慣です。

 

セルフケアでダメなら…整体が力になれる理由

 

セルフケアは症状緩和に有効ですが、それだけでは改善しないケースも少なくありません。
なぜなら、セルフケアはあくまで「結果」として出ている顎の緊張を和らげる対症療法だからです。

もし、あなたの顎関節症の根本原因が「全身の歪み」にある場合、その土台から変えない限り、症状は何度でもぶり返してしまいます。

骨盤の傾き、背骨の捻じれ、頭蓋骨の歪み、筋膜の癒着など、全身を包括的に評価し、顎に負担をかけている根本原因を見つけ出すことができる整体でしたら、あなたの症状を寛解に導ける可能性が高いです。
骨格を正しい位置に調整し、筋膜のねじれを解放することで、顎が本来あるべき楽な位置で機能できる体を取り戻す手助けをします。
それは、マウスピースやマッサージでは決して届かない、根本的なアプローチなのです。

 

もし、セルフケアを続けても改善が見られないなら、それはあなたの努力が足りないわけではありません。

アプローチする場所が違うだけかもしれません。
一人で抱え込まず、ぜひ一度、全身を整えることのできるプロに相談してみてください。

 

 

 

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