もう、その肩もみは無意味だった…? 頭痛・肩こりの“真犯人”は腕にあった!
信じられますか?
あなたの人生を蝕む、あの地獄のような頭痛と、鉄板のように硬い肩こり。
なぜ、何をしてもまた元通りになってしまうのでしょうか?
その答えを、今、ここで明かしましょう。
それは、あなたがこれまでケアしてきた場所が、単なる“事件現場”に過ぎなかったからです。
あなたが必死に揉んでいた肩は、ただ悲鳴を上げていただけの哀れな被害者。
本当の犯人は、あなたが想像だにしなかった場所に潜み、今この瞬間もあなたの体を蝕んでいるのです。
衝撃の事実!あなたの体は“パーツ”で出来ていない
まず、私たちの体に対する古い常識を、今日この場で破壊させていただきます。
私たちはこれまで、筋肉を「肩の筋肉」「腕の筋肉」「胸の筋肉」といったように、それぞれ独立したパーツの集合体だと教えられてきました。
それは、完全な誤解です。
近年の研究で明らかになったのは、筋肉の一つひとつは「筋膜(きんまく)」という、薄く、しかし強靭な膜で個別に包装されているという事実。
鶏肉の皮を剥いだ時に見える、あの半透明の薄い膜を想像してください。
そして、ここからが重要です。
この筋膜は、隣り合う筋肉の筋膜とシームレスに繋がり合い、まるで全身をくまなく覆う、蜘蛛の巣状のウェットスーツのように、頭のてっぺんから足の指先までを途切れることなく連結しているのです。
この筋膜の“繋がり”のルートは、解剖学的に特定されており、「アナトミートレイン」と呼ばれています。
私たちの体内には、まるで鉄道の路線図のように、何本もの“筋膜路線”が張り巡らされているのです。
これが何を意味するか?
つまり、一箇所で起きた筋膜の“癒着”や“ねじれ”は、路線を通じて遠く離れた場所にまで影響を及ぼすということです。
頭痛・肩こりの“黒幕路線”を発見!アーム・ラインの呪縛
(株)KADOKAWA出版 きまたりょう著 世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑より引用
では、あなたの肩こりや頭痛を引き起こしているのは、一体どの路線なのでしょうか。
その最有力候補が、腕を走る路線、「アーム・ライン」です。
このアーム・ラインは、主に体の前側を走っており、その経路はまさに現代人の生活習慣病そのものです。
【アーム・ラインの主な経路】
胸の深層筋(小胸筋)
↓
腕の内側(上腕二頭筋・前腕屈筋群)
↓
手のひら・指先
もうお気づきでしょうか。
私たちが毎日、何時間も繰り返しているPC作業やスマホ操作。その姿勢を想像してください。
キーボードを打つ指先、マウスを握る手のひら、スマホを支える腕の内側。
これらの筋肉は、常に緊張し続け、筋膜はどんどん硬くなり、癒着していきます。
この「指先」や「腕」で発生した筋膜の張力は、アナトミートレインという路線をぐいぐいと遡り、最終的に路線上の「胸の筋肉」をガチガチに固めます。
そして、固まった胸の筋肉は、肩を力づくで内側・前側へと引っ張り続けるのです。
これが、あの忌まわしい「巻き肩」の正体です。
そして、前に引っ張られた肩のバランスを取ろうとして、首や肩甲骨周りの筋肉は、必死に後ろに引き戻そうと過剰に働き続けます。
その結果、首の後ろや肩甲骨周りに発生するのが、あなたの感じている「凝り」や「痛み」なのです。
肩の筋肉は、犯人ではありません。
腕や胸の筋膜に引っ張られ、ただただ悲鳴を上げている“被害者”に過ぎなかったのです。
もう肩は揉むな!“真犯人”を解放するセルフケア革命
事件現場である肩をいくらケアしても、真犯人である腕や胸の筋膜の癒着を野放しにしている限り、あなたの苦しみは終わりません。
ならば、やるべきことは一つ。
犯行の起点となっている「胸」と「腕」の筋膜を解放してあげることです。
【巻き肩解放!小胸筋リリース】
- まず、鎖骨を探します。鎖骨のすぐ下を外側(肩の方向)になぞっていくと、ポコッとへこんだ、押すと「イタタ…」と感じる場所があります。そこが小胸筋のポイントです。
- そのポイントを、反対側の手の指(人差し指・中指・薬指の3本)で、優しく、しかし深部に圧をかけるように押さえます。
- 圧をかけたまま、押さえている側の腕を、ゆっくりと前回し・後ろ回しで5回ずつ回します。
- 腕を回すと、指の下でゴリゴリと筋肉が動くのがわかるはずです。それが癒着が剥がれているサインです。反対側も同様に行いましょう。
このケアが終わったら、一度、鏡の前で自分の肩の位置を確認してみてください。
そして、深く息を吸ってみてください。
どうですか?肩がスッと後ろに引かれ、胸が開き、呼吸が驚くほど楽になっていませんか?
それが、あなたの肩が本来あるべきポジションなのです。
痛みは、体からの“メッセージ”
肩こりや頭痛は、あなたを苦しめる敵ではありません。
それは、あなたの体が「おい、腕や胸が限界だぞ!気づいてくれ!」と送ってくれている、必死のメッセージなのです。
そのメッセージを正しく読み解き、根本原因にアプローチすること。
それこそが、長年の苦しみから解放される、唯一の道です。
しかし、残念ながらセルフケアでは超えられない壁もあります。
極度に緊張し、複雑にからみあってしまった筋膜は専門的に解除していかないと寛解してくれません。
当店では筋の繋がり=アナトミートレインを駆使した専門的な施術を行っております。
自分を根本から変えたい!という皆さまのご来店をお持ちいたしております。