人生一度っきり　　　 -3ページ目

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04Jun
- 茶花　はまぼう(浜朴・黄槿)
  先日のお茶の稽古の時これを頂いた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どんな花ですかとお聞きすると　　　　　　　木槿(むくげ)の花が黄色くなったようなものだと先生の所に一つ植えられてこれが一つ余っているからと帰ってさっそく茶花大辞典で調べてみる　　　　　　　　　　　　　　木槿(むくげ)のように見えますが　　　　　　　　日本原産の野生のハイビスカス　　　　　　　　西日本の海岸沿いに生殖　　　　　　　なので浜辺に生える朴の木(ほうのき)から　　　　　　　　　　　　ハマボウ　　　　　　　　高さは1.5ｍ～3ｍくらいになると書いてある　　　　　　　　　　　　3ｍはちょっと(*￣Oﾉ￣*)・・と思ったが周りに他の木があるとあまり根も張らないので高くはならないだろうと、勝手に納得して植えてみることにした　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この松の木と塀の間に穴を掘り　　　　　　　化成肥料を底にひと握りぐらい置きバーク堆肥を土に混ぜて埋め戻す　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開花は７月中旬から８月頃　　　　　　　　　　　　茶花らしく朝開いて夕方には咲き終わる１日花　　　　　　　　　　　　株全体に次々と花をさかせるらしい　　　　　　　　　　　　さて何年後くらいから床の花入れに飾ることが出来るだろうか＾＾　　　　　　　　　　　　
03Jun
- 松栄堂のお香
  少し前の事　３月京都は祇園の「いふき」さんでの食事トイレに行った時に何とも清らかでかすかに甘い香りがしていた女将さんに訊ねると　二条の松栄堂のお香「白川」だと言う二条に寄って買って帰ろうかと思ったが買えずじまいだった先日、ふと思い出して松栄堂さんをネットで調べてみるとやはりウエブショップがあったさっそく注文こういうタイプはあまり近すぎると香りもきつくなるが、少し離してかすかに香りが漂ってくるくらいがちょうどいいさっそく炊いて香りを楽しむいつも香を楽しんでいるのはこちら同じ松栄堂の「姫の香」都炭に火を付けてその熱で香を温めて香りを聞くこちらの方が香りが柔らく感じる「白川」もこうやって香りを楽しめればなおいいなと思う
27May
- 組合点について考える
  お茶です＾＾表千家の許状の中に「組合点」というのがあります一般的に「組み合わせ」と呼んでいるこのお点前は建水が主役です建水と言うのは茶碗をすすいだ後の汚れた湯や水を捨てるものです要はゴミ箱のようなものですねお茶席でお茶を点てる時には客から見えない様に点前座に持って入ります他の道具は客からはよく見えますが､この建水はやっと少し顔を覗かせられるかどうかというくらいに亭主の陰に隠されていますなにしろ日陰者ですこの建水が客の目に止まる時があります風炉の点前で説明をします風炉の濃茶点前で諸飾りと言うのがあります長方形の板の上に左に風炉と釜、中央に火箸と柄杓を入れた柄杓建、その柄杓建の前に蓋置きを入れた建水、そして右に水指を板の上に飾られていますが、客から見たら水指が邪魔で建水の全体が見えませんよく見えるのが「組合わせ」これは建水が名物とか由緒ある物の時に行うお点前です左に風炉と釜、右に棚です棚の上に柄杓と蓋置きを置き､下に水指、その水指の上に茶杓と茶巾、茶筅を載せて､前に茶入を入れた建水を飾り付けますがこれも茶入を直接建水の中に入れるのではなく、茶入を茶碗に入れて、その茶碗を建水に入れますいくら名物とか由緒ある建水でも単独で飾られないようですそして茶入という道具の中で一番格の高いものを一緒に飾られますこの時、始めて建水が堂々と客の目に入ります建水の晴れ舞台ですしかし、お点前が始まるとすぐに亭主の陰に隠されてしまいますいくら名物や由緒あるものでもこの扱われ方です＾＾先日行われた表千家同門会備後支部の総会と一般講習の時濃茶のお点前がこの「組合点」でした講師の方が「この建水はどのような由緒のものですか」と尋ねられて亭主役の方がつい面白く「お殿様から頂戴したものです」と返事をされましたそこで講師の方が「じゃあ、このお殿様から頂戴した位の高い建水に茶碗の汚れをすすいだお湯や水を入れてもいいものなのですか？」「・・・・」「さあ、どうしましょう」亭主役の方が困っていると講師の方が「まあ正客がお殿様であれば、そのお殿様が口をつけられたお茶碗を洗ったお湯だからいいのでは＾＾」と聞いていた私はその時、なる程と思いながら何か引っかかる物があり・・・その夜から悶々と疑問が・・・じゃあ正客がお殿様ではなかったら建水に汚れたお湯は捨てられない？今日、講習で「お殿様」と言われたが、そのお殿様以外でこの建水を使ってお茶を点てるとしたら・・例えば、ここは備後１０万石お殿様と言えば、福山藩を開いた水野勝成公とか幕末の幕府筆頭家老の安倍正弘とかが思い浮かびますがそのお殿様を正客に迎えられなかったら、それ以上の格の高い方々御三家のお殿様、将軍、帝などお殿様以外ではその方々ではないと使えないという事か江戸時代には身分の違い等があり、大名への士官があった頃の名残だと思うが・・現代においてこの建水の格と客の格の取り合わせについてはどのように考えればいいかよく分からないこれからの課題です
25May
- 三橋美智也メモリアル
  ５月１日に行われた「三橋美智也メモリアルコンサート」三橋美智也先生が亡くなられて２０年「県民文化センターふくやま」にて民謡三橋流中国本部三橋美智憲会主催　　　　　ゲスト三橋流会長　　　　　　　　三橋美智一三橋流東京本部　　　　　三橋美智二、三橋美智賀民謡歌手　　　　　　　　　　西田佳づ美、大野実佐子ソプラノ歌手　　　　　　　　土井範江原田流直希会会主　　　原田直希藤本流花緒会会主　　　花緒秀千代尺八　　　　　　　　　　　　小川映山舞踏家　　　　　　　　　　　桂木慧吾琴　　　　　　　　　　　　　　光成歌能子演奏　　　　　　　　　　　　　松田教道＆ｍｆ５００名の会場が満席に出だしは美智憲会の演奏で始まりますそして民謡メドレーでは以前NHKの民謡番組に出られていた歌手の西田佳づ美さんと大野実佐子さん　　青い着物が西田さん　赤い着物が大野さん私も気持ちよく演奏をさせていただきましたしかし、ゲストの方々はやはりこれがプロなんだと思わせる演奏や歌です写真にはありませんがソプラノ歌手の土井範子さんが歌われた「古城」素晴らしいの一声です昼１時から始まったコンサートもあっと言う間の３時間でした最後は観客席に挨拶こうやってプロの方々と一緒に演奏をさせて頂くことはなかなかない事で、お師匠さんに感謝です
05May
- 天園ハイキングコースを歩いてきました
  鎌倉です泊まりはいつものホテルニューカマクラ藤の花が綺麗です鎌倉駅から北鎌倉まで亀ｹ谷を抜けて散策そして本日の目的は天園ハイキングコース入口は色々ありますが、有名なのは建長寺の半僧坊からの出発です.しかし、あまりにも早く起きすぎて、まだ建長寺が開いていませんなので明月院の脇から登っていくコースですなかなか険しい道のりそしてここが頂上　天平山山頂そして出口の瑞泉寺　ここまで約６ｋｍ　２時間ほどでした翌日、もう一つの登り口の半僧坊へ御朱印をいただきにここから建長寺の屋根が見えますそして富士見櫓からの富士山方面かすかに富士山が正面に見えます　何年も前からこの天園ハイキングコースを歩いてみたかったのですが、やっと念願が叶いましたしかし、こんな険しいコースですが、出会った約半数の方々はジョギングをされていました中には瑞泉寺の出口に来られたと思ったら折り返し走って行かれます随分とストイックです・・・
14Mar
- 足袋植田貞之助商店
  誂足袋　以前から気になっていた店です足袋はお茶と津軽三味線で着物を着る時に履きますが、これがなかなかしっくりとこない指先は詰まったような感覚になるし、かかとや足首はダルダル思い切って２月の中頃に電話をしました３月の連休にでもこれを口実に京都に遊びに行こうと思っていましたが、その連休は「みやこメッセ」で「京に生きづく手しごと展」というのがあって、３０業種くらいの職人さん達の作品展があるらしく、そこに植田さんも参加せれていて、採寸等ができないということらしい仕方ないので１週間前の第2日曜日に伺うことに朝９時に下京区のご自宅に伺う職人さんらしく多少の気難しさはあるかなと思っていたが、とんでもない物腰は柔らかく、言葉使いも丁寧　そして気遣いもされて、私が失礼するとき等JRの駅の途中までお送りいただいて大変恐縮しました電話ではこれから注文して頂いても出来上がりは１年半かかりますと言われていましたが、現時点で約１４０名の方々が出来上がるのを首を長くして待っておられるようですこれ以上は皆さんに迷惑をかけるし素材である上質なキャラコがもう手に入りにくくなっているので、２月いっぱいの注文で後はお断りをしていると言われていましたが、結局、私が最後の注文者になったみたいですこの素材のキャラコですが、手に取って見せていただきました光に透かしてみると本当に細かい織りです採寸は「文尺」「文尺」とは一文を基準にした寸法の事です一文の「寛永通宝」硬貨の直径を基準として　約2.4ｃｍ本物の「寛永通宝」とゲージ等を手に取り見せていただきました十文で24ｃｍ　ジャイアント馬場の十六文キックというのがありましたが、あれが約38ｃｍ木で作ってあるゲージと巻尺は勿論「文」単位です足の長さ、巾、一番幅が広い所の円周、土踏まずの円周、親指の太さ等左右それぞれ十ｹ所計測します私の足は右足の方が左足より若干大きい、他の指より親指が長い、足首が細い等の特徴がありましたそして足袋の履き方を教えていただくこれはお家元であろうと、どなたでもしていただいていますとおっしゃっていました一　足袋を履く前に必ずかかとの部分を3ｃｍほど折り返す　　　表地の縫目と裏地の縫目が直線状になるようにする二　折り返した部分の両端を両手で持ち、指先をしっかり入れる　　　この時に甲の縫目が親指側にくるようにする　　　親指と人差指の間を見れば分かると思うが、其々の付け根から筋が出ている　　　この親指の付根の筋に甲の縫目を合わせると親指と人差指の股も痛くなく、股や巾にもシワが　　　入らなくなる三　裏返しになったかかと部分をしっかりと引っ張り上げるようにして、足を全部入れる四　かかとを床につけるか、脚を倒して爪先をスネに向けるようにする五　履いている足と同じ側の手の平と親指を使い、内側の生地を足首に巻きつけるようにして、　　　反対側の手で甲馳を下から順に掛けていく　　　この時、底の部分も足の裏を包むように引っ張っていけば尚いい足袋の洗い方は決してクリーニングには出さず、家でつけ置き洗いをする　乾かす時によく叩けば、履く時に自身の体温で伸びるのでアイロンは不要　乾いた後、履く前に底の生地を斜め上下に四～五回強く引っ張れば履きやすい　　　　　　　　　　実はこの足袋は最低６足からの注文です私はお茶と三味線の着物の時だけですので、６足もあれば多分一生持つと思う１年半待ちと言われていましたが、とりあえず2ｹ月後に採寸通りの足袋を作ってお客の元に送り届け、1週間履いてみて感想を聞いて細かい修正をして作るというやり方です私には植田さんは作ったらお電話を差し上げますので、都合がよければ京都に来て履いてみて修正をしてみましょうかとおっしゃって下さったので、その時は是非伺って調整していただきたいと思います
13Mar
- 金毛院　月釜
  京都の左京区鹿ケ谷にある法然院　その塔頭である金毛院その金毛院の月釜に行ってきました本日は裏千家流で担当が鮒子田宗恵先生表千家流の私は知らなかったのだが、かなりエライ先生みたいです受付で「臨時ですが」と言って千円を払い参加させていただきましたほとんどの方が年間会員になられているみたいですね待合で2席ほど待ったあと、草履を履いて庭に外腰掛の前を通って中門を過ぎ、蹲で手を洗い口をすすいだら躙口より茶室に入ります中は４畳半の茶室ですおっと・・炉縁は・・初めて見ました竹で出来ています「二月堂」と焼印が入っています東大寺二月堂に竹があるのでしょうか釜は釣り釜　霰模様がいいですね古いものらしく少々歪みがありますが、それがなかかかいい雰囲気を出しています棚は四方棚そしてそこに置かれている水指は中東で買い求められた物元々は多分ワインクーラーじゃないかと言われていますそれに蓋を合わせて作って水指にされていました外から蹲に流れる水の音と釜の湯の音が心地良いですこれが「松風」ですかね釜で湯が沸く音は「釜の煮えがつく音」とか言われていて六音あるそうです。一　魚眼(ぎょがん)　魚の眼のごとく小さい泡が連続で興している様子二　蚯音(きゅういん)　ミミズの鳴く声・・聞いたことがありません＾＾三　岸波(がんば)　岸に寄せる波の音四　遠浪(えんろう)　遠い波の音五　松風(まつかぜ)　松の梢を渡る音　　　お茶を差し上げる亭主と招かれた客が相応して釜の煮える音に耳を澄ます瞬間です　　六　無音(むおん)４畳半に１３名の客は少々窮屈でしたが、宗恵先生の説明はとてもわかりやすく和やかな雰囲気でのお茶会で楽しませていただきました
08Feb
- 裏ルーチェ会　２０１６年冬
  昨夜の「裏ルーチェ会」より「裏ルーチェ会」とは「イタリアン酒場ルーチェ」において店が休みの時に「ルーチェ会」のメンバーが集まることである店主の古玉さんを含めいつもの７名が集まりましたよく飲み、よく食べ、　そして笑いっぱなしです
17Jan
- 新春邦楽祭　2016
  神辺文化会館での新春邦楽祭琴　民謡　津軽三味線　大正琴　邦楽セッション三橋美智憲会の一員として津軽三味線の演奏に参加しました左の後ろの手だけが写っているのが私です津軽じょんがら合奏と津軽の民謡メドレー(りんご節～弥三郎節～津軽甚句)を皆さんの後ろでついていきましたそして名取の三橋憲由美さんと三橋憲侑美さんの曲引き津軽あいや節風のじょんがら　2016じょんがら女節これは最後の邦楽セッション楽しい一日でしたそして来る５月１日は三橋美智也先生が亡くなられて２０年メモリアルコンサートを行います約３ｹ月しかありませんが、今より少しでも上達して舞台に立ちたいものです
15Jan
- 初釜　2016
  １月１１日　先生のお宅にて初釜客は７名です今年も金曜日から始まった初釜も、今日の私たち七名で最後です寄付きに掛けられている軸から昨年亡くなられた堀内宗心宗匠の画讚山や川、梅の絵が描かれています讃は「晴日未消千嶂雪（晴日未だ消せず　千嶂（せんしょう）の雪)　暖風先放一川花(暖風先ず放つ一川の花)」意味は晴れた天気の良い日でも千山の雪はまだ消えないが、暖かい春風は第一に両岸の木々に花を咲かせるそして本席の軸は即中斎宗匠の讃「柳緑花紅(やなぎはみどり　はなはくれない)」物事が自然のままに人の手を加えられていないことのたとえで、柳は緑色をなすように花は紅色に咲く、この世のものは種々様々に異なっており、それぞれに自然の理が備わっている、という意味です花入れには椿２輪白い椿は「匂吹雪(においふぶき)」赤い椿は「少庵椿(しょうあんつばき)」そこに「鶯神楽(うぐいすかぐら）」が挿してある棚ですが一昨年は紹鴎棚(じょうおうだな)、昨年は爪紅台子(つまぐれだいす)でしたが今年は利休袋棚(りきゅうふくろだな)です一応、先生が説明して下さることをメモに取りましたがいささか不安なにしろ、悪筆でササッとメモ用紙に書いているのが自分で読めない・・・とりあえず、多分あっていると思って羅列釜　　門脇喜平茶入　瀬戸焼き　梅甁(めいぴん)形　耳付き　即中斎書付　　　　口は小さく、上部は丸く張り、下方に緩やかに狭まるこの酒瓶のような形の茶入は初めて　　　　見ました　　　　それに肩の部分に耳が付いています仕覆　花鳥梅花文錦　　　　　古いものだろうと思いますがなかなか味わいがあります薄茶器　即中斎好の平棗　梅の絵が描かれています茶杓は　梅の木で作ってあり　銘は「東風」　即中斎書付茶碗　　旦入　　黒楽　　　　　小ぶりの茶碗ですが手の中に収まりがいい　　　　　　２服は他の茶碗で薄茶を頂きましたが、どうしてもこの茶碗でお茶を頂きたかったので、　　　　　　　　　　私一人３服目を頂きました　　　　　永楽即全　京焼　小槌の絵が描かれており　　　　　　　　　　　　　　　　　「福徳のここに打ち出す小槌かな」　　　　　　　　　新庄貞嗣　萩焼　びわ釉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　保庭楽入　金箍児(きんこじ)茶碗　　　　　　　　　　　　金箍児とは孫悟空の頭の輪で三蔵法師が呪を唱えて、感情的に好き勝手に　　　　　　　　　　　　　　　動く孫悟空をコントロールしようとする代物です　　　　　　　　　　　　「緊箍児」「禁箍児」と表記されることもありますが、この茶碗は「金箍児」と説　　　　　　　　　　　　　　　　　明されていました　　　　　　　　　　　　茶碗の胴の上部にグルリと孫悟空にはめられているように、金色の金箍児が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はめられています　　　　　　　　　　　　なかなか面白い意匠です　　　　　　　　　　　　後は小林和作で梅に雀の画等の茶碗もありました　　　　　　　　　　　　　この初釜を迎えて、今年のお茶が始まります　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
10Jan
- 久しぶりの　おく村
  午前中は来週の「邦楽コンサート」に向けての合同練習全員１２名で練習先生と名取３名の練習風景そして昼に新年会を少し家に帰り休憩した後は「おく村」さんですいつも雑多な相談を持ちかけてばかりですなのに、なかなか食事に行くことが出来ず、半年ぶりの訪問正月らしい八寸白魚の天ぷら徳島産の筍の天ぷら蕗のとうの天ぷら京都風　白味噌のお雑煮刺身　淡路の由良でとれた鯖焼き物　のど黒　九条ネギと炊合せ　海老芋と牛肉　八丁味噌をのせてふぐ雑炊いつも初夏から秋にかけての訪問で、以前に奥村さんからいつかは白味噌のお雑煮を食べてくださいと言われていたのが、やっと約束を守ることが出来ました白味噌のコクのある味わいは多分今まで食べたお雑煮の中で一番の美味しさです満足でした＾＾
09Jan
- 水牛の角で作った菓子切りを頂きました
  鎌倉に行くと必ず立ち寄る鎌倉清雅堂さん。錫、銅や銀を鎚起して作る器類。鎚起とは一枚の板を叩いて器にするものです。４年ほど前に買ったおチョコとフリーカップこれらは全て錫や銅の一枚板を叩いて作ったものです日展の審査員をされた西片正氏の作品今回、箸置きを買い、送ってもらいました菊、薔薇、紫陽花ですそしてうれしいおまけが＾＾商品とは別に水牛の角で作ってある菓子切りが入っていました明後日、初釜があるのでさっそく使います
04Jan
- 福山・明王院
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真言宗大覚寺派　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中道山　　明王院　　　　　　　　　本尊　二臂十一面観音菩薩立像　平安前期伝教大師一刀三札の彫像　　　　　　　　　　　　　　一木彫成の平安前期の秀作で秘仏　　　重文　　　　　　　　　　　　　　　　　　中国三十三観音八番　　　　　　　　　　　　　　　　　　百八観音霊場第十番霊場　　　　　　　　　　　　　　　　　　山陽花の寺八番　　　　　　　　　　　　　　　　所在　　　草戸の愛宕山の中腹にあり　鎌倉・室町を経て江戸の至るまで港街として繁栄した草戸千軒町のあった所である　　　　　　　　　万葉集に載せられた神島の港・磯間の浦はこの辺りである　　　　　　　　　　月読の　光を清み　神島の　磯間の浦ゆ　船出す我は　　　　　　　( 航海の神、月の光が美しいので神島の磯から船を出すよ。我は)　　　　　　　遣新羅使歌　　　　　　　　　　　　　　　　この歌碑は西神島神社にあります　左に見える五重塔が明王院　右の建物が草戸稲荷神社　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大同二年(807)弘法大師開基　　山門　県重文　室町創建　慶長十九年再建　昭和三十九年大修理　妙沢不動明王画像　延文二年　十王堂　本堂　国宝　鎌倉末元応三年三月十四日(1321)紀貞経の寄進　昭和三十九年大修理　日本建築の様式である折衷様(和様新派)の現存中最古の建物　五重塔　国宝　　南北朝貞和四年(1348)十二月十八日建立　　昭和三十七年三月大修理　　七福神と帝釈天　鐘楼　市重文　江戸正保四年建立　昭和四十二年十二月修理　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御朱印　　観世音菩薩像を安置した仏堂ということで「大悲閣」の御朱印を頂きましたが　　お願いして左上に「百八観音第十番札所」の判も押してもらいました　　「百八観音霊場」とは「108の煩悩」を浄めて「108の知恵」を頂くための霊場として中国観音霊場、四国三十三観音霊場、九州西国霊場の3霊場が手を結び「日本で最初の百八霊場」が生まれたそうです
03Jan
- 新春能楽祭2016
  今年もやってきました鞆の浦の沼名前(ぬなくま)神社にて新春能楽祭ここで使用される能舞台は元々は組み立て式で、豊臣秀吉が伏見城内で愛用していたものを、初代福山藩主の水野勝成が徳川秀忠から伏見櫓と一緒に拝領したものです。そして３代藩主水野勝貞が沼名前神社に寄進し固定能舞台として現在も使われています。昼１２時開演まずは大島衣恵さんによる本日の番組紹介素謡　　翁　　大島輝久さんと男性組仕舞　　高砂　　大島政充さんと男性組　　連吟　　鞆浦　　女性組これは大正６年に２代大島寿太郎さんが沼名前神社を題材創作した謡。沼名前神社の神徳と鞆の浦の美しい景色の長閑さを謡っているそうです　　　　　仕舞　　羽衣　　大島衣恵さんと女性組たった３０分程の舞台ですが見ごたえ聞き応えがありました仕舞を習いたいな～
- 初詣　福山・草戸稲荷神社
  昨日の初詣から祭神宇迦之御魂神(うたのみたまのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、保食神(うけもちのかみ)平安時代の８０７年明王院を開基したとされる空海上人が同寺の鎮守として祀ったのが始まりとされる社格　村社御朱印
01Jan
- 明けましておめでとうございます
  明けましておめでとうございます新しい年を迎え、気持ちも新たに＾＾しかし、することは同じ朝６時に起きて三味線の稽古、朝食(今日はお雑煮)を頂いた後はお茶を点てますその前に、掛け軸を変えて「山は呼ぶ万歳の声」今日は私自身がお茶をいただく前に仏壇と神棚にお茶をお供えしますそしてゆっくりと食事平凡な日常生活なのであまり変わったブログは書けませんが本年もよろしくお願いします
28Dec
- 昨日の「夜咄」から
  夕方４時、社中のYさん宅に集合建設会社をされているこのお宅、2階に茶室や寄付(席に入る前に羽織を脱いだり、足袋を履き替えたりする所)とベランダに簡単な露地（ろじ）、蹲踞（つくばい）、腰掛待合があります今回は亭主、半東、そして客は正客、次客、お詰めの５名この他に先生と台所で料理を段取りしてくださる先生の奥様、そしてここの住人Yさんとお手伝いに来てくださったTさん総勢９名です１年前の稽古は客が５名でかなり窮屈な思いをしましたが、本日は客が３名なのでゆったりと行えましたなにしろ茶室は２畳台目という２畳と3/4畳という狭い空間です簡単にそれぞれの役割を説明しますと亭主(客をもてなす主人)これは女性のTさん半東（亭主のお手伝い)　男性のS君正客(亭主から招かれたお客)　私次客は男性のI君お詰は先生の息子さんMさん男性４名と女性１名ですまず私たち3名が感動したのは蹲踞(手水鉢)の前で手を洗ったり口をすすいだりした時にベランダに作られた庭(露地)を通して見える大きな月ですここが郊外にあり、尚２階ということで周りに遮るものがありません素敵な庭の木々越しに見える月はなんと素晴らしいのでしょう蹲踞から茶室に向かう筋にも所々露地行灯が置いてあり、京都の料理屋さんに来ているのかと錯覚しそうです今日の稽古で使う道具類は全てYさん所有のもの正客の私に出されたお茶碗は「楽山窯」を開いた倉崎権兵衛の刷毛目茶碗です１６７７年に萩から出雲松江藩に招かれ「楽山焼」を起こした時のものです次客に出されたお茶碗は三千家の独楽の家紋これは表千家、裏千家と武者小路千家其々の独楽の軸下端がくっついて放射状に画かれているもので、箱の裏蓋には表千家の即中斎、裏千家の淡々斎、武者小路千家の愈好斎の花押が書かれていました三千家一同が集まって書かれているなんてすごいそして寄付に置いてある火鉢に何気なく刺されている火箸は東大寺で使用されていた長釘だとかまずまず興味深く面白い品々ばかりです本日見せていただいた中での一番はお茶室に飾られていた軸です昨年、飾られていたのは大久保利通から勝海舟にあてた手紙本物の手紙ですが、これでもすごいと思っていたら今年は千利休が当時、京都では珍しく貴重であったのか納豆を頂いた時のお礼の手紙だそうです勿論これも本物自筆だそうですお茶室の中では写真を撮ることができませんが、外されて寄り付に置かれているのを撮らせていただきました手紙の部分もそうですが、軸装部分、一文字や風帯に描かれている紋様の所々に金色が残っています金箔が少し残っているのですね普段だったらこんなものは美術館等でガラス越しにしか見る事ができませんが、低い鼻がくっつきそうなほど近づいて見てしまいました懐石料理のほうは、私が作った炊合せ以外は本当に美味しい料理ばかりでした＾＾皆さん料理の腕がすごいそして「へえ～」とばかり言っては見てた道具類私のこれからの人生でここにあるような物を一つでも手に入れられるかと考えたら、多分無理でしょう＾＾でもこうやって稽古なりお茶会に行けば素敵な品々を拝見することが出来る充実したお茶事の稽古でした
27Dec
- 作ってみました②
  昨夜の続きまずは春菊父が畑から採ってきた春菊は茎の部分を入れても7，8ｃｍ足らずとりあえず茎を取り除きます茹でてしんなりしたら氷水に入れて水を切り昨夜作った一番出汁にほんの少しの薄口醤油とほんの微量のみりんを加えてつけますこれで春菊は終わりもう一つ蒸し器で蒸したままの鶏肉熱が取れてすっかり覚めたので、朝一番に冷蔵庫に入れておきました冷蔵庫で冷えて固くなった鶏肉を容器から取り出し、人数分に切り分けていきます蒸すときに入っていた昆布、ネギ、生姜を取り除き薄口醤油とみりんを少し加えて鶏肉を容器に戻しますお茶事に持っていくために鶏肉、大根、人参、春菊をそれぞれタッパーに移し替えて、柚の皮をごく細に切りラップでくるんで終わりです今朝の調理の写真は撮り忘れましたはっきり言ってどれも美味しいとは思いませんが、やってみた価値はあるかなこれも勉強です
- 作ってみました
  明日のお茶事「夜咄」の懐石料理担当　炊合せまずは出汁作り出汁作りは色々な方法があるそうですが、今回は奥村さんに教えていただいた方法で作ってみます水３リットルに対し利尻昆布30ｇ　６５度～７０度１時間から１時間半水はいつも飲んでいる鹿児島の温泉水「水星」を使用かなりまろやかです　ただ、水の硬度によって昆布の味がでる時間等が変わるそうです昆布の表面を乾いた布でかるく吹きますコンロの火を６５度から７０度に保ちますコンロの火を一番弱くしてもつい７０度を越えそうになるので、その都度火を止めて調整します昆布だしを作っている間に大根の下ごしらえ半月に切って面取りそして米ぬかで茹でます奥村さんからは米のとぎ汁で茹でるようにと教えてもらいましたが、とぎ汁がなかったので米ぬかを使用昆布だしと大根を茹でている間に鶏肉の下処理余分な油部分や筋を取り除いていきます米ぬかで茹でている大根　串が刺さるようだったら、水にさらして、もう一度水だけで茹でます鶏肉に薄く塩をして３０分ほどおきます　　　　　　　　　昆布出汁は１時間１０分ほどたったところで味見う～ん　いいのかどうか分かりません・・がとりあえず良しとして出汁の温度を８０度くらいにあげます少しグラとしてきたらかつお節を鍋に入れ、火を止めてキッチンペーパーで漉す漉したのがこれですが、もうここまでで２つのミスをしてしまいました一つは鰹節の量元々はだい７リットルに対し昆布70ｇ、そして鰹節ひと握り半くらいだと教えてもらいましたですが、とりあえず最初は３リットルの出汁を作って様子を見たほうがいいと言われ、３リットルの水に30ｇの昆布を入れたのですが、鰹節は思いっきりひと握り半をぶち込んでしまいましたなんとなく鰹の香りが強すぎるような・・・そしてもう一つは大根は二度目に水だけで茹でて、水にさらし、覚めてから昆布だしで２０分茹でるのですが、で大根の為に鰹節を入れる前の昆布出汁だけを別にとって置かなければならないのに、鰹節を入れてしまいました。仕方がないので、昆布と鰹節でとった出汁で茹でますもう少し、落ち着いてメモを見ながらすればいいのに・・・お次は鶏肉塩を降って３０分ほど置いていたら水分が浮いてきましたキッチペーパーで拭き取り熱湯にくぐらせ、引き揚げて氷水へというところ・・・氷水に入れるのを忘れてしまいました水と酒を８対2くらいの割合で鶏肉が浸るくらいに注ぎますお酒はとりあえずこれしかないのでそして生姜の切れ端と白ネギの青い部分、そして昆布を入れて蒸し器に大根へ戻って出汁で２０分炊いた大根に塩とみりんを加えて１０分炊きますそしてその間に人参乱切りをしようと思いましたが、はっきり言って形を揃える自信がないので、型抜きをしました出汁に薄口醤油と濃口醤油そしてみりんで炊きます時々、鶏肉の蒸し器を気にして約、１時間半とりあえず土曜日の夜７時過ぎから１１時まで4時間かかりました鶏肉、人参、大根冷めている間に味が染み込んでくれればいいのですが今夜はここまで続きはまたあしたしか、しどうみても炊くと言うよりは茹でていると言った方がいいみたいになっているこれで本当に大丈夫か・・・・
26Dec
- 結局　飲んでしまいました
  夜は稽古や用事等で車で出かける時は飲まないのだが、出かける用事がない時は料理によって日本酒、焼酎、ワインを飲んでしまう。今夜は明日の懐石料理の炊合せを作るために飲まないようにしよううとしていたのだが、つい料理に誘われてワインを飲んでしまった＾＾何日か遅れのクリスマスのようだチキンビーフシチューパイ包みパエリアケーキ