京都の左京区鹿ケ谷にある法然院 その塔頭である金毛院
その金毛院の月釜に行ってきました
本日は裏千家流で担当が鮒子田宗恵先生
表千家流の私は知らなかったのだが、かなりエライ先生みたいです
受付で「臨時ですが」と言って千円を払い参加させていただきました
ほとんどの方が年間会員になられているみたいですね
待合で2席ほど待ったあと、草履を履いて庭に
外腰掛の前を通って中門を過ぎ、蹲で手を洗い口をすすいだら躙口より茶室に入ります
中は4畳半の茶室です
おっと・・炉縁は・・初めて見ました
竹で出来ています
「二月堂」と焼印が入っています
東大寺二月堂に竹があるのでしょうか
釜は釣り釜 霰模様がいいですね
古いものらしく少々歪みがありますが、それがなかかかいい雰囲気を出しています
棚は四方棚
そしてそこに置かれている水指は中東で買い求められた物
元々は多分ワインクーラーじゃないかと言われています
それに蓋を合わせて作って水指にされていました
外から蹲に流れる水の音と釜の湯の音が心地良いです
これが「松風」ですかね
釜で湯が沸く音は「釜の煮えがつく音」とか言われていて六音あるそうです。
一 魚眼(ぎょがん) 魚の眼のごとく小さい泡が連続で興している様子
二 蚯音(きゅういん) ミミズの鳴く声・・聞いたことがありません^^
三 岸波(がんば) 岸に寄せる波の音
四 遠浪(えんろう) 遠い波の音
五 松風(まつかぜ) 松の梢を渡る音
お茶を差し上げる亭主と招かれた客が相応して釜の煮える音に耳を澄ます瞬間です
六 無音(むおん)
4畳半に13名の客は少々窮屈でしたが、宗恵先生の説明はとてもわかりやすく和やかな雰囲気
でのお茶会で楽しませていただきました