北海道や九州から飛行機に乗ってまで
買い求める人が後を絶たない
幻の洋菓子・小山ロール。
その生みの親である
パティシエ エス コヤマの
オーナーシェフの小山進さんは
ショコラの世界的コンクールで
6年連続最高賞を獲得した、
まさに一流の菓子職人です。
そんな小山さんが語った
「一流の仕事人に求められる条件」とは。
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──小山さんは、一流の職人に
求められる条件を
どのように考えられますか。
【小山】
僕たちの世界で言えば、
唯一無二のオリジナリティーの
あるものをつくれるかどうかが
一流になる上での大前提だと思います。
さらに世に発表して
市民権を得ていくこと、
文化を動かしていくことも
大事な要素になってきますね。
創り手として、
生み出したものの
コンセプトや本質などは、
いくらでも語れます。
だから一緒に仕事をさせていただく
クリエイターの皆さんにも、
いつでも熱く説明できるし、
納得もしていただける。
それに一緒に仕事ができる方々は
自分が将来なりたかった
グラフィックデザイナーや
ミュージシャンなどで、
まるで自分がその仕事を
やっているかのような
気分になっています。
一流というのは、
このようにして相手に喜ばれる
魅力的な文化をつくると同時に、
その楽しさを後から来る人たちに伝え、
道をひらいてあげられる人のことかな、
とも思っています。
・ ・ ・ ・ ・
あとはやっぱり自信ですかね。
「自分はこれくらいでないと
気が済まない」
と自分のクオリティーを
高める努力をすることです。
人が99%反対しても
「自分はこうだ」と
勇気を持って言う。
少なくとも僕はそれができます。
そういう人を育てて
いかないといけないと
思っているんです。
※期待以上の仕事をしていきたいですねー