チャングムの誓い 32話 無罪放免これも皇太后様のおかげ
◇倭寇のスパイ扱いでまたもやお白州にて裁かれるはめに。だが,今回は久しぶり登場の皇太后様のおかげで,無罪放免。ああ,ありがたや。さすがは皇太后様。(書籍によると,このすばらしき皇太后様は政治に関心が強く,後に王朝を混乱に導くらしいのだが,今はいつも救いの天使である。)
◇料理試験ならぬ,医女試験。この勝負場面が,このドラマの魅力でもある。3人に口頭試問で行われ,評価は上中下で下される。一つでも下があると落第。ウンベクの「敵が治療を求めてきたらどうするか」の問いにチャングムは「決めかねる」と正直な返答をする。一時は「下」と評価したウンベクだが,「まだ決めかねるというお前の返答にこちらも保留とした」ということで,見事試験に合格。
◇そんなわけで,チャングム・チョンホそしてクマムも都に残ることに。ああ,もうチェジュド時代は終わりなのか。チャンドクはいいキャラだったけど,またその後関わってくるのかなあ。楽しみにしておこう。
◇チャングムが救った易経を修めた天才少年もまた登場して欲しい。しかし,登場人物がどんどん増えていく。さすがは大河ドラマだ。次回より医女の修業が始まる。常に工夫努力し続けるチャングムには勇気づけられる。
ザ・インタープリター
◇名匠シドニーポラック監督作品ということで,期待していたが,何か中途半端な感じを受けてしまった。
途中字幕を見落としたり,寝ていた時間もあったせいかもしれないが,こちらを眠らせないサスペンス性が欠けていたとも言えよう。
◇ふちなしのめがねをかけた同時通訳のニコール・キッドマンは,実に美しく撮られており,「ピースメイカー」のお人形のような美しさにファンになったことを思い出させて,うれしくはあったが,「コールドマウンテン」のようなリアリティや「ドッグヴィル」のような凄みに欠け残念でもある。女優が監督によってこうも変わるのかということを感じた。
◇FBIオフィサーのショーンペンは,嫌いではないのだが,FBI捜査官と言えば,ダークスーツでスマートなカイル・マクラクランをどうしても思い浮かべてしまい,ショーンペンの泥臭さがらしくないと思ってしまう。
パッション 人はいくらでも残酷になれるのか
◇レンタルDVD視聴
◇ひたすら痛めつけられるまさに「キリストの受難」の連続。どちらかというと仏教的思想の自分には,理解しがたい映画である。
◇むち打つローマ人。人はどこまでも残酷になりうる恐ろしき面をもっている。だからこそ,隣人を愛さなければ,自分だけ愛していては幸福にはなれないのであろう。
◇もっと美しいモニカ・ベルッチを観たかった。
チャングムの誓い 30話 クミョンの反旗
◇記念すべき30話は内容十分,見応えある作品に仕上がっていた。
◇これまで悲嘆に暮れていたチャングムの再起が心地よい。医女になり宮中に戻るという一筋の光目指して,ひたすらに努力する姿が観る者に勇気を与える。
◇不敵な笑顔のチャンドクの課題は,医学書を丸暗記すること。学問の基本は暗記だったのである。繰り返しえし読み,唱える努力の上に力は付いていくのである。日本の教育の世界は,この基本をわすれてこけてしまっている。
◇薬草園の師匠ウンベクとの再会。ウンベクとチャンドクの思想の違い。この二人は互いにどう影響し合っていくのか楽しみである。
◇そして,涙に暮れていたヨンセンが王様の寵愛を受け,サングンに。なんというダイナミックな展開であろうか。泣き虫ヨンセンがチャングムにそしてチェ一族にどう関わっていくのだろうか。それにしても,「女官はすべて王様の女」というクミョンの言葉が現実として観る者に提示された今回である。「決して声を出してはならぬ」「爪を切るのは,王様の肌に傷をつけぬため」なんというなまめかしさ。ここは宮中であるということを再認識する。
◇そしてそして我らがクミョン。「私たちは負けたのです」「私は一から出直します」ああ,これまでどす黒く汚れてしまったクミョンが,また真っ白に戻って,自らの料理の腕を極めようと立ち上がる。なんとうれしき事よ。
- 著者: ユ・ミンジュ, 秋那
- タイトル: 宮廷女官チャングムの誓い (上)
花とアリス バレエとはかくも美しきものか
チルソクの夏 ’77あの時代
◇チルソク。韓国語で七夕のことである。陸上ハイジャンプを通じて知り合った下関の少女と釜山の少年。
年に1度出会う七夕のように,再会を楽しみにする二人。二人の愛を取り囲む脇役がいい。スゥイングガールズで脚光浴びる上野樹里は,すでに輝いている。ちょっと進んだ女の子を演じるが,底抜けの明るさが
元気を映画に振りまく。
◇カラオケの隆盛で仕事が無くなり,やけになりがちの父親役,山本譲二がいい。悲哀を感じるし,ステージで歌うより,歌が上手く感じる。娘がなけなしのお金をはたいて買ったギターで奏でる演歌には,人生の重み,男のつらさを感じた。
◇’77年当時の風俗をはやり歌で表現する。ピンクレディ全盛のときで,女子はみんな振りをまねしていたなあ。主人公4人の「カルメン」は最高。アン青年の歌う「なごり雪」。隣国の歌をラジオで覚える。これは「JSA」でも効果的に使われた。
◇話離れるが,歌からドラマを発想する作家は多い。倉本聰は「駅」では八代亜紀の「雨」を入れ,最近では,平原彩香の「明日」を聴いて感動し,ドラマ「優しい時間」を構想したらしい。
◇ところで,エンドタイトルでイルカさんの韓国語の「なごり雪」も聴ける。
◇日本と韓国・中国の関係をもう一度学び直したい。私たちは何も教えられてはこなかったのかもしれないから。
◇おばさんになった4人組はあまり見たくなかったなあ。
買ってしまったスイングガールズ・スペシャル・エディション
チャングムの誓い 28話 助け船には乗らず
◇久しぶりのチャングムブログ。BS2をHDDに録画し,即日鑑賞。他局の「トワイライトゾーン」が見られないは少し残念だが,チャングム優先。
◇済州島に島流しにされたチャングム。憑かれたように宮中を目指し,脱獄を試みる。ついに足かせをはめられる。足かせは木製をイメージしていたが,金属製。チャングムの足首はへこみぼろぼろになっている。これは特殊メイクだと思われるが,かなり激しい足の損傷を表現しており,これでは歩くことすらまままならないのではと感じる。しかし,すぐ後に元気に走るチャングム。少しの違和感。まあ許そう。
◇ミンサングンは心で反旗を翻すも,表向きは「私を手足のように使ってください」と世渡り上手。しかし,クミョンには苦々しさをあらわにする。クミョンは宮中での疎外感もだが,愛するチョンホが職を辞して出奔したことへ罪悪感を感じ,絶望の涙を瞳にためる。クミョンもチェサングンも徹底した悪役になりきれない,一片の良心をとどめているところは物語を勧善懲悪の単純なものにしない効果はあろう。
◇孤独なのはヨンセンも同じ。このところ泣いてばかりである。
◇チャングムは一生追われる道と時期を待つ道の選択を迫られ,海をみつめながら後者を選択。次回より済州島時代のストーリーが始まる。不敵な笑顔のチャンドクとの関係が楽しみだ。1回とて見逃せるだろうか,いやできはしない。
◇7月にチャングム前半(27話まで)の再放送決定。1日2話放送。ちびチャングム時代がまた見られる。











