チルソクの夏 ’77あの時代 | 星空シアター

チルソクの夏 ’77あの時代

tirusoku ◇レンタルDVD視聴。


◇チルソク。韓国語で七夕のことである。陸上ハイジャンプを通じて知り合った下関の少女と釜山の少年。

年に1度出会う七夕のように,再会を楽しみにする二人。二人の愛を取り囲む脇役がいい。スゥイングガールズで脚光浴びる上野樹里は,すでに輝いている。ちょっと進んだ女の子を演じるが,底抜けの明るさが

元気を映画に振りまく。


◇カラオケの隆盛で仕事が無くなり,やけになりがちの父親役,山本譲二がいい。悲哀を感じるし,ステージで歌うより,歌が上手く感じる。娘がなけなしのお金をはたいて買ったギターで奏でる演歌には,人生の重み,男のつらさを感じた。


◇’77年当時の風俗をはやり歌で表現する。ピンクレディ全盛のときで,女子はみんな振りをまねしていたなあ。主人公4人の「カルメン」は最高。アン青年の歌う「なごり雪」。隣国の歌をラジオで覚える。これは「JSA」でも効果的に使われた。


◇話離れるが,歌からドラマを発想する作家は多い。倉本聰は「駅」では八代亜紀の「雨」を入れ,最近では,平原彩香の「明日」を聴いて感動し,ドラマ「優しい時間」を構想したらしい。


◇ところで,エンドタイトルでイルカさんの韓国語の「なごり雪」も聴ける。


◇日本と韓国・中国の関係をもう一度学び直したい。私たちは何も教えられてはこなかったのかもしれないから。


◇おばさんになった4人組はあまり見たくなかったなあ。

タイトル: チルソクの夏 特別版