小学校
ここのところ夜中に目が覚める。
自分自身が寝るのを不得意としているから、
赤子に起こされる、という意識にはならず。
4時も周っていれば、いっその事早起き、とする。
貴重な独りの時間。しかもまだ町が寝静まっている早朝。
久し振りに映画でも観ようと思えどHDにある映像は
トリュフォーやらゴダールと言ったいわゆるヌーヴェルヴァーグもの、
ブニュエルもしくは飛んで『カリブの海賊』(?)など
どれも朝から観るにはちょっと・・・。
結局HDを探っている間に娘がお目覚めで映画鑑賞断念。
登園。
園のお子達が赤子見たさにベビーキャリアに首を突っ込んで
「あー起きてるよ!日本人の赤ちゃんだよ!ゲホゲホ・・・」なんてやるのを見て
同級生のお母さんが「赤ちゃんにうつるから早く外へ!」と救助してくれた。
風邪が大流行。
既に頂いている風邪菌だけど、上塗りしなくてよいですよー。
勘弁、勘弁。
さて、月曜にNYへ発った隣家族。
”今回初めて薬持たずの旅行”、とイレーナは意気込んでいたけど、
残念な事に出発の日の早朝、
ルナがお約束の耳炎症を起こしてエマージェンシーに駆け込んだ。
ユリアナが空港へ送って行った時には薬の効いたルナはニヤニヤヘラヘラしてたそう・・・。
一体どんな薬を飲ませたんだ?!大丈夫なの?
せめて天気に恵まれますよう祈っております。
夕刻。
博物館の隣の小学校より入学手続きをしに来るよう手紙が来ていたので
指定時間に赴きました。
”9月の時点でまだ五歳だし、もう一年幼稚園に行きたければそれでもいいですよ”、
とのご提案。
と、言う事で再度5月に連絡を取って意思確認の約束。
実は、私、息子を越境させようと画策中。
この都会のど真ん中の学校ではなく、
我が家から同じ距離ぐらい市外へ向って行った所にある
トゥロノヴォに行かせようと思っております。
だから、今日はこの軽く笑顔を振り撒いておしまい。越境申請は後日。
夕食はシンプルに鶏モモ。
大蒜、生姜、塩、ヨーグルト、カレー粉、ローズマリー、醤油少々
でマリネして椎茸のせたらそのままオーブンへドーンと。
茹でブロッコリーも加えていつものルッコラトマトサラダと。
スロヴェニアの椎茸美味しいですよね。
母が感激しておりました。
ちなみに、椎茸屋のおばちゃんは最近日本語を勉強してるらしく、
通りかかると「こんにちは!」と、声掛けてくれます。
(ええ、私は毎度この可愛い罠にはまっておりますとも。)
ビストロ風
青い空。
この”青”は本当はなんと言う色なのだろう、とよく思う。
我が家のお子達は未だ風邪気味。
ゲホゲホ。
お腹痛い、なんて言ったと思ったら長男、娘、と連夜で嘔吐。
でも元気。
赤子も追ってゲホゲホ。
私は ”馬鹿は風邪ひかない” を地で行っている為無傷。
半袖短パン。
そんな私を旦那は首を傾げながら、
「おかしいよね、それ。」 の一言で片付けている。
幼稚園はお休みにして、私は裁縫三昧。
赤子はベビーバウンサー決定版、
に乗ってニコニコ、ニヤニヤ、ゲホゲホ。
この決定版、キャスター付きのベビーバスケットに
ベビービヨルンのバウンサーを乗せたもの。
これがほんとに決定版。
何処へでもコロコロ行って。何処ででもユラユラ揺れる。
冷蔵庫整理の一皿。
鴨のミートボール?煮込みハンバーグ?
鴨胸のミンチ、玉葱、生姜の丸。
リソレして山盛りの春キャベツ、カリフラワー、パプリカ、ズッキーニ、
昼に作ってあったトマトソース、タイム、前日の雉のガラスープと一緒に
オーブンでブレゼ。
野菜が甘い!
野菜でヴォリュームを出したいが為に沢山入れると甘すぎる程。
上がりにはシェリーヴィネガー活躍でさっぱりと。
故郷を思う
旦那の出身地は関東の田舎。
まるで『漫画日本昔話』に出てくるような風景・・・と、誰かが言った。
山の手前に大屋根の農家がポツリ、ポツリ・・・
何処までも広がる田畑。
そして人々は皆顔見知り。
梅が取れればお裾分け、餅をつけばお裾分け・・・と、言ったいわゆる日本の田舎。
初夏には蛍が飛び交う。
暗闇にホワホワと優しい光を放ちながら無数の蛍が舞う。
近くの那珂川には鮎が泳ぐ。
自然と昔ながらの田舎の趣をもち備えた町。
しかし自然が豊かである、ということは人口が少ない、と言うこと。
高齢化と過疎が顕著である、と言うこと。
旦那の卒業した小学校は今春に最後の卒業生を送り出す。
これまた、木造平屋のいわゆる田舎の小さな学校。
可愛らしいその校舎は今春でお役目終了、廃校になる。
こんな町に産廃処理場を作る計画がある。
皮肉な事に自然が残っている=人がいない、と言う事、
こういう話にはもってこいなのだそう。
行政の話では、
既に問題となっているこの地域での不法投棄対策にも産廃処理場の建設は必要、
だそう。
旦那の生まれ故郷が自然豊かな田舎、
から産廃処理場の町、になってしまう危機に瀕している。
地質汚染。水質汚染。 農業、鮎業。 どうなってしまうの?
帰って反対運動に参加するべきだという気持ちに駆り立てられる。
もしくはスロヴェニアにいながらどうにか反対運動に参加できないものか・・・。
しかし、町長は賛成派。そして、旦那の実家は皆公務員。
先祖代々根付いている地が壊され行くのを
ただただ黙認しなくてはならないのか。
彼らの胸中はどんなものか・・・。
なぞと想像をめぐらす”よそ者”である私が一番メランコリックで
本人たちは案外あっさりとした諦めの境地にもう至っているのか、
と、思ってみたり。
三つも美術館を抱え、
(美術館は赤字の元というのが定説だそう。)
過疎の進む町は決して豊かではない。
産廃処理場は明らかな収入をもたらすのだろう。
それでもやはり、どうにか食い止める手は無いものか。
移り行く季節
妙にキレイな御題になっちゃいました。
ここ暫く地球の反対側(主にペルー)からやって来ていたアスパラ。
いよいよお隣りイタリア産が入りました。
なんと、なんと驚いた事に野生のも出てました。
初物。小さな、小さな束が10ユーロ。
足を停めて驚いていると、
「今日最後の一把。7ユーロにまけとくよ!」と、オマケの声が掛かりましたが、
しばし睨めっこの挙句断念。
一把小さすぎ。お値段は大きすぎ。
リュブリャニッツァ沿いの柳も黄金色。
同じくリュブリャニッツアを少し上流に行ったトゥロノーヴォの柳の巨木達は
全て切り倒されて代わりに小さな苗木が植えられています。
川沿いの巨木、大好きな景観だったのだけど。
どれも老齢だったんですね。
何年か前に雪が積もった際、大きな枝が折れて真っ二つになったような株もありました。
久々に洋ナシを買いました。
試食の際の外気に冷えた梨はどれも美味。
今回はKONFERANSという品種を選びました。
雉料理に添える予定。
さて、
これは、賞味期限偽証・・・
と、言う?
99 の上に 9 と手書き。
10年も鯖読んでますよ!!
どうなんですか、これって。
こちら、私が最近盛んに作っている野菜スープ。
ただただ野菜を軽く炒めてグツグツするだけ。
アセゾネはピランのフルールドセルのみ。
ヒヨコマメもIN。
あちあち。ふーふー。
美味し!
(昨日からのカレーも一鍋丸々アリ。汁物ばっかりじゃないすか・・・。)
何を急に思ったか 「赤ちゃんはなんで生まれてくるの?」と、息子。
すかさず、「可愛がられるためにだよ!」と、娘。
なーるほどね。と、私。
少々風邪気味な娘は夕食ノロノロ・・・。
終盤、「食べ終わったらちょっとアイスクリーム・・・」と、言いかけたら、
急に生き返って 「えっ??!!!」。
今までのノロノロぶつぶつ・・・は何だったのよねー。この役者め!で、スピード完食。
子供ってみんなこんな感じでしょか。可笑し過ぎだ。
雲の中
霧。
息子が 町に雲が降りてきたんだね、 と言った。
それ程濃い霧。城山すら姿を消した。
リュブリャナじゃ決して珍しくもないのだけど。
プレシェーレンの像の麓には幼稚園児の群れ。
先生が明日のプレシェーレンの日について話しているのだろう。
登園後、赤子の写真を現像して大使館へ。
写真屋でパスポート用だから45mmX35mmで、
と、お願いしたにも関わらず、
「今日まだバイト二日目で・・・」と、
申し訳なさそうに下を向いたお兄さんが
渡してくれたのは鋏で切った微妙なサイズ。
でも小さ過ぎる訳でなかったので許可。
大使館にてパスポート申請用紙の記入漏れ確認。
用紙の記入欄を指す自分の手指はかさかさの皺だらけ。
ハッとして反射的にグーにした。
何を今更、でも、なんやら恥ずかしい。
本日やっとパスポート申請に至った赤子は丁度生後三ヶ月になった。
ケフィールを食べる私をまじまじと見るので、
ナノグラム程唇につけてみたら、ニャムニャムと味わって
イヤーな顔をした。
続けてグタグタに煮込まれたポロネギのスープをまたナノグラム。
「母ちゃん僕まだ食べれへんで。三ヶ月やから・・・。」
と、言わんばかりにしかめっ面。
なんてやってるうちに町は雲の中から脱出。
青空が広がった。
産前、産後に
思わず、
産前、産中、産後に
と、書きそうになりましたが、産中 は関係ないです。
産中、って一体なんでしょ、どういうタイミングだか・・・。
十日ほど前に買って来た林檎が気持ちポソポソし始めたので、
コンポートにしました。
スロヴェニアの人はよく柔らかくなった林檎でコンポートを作りますよね。
お鍋に水、林檎は芯をはずし、くし型に。
私は最近個人的に流行っているドライプルーンと一緒に煮る。
実はこれ、産院で毎朝トレイにのって来た一皿。
ボウルにナミナミと注がれた生ぬるいコンポート。
私は密かに毎朝楽しみにしていたのだけど、
(あっちっちだったら尚更グッドだったのだけど)、
同室のスロヴェニア人のお母さん二人は一度足りとて蓋を開けませんでした。
もう一つのボウルのカフェオレの方がお好みだったか。
これがとても優しい味。
ほのかに甘酸っぱくて幾らでも飲めそう。
そして、フワフワにふやけたドライプルーン、これが中々いける!
(見た目で判断してはなりませぬ)
ホットでもアイスでもいけます。
シナモンと煮てもいいですねー。
プルーンは鉄分、食物繊維が豊富。
産前産後には最適。おこちゃまにもナイスなドリンクになります。
今朝は園のおこちゃま達は思い思いのものに扮していました。
私の前には
”箱男” ならぬ ”箱女”。
隣のがっこの高校生。
前からは流石に撮れませんでしたがちゃんと顔が描いてありました。
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