こんにちは。

婚活から終活まで対応できるパーソナルライフコンシェルジュ、

オワマルライフサポーターのManyuです。

 

民間の身元保証会社について、

私が対応したケースを例に、

お話しています。

↓今までのブログはこちら↓

これから必要となるサービスですね:「今でしょ!!!」

ケアマネに捨てられたケース(と私は思う)

障害のある50代Mさん:親亡きあと①

知的障害のある50代Mさん:親亡きあと②

知的障害のある50代Mさん:親亡きあと③

知的障害のある50代Mさん:親亡きあと④

知的障害のある50代Mさん:親亡きあと⑤

知的障害のある50代Mさん:親亡きあと⑥

 

障害のある方のご両親亡きあとについて、

Mさんのケースを例にお伝えしてきました。

 

 

知的障害者施設に勤めていた時。

親御さんから言われたのが、

 

「(入所施設に入れたから)

これでやっと安心できた。

私たちのような親は、

(障害者を子に持つ親)

一日でも長く子どもより生きたいと、

願っているのよ」

 

とてもショッキングな一言でした。

 

だって、親が先に死ぬのが

自然の流れじゃないですか。

 

それになのに、

その流れになんとか抗いたいのです。

 

何ていう社会なんだろう。

当時、そう感じていました。

 

 

月日が流れ。

私も様々な仕事を経て、

様々な環境の人たちに関わらせていただきました。

 

 

あの時の親御さんの言葉。

 

あの深い意味を、

当時の私はまだ理解できていなかったかもしれません。

 

Mさんのケースを振り返り、

ご家族がどれだけの不安を抱えていたのか・・・。

 

私は全てを理解したわけではないけれど、

少しはその不安の深さに気付けたように

思います。

 

 

私の友人で、先天性の病気を持って、

生まれた方がいます。

彼女は、

「私みたいな病気を持った人は、

昔は長生きできなかった。

親より先に死んでいた。

でも、今は医療が発達して、

親よりずっと長生きするようになった」

と話してくれました。

 

 

Mさんも、母親、父親、

ともに先に亡くなりました。

 

お父さんは最後まで、

元民生委員のIさんに

「Mのことを頼む」」と言っていたそうです。

お父さんは

自分の姉妹の状況では、

「親代わりは難しい」と分かっていたのでしょう。

 

 

でも、自分が亡きあとに、

どうしたらいいのかは、

分からなかったのでしょう。

Iさんに頼むしか、

方法が無かったのかもしれません。

 

 

私は、民間の身元保証会社について、

お伝えして、

Mさんたちは契約をしました。

 

全ての方に、

おススメしたい、

ということではありません。

 

あくまでも、

情報の一つとして、

知っていることで、

選択の一つになればと思いました。

 

 

成年後見制度を考えている方も、

中にはいらっしゃるかと思います。

 

ご本人の状況等によっては、

成年後見制度が適している方も、

いらっしゃるでしょう。

 

ですが、

成年後見人にも料金は発生します。

そして、動ける範囲は限られています。

 

私が医療相談員の時も、

高齢者施設で相談員をしていた時も、

成年後見人の方は

「私は成年後見人なので、

身元保証人にはなれません。

(連帯保証人にはなれません)」

そのように、一言、添えていました。

 

中には契約書の署名を

身元保証人 成年後見人」

と書き直す方もいました。

線で消さずとも、

ご自身の名前の前に

「成年後見人 〇田〇男」

のように書き添える方もいました。

 

 

この言動の意味

・一言添える

・身元保証人を線で消す

・「成年後見人」とわざわざ書く

当時の私は理解していませんでした。

きっと病院・施設の他のスタッフも、

分かっていなかったでしょう。

 

「成年後見人がいれば、

全部やってくれる」と思い込んでいました。

 

でも実際は違います。

 

 

成年後見人は、本人に代わる人。

Aさんが被後見人であれば、

成年後見人はA'さんのようなイメージ。

 

Aさんが亡くなれば、

A'さんもそこで契約は終了です。

 

また、利益相反になりますから、

医療同意もできません。

*契約はできます

 

身元保証会社は

全く別の人格Bさんとして、

家族の代わりのような動きをします。

 

医療同意も可能です。

リビングウィルやエンディングノート等で、

ご自身の意思を伝えておくと、

より安心かと思います。

*契約内容によります

 

死後事務の契約もしていれば、

Aさんが亡くなっても、

対応ができます。

 

 

私は、

成年後見人を否定しているわけでは、

ありません。

 

成年後見制度と

民間の身元保証会社。

 

どちらの内容もしっかりと把握して、

自分に適しているのはどちらなのか、

自分の家族に適しているのはどちらなのか、

自分が担当しているケースはどうなのか。

 

「選択」できるような情報を持ってほしい。

その一助になれるようなブログを書きたい。

 

身元保証会社に勤め、

自分の経験と照らし合わせて、

このように思いました。