こんにちは。

まにゅです。

 

    

家族構成

  1. 私(44歳)
  2. 夫=Tちゃん(53歳)
  3. 子=てぃきちゃん(4歳)
  4. 義父=K男(85歳)
  5. 義母=H子(81歳)

 
近所に呼び寄せた
・実母=M(68歳)
腹膜偽粘液腫、リウマチの難病持ち

 

色んなことを考えていて、

深掘りして

 

ふと気づいた。

 

祖父Sの愛のこと。

 

何度かこのブログにも書いたけど、

我が祖父S。

 

母方の祖父=実母Mの父は、

今で言うと

アルコール依存症のモラハラDV夫。

 

子どもに手を挙げることはなかったから、

母も母の兄弟も、

祖父に直接、何かされたことはないらしい。

 

でも

 

「記憶」が残っている。

父ちゃんと母ちゃんはいつも喧嘩していた。

母ちゃんはいつも泣いていた。

 

深く傷ついていると思う。

 

私の記憶にある祖父は、

まさに呑んだくれ。

 

鳶職?大工?だったので、

現場が自宅から離れている時は、

利便性の良い我が家に泊まりに来ていた。

 

仕事に行っているときは良い。

 

が!!

 

アルコール依存症のため、

酒を飲み出すと本当にイヤ!!

 

ずーっと飲んでる。

 

「真由美、下行って酒もらってこい」

 

このセリフが心から嫌い。

 

下=私の実家は飲食店で店舗兼住宅なので、

お店に行けば、売るほどあるアルコール。

 

それを貰って来てくれ、と言われるのだ。

 

お酒を飲むと祖父は、

面倒くさくなる。

 

何度もお酒をもらいに行かされる。

 

本当にイヤだった。

 

 

人間とは不思議なもので、

 

イヤな記憶は根深くて、

鮮明に残る。

 

いつでも思い出せる。

 

祖父S=呑んだくれ

 

その記憶の方が大きく鮮明で、

酒嫌いの私には強く印象に残っている。

 

でもね

 

違った。

 

おじいちゃんは、

ものすごく私をかわいがってくれた。

 

母自体もかわいくて仕方なくて、

母の結婚式には、

嫁ぐ母を思ったさみしくてさみしくて、

「結婚式に行かない」と

周囲を慌てさせたくらい。

 

その娘の子であり、

初孫の私を

祖父は祖父なりの表現で

 

たくさんたくさん愛してくれた

 

 

お給料日には、

駅の改札で待ち合わせ。

 

商店街のおもちゃ屋さんで、

何でも好きなものを買ってくれた。

 

私の記憶にある、

私の部屋の溢れかえらんばかりのおもちゃの山は、

全部、祖父が買ってくれたものだ。

 

たくさんの愛情を

たくさんのお金で

注いでくれたのは

祖父だった。

 

私が今でも大好きなお蕎麦

 

初めて食べさせてくれてのは

おじいちゃんだった

 

記憶はない

エピソードは聞いた

 

真由美がお蕎麦が好きなのは、

おじいちゃんが食べさせてくれたんだよ

 

おじいちゃんが教えてくれたのだ

 

 

お金と言う愛を注がれること

惜しみなく私に与えてくれたこと

 

お蕎麦がおいしいこと

 

時代劇

 

 

呑んだくれのことしか、思い浮かばなくて

呑んだくれのことしか、覚えていなくて

 

今まですっかり忘れていた

 

 

おじいちゃん、ごめんね

 

私のことをたくさん愛してくれていたこと

今になってようやく思い出したの

 

今になってようやく分かったの

 

おじいちゃん

若くて死んじゃったね

 

不器用だったんだね

 

喧嘩ばかりだったけど、

おばあちゃんのことが大好きだったんだね

 

おじいちゃん

 

私も大好きだったよ

ありがとう