昔。。。両親が、何カ月も前から、成人式の為にと振袖を用意してくれてあった。
成人式には、振袖を着て参加するという、親の価値観だった。
当然、私もそんなものだと思っていた。
こんにちは
自分を認め自己肯定感をあげる簡単な方法を伝授
なおたまです。
私の成人の日は、特に特別な日になった訳でもなかった。
時は過ぎ、娘が生まれ20歳になった。
私は、親がしてくれたように、娘に着物を買いに行こうと言った。
「服で行くから要らんし」
成人式の案内が届いた。
「とりあえず、参加ってしとくわ」
とりあえずって。。。
できれば着物を着せたかった私は
「レンタルでもどう?」
「写真だけでも撮っとこよ」
「着付けとか面倒くさいし、ええわ」
「朝早よから、行くとかないし」
着物案は、却下された。
結局、服を買いに行く気配もなく、成人式当日を迎えた。
ゆっくり起きた娘は、成人式を終えた同級生や、参加しなかった友達と合流するための支度をし、出かけた。
翌日の朝早くに、娘は帰宅した。
翌日は、2人で伊勢神宮に成人のお礼と、高級松阪牛でお祝いする為だった。
「成人式」には参加しなかった。
私から娘への「成人式の儀式」は。。。
伊勢神宮で、御神楽という、ご祈祷を拝受。
そして、松阪でも老舗の店で、店で一番高級なお肉を、お座敷で頂いた。
ご祈祷にしても、高級なお肉にしても、一度経験しておけば、同じ経験をすることも可能になる。
必要なければ、その一度で終わるかもしれない。
経験していないことは、再現するのは難しいが、一度経験した事の再現は容易になる。
私が、彼女の為に、最高のものを用意したのは、成人の日のお祝いの儀式でもあり、彼女を一人前の大人としてのけじめの儀式でもある。
「成人式」に参加しなかった娘。
だが、「成人の日」を過ごした時間は、伊勢神宮までの2時間近くを嬉々として語る話から、「特別な日」だったであろうと容易に想像できる。
成人の日とその翌日は。。。
彼女にとって今も嬉々として語る特別な日になっている。
「儀式」は、「人間の創ったものに従うモノ」だけではないということだ。
◎「ちょっとだけ学校に行ってみる」気分転換になればと思っていた日から、連続登校1か月が経った。
◎不登校歴2年。子供が理解出来ない母と反抗したい娘
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