いろいろな話をしながら、私は改めて、ボルト君のこれまでの学習歴のようなものを確認したいなと思い、聞いてみました。

 

ヘビ

「ボルト君、小学校の低学年の頃は、公文とかやってたんだっけ??」

 

おとめ座

「ううん、その頃は、子どもチャレンジ。それで、小学4年生になる時に、駅前の大手塾の中学受験コースに入ったの。」

 

「でも、それが、私立中受験コースに入っちゃったから、すごく難しいことやるし、宿題も多くてね。途中で、ボルト、塾行きたくない、宿題もやりたくないって言って大変だったの。」

 

「それで、塾の先生に、受験コースじゃなくて学校の補習コースにしてもらうか、それができないなら、一旦やめて、5年生から公立中高一貫校コースに入り直しますって言ったのよ。」

 

「でも、結局、塾の先生にボルトが丸め込まれちゃって。宿題は減らしてもらえたりしたのかな? ちょっと覚えてないんだけど、4年生の間はのらりくらりと誤魔化しつつ通いながら、やっと5年生で公立一貫校コースで楽になって、文句言わずに通うようになったの。」

 

ヘビ

「そっか。やっぱり公立一貫コースは、楽だったんだね。ナルトも特に文句もなく通えてたくらいだからな。」

 

「逆に、中学生になって、二人とも難関高校受験コースに入ったじゃん? その時の数学がもうダメだった! 全然ついて行けなくて、それなのに、宿題めちゃくちゃ出たから、親子でもうムリってなったわよ。それこそ、ボルト君の4年生の時みたいな感じ。」

 

「で、結局、中1の夏までで塾辞めることになったんだけどね。ボルト君は、あれにちゃんとついていけたから、すごかったよね!」

 

 

ナルトとボルト君が、小学5年・6年で通っていた、公立中高一貫校受検コースは、週に2回の通塾でした。

 

授業料5,500円/月を餌に、たくさんの生徒を集め、その中から優秀な子だけが合格してくれれば良いというスタンスだったので、宿題もほぼなく、とてもゆるく、ナルトも特に嫌がることなく通っていたことを覚えています。

 

当時は、あまりのゆるさを不満に思ったこともありましたが、今となっては、勉強嫌いになるような種を植え付けられなかったことに、感謝しかございません。

 

 

そこから、中学校で二人は大きな差がつきました。

公立中の定期テストでは、ほとんど目に見える差はありませんでしたが、ボルト君は大手塾の難関高校進学コースで、ぐんぐん学力を伸ばしていきました。

 

高校受験では、ナルトは公立高校に何とか下位の方で滑り込み合格したのに対し、ボルト君は公立トップ校合格だけでなく、早慶附属や難関私立進学校にもそれぞれ合格していました。


その後、ボルト君は公立トップ校でコツコツと学力を維持しました。

中学時代に通っていた大手塾の大学受験コースに、特待を使いながら、格安な塾代で3年間通ったそうです。

 

 

そんな遥か先を行くボルト君に、ナルトが追いついたのは高校入学後でした。

ナルトは、高校入学後、ひたすら自学を続け、驚くほどに学力が大きく飛躍したことは、長くブログを読んでくださっている方は、既にご存知のことと思います。

 

 

二人のこれまでを辿り、

・勉強嫌いの種を、第三者が決して植え付けてはならない

・目標を持ち、自らで勉強に負荷をかけるようになったときが学力の伸び時

・学力が伸びる時は、いつやってくるかわからない

ということを、考えるに至りました。

 

私がまどろっこしい言葉であれこれ説明しても上手く伝わらないのですが、大阪の塾講師・重本先生のブログにありました言葉

適時適育

まさに、これなのだろうと。

 

 

詳しくは、こちらのブログに書かれています。

ただ結局、豊中高校から受験でサクセスしてる子なんかっていうのは、「適時適育・適時適学」プラス、集中力&自発的な取り組み、受験産業に頼り過ぎなかった

 

その自由意志を発揮するタイミングというのはそれこそ地面にまかれた種がいつ芽を出すのかという問題と同じで、大人の立場から、焦って変に上から地面を叩いたり、水やら肥料やらを与え過ぎて急かさないことが肝要で、やはりタイミングっていうのは人それぞれあります。

 

 

 

そんなわけで、ランチ&お茶、とっても楽しかったです泣き笑い