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発表会に出ることになって、私はそれまで履いていたバレエシューズとは違う、2つのシューズと出会うことになります。
キャラクターシューズとトゥシューズ
トゥシューズはバレエを習っていない人でも知っているくらい有名ですが、キャラクターシューズは私はこの時に初めて知りました。
低いヒールがついていて、スペインやロシアの踊りなどの民族舞踊などを踊るシーンでよく履かれるシューズです。
この靴を履いてカカトを踏み鳴らして踊るのは、これはこれで気持ちが良い。
踊りもスピーディーで爽快感があります。
(よ~し、目にものをみせてくれるわ) ← だれに?
そんな意気込みで燃えに燃えたキャラクターシューズの踊りでした。
一方、憧れのトゥシューズです。
トゥシューズといえば、つま先に血が滲むほど努力して努力していつの日か先生に呼び出されて
「・・よく頑張ったわね。そろそろ履いても良いでしょう。」とトゥシューズをそっと差し出され・・・
「ええっ、先生っ、こ、これはトゥシューズ本当ですかっ?本当に私が履いても良いんですかっ?!」
「・・・いいのよ。厳しい練習に良く耐えたわ。でもそれもすべてこの日のためでした。」
「・・・先生~っ!!(涙)」 というようなことになるんだと思っていたんですね( ← 完全にバレエマンガの読みすぎですね)
実際はというと、レッスンの後に、先生から
「そうそう桜さん、発表会に出る人は全員トゥシューズ履くから、桜さんもバレエショップに行って買ってきてね~。」と言われるという、あっさりしたものでした。
(えっ、こんなに早く履いても良いの?私まだバレエをはじめて1年たっていないんですけど。・・・というか、そもそも私、バレエシューズでつま先立ちさえ、ろくろく出来てないんですど・・・。)
とちょっと不安に思ったのですが、何しろ憧れのトゥシューズ
それに、何より先生が履いても良いとおっしゃっているのだから、大丈夫に違いないと思い、ウキウキしながら、バレエショップへと向かったのでした。
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