健康のための食を考えると
身土不二を意識するのが良いと
聞くことがあります。
この身土不二という考え方について
どんな意味があるのか
少し調べてみました。
仏教用語と食運動での身土不二
身土不二は仏教用語で読み方は
「しんどふに」と読むそうです。
これまでの行いによる「身」と
住んでいる環境「土」は
切り離せないという意味です。
他に食運動での身土不二があり
読み方は「しんどふじ」となり
最後の読み方が違います。
玄米・食養の元祖と呼ばれる石塚左玄氏が
発足した「食養会」が食事で健康を
養うための理論として
人間は先祖代々暮らしてきた土地とは
切っても切れない関係にあり
生まれ育った土地に実った食物を食べる事で
健康を保つことが出来る
という考えです。
※『身土不二』と『地産地消』ってどう違うの? | 食べることは明日を生きること (amebaownd.com)
身土不二は一物全体食につながる
身土不二はその土地で育って採れたものは
人間に必要なものを全て兼ね備えている
という考え方もあります。
つまり採れた食べ物には無駄なものは無く
野菜の皮も食べる、お米は精米せずに
玄米で食べる、煮た場合はあくも掬わない
など無駄なく食べようということです。
その土地のエネルギーや微生物など
先祖代々住んでいるなら
身体もその環境に合った状態に
適応しているとも考えられるので
生まれ育った土地の食べ物は
自分に取って合っている、必要なものを
兼ね備えているとも言えると思います。
身土不二にこだわり過ぎない
食事を身土不二や一物全体食など
自然に沿った生活をすれば
病氣になりにくく
健康でいられると思います。
ですがこだわり過ぎると
コーヒー、パン、ビールなど
ほとんど輸入に頼っているものや
原産地が外国の野菜などは
日本の風土に合ってなく
品種改良などで育てられる
ようにしたものもあり
日本古来かあるものを食べるとなると
意外に限定されやすいです。
食べるものが限られるストレスは
結構精神的にきついと思います。
なので身土不二を意識するなら
まずは無理ない範囲で始めるが
良いと思います。
身体が健康になってくれば
自然に沿った生活になってくると思うので
食事を楽しむこと、味わうことを
忘れないようにするのが
一番大切ではないかと思います。
参考
「身土不二(しんどふじ・しんどふに)」とは 意味や考え方、地産地消との違いを知る | ELEMINIST(エレミニスト)