人は入院すると、TVや冷蔵庫などが備えられている病室で24時間手厚く管理され、夜間/早朝であっても何かあったときはナースコールを押せばすぐに看てもらえ、適切な処置を受けられます。

 

それに対し、多くの動物病院では、入院すると、ペットは狭いケージに入れられ、大病院以外の院長の自宅が併設されていないところは、閉院後殆ど放置されています。

 

院長の自宅が併設されている動物病院であれば、その多くは、閉院後も就寝時間以外は定期的に見に来てくれるし、夜間交代制を取っている大病院であれば、基本、見回り体制が敷かれているので比較的安心です。

 

獣医師から入院を勧められる主な理由としては、

1. 救命(持続点滴、酸素吸入など)

2. 術後の処置、検査、経過観察

3. ケージレストが必要な疾患

があります。

 

1の救命目的の入院はやむを得ませんが、2や3の場合、ペットとしては出来る限り通院で済ませて欲しいはずです。

 

ペットにとって、理由も分からず薬品や動物の臭いが充満している病院に取り残され、狭いケージに独りぼっちで閉じ込められ、真っ暗な夜を過ごさなければならない入院は、それはそれは恐ろしく辛いものです。

 

家族に置いて行かれた精神的なショックもあるし、他に入院している子がいて気になればぐっすり眠ることすらできません。

 

筆者は昔、実家で愛犬(シーズー)を数日、結婚後に愛鳥(オカメインコ)を1週間、ホテル目的で動物病院に預けたことがありますが、どちらも魂が抜けてしまった状態で戻り、元通り元気になるまで1週間以上かかりました。

それ以来、犬も鳥も救命目的以外で動物病院には預けないと心に決めています。

 

獣医師が入院を勧めるにはそれなりの理由があるのは間違いありませんが、「通院で対応できる方法はないのか」、「夜間/早朝の看護体制はどうなっているのか」など確認し、本当に入院が最良の選択なのか、獣医師とよく相談して決めることをお勧めします。

 

早めの時間帯に手術すれば、術後の経過は閉院までに確認できるし、ケージレストが必要なら、ケージをレンタルして自宅の隔離部屋に置いて添い寝するなどしてあげた方がペットにとっては何万倍も救われるし、かかる費用も入院費とトントン又は安いのではないかと思います。

レンタルのご案内 - アニマルエンジェル株式会社 (animalangel.jp)

 

間違っても、入院費を稼ぎたい獣医師側の都合や、「家に連れて帰って何かあったら怖いから」、「夕方しか病院に行けないから」、「通院はしんどいから」などの飼い主側の都合で、必要性もないのにペットを入院させるのだけはやめてあげて欲しいと思います。

 

忙しい飼い主は、限られた期間、周りに協力してもらうなどしてやり繰りすれば、動物病院に朝預け、日中だけ看てもらって、閉院前に迎えに行くという方法も取れるのではないかと思います。

 

【追伸:ワクについて】

筆者の大切な家族、オキナインコのワクを滞在先の軽井沢でロストし、もうすぐ3カ月になります。

動物病院の選び方と諸々 ~ペットと飼い主の幸せのために~ (ameblo.jp)

ワクは慎重な性格ですが人懐っこく甘えん坊で、うちに来た客や工事の人の肩にも自分から飛び乗るような子なので、9割方、どなたかに救いを求め、保護され飼われていると思っています。

ワクには毎日、「はっきり『ワク』って言わないと名前と思ってもらえないからね!」、「言葉を覚えて、『うちに帰りたい!』って言わないと帰れないよ!」、「沢山食べて元気でいたらきっとまた会えるから!」、「弱気になるな、強気で行け!」などと話しかけています。

ワクを保護して下さった方には誠心誠意お礼をさせていただきます。

ご連絡お待ちしています。

ワクがどんな子かは、コチラに記載しています。

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