親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要参拝②団体参拝編 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

~はじめに~

この慶讃法要の主役宗祖親鸞聖人ご讃本典(顕浄土真実教行証文類)全体と、このようにうけとめさせていただいております。

節目の大切なお慶びの法要であります。

 

にもかかわらず、本願寺派に限っては、今回多くの門信徒が不安を募らせ、悲しみがひろがっている。

退席や抗議をする人も下矢印

これは異様なことであり、この大切な法要に水を差しているのが不可解な新しい「領解文」と言えます。

 

これまでにも『念仏者の生き方』『私たちのちかい』『浄土真宗のみ教え』に違和感を抱いていた僧侶・門信徒は少なくなかったはずです。

わたしも知的障害児関連の児童福祉に従事していた経歴があり、自閉症の利用者もおられました。

自分の殻に閉じ籠もりたくてそうなっているのではありません。それぞれにさまざまな事情や症例、そこにいたる家庭や社会の環境、色んなご縁の積み重ね・・・そういった方々の居場所(受容)や寛容さが宗教の最も大切な姿勢であります。

ですので、『私たちのちかい』の自分の殻に閉じこもることなくには強い抵抗があり「まるで鋭利な刃物のような言葉だなぁ」「現場を知らない人が考えた言葉だなぁ」「とても唱和なんてできないなぁ」とショック・・・本願寺新報などの掲載部分はなるべく見ないようにしてきました。

 

また、浄土真宗本願寺派『日常勤行聖典』(赤本)を門信徒に推奨してお配りする習慣があった当山ですが、『私たちのちかい』が掲載されてからは購入する気になれず、以前からの買い置き数冊を残すのみとなっています。

(次は何を買えばいいんだろう?青本〔小〕は特に良かったのに)

 

さて、今回の新しい「領解文」について・・・何故?急激に取り下げを望む抗議の声が広がっているのか?それは・・・

①威圧的なトップダウンダウン

・数年後に100%の唱和を目指すという異常さ

・宗門校や直轄寺院やあらゆる場面での半ば強制的な唱和

・布教伝道の場、得度習礼など僧侶養成の場における、新しい「領解文」の肯定的な学びと、それをもとにした異安心流布

・勤行聖典から従来の「領解文」が削除されること

②制定の経緯、と、宗門組織の歪み

③異安心な内容

 

根本的には③が大問題なのですが、抵抗がひろがっている大きな要因は①かと思われます。


つ、つまり、対岸の火事ではなくなってきた。

 

当山も、実は寺院子弟が得度講習に興味を持ち始め、内心喜んでいた矢先であり、今後の当山後継者育成にかかわる深刻な問題です。

 

客観的にみて、本願寺派は浄土真宗から逸脱した浄土新宗として門信徒無視の教祖型カルト宗教道、つまり外道に突き進んでいます。

 

 

親鸞さまだったら、現状をどのように仰るでしょうか。

 

和上さま方有志による先般の声明文を、謹んで再シェアさせていただきます。

どうかご一読くださいませお願い

 

宗門上層部の方々には、決して強引なトップダウン(上意下達)はなさらず、早急に”新しい「領解文」”を取り下げ、例えば、組(そ)教区などで意見を取りまとめボトムアップ(下意上達)、”門信徒の声”を無視することなく、宗門分断の火種を早期におさめてもらいたい。

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南無阿弥陀仏

三月晦日の朝が来たがゆえ

めぐみ会主催にて出発するぞ西光寺参拝団GO!

そのまま来いよ と言われても

そういうわけには まいりません と

皆さんいっちょら 身にまとい

 

決してそのままを このまま にもちかえず

 

自然の関屋 をあとにして

ペットボトルのお茶 が配られたら

ありがとう といただいて

 

価値を理解できる物には ありがとう

阿弥陀さまには 軽すぎます

 

一人三千円以上の懇志 といわれても

むさぼり いかりに 流されず

十年前の宗門総合振興計画にて 百数十万円の 割り当てがあり

この法要もふくんでいるぞ ときいていた

 

仮に四十五名参加だと 十三万五千円也 んなアホな

ツアー費用に割高感 二度と参加してもらえまへん

すすみまっせ ますます 寺離れ

 

キレるのこらえて 穏やかな顔と 優しい言葉で

これ以上ご門徒に ご負担はおかけできませんと

日々 精一杯 つとめます

 

・~~~~~・

 

ワードセンスのない私ですのでこれぐらいにしておきますコアラあせる

日曜学校・両本山参拝から中一日。

直前まで増減を繰り返し、当日41名のご参加をいただきました。

 

定刻に出発して、午前中は京都伝統産業ミュージアムを見学。

↑こういった楽太鼓は法要で用いるので、一般寺院でもちらほら見かけます(^^;当山もいつか。

↑坊守の好きなやつ(^^;おそらく。

 

昼食は、臨済宗ご本山妙心寺(花園会館)にて鍋

車窓から眺める桜も見頃桜

 

そしていよいよ午後のお座に参拝お願い

画像を見返して気が付いた❕責役さまご夫婦はらぶらぶでございます、私たちの理想😍

 

法要終了後の帰敬式には、当山門徒から7名が受式。

そのうちの1名が全体(50名ぐらい?)の代表として帰敬文を声高らかに申されました。

お出ましくださった前門様キラキラ・・・幾度となく聞いてこられた帰敬文を初めて聞くかの如く、ふむふむと頷きながら新鮮にお聞きくださり。穏やかなお顔で優しいお言葉をいただき、一同が感銘をうけた次第です。尊いお姿、尊いお導きキラキラ

受式された皆さま、本当におめでとうございましたキラキラ

 

最後にセルフにて記念撮影カメラ

今回の団参ですが、当山めぐみ会主催ということで役員皆さま方には何から何までお世話になりました。

事務局長を担ってくださった会長さまには、プランニングも含め特別に御尽力いただきました、ここに感謝申しあげます。

ご参加いただきました皆さまには何かと至らぬ住職と坊守ですが、今後とも引き続きご指導・ご協力をたまわりたく何卒よろしくお願い申しあげますお願いありがとうございました。

釋俊彰おやすみ