いやはや2ヶ月も更新が滞ってしまいました。いつの間にやら梅の花が咲き、気持ちのいい季節となりましたね。

こんなにいい季節が好きでないのは空中に漂っている粉がいけないのです笑

今はコロナのストレスよりも次の演奏会に向けてのストレス、そして何より花粉へのストレスが大きいですね。

 

いい演奏をするためにいい姿勢を作らねばと色々模索する中、腰痛に苦しまされていた最近。カイロプラクティックのお世話になり自分が反り腰気味であることに気づく。

骨盤が後傾してるなあと思って若干無理気味に前に腰を反らせようとしていたのは完全に腰には悪影響だったか。パフォーマンスにどう影響してくるかはわからないけれど、とりあえず腰痛をどうにかしないと練習すらままならないのでまずは反り腰改善をば。

そして反り腰を治す過程で、どうやら自分は腹筋がないと気づき愕然とする。水泳である程度培った体幹はどこへいってしまったのか・・・。定期的な運動は大事ですな。

 

うーん花粉症の薬でぼーっとしているのからか、どうにも暗譜が進まない毎日。こういう苦しい時期を強い気持ちで粘れるかどうかはとても大事。

結局練習は忍耐と集中力が大事。ただただ暗譜をするために、また弾けるようにするためだけに練習するのではなく、どういう音楽をしたいのかよく頭を働かせて目先のことだけ考えないようにしなければ。より深く、より深く。

 

去年の第九演奏会の際の

ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番変イ長調 作品110

の動画を。なかなか良い音で楽しめるかとおもいます。素晴らしいピアノと調律師様に改めて感謝。

ご覧ください。

 

 

今年は何だったんだろうか。

2020年という極めて覚えやすく印象に残りやすい数字がこういう年として記憶されるのは何だかな・・・。

ただ、このおかげ?でベートーヴェンの250年ということがより印象に残ったかもしれないね。

今年は初めて第九に取り組んで、改めて偉大さに感動すると同時に、さらに遠い存在に感じられるようになったかもしれない。もちろんリストへの尊敬も新たに。

チェロの佐古くんとの演奏会も含めて、どんどん自分の見ていない、足りない世界が明らかになったな。ラフマニノフの良さと難しさをちゃんと考える日々はとても幸せだった。(そんなことも知らなかった自分に腹も立つけど)

世の中は暗くとも、私としては前向きなことが多く、総じてかなりポジティブな一年だった。

 

しかし、指導はなかなか。

こういう環境が人の心にどう作用していくのか。教育は時間がかかることだから、もちろん今はまだ表には出てきていないが、きっと数年後音楽界は大変なことになっていると思う。

運営面はもちろん大変だけれど、きっとそこは色々なものを駆使して継続していくと思う。芸術が必要不可欠だということは、少なくとも今までクラシックが続いてきた歴史を元に信じたい。

担い手はどうだろうか・・・私は自分の手の届く範囲以上のことはできないが、そもそも私は数年後に人間らしい演奏を続けていられるだろうか。そんな人を育てられるのだろうか。

(とわかったような口をしておく)

 

コロナに対応していくというのは本当に難しい。

ま、笑顔を大事にしっかり前向いていきましょう。

良いお年を!

 

長い旅でした。一年前に企画してホールをとってから、まさかこのようなことになるとは全く思わず。

開催できるのかしら、と思いながら楽譜と向き合いつつ、ピアノのみで第九に取り組む無謀とも言える難しさに頭を抱える毎日も今日でおしまい。少し寂しさもあるが、それ以上にホッとしている。

しかしベートーヴェンとは本当に何なのだろうか。人間とはとても思えない。

 

本当に素晴らしい響きのホールとピアノ、周りの人の助けによって実現した演奏会。

あとは演奏者次第、というプレッシャーをいつも以上に感じた。だからこそうまくいかなかった部分にどうしても頭が行きがちだけれど、そんなスケールの小さいことばっかり言ってもしょうがない。

聞いてくださった方の笑顔に救われます。

 

まだまだこれから。焦らず弛まず挫けずに。

 

 

 

前回の日記にもちらと書きましたが、第九東京でも弾きます。

 
二台ピアノによる第九演奏会
大坪健人・佐渡建洋
 
12月16日(水)
開場   17:30
開演   18:30
会場   五反田文化センター音楽ホール
チケット 一般3500/学生2000
 
プログラム
-オールベートーヴェン-
 
ピアノソナタ第30番作品109(大坪
ピアノソナタ第31番作品110(佐渡
 
交響曲第9番作品125 (リスト編曲2台ピアノ版
 
 
生誕250周年の年にコロナか…と今年何度思ったことか。
大天才の至高の作品、大事に演奏したい。
 
チケット問い合わせはチラシ記載の電話番号、もしくは私(sadosadosado615@gmail.com)まで。
 
 

 
 
さてはて…告知しようしようと思っていながら結局事後報告に。
昨日は佐賀でベートーヴェンプログラム。5年ぶりの110、後半は友と第九を。
 
このような状況の中、たくさんのお客様に来ていただき(もちろん席数制限、間隔あけなどコロナ対策をしつつ)、何よりの幸せ。とにかく我々演奏家は誰かの助けがなければ演奏すら出来ないのである。その演奏くらいはなんとか心に届くものにしたい。
 
第九は楽しさもあるがやはり1回目の演奏というものは未知のことがたくさん。それは悪いことだけではなく、初回にしかない気迫、集中もあるのだが。特に二台ピアノというコンタクトが大変難しいアンサンブルだと尚更に。
なんにせよ演奏家は舞台で1番成長すると改めて。どんなに苦しくても演奏は続けねば。
 
110は5年前とは全く別物の深さまで入り込めていたように思う。その全てが程よく?聞き手にまで上手く届くような整備はまだなかなか、と思いつつ、まずはよく悩み近づこうとし続けられたことは良かったと思う。
 
気持ちを込める
というのは難しい。気持ちを込めてるからといって、ネチネチ強い表現に終始することはマイナスにしかならない。とはいえさらさら弾き続けることがいいわけではないし。修行ですな。
 
色んなことを乗り越えつつ、苦しみもまた幸せと感じながら頑張っていきたい。
改めてベートーヴェン、そして関わってくださった全ての人に感謝を。