いつの間にやら、前回書いてから一ヶ月以上が経ってしまった…習慣化したかなと思った時期もあったのにな笑
再来週の土曜日、8月3日に室内楽の演奏会があります。
アムゼル三重奏団演奏会
8月3日 16時開演
加賀町ホール
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K502
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 作品70-1 「幽霊」
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49
この三重奏団は、私が東京藝大時代初めて組んだ室内楽のメンバーです。当時共に学び、今も音楽を続ける仲間との久しぶりの演奏、どんな化学反応が生まれるのか私自身大変ワクワクしながら準備に臨みます。
特に幽霊は、このメンバーで受けた学内の試験で演奏会に選出していただいて、初めて室内楽の演奏会で弾いた思い出の曲。まあ、思い返すと当時の自分は大して弦楽器の音も聴けず、ひよっこ全開な演奏になっていたな…当時の若さと勢いは忘れず、今の自分達の音楽を全力で出し切ります。
まだ席には余裕がございますので、ご都合よろしければ是非お誘い合わせの上お越しくださいませ。
チケットのご用命は私に直接メッセージいただくか、上記チラシのQRコードよりお求めください。
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学生時代は試験で弾くとかコンクールとか、演奏会に出るとしても複数人で弾くことが主だから、演奏時間が短い。コンクールはまあ長いことはあるけど、1ラウンド90分は記憶にない。
45分くらいまでなら、「これだ」という特別な良さの一点突破、もしくは完璧さ、面白さで何とかなるのかもしれないが、演奏会で複数の曲をまとめて弾くとなると全く違うものが必要になる。ただ一曲一曲に立ち向かっていくのではなく、プログラム全体を通してお客様と共にどう演奏会を完成させていくのか、中々難しいテーマだと思う。
最近は大きな視点を持って演奏会に臨めている気もするけれど、何となく移行できただけであって、掘り下げて考えてみたことはなかったなあ…こういう機微っていつ学ぶのだろう。音大のカリキュラムに、一度はフルリサイタルを入れる必要もあるのではないだろうか。それも、学生任せではなく、先生の知見をきちんと伝える形で… 舞台慣れや曲の完成度以上に大事なこともある気がしてならない。
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