「モノが少ないと快適に働ける」土橋 正さん=著

を読みました。





書類の山から解放される・・


そんなことって本当にできるの?

職業によってできる人とできない人がいるのでは?



そんな気持ちで読み始めた本でしたが、


実際に読み終えて


もしかしたらできるかもという気持ちになりました(^^)



第一章 書類、ノート名刺など紙類の流れをつくる


仕事には毎日流れがあり止まってはいません。

だから紙類もそこにずっとあるべきものではなく、ちゃんとした行先があるはず。



じゃあ行先ってどこなの?



今までの場合は

せいぜい

書類は「ファイルに綴じる」

情報は「ノートに書く」

名刺は「名刺ファイルに入れる」


それが最終目的地になってたような気がします。


でも、そのファイルやノートがいっぱいになると

結局空いてる場所へ


そうしているうちに

そこらじゅうに書類の山が・・。



だから、書類に流れを作り

もう少し先に最終目的地を設定してあげる必要があるんですよね。


保管されるべきものは保管される場所へ。

また、処分するものはきちっと処分する。


でも紙のまま保管していては

結局かさばってしまいますよね。


その方法としてこの本にとてもいい方法が書かれていました。

それは、「スキャンする」ということ。


私の引き出しで一番場所をとっているのは、クリアファイル。

商品開発、ネットショップ、個人用などカテゴリーにわけて

注文書や見積書をはじめ

大事そうなものはすべてはさんでとってあります。

でも、それを実際見直すのは一部のものだけ。

そしたら、使うものをのぞいて後はスキャンしてデータ化してしまえばいいんですよね。

いいこと聞きました。




第二章 デスク環境のミニマリズム

この章については、

先日の土橋さんのトークショーで聞いた話でとっても納得できました。



本を読んでるときは

「いや絶対、土橋さんの事務所にも隠し扉があって

 そこを開けると数えきれないほどの文房具が隠されているはず」

とか思っていましたから(笑)



でも、文房具を持ってる持ってないというお話しではなく



デスクに置くのは、毎日使うものだけでいい。


ということ。


そうすると

いつでも仕事がはじめられ

またその時やるべきことに集中できるようになる


茶道で使う茶室のエッセンスをオフィスに取り入れたいというお話しでピンときました。

忘れてましたが、うちの庭には「茶室」というものがあるんですよね。




茶室には全く無駄なものはなく

あるものはお茶を点てるのに必要なものだけ。


確かに

決して広くはないけど、

掛け軸などが空間のバランスをとっているからなのか

居心地のよさを感じますよね。



せっかく何時間もその場所で過ごして生きているんですから

居心地のよい空間にしていきたいと思います。



早速机の引き出しの整理をしてみました。

入れたものは

使うものだけです





第三章 ミニマリズム的時間管理

最初に本を読んだとき 一番心に残ったのはこの章でした。




いつも私は

仕事を思いついたものからはじめ

電話がかかってきたら

前にやっていたことは忘れ

次の仕事

またさっきの仕事を思い出したから、

今度はその仕事をして・・



なんて、あっちをやったりこっちをやったりしていました。

それでも最終的には決まった時間に全部終わるんですよね。

それがまた不思議でしょうがなかったんです。


私はそれを「奇跡」と呼んでいました(笑)




でも、結局仕事が多くても少なくても

時間は変わらないんですよね。いつでも気づくと20時。

この問題について、私は贅沢にも土橋さんに直接質問して聞くことができました。

そして解決策として教えていただいたのが

時間を決めてみてはどうでしょうか

ということ。

これも当たり前のようでできていなかったことです・・。

土橋さんは、オリジナル付箋の紹介もしてくださいました。


こちらも早速、明日の予定を書いてみましたよ。




この通りいけば、

今まで後回し後回しで何週間もできていなかった

ネットショップの商品アップができるかもしれません。


時間の使い方、今後も考えていこうと思います。



この本のすごいところは


すぐに実践できること。


今までとの違いが目に見えてわかるので楽しいんですよね。


モノが少ないと快適に働ける:
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この本は私の人生で大きな出会いとなった1冊でした。



余談ですが


今朝台所の引き出しをあけると

そこには20本くらいのフォークが・・・(笑)


今後も いろんなところでミニマリズムを楽しめそうな気がします。