ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国)、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サラミス。その歴史は古代ギリシャ時代まで遡る。
これまでのお話はこちら:
2) 古代円形劇場でした!
3) ゆるゆるの入場ゲート
4) いきなり度肝を抜かれた!
5) なぜ、頭がないのか?
6) 古代のお風呂
7) 古代のトイレ事情
8) まさかの使いまわし?
9) 古代ギリシャといえば!
10)サラミス遺跡の住人
11) 古代の床暖房システム
12) 下を向いて歩けば・・・
14) ない!ない!ジャケットがない!
今回は、ここから
遺跡の石壁に吊るされていた私のジャケットは、それを見つけたドイツ人団体旅行客によって売店に持ち込まれたものの、「なくなるといけないから」という理由で彼らが持ち去ってしまっていた。
どうしてそうなってしまうの?
私にとっては、不可解な対応だったが、そうなってしまったのだから、もはやどうすることもできない
そのときだった。
ジュースを作っていた店員がトルコ語で何か話し始めた。
彼は英語を話さない。
そして、携帯電話でどこかに電話した。
もう1人の店員が言った。
「彼は、知り合いのツアーガイドに電話している。
何かわかるかもしれない」
オレンジをくれたおじさまが私に言った。
「大丈夫だよ。きっと見つかる!」
そして、おじさまの言葉通りに事態が動き出した。
ジュース搾りのお兄ちゃんの知り合いのツアーガイドが、その日にドイツ人団体旅行客に付き添っているガイドを割り出すことができたのだ
彼はそのツアーガイドの電話番号を入手し、電話をかけた。
「彼らの居場所がわかったよ!」←たぶん。そんな雰囲気だった
彼は満面の笑みを浮かべた。
「本当ですか!」
彼は大きく頷き、もう1人の店員が私に言った。
「彼らは今、聖バルナバス修道院にいる」
聖バルナバス修道院(St.Barnabas Monastery)はサラミス遺跡から2キロくらい離れたところにある5世紀に建てられた修道院で、現在はイコン博物館となっている。
時間の余裕があれば、私も是非行ってみたいと思っていたところだった。
が、しかし、ジャケットをなくし、サラミス遺跡で右往左往していた私は、その時点で諦めるべき目的地となっていた。
「聖バルナバス修道院ですか!」
「よし、そこへ行こう!」
「え?」
「今行けば、間に合うはずだ!」
彼はそう言うと、ジュース搾りのお兄ちゃんに店番を任せ、私を自分の車へと案内した。
その車は、木陰に停められていた。
手入れがよく行き届いたきれいな白い車だった。
「いいんですか?」
「もちろん!さあ、早く行こう!」
「はい!」
私は彼の車に乗り込み、シートベルトを締めた。
菜の花畑の間を縫うような道をズズズーンと進んだ。
美しい!
写真の1枚、2枚を撮りたい気分だったが、なんとなく不謹慎な気がして、やめた。
気のいい売店のお兄ちゃんと私を乗せた車は、ほどなくして聖バルナバス修道院に着いた。
聖バルナバス修道院:
正面からではないですが・・・
正面から見た写真をWikiからお借りしてきました
やっぱりこっちのほうが何十倍もいいですね!
次回へつづく・・・・
今回の旅・北キプロス「リアルタイム日記」(2月17日~3月3日)をこちらにまとめました。1日1枚とさらりと日記という構成です
1) いきなり、ガーン!!
2) またしても、ガーン!!
3) 心臓が破裂するぅ~!
5) やっぱり、トルコじゃん!
10) バターは、乳搾りから!
11) やっっぱり好き!旧市街
13) これ、絶対に偽物だよね?
14) Back in Japan!! 成田-名古屋便がプロペラ機だった
こちらは、3年前にここ、北キプロスで撮った写真ですが、
お気に入りの場所、カルパス半島にて。
今年もろばこたちに会えました❤
ろばこたちと一緒に写っているものがないので、3年前のを代用します。
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