☆文化財の宿と400年守り続けた白濁の「うなぎ湯」☆
場所・ 宮城県大崎市鳴子温泉大口字湯元84 HPあり
電話・ 0229−83−2565
泉質・ 含芒硝-硫黄泉 (含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉)
PH8 100度 かけ流し
(低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 1000年
創業・ 1632年 江戸初期 遊佐勘左衛門により
竣工・ 昭和11年(1936) 昭和37年改築
構造・ 木造モルタル2階建て 和14室 2部屋のみWCあり
風呂・ 交代制 内湯2 貸切露天1
人物・ コケシ研究家 深沢要 他 著名人多数
料金・ 2食付き 15100円〜 時期・人数・プランによる
立ち寄り なし
最終訪問・ 2022・10 「滝の間」宿泊
*国・登録有形文化財 *メディア露出多数
・風呂 うなぎ湯 21〜8時は女湯
8〜9時30分は再び男湯
昭和レトロな型押しの脱衣場の天井
ここがこの宿のメインの風呂になるので、ここに入るために宿泊したのもあります
昔は日帰りもやっていましたが、今は立ち寄りはできません
脱衣場の洗面所 脱衣場は広め
でも、宿泊して思いましたが、この宿は古い建物好きにはたまらない文化財ですので、宿泊して楽しむ宿だと思いました
私が21時過ぎに行ったときは誰もいなかったので、まずは撮影(21時までは男湯)
後から関西の堺のおばはんが来られたので、その方とお話しながら入りました
その方はもう関西弁なので、関西人とすぐにわかりましたが、なかなか温泉好きで源泉の話や栗駒の温泉の話、鳴子もすごく良い湯で「死ぬ前に来れてよかったわー」とのことで(体調など問題ありなのか少し心配ですが)、
私が新潟からというと
「新潟もええ温泉多いわな、どこがええ」と言われたので、
「鳴子の感じがお好きなら、松之山はいかがでしょう」というと
「やはり松之山かー、この前あの酒の宿、行ったでー、すごく良かったでー」とのことで酒もお好きな様子
「またええ温泉、教えてなー」と言って嵐のようにしゃべって出ていきはりました
夜のうなぎ湯の様子(まだ薄暗い朝方かな)
やはり関西のおばちゃんの勢いはすごい、直に感じれて良い体験でした
今回は前に友人と鳴子に来てよかったので、旦那さんと再訪されたそうです
白濁の方の大きい浴槽 硫黄臭に金気臭
そのあとは誰も来なかったので、1人で白濁のうなぎ湯を堪能しましたが、温度や鮮度がまた朝に入ったときと全然違くて驚きました
こちらの浴槽の方が広いです
やはり21時になると、湯がヘタレていて、あまり鮮度は良くなかったです
五角形の方のうなぎ湯
泉質は「含硫黄・ナトリウム・硫酸塩泉」でPH8くらい、源泉温度は100度もあるので、それを下げながら43度くらいにするのは本当に大変だと思います
かけ流しですので、その冷却の間に白濁するのでしょうね
なんか湯が減ってる感じはするかも 朝方
匂いは他のゆさや源泉と同じく硫黄に金気臭です
とにかく本物を感じさせる湯力を感じ、この宿が江戸から400年も続いて来れた理由がわかりました
やはり湯治場系の湯力はすごい
こちらは緑透明系 ぬるぬる系
朝に出直すと朝は鮮度が良くなっており、7時くらいだったので、またもや朝から1人占め
白濁の方の湯口
白濁のうなぎ湯の方は、夜は43度で熱め適温でしたが、朝にはぬるくなり、透明度が増して底が見えました
昨日は段差も見えなかった
五角形の方が昨夜はぬるかったので立場逆転で、こんな現象は自分は初めてでした
五角形の方の湯の湯花 珍しい形
五角形の湯の方は、朝には全く印象が違う湯になり、温度も上がり、ヘタレていた浴感もシャキッとしてキュッと締まりました
夜のうなぎ湯の様子
夜は湯が溢れていず供給も追い付かず、湯花もなかったのに、朝には黒湯花が復活、まるで髪の毛のような不思議な湯花です
昼間の明るい状態のうなぎ湯
夜には匂いもなかったのに、朝には匂いも復活し硫黄と金気の匂いもしました
床の目線から
昨日の14時くらいに旦那が撮った画像では、この五角形風呂は緑透明でしたが、私は透明の様子しか見れなかったので、時間でも鮮度でも色が違うのかも知れません
鮮度の良い14時くらいの画像
浴後はしっかり温まり、夜散歩で雨の中、JR鳴子温泉駅まで歩き冷えた体も温まりました
夜散歩は雨もあり誰も歩いている人はいず、温泉街も寂しい感じでしたが、駅の夜汽車(21時最終)の感じが幻想的で、
一人で旦那が駅のWCに行っているときに待っていたら、自分は今どこにいるのか、とても不思議な気分でした(後ほどUP)
昼間の緑透明の美しい源泉
「うなぎ湯」は、きっと季節や天気などにも影響されて様子が変わると思うので、また行ったらどんな表情を見せるのか、楽しみです
やはり温泉は生き物ですね
それから1週間が過ぎても、なんだか服から硫黄臭が消えることはありませんでした
やはり白濁硫黄泉て匂いがすごいですよね
好きな方はいつまでも温泉の匂いが嗅げて嬉しいですよね
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