<9月の高山小旅行・2>高山陣屋 | まあるい世界の創り方

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名古屋でワイヤーアートジュエリーの制作とレッスンをしています。美しい天然石や、創作を通して日々感じる事、私が志す『光のお志事』について綴ります。

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前回に引き続き、9/19、20で旅した高山のことを記していきます。
 
今日の記事は、ちょっと歴史っぽい話になります。
 
お好きな方は、どうぞ♡
 
 
★前回の記事はこちら
 
 
 
 
 
旅の二日目は宿をチェックアウトしたあと、高山陣屋へ行きました。
 
『高山陣屋』と聞いて「あぁ、アレね!」と仰った方は、スゴい。
 
私たちはこの時点で、「なんか高山の歴史的なものが見れるらしいよ~」くらいの感じでした(笑)
 
それが、まさか、あんなことになろうとは…。
 
 
 
先に言ってしまうと、高山陣屋は江戸時代の高山のお役所跡です。
 
それが今も、ほぼ、そのまま残っているという、全国でも例を見ないものだそう。
「はぁ、高山のお役所なのねー」と思いました。
 
ですが見ていくほどに、その時代の他のお役所とは、だいぶ違っているようでした。
 
 
 
もともと、飛騨高山を代々おさめていた大名が居たのですが、ある時突然、まったく別の土地に左遷されてしまった。
 
そして代わりにお代官さまがやって来たのですが、その時からいきなり、幕府直轄地としての政治が始まったのでした。
 
それは高山が、金銀や山林などの豊かな資源を有する土地だから、中央が直接握っていたかった…という事のようです。
 
幕府直轄になるまで居た大名の屋敷を、そのまま役所として使ったものが、この高山陣屋なのだそう。
 
 
 
なんか乗っ取りみたいな話だなーと思いました。
 
でもこの時代は、乗っ取りの繰り返しなのかも知れません。
 
(集合想念は理不尽な体験をしたかったのだろうな)
そして直轄地となって何代かの代官がおさめた後、高山には郡代が置かれるようになったそうです。
 
 
 
ここで私は、「郡代(ぐんだい)?はて、なんぞや」と思いました。
 
お代官さまは知っているが、郡代さまは知らん。
 
私が知ってる日本史は、時代劇レベルで終わっているのです(笑)
 
 
 
ここに来てくださる方は、もしや私と似ているかも知れませんから(笑)ちょこっとだけ説明を。
 
郡代は、代官より大きな権限を持つ役職のようです。
 
時代にも寄りますが、江戸後期で郡代を置いた地域は全国に4ヶ所しか無かったそう。
 
代官が5万石ほどをおさめるのに対し、郡代はその倍の10万石、それ以上なのだとか。
 
例えが極端な上に正しく無いのですが(笑)代官の給料が100万円だとしたら、郡代は一千万円。そのくらいに違う。
 
(ウハウハですな謎汗)
 
時間を重ね、高山の支配エリア(?)を拡大していった結果、代官から郡代に昇格したという、さすが幕府直轄地という感じです。
 
 
 
直轄地となった1600年代後半から、その後1800年代半ばまで、何代もの郡代が、この高山陣屋で執務を行ったようです。
(でも執務とは無関係なここが好きだった。お炊事場)
 
 
 
(囲炉裏があって、天井は吹き抜けで。すぐそばに女中部屋とかもある。なんか妄想する笑)
 
 
 
そして大政奉還で江戸幕府が幕を閉じた以降も、この高山陣屋は時代時代のお役所として、使われていたのだそうです。
 
なんと!昭和43年ごろまで。
 
そりゃスゴい!!
 
 
 

(お屋敷のいたるところに、こういう装飾があった)

(真向兎の釘隠し。まむきうさぎのくぎかくし。打った釘の頭を隠す飾りで、江戸時代に流行したのだそう)
 
 
 
 
…と、日本史付け焼刃の私が、どうしてここまで知ることになったのか?と言いますと、理由があります。
 
敷地内には、お屋敷の他にも巨大な米蔵がありました。
 
それはかつて高山城内に置かれていた年貢米を、直轄地になって以降、すべてここへ移したからだそうです。
 
その米蔵に、もちろん今、米俵は置いて無いのですが…
そっくりそのまま、膨大な量の歴史資料が詰まっていて、それを私たちは端から端まで見ることになったのでした(笑)
 
もうね、ここだけで2時間くらい居た。
 
まさか、こんなことになろうとは…(笑)
 
(冒頭部の前振り、回収)
 
 
 
 
 

面白いのは、代々歴任の郡代の年表があって、一年や二年で交代になっている人も居れば、15年務めている人もいる。

 

また一年や二年で交代する郡代がずっと続いても、その名前の下に直属部下の名前があって、その人は10年以上も務めていたりする(笑)

 

『ははーん、これはトップがコロコロ変わっても、実務担当者がバリバリやってたっぽいなー』とか思いました(笑)

 

課長島耕作とか、半沢直樹のようなお役人がいたのかも。

 

 

 

また土地の人から見た悪政、善政。

 

時に騒動(一揆)もたくさんあったようで、大きなものでは18年間も争っていた時代があった。

 

(前回の記事、水無神社の『ねじの木』は一揆に絡んでいる)

 

一方で、飢饉の時にジャガイモを作るように言って救ってくれた郡代もいた。

 

代々のトップが変わる度、それに翻弄されざるを得ない。

 

でも私がここで知った限り、高山の人たちは強く時代を生き抜いてきて、それが今の土地の氣に繋がっているように感じました。

 

 

 

歴史、日本史の何も知らないけれど、こうやって土地やその時代の人の意識にフォーカスしてみると、本当に面白い。

 

きっと、ひとつひとつのすべてが劇的です。

 

ちょっとかじった私がこうなのだから、歴史ファンやその道の玄人さんなんて、たまらないだろう。

 

ああやって毎年、大河ドラマが無限に生み出されていくのも納得です(笑)

 

 

★高山陣屋

 

 

 
 
 
 
思いのほかエキサイティングな歴史鑑賞になり、二人ともお茶を飲み始めても、まだ興奮してました(笑)
 
 
「お腹空いた?」
 
「ううん、まだいっぱい。(胸が)」
 
「じゃあさ…、もう帰ろっか」
 
 
「うん、そだねー」
 
 
そんな感じで、私たちは帰路についたのでした(笑)
 
 
(藍花珈琲店。ケーキお勧めしてくださったのに、胸がいっぱいでお断りしてしまった汗。素敵なお店でした♡⇒
 
 
 
佳い旅でした。
 
でもまだもう一回だけ、続きます。
 
 
 
 
 
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
 
明日も素敵な一日でありますように!
 
愛をお贈りします♡
 
 
 
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