じぶんを愛するのではなく
愛せるじぶんを選ぶ
という言葉は、以前どこかで見かけたもの。
そのとき印象に残ったのね、意味はよくわからなかったけど。
真実だって感じた。わたしとっての。
それからじぶんの中心に戻って本音に耳を傾けると、じぶんを傷つける選択をたくさんしていたことに気づく。
怖かったね、ひとりになってしまうことが。
失うかもしれないことが。
恐れから、周りに合わせることが正しいことなのだとおもっていた。そんなじぶんを愛そうしても無駄だった。周りに合わせることは、正しいことでも間違っていることでもなかった。そのような判断こそが間違っていた。
愛せるじぶんを勇気を出して選ぶということ。それはひとりになるかもしれないことを意味していた。そして、おそるおそる選んだ。
案の定、というか、それもわたしのこころの中にあるものだけれど、上から目線で独自の価値観を振りかざして「お前は間違っている」と言ってくるひとがいた。わたしにはそのひとの価値観は歪んでいるようにみえたが、そのひとにはわたしが歪んでいるようにみえるんだろう。
また別のひとは、繰り返し伝える「痛い」という言葉を無視して、なんども同じことを繰り返した。そのひとにとってはどうしてわたしが痛がるのか理解できなかったのだとおもう。何に痛みを感じるかは他人がジャッジできるものではない、ということをわたしもまた学んだ。それは誰にとってもプライベートなことなのだ。
悪意がなかったとしてもわたしを殴るひとをわたしの近くに置いておくことはできない。それはじぶんを見捨てることだ。
わたしはじぶんを拾う、決して見捨てないと決めた。それがわたしが愛せるじぶんだとおもった。
すると、失う怖さの向こう側から - それはわたしの中心のようでもある -「あなたは大丈夫」という確かなつよさを感じた。まるで立ち上がるスカーレット・オハラ。
雨音がしています、午後11:17。
わたしはこれまでただ、選択を間違えていただけなのだ。愛せないじぶんを選びながら愛そうとする矛盾に満ちていた。もうそんな間違いはしない。ばらばらになったわたしの欠片ひとつひとつをすべて拾ってゆく。愛せるわたしを選びつづける。間違っても、最後まで拾いつづける。
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