マルセイユタロット
マルセイユタロットに描かれているのは、わたしたちの内側に共通して息づく魂を起動させるスイッチです。
タロットに描かれているアルカナ(秘密という意味)は絵であり、概念・言葉として読み解かれる必要があります。
それらが正しく作動したとき、わたしたちが無意識の底に隠していたものを「おもいだす」ことが起こります。これは、個人の意識が神話的な次元とつながり直すことを意味します。
このクラスでは、図像の意味、象徴の解釈の仕方を、神話、幾何学、占星術、数秘、哲学、カバラーなどの観点も取り入れて、マルセイユタロットをスピリチュアルなテキストとして読んでいきます。
タロットリーディングの読みが一段と深くなり、様々な次元でのリーディングが可能になります。
・枠線の比率
・ローマ数字の表記
・地面に生えた草の数
・赤い靴
・水色の手…
描かれている細部はすべてにおいて意味を持つ、という前提でクラスを進めます。線の1本たりとも無駄なものは描かれていません。すべての細部に触れることはできませんが、それぞれのシンボルをどのように読み解いていくのか、ホドロフスキー(映画監督、詩人、タロット研究家)流のやり方を取り入れて、自分で読み解けるようになることを目指します。
色、形、数、描かれているもの、それらが持つ視覚情報をすべて言語に置き換えると、1枚のカードが持つ情報量は、1冊の本に相当するとも言われています。
聖杯のようにも見えるカップのエース
マルセイユ版の小アルカナの数カードは、ライダー・ウェイト版とちがって絵柄がトランプのように記号的で、それぞれのスートを象徴する素材がカードに描かれています。
情緒を刺激する絵ではないため、感覚的に読むことが難しく、はじめはとまどうこともあるかもしれません。しかしよく観察すると、1枚1枚には明確なちがいがあり、これらをマスターするには、エレメント全体の流れをはじめにつかんでおくことが大切です。
ソードのエース
マルセイユタロットの象徴は
神聖幾何学の構造を含むマルセイユタロットは、曼荼羅をみているときのような変性意識状態になりやすいと言われています。見るだけで、誰のこころの中にもある神聖な部分に軸をあわせようとします。セルフ(自己)の声が聞こえる状態へと、わたしたちの意識を導きます。
◼︎詳細

1回目 :4つのエネルギーセンター (4/6)
・四大元素(風・水・火・地)の意味とサイクル
・大アルカナにおけるエレメントの描かれ方の変遷
・78枚の縮図「世界」のカードからみたエレメント
・プラトン立体とメタトロン
・数を幾何学的に理解する
3回目 :宮廷カード
4回目 :1の世界 5/23(土)スタート
5回目 :2の世界
6回目 :3の世界
7回目 :4の世界
8回目 :5の世界
《講師について 觜森さい子 プロフィール》
マルセイユタロットリーダー・講師
会社員、ロンドンでの2年間の留学期間を経て、2011年にシンボリックやタロットを学びはじめ、長い自分探しの旅から抜け出す。2013年〜2016年、中野トナカイ(まついなつきさん店長の占いハウス)に所属。2014年からは高尾にあるシンボリック本部にて、教える側のトレーナーとして活動を開始。並行してアレハンドロ・ホドロフスキー監督「タロットの道」(英訳版)を中心にマルセイユタロットのシンボルを独自に翻訳しながら研究会を開催。様々な角度からシンボルの解釈を学ぶ。2015年よりマルセイユタロット講師としても活動をスタート。
・マルセイユタロットの理解をより深めたい
・大アルカナの理解を深めたい
・「おもしろそう!」とおもった
・銀行振込
マルセイユタロット(フルデッキ)
わたしたちはもともと
ひとつのスピリットでした
どういうわけか
深い眠りについてしまって
幾千もの欠片に
わかれてしまう
そういう
夢をみるようになりました
わかれたその欠片が
あなたの目の前にいるひと
樫の木や木の実
波や貝殻
太陽や月や星たちです
分離により
「足りない」
「欠けている」
というおもいを抱くように
なったあなたは
とても不安になります
ひとりぼっちになってしまった
欠けているこころを
埋めなくてはと
奮闘するけれど
努力もするけれど
いつも期待は最後に裏切られます
完璧には満たされません
ほんとうは覚えているんでしょう?
じぶんの内側にこそ
欠けているとおもったすべてがあること
そこにしかないこと
おもいだすこと
じぶんが誰だったのかを
おもいだすこと