柏駅【千葉県】(常磐快速線、常磐緩行線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県柏市の中心市街地に位置する常磐線の駅で、快速停車駅でもあり、東武野田線(愛称:東武アーバンパークライン)との乗換駅、そして駅前は千葉県内でも有数の繁華街が広がっており、つくばエクスプレス開業の影響などで乗車人員は減少しているものの、現在も西船橋駅、船橋駅とともに県の代表駅である千葉駅を上回る乗車人員を誇っている(約123,000人)、
柏駅 (かしわえき。Kashiwa Station) です。 
 
尚、当記事ではJR線の駅および東口・南口(東側)と東口側駅前のみを取り上げます。
東武線の駅および西口・南口(西側)と西口側駅前につきましては東武駅の記事にて紹介予定です。
ご了承下さい。
 
 
駅名  
柏駅   
 
所在地  
千葉県柏市  
 
乗車可能路線  
JR東日本:常磐快速線【常磐線(快速)】常磐緩行線【常磐線(各駅停車)】   
  
隣の駅  
常磐快速線 (JJ 07)  
日暮里方・上野方……松戸駅  
取手方・岩沼方………我孫子駅  
  
常磐緩行線 (JL 28)  
綾瀬方……南柏駅  
取手方……北柏駅    
  
乗換可能駅  
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】(大宮方面船橋方面)   

……柏駅まで徒歩5分  
  
訪問・撮影時  
2022年8月、12月  
 
 
駅概要(2022年12月時点)  
駅形態……………地平駅(1896年開業)。
駅舎………………中央口は1971年改築の橋上駅舎。南口は1999年新設の橋上駅舎。
        どちらも東武線の改札口を併設していて、東西自由通路を兼ねています。
出入口……………中央口(東口・西口)、南口(東側出入口・西側出入口)。
バリアフリー……○(東口・西口にエレベーターを設置。南口はEV未設置で非対応)。
点字ブロック……各出入口~各改札~各ホームに設置。
駅前広場…………東西にあり(東西ともロータリー・バスターミナル・タクシー乗り場あり)。
 
 



中央口の東側にあるメインの出入口・東口です。上写真は北を、中写真と下写真は北西を望む。
中央口は1971年に改築された橋上駅舎を有しており、西側にある東武線の橋上駅舎と一体になっていて、両社の橋上駅舎には東西自由通路が設置されています。
東口は1階出入口(階段のみ)と2階ペデストリアンデッキ出入口があります。
地平と橋上階を結ぶエレベーターはペデストリアンデッキに複数設置されています。
ペデストリアンデッキは駅前にある各商業施設に直結しています。
また東口ペデストリアンデッキは広く、たびたびイベントが行われています。
 
 

東口ペデストリアンデッキの直下には駅前広場ロータリーが整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
駅前広場には公衆トイレ(多機能トイレ併設)や交番もあります。
写真は北東を望む。
 
 

柏駅東口駅前には複数の商業施設があります。
右側のビル(駅前広場東側)は「スカイプラザ柏」で、「ビックカメラ」などが入居しています。
また、正面のビル(駅前広場北側)には「そごう柏店」がありましたが、売上高減少などが影響して2016年に閉店し、2022年の時点では空きビルのままでした。今後、解体されて再開発される見込みのようです。
写真はペデストリアンデッキより北東を望む。左側に東口があります。
 
 

正面のビル(駅前広場南側)は商業施設「ファミリかしわ」で、キーテナントは「柏マルイ」です。
「ファミリかしわ」館内南側(奥側)には後述の南口への連絡通路があります。
 
 


東口駅前です。南東を望む。
上写真は駅前広場地平部より、下写真はペデストリアンデッキより撮影。
駅前には千葉県内随一の繁華街が形成されており、昼も夜も賑やかな街です。「東の渋谷」とも称されるほどで、まぁ常磐線の当駅より北(岩沼方)には柏を上回る繁華街は仙台まで存在しないと思われます。
奥方向には駅前通り「レイソルロード」が延びており、前方のスクランブル交差点から右へはアーケード商店街「柏二番街商店街」が南へ延びています。
また、駅から少し離れた場所にも「イトーヨーカドー柏店」「ドン・キホーテ柏店」「モディ柏」といった大型商業施設が複数あります。
しかし柏駅東口駅前はとにかく道が狭いです…。
 
駅から離れると次第に住宅の割合が増加します。
 
ちなみに柏市役所は約800m北の常磐線沿いにあります。
また、「レイソルロード」を南東~南へ1.6kmほど進むと、サッカーJリーグ・柏レイソルのホームスタジアムである「三協フロンテア柏スタジアム」に到達します。路線バスでもアクセス可能です。
 
 

中央口の東西自由通路より北西を望む。後方が東口、前方が西口方面です。
手前左側にJR線の中央改札が、奥へ進んだ先の左側には東武線の中央改札が、それぞれ設置されています。
右手にはJR線の「みどりの窓口」と自動券売機があります。
尚、JR線~東武線の間に乗換改札はありませんので、乗換の際は一旦改札を出る形になります。ご注意下さい。
 
 



中央口の東西自由通路南側に設置されているJR線の中央改札です。
上写真は西を、下写真阿は南西を望む。左が東口方面、右が東武線中央改札および西口方面です。
中央改札は真ん中にある「キオスク」を挟んで二手に分かれています。
上写真手前・中写真を東側改札口、上写真前方・下写真を西側改札口として説明いたします。
 
駅員配置…………あり(直営駅かつ管理駅)。
自動改札機………あり(東4通路、西7通路)。  
ICカード…………『Suica』のエリア内。
有人通路…………東側改札口の左端通路。自動改札機より奥の位置に窓口があります。
        点字ブロック設置。車いす対応幅。
幅広通路…………あり(東側の左から2番目の自動改札通路)。
窓口………………あり(改札窓口、東西自由通路北側にある『みどりの窓口』)。
自動券売機………あり(東西自由通路北側。ICチャージ可。指定席券売機併設)。
自動精算機………あり(ICチャージ可)。
トイレ……………改札内コンコース、東口駅前広場(いずれも多機能トイレ併設)。
付帯設備…………コインロッカー・ガチャガチャ・飲料自動販売機(改札内)。
売店………………あり(改札外にJR東日本系の「キオスク」あり)。  
コンビニ…………あり(改札内にJR東日本系の「ニューデイズミニ」あり)。
 
『みどりの窓口』には「駅たびコンシェルジュ」が併設されています。
 
そして1階各ホームとの間には階段とエレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
また、改札内コンコースは連絡通路を経由して南口改札内コンコースと繋がっていて、そこに設置されている上下方向エスカレーターも利用可能です。
 
 

東西自由通路北側にある自動券売機と『みどりの窓口』です。
東を望む。右手が中央改札、右前方が東口です。
 
 

また、東西自由通路北側、自動券売機の左手(西側)には、
平日の初電~9:00のみ営業する快速ホーム専用改札口(入場専用かつIC専用)があります。
私は平日に休みを取れないのでシャッターが閉まった状態でしかお目にかかれませんw
写真は北を望む。
左後方が中央改札、左前方が西口・東武線方面、右後方が東口です。
 
 

こちらは東口から南へ約200m、「柏二番街商店街」にて北西を望む。
商店街の中に上下方向エスカレーターがあり、登って前方にある「ファミリかしわ」の2階フロアを通り抜けると南口東西自由通路に到達し、JR駅および東武駅の南口に行くことができます。
左手には商業施設「柏モディ」と、「サカゼン」「丸亀製麺」などが入居する商業ビル「システムランドビル」があります。
 
 


上写真はエスカレーター上より、下写真はエスカレーター下より、いずれも南東を望む。
右手に「システムランドビル」と「柏モディ」があり、後方に「ファミリかしわ」があります。
「柏二番街商店街」のアーケードが前方へ延びています。少し先に突き当たりがあり、左へ曲がるとレイソルロード・東口方面、右へ曲がるとセントラルパル通り方面(マルエツ方面)です。
突き当たりの右手前には「ドン・キホーテ柏店」があります。
早朝撮影のため人通りが少ないですが、昼~夜は多くの人が歩いています。
 
 

先程のエスカレーターを登り、「ファミリかしわ」を通り抜けると、南口東西自由通路に到達します。
自由通路の北側にはJRの南口駅舎と東武の南口駅舎が横並びで設置されています。どちらも橋上駅舎です。
写真は南東を望む。左前方にJR駅舎が、左手前に東武駅舎があります。
奥には「ファミリかしわ」があり、東西自由通路と2階フロアが直結しています。東側はこの連絡口しか存在せず、駅の外に出るには「ファミリかしわ」を通り抜ける必要があります。
尚、東西自由通路は「ファミリかしわ」中2階の高さに相当するため、東西自由通路と「ファミリかしわ」2階・3階フロアの間に段差が生じています。おそらく階段しか設置されていないため、南口(東側)はバリアフリー非対応と思われます。
また、後方には南口(西側)があり、駅の外に出られるほか、東武駅西側に隣接している「高島屋」の外周を通るペデストリアンデッキ経由で西口へ行くことも可能です。こちらもペデストリアンデッキや駅外への通路の段差は階段のみですが、東武駅の改札外コンコースから「高島屋」に入り、エレベーターを利用することが可能です(但し高島屋の営業時間外や休業日は利用不可)。
 
 

南口改札です。北東を望む。
右が「ファミリかしわ」経由東側出入口方面、左が東武駅の南口改札・西側出入口・高島屋方面です。
 
駅員配置…………あり。
自動改札機………あり(7通路)。  
ICカード…………『Suica』のエリア内。
有人通路…………窓口に面した右端通路。点字ブロック設置。車いす対応幅。
幅広通路…………あり(左端通路)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。『みどりの窓口』は中央口のみ)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可。指定席券売機併設)。
自動精算機………あり(ICチャージ可)。
トイレ……………改札内コンコース(多機能トイレ併設)。
付帯設備…………テレワークボックス(改札内)。
売店………………なし(中央口のみ)。  
コンビニ…………あり(改札内にJR東日本系の「ニューデイズミニ」あり)。
 
尚、南口も東武線との連絡改札口はありません。乗換の際は一旦改札を出て下さい。
 
1階にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーターた設置されています。
また前述の通り、連絡通路経由で中央口改札内コンコースと結ばれているため、南口から改札内エレベーターも利用可能です。
 
 

4番線に設置されている常磐快速線の駅名標です。
電照式で、バックライトはLEDですが、2020年代になって点灯させていない駅が増加しています。
JR東日本の標準デザインで、下部中央は常磐快速線を走行する中距離列車の帯のカラーである青色のみが表示されていますが、駅番号を囲んでいる枠は常磐快速線のラインカラーである青緑です。
また、駅ナンバリングも併記されています (JJ 07)。
 
 

こちらは2番線に設置されている常磐緩行線の駅名標です。非電照式です。
下部中央は常磐緩行線を走行する電車の帯のカラーであり、かつ乗り入れ先の東京メトロ千代田線のラインカラーに準じた緑が表示されていますが、常磐緩行線としてのラインカラーは駅番号を囲んでいるグレーかと思われます。
また、駅ナンバリングも併記されています (JL 28)。常磐快速線とは違う駅番号が使用されています。数字は千代田線からの通し番号です。
 
 


駅構造……地平駅。南南西~北北東方向。
配線………島式ホーム2面4線。緩行線・快速線とも1面2線ずつ使用。
 
左(東)の短いホームは常磐緩行線用です。左が1番線で上り綾瀬方面・東京メトロ千代田線方面、右が2番線で下り我孫子・取手方面です。
右(西)の長いホームは常磐快速線用で、特急『ときわ』も発着します(特急『ひたち』は下り1本のみ停車)。左が3番線で上り日暮里・上野方面および上野東京ライン経由東京・品川方面、右が4番線で下り取手・水戸・岩沼方面です。
運転系統・上下方向により発着ホームが固定されています。
また、線路別複々線区間のため、快速線と緩行線の乗換はホーム間の移動(上下移動)を伴います。
  
ホーム有効長……1・2番線10両分、3・4番線15両分。
ホームドア………1・2番線は設置済み。3・4番線は未設置。
ホーム幅…………全体的に広いです。
上屋(屋根)………概ね全長にわたり設置。3・4番線の日暮里方の端(奥)に
        一部雨ざらし部分があるものの、全列車が上屋下に停車します。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室、立食いそば店。
ホーム上設備……Suicaグリーン券売機・特急券売機(いずれも3・4番線のみ)。
 
ホーム中ほどから岩沼方(手前側)にかけては中央口橋上駅舎に、ホーム中ほどから日暮里方(奥側)にかかては南口橋上駅舎に、それぞれ覆われています。
 
上写真は3番線より、下写真は2番線より、2枚とも快速線・日暮里方、緩行線・綾瀬方を望む。
 
 



上写真は3番線より、中写真は2番線より、下写真は4番線より、いずれも快速線・取手方および岩沼方、緩行線・取手方を望む。
右から1番線~4番線の順です。快速線ホームは15両分、緩行線は10両分で、快速線ホームの方が長いです。
4番線日暮里方(手前側)の左手(西)には東武野田線【東武アーバンパークライン】の柏駅が隣接しています。
 
 

また、快速線3・4番線ホームの岩沼方には快速ホーム専用改札口(入場専用)からの階段出入口があります。
営業時間外はシャッターが下ろされています。
写真は日暮里方を望む。
 
 


上写真は1番線より、下写真は3番線より、いずれも常磐緩行線・綾瀬方、常磐快速線・日暮里方を望む。
左2線が緩行線、右2線が快速線の線路別複々線区間で、その右側を東武アーバンパークラインが並行しています。
 
この先、市街地を南南西へ走ると東武アーバンパークラインが右へ分かれ、その直後に東武アーバンパークラインの船橋方面線路が常磐線をオーバークロスして左へ離れます。その後は畑も残る住宅街の中を引き続き南南西へ走りますが、やがて緩やかに右へカーブして進路を南西に変えると緩行線は南柏駅へと至ります。一方、快速線は松戸駅までノンストップですが、北小金駅から貨物線の武蔵野線北小金支線が分岐し、馬橋駅で同じく貨物線の武蔵野線馬橋支線が合流します。北小金支線は常磐線~武蔵野線経由の臨時列車が走行します。
 
 


上写真は2番線より、下写真は3番線より、いずれも常磐緩行線・取手方、常磐快速線・岩沼方を望む。
右2線が緩行線、左2線が快速線の線路別複々線区間で、取手駅まで続きます。一方、岩沼方は快速線の西側に東武線の姿がありません(柏駅でスイッチバックするため。大宮方・船橋方とも南側の日暮里方から柏駅に入線)。
 
この先、住宅街の中を北北東へ走り、右手に柏市役所などを見て走ると国道16号線をアンダークロスします。その後は右へカーブして畑が残る郊外の住宅地の中を北東へ走り、大堀川を渡って大きく右へカーブし、進路を東寄りに変えると緩行線は右カーブの途中にある北柏駅へと至ります。一方、快速線はもう1駅先の我孫子駅までノンストップです。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2006年、2011年、2015年、2021年(いずれも東武との乗換の為)、2022年(駅訪問の為)。          
  
島式ホーム2面4線で、構内の規模はコンパクトですが、ホームも橋上駅舎もとにかく人が多い駅といった印象です。駅前もとても賑やかで、初めて訪問した時はビックリしましたw でも現在は東口駅前の「そごう」が閉店するなど求心力が低下傾向かもしれませんが…。
  
鉄路のみで (ルートは一例です) 
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。

       中央線快速で東京→上野東京ライン経由常磐快速線へ乗継。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。

       新幹線で品川or東京→上野東京ライン経由常磐快速線へ乗継。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (駅内外に多数あります)    
飲食チェーン店・・・あり (東口駅前に多数あります)   
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。常磐線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は柏駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)