今回の『駅【超簡易版】』シリーズは、
静岡県川根本町南部、大井川沿いに広がる茶畑の中に位置する大井川鐵道大井川本線の駅、
地名駅 (じなえき。JINA Station) です。
尚、写真は2010年撮影で、しかも少ないです。ご了承下さい。
記事投稿時点において、自然災害により休止中です。
隣の駅
金谷方……川根温泉笹間渡駅
千頭方……塩郷駅
撮影時
2010年12月
地名駅は駅員無配置ですが、駅向かいのタバコ屋で乗車券を販売している簡易委託駅です。
金谷方(南)の西側に木造駅舎を有しています。
ICカードは利用できません。
駅前は集落が形成されていますが、茶畑も多く見られます。
離れた西側を大井川が流れています。
写真は駅裏の駅東側で、住宅が少なく川根茶の茶畑が広がっています。
地名駅は島式ホーム1面2線です。
左手(西側)に駅舎があります。
駅舎とホームは構内踏切で結ばれています。
千頭方を望む。
地名駅の千頭方には、全長約11メートルの非常に短いトンネル状構造物(シュラウド)があります(川根電力索道用保安隧道)。線路上をまたいでいた貨物索道から線路を保護するために建設されましたが、1930年代末に索道は廃止され、トンネル部分のみが残存する格好になっています。駅構内には「日本一短いトンネル?」と称してこのトンネルの案内看板が設置されています(実際には全長8.7メートルの呉線川尻トンネルを始め、これより短いトンネルがいくつか存在しています)。尚、駅南側(金谷駅側)にも同様のトンネルがありましたが、こちら側は天井部分が切り崩され、側面の擁壁だけ残存しています(Wikipediaの本文を引用)。
千頭方を望む。
こちらは金谷方のトンネル跡です。側面が残っています。
千頭方を望む。
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)