松戸駅【千葉県】(常磐線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県松戸市の中心市街地に位置する常磐線【常磐快速線、常磐緩行線】の駅で、松戸市の代表駅、そして新京成電鉄新京成線との接続駅でもある
松戸駅 (まつどえき。Matsudo Station) です。
 
尚、新京成線の松戸駅につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら
 
 
駅名
松戸駅
 
所在地
千葉県松戸市
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:常磐快速線【常磐線快速】常磐緩行線【常磐線各駅停車】
 
隣の駅
常磐快速線 (JJ 06)
日暮里方・上野方………北千住駅 (東京都)   
取手方・岩沼方…………柏駅   
 
常磐緩行線 (JL 22)
綾瀬方・千代田線方……金町駅 (東京都)  
我孫子方・取手方………北松戸駅  
 
乗換可能駅
新京成電鉄:新京成線……松戸駅まで徒歩3分
 
訪問・撮影時
2018年8月、2020年9月
 
 

松戸駅の西口です。ペデストリアンデッキより東を望む。
松戸駅はJR東日本と新京成電鉄が乗り入れていて、西側にホームのあるJRが西口側を、東側にホームのある新京成が東口側を管理していると思われます。
西口側にはJR東日本の駅ビルと橋上駅舎があり、その下の地平部にホームがあります。
駅舎の左にはJR東日本系の商業施設「アトレ松戸」のビルが併設されています。
また、橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていて、JR駅の東側には新京成電鉄の松戸駅が横並びで設置されています。その先は東口です。
東西自由通路は駅ビルの右側(南側)にもあります。
 
 

そしてペデストリアンデッキの下にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナル、タクシー乗り場が併設されています。
地平部とペデストリアンデッキ、松戸駅改札口の間には階段の他にエレベーターも設置されており、バリアフリーに対応しています。
 
 

西口駅前の様子です。ペデストリアンデッキより西を望む。
後方に松戸駅ビルがあり、デッキの下には駅前広場があります。
駅前は繁華街で、大型商業施設は少なく雑居ビルが多い印象です。住宅は駅から少し離れないと見られません。
駅から正面(西)へ延びる道路を650mほど進むと江戸川の堤防に到達します。江戸川の対岸は埼玉県三郷市で、少し南へ進むと東京都葛飾区になります。
また、大型商業施設は駅の北(右)約250mに「ダイエー松戸西口店(イオンフードスタイル松戸)」が、駅の南(左)約300mには「伊勢丹」跡に2019年にオープンした「キテミテマツド」があります。
松戸駅前もかなり賑やかですが、単純に駅前だけで比較すると柏駅前の方がさらに賑わっているような…と私は思いましたが…。でも市の人口は松戸の方が上ですし、松戸市には新松戸駅や八柱駅、北小金駅、常盤平駅など松戸駅以外にも地方の中規模都市クラスの賑わいを誇る駅が複数あります。対する柏市は柏駅の他に南柏駅くらいで、柏駅一極集中かもしれません。
 
尚、東口に関しましては新京成電鉄・松戸駅の記事で紹介する予定です。いつUPするか分かりませんが…。
 
 

橋上駅舎2階にある中央改札(入口)の様子です。北を望む。左が西口、右が東口および新京成電鉄線のりばです。
JR線・松戸駅の改札は中央改札、駅ビル西口、駅ビル北口と新京成線のりかえ口2ヶ所、計5ヶ所あります。
メインの中央改札は利用客が多い事から入口専用改札と出口専用改札に分かれています。
東側に入口改札があり、離れた西側(写真左外)には出口改札があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が6通路あり、左4通路がICカード専用通路です。
有人通路と幅広通路は入口改札に存在せず後述の出口改札に設置されている入出場兼用の有人通路を通る必要があります。
通路の反対側、後方左側に『みどりの窓口』があり、さらに後方に指定席券売機と自動券売機があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。改札内コンコースには「アトレ松戸」への連絡口である駅ビル西口改札と新京成線のりかえ口があります。
そして改札内には地平にある各ホームとを結ぶ階段・上りエスカレーター(3~6番線は下りも併設)・エレベーターがそれぞれ設置されています。
また改札の左後方にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。
 
 

こちらは中央改札(出口)の様子です。北東を望む。左が西口、右前方が東口および新京成線のりばです。
正面に出口専用の自動改札機が並んでおり、右端に幅広通路を有する入場・出場兼用の有人通路があります。
その右側、3・4番線への階段を挟んで右側には前述の入口専用改札があります。
右側(通路の手前側)には『みどりの窓口』があり、その後方には指定席券売機と自動券売機があります。
後方には「ニューデイズ」があります。
尚、改札内コンコースは中央改札(入口)、駅ビル西口と共用です。
 
 

こちらは「アトレ松戸」への連絡口である駅ビル西口です。中央改札内コンコースより北を向いて撮影。コンコース北側、1・2番線と3・4番線の間にあります。
私の訪問時は営業時間外だったため閉鎖されていました。営業時間は「アトレ松戸」と同じく10:00~21:00です(アトレの休業日は閉鎖)。
ICカード専用通路(3通路)しかありませんので注意が必要です。
入場時に残高不足の場合は改札前(アトレ側)にあるチャージ機をご利用下さい。
出場時に残高不足の場合は中央改札(出口)前に設置されている自動精算機でチャージして下さい。
 
 

こちらは中央改札内コンコースと新京成線コンコースの間に設置されている新京成線のりかえ口(新京成側では「JR線のりかえ口」)の中央改札です。新京成コンコースより北を望む。改札の向こう側はJR線の中央改札内コンコースです。左前方に中央改札が、右前方に駅ビル西口があります。
JR⇔新京成の乗換客のために設置されています。ICカード対応の自動改札機が10通路あり、乗換客の多さを物語っています。但し、幅広通路がなく車いすは通過できませんのでご注意下さい。
左端には係員用の詰所(窓口)がありますが、私の訪問時は無人でした。まぁ、近くに両社の出入口があり、そこに係員が常駐していますので無人でも大して問題ないと思われます。
チャージは各社専用出口の近くにある自動精算機をご利用下さい。また、紙の乗車券で乗り継ぎされる場合で乗継先の乗車券をお持ちでない場合は一旦改札を出て乗継先の乗車券を買い直す必要があります。
 
 

こちらは北跨線橋の西端に設置されている、「アトレ松戸」への連絡口である駅ビル北口です。北跨線橋より西を望む。北跨線橋と駅外を結ぶ唯一の出入口ですが、駅ビル西口と同様にICカード専用で、かつ営業時間が10:00~21:00(アトレの休業日は閉鎖)なので注意が必要です。
ICカード専用の自動改札機が2通路あり、改札内外にICカードチャージ機が設置されています。
尚、北跨線橋と各ホームの間には階段しか設置されておらず、バリアフリーに対応していません。
後方には後述の新京成線のりかえ口があります。
 
 

こちらは北跨線橋の東側にあり、新京成線エリアとの間に設置されている新京成線のりかえ口(新京成側では「JR線のりかえ口」)の北改札です。新京成コンコースより西を望む。改札の向こう側はJR線の北跨線橋で左右に各ホームへの階段があり、奥には前述の駅ビル北口があります。
JR⇔新京成の乗換客のために設置されています。無人で、有人の改札とはかなり離れているためインターホンが両社構内に設置されています。
こちらはICカード専用の改札口で、自動改札機が5通路あります。バリアフリーに非対応のため幅広通路はありません。
改札口横には新京成側、JR側ともにチャージ機が設置されています。また、紙の乗車券で乗り継ぎされる場合はホーム経由で中央改札側の乗換改札へ回るか、一旦改札を出る必要があります。
ちなみに改札の手前左側には新京成線ホームへ下る階段があります。
 
 

2番線に設置されている常磐快速線の駅名標です。
電照式で、光源は蛍光灯ですが、2018年の撮影なので現在はLEDに交換、もしくは非電照式になっているかもしれません。
JR東日本の標準デザインで、下部中央は常磐快速線を走行する中距離列車の帯のカラーである青が表示されていますが、常磐快速線としてのラインカラーは駅番号を囲んでいる青緑かもしれません。
また、駅ナンバリングも併記されています (JJ 06)。
 
 

こちらは5番線に設置されている常磐緩行線の駅名標です。電照式です。2018年撮影。
下部中央は常磐緩行線を走行する電車の帯のカラーであり、かつ乗り入れ先の東京メトロ千代田線のラインカラーに準じた緑が表示されていますが、常磐緩行線としてのラインカラーは駅番号を囲んでいるグレーかと思われます。
また、駅ナンバリングも併記されています (JL 22)。常磐快速線とは違う駅番号が使用されています。
 
 

JR線の松戸駅は島式ホーム3面6線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
 
左端(西)の島式ホームが左から1番線(常磐快速線下り取手・水戸方面)、2番線(快速線の上下共用中線。特急などの待避や当駅始発列車が使用)の順、中央の島式ホームが左から3番線(快速線上り上野・東京・品川方面)、4番線(常磐緩行線下り我孫子・取手方面。平日朝を除く)の順、右端(東)の島式ホームが左から5番線(緩行線の上下共用中線。終着列車や平日朝ラッシュ時を除く当駅始発列車、平日朝の下り列車が使用)、6番線(緩行線上り綾瀬・東京メトロ千代田線方面、平日朝の千代田線方面始発列車が使用)の順になっています。6番線のさらに東側(右)には新京成線の7番線・8番線ホームが並んでいます。
快速線、緩行線とも上下本線と中線の計3線を有しています。3・4番線ホームは3番線の快速線と4番線の緩行線が共用しています。
 
ホーム有効長は快速線関係の1・2番線と3・4番線が15両分、緩行線しか発着しない5・6番線は10両分です。緩行線電車しか発着しない4番線は10両分しか使用していません。2020年9月現在、ホームドアは未設置でした。主要駅ゆえにホーム幅は広いです。
上屋は各ホームとも端から端まで設置されていて、雨に濡れる事はありません(異常気象時を除く)。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されており、1・2番線と5・6番線には空調完備の待合室が、3・4番線にはキオスク(売店)が設置されています。
そして各ホーム中ほどは橋上駅舎に、1・2番線の中ほどは駅ビルや「アトレ松戸」のビルにも覆われています。取手寄り(奥)には各ホームを結ぶ北跨線橋があります。
各ホームの中ほどには中央改札・駅ビル西口改札・新京成線のりかえ口(中央口)に通じる階段・上りES(3~6番線は下りも併設)・EVが、各ホームの取手寄りには北跨線橋(駅ビル北口、新京成線のりかえ口北口)に通じる階段があります。
 
発車メロディーは、
1番線……春風 V2
2番線……SF10-68
3番線……せせらぎ(鐘強調)
4番線……春
5番線……SF10-31
6番線……SF22-14
です。
尚、4~6番線の緩行線は現在、駆け込み乗車の減少に効果がある事から、電車に搭載している発車メロディを使用しています。
 
写真は4番線より取手方・水戸方を望む。
 
 

4番線より常磐快速線の日暮里方・上野方・東京方・品川方および常磐緩行線の綾瀬方・東京メトロ千代田線方を望む。
右(西)から常磐快速線下り線、常磐快速線上り線、常磐緩行線下り線、常磐緩行線上り線の順で線路別複々線になっており、一番左には松戸車両センターへの回送線が並行しています。すぐ先には快速線の2番線と松戸車両センターへの回送線を結ぶ片渡り線(1線ずつ渡る方式)が設置されています。
この先、市街地を離れて住宅街の中を5線で南下しますが、やがて松戸車両センターへの回送線が複線になって左へ分かれます。
その後は4線になって右へカーブし、田園も見られる郊外を走るようになると東京外環自動車道をアンダーパスしてから緩行線が快速線をオーバークロスして左右関係が入れ替わります。そして進路を西に変えて築堤高架区間になると江戸川を渡り、東京都葛飾区に入ると高架区間で西へ走り、緩行線は金町駅へと至ります。
一方、快速線は金町駅の地点で小岩駅とを結ぶ貨物線・新金線(総武本線支線)が左へ分岐して、亀有駅と綾瀬駅を通過して西へ走り続けます。足立区に入って綾瀬駅を過ぎると緩行線が東京メトロ千代田線になりますが、引き続き右側を並行します。その後は左へカーブしてつくばエクスプレス線が地下から顔を出して左側を並走するようになり、荒川を渡ると千代田線が地下トンネルに入って、左から東武スカイツリーラインが寄り添うと北千住駅へと至ります。
 
 

2番線より常磐快速線の取手方・水戸方・岩沼方・仙台方および常磐緩行線の我孫子方・取手方を望む。
左(西)から常磐快速線下り線、常磐快速線上り線、常磐緩行線下り線、常磐緩行線上り線の順で線路別複々線になっており、見づらいですがさらに右には新京成線の複線が並行しています。
この先、歩道橋と陸橋をアンダーパスすると新京成線が右へ分かれ、その後はこちらも緩やかに右へカーブして、左側を並行する新坂川に沿って住宅街の中を北北東へ走ると緩行線は北松戸駅へと至ります。
一方、快速線は北松戸駅を通過し、流鉄流山線の起点駅である馬橋駅通過時に快速線上下線間に貨物線の武蔵野線馬橋支線が分岐し、馬橋支線は高架になって快速線下り線をオーバークロスして左へ分かれ、南流山駅を目指します。快速線はその後、新松戸駅通過時に武蔵野線をくぐり、今度は南流山駅から来た貨物線の武蔵野線北小金支線が快速線下り線をオーバークロスして快速線上下線間を走るようになり、下り勾配を経て快速線と同じ高さになると北小金駅付近で支線は快速線に合流します。その後は柏市に入り、南柏駅を通過すると東武アーバンパークライン(東武野田線)の船橋方面からの線路をアンダークロスします。そして市街地に入って東武アーバンパークラインの船橋方面、大宮方面の線路が左に寄り添うと柏駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がJR線の松戸駅で下車(乗車)したのは2002年、2011年頃、2014年、2018年、2020年の計5度です。2018年を除く4回はいずれも新京成電鉄線との乗換で利用しています。そして2018年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。快速停車駅でもあり、近くに車庫があるので構内は広いです。また駅前は地方の県庁所在地クラスか、それ以上の賑わいでしたが、隣町で、人口では松戸市を下回る柏市の柏駅前と比較するとやや活気に欠ける印象でした。
 
新宿駅からですと山手線外回り電車(池袋方面)に乗車して日暮里駅まで行き、常磐線快速(下り)に乗り換えて当駅下車です。他に秋葉原・上野経由のルートもあります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。品川駅始発の上野東京ライン経由常磐線快速電車に乗り換えて当駅下車です。上野東京ラインの開業により関西方面から常磐線方面へ行きやすくなりました。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内に「NewDays」があり、駅前にもコンビニが複数あります。一方、飲食店もチェーン店が駅前に一通り揃っています。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。常磐線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は松戸駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)