楽田駅【愛知県】(名鉄小牧線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県犬山市南部の住宅地に位置する名鉄小牧線の駅で、お菓子の城や大縣神社(大県神社)への最寄駅でもあり、大縣神社で毎年3月15日直前の日曜日に行われる豊年祭(別名『於祖々祭(おそそ祭)』)の時には多くの人が押し寄せる犬山市最南端の駅、
楽田駅 (がくでんえき。GAKUDEN Station) です。
 
 
駅名
楽田駅 (KM 02)
 
所在地
愛知県犬山市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:小牧線 
 
隣の駅
上飯田方……田県神社前駅 
犬山方………羽黒駅 
 
訪問・撮影時
2018年4月
 
 

楽田駅は地平駅で、各ホームの犬山方(北側)にそれぞれ駅舎を構えています。
右側(西側)は西口駅舎(西改札口)で、下り1番線犬山方面ホームに面しています。
踏切の反対側(東側)には東口駅舎(東改札口)があり、上り2番線上飯田・平安通方面ホームに面しています。
元は西口駅舎のみで、2番線とは改札内の構内踏切で結ばれていましたが、2013年に東側に駅前広場が開設されるのに伴い上飯田方面専用の東口駅舎が供用開始となり、構内踏切が廃止され方面ごとに駅舎・改札が分離されました。
尚、西口駅舎(西改札口)は1番線のみ、東口駅舎(東改札口)は2番線のみと繋がっており、現在は改札内に両ホームを繋ぐ連絡通路がありませんので、行先により利用する改札口を選択する必要があります。
写真は南を望む。
 
 

こちらは西改札口のある犬山方面西口駅舎です。南を望む。左後方に踏切があります。
以前は西側にのみ駅舎が存在していて、木造の古い駅舎が長らく使用されていましたが、2003年頃に駅集中管理システムが導入されるのを機に簡易駅舎へと建て替えられました。
駅舎の左側(線路寄り)には飲料自動販売機、公衆電話ボックス、愛知銀行のATMが、右側には無料駐輪場があります。
駅外と駅舎の間に段差はありません。
また、手前の広いスペースは駅前広場と言えるかもしれませんが、線路沿いのスペースは月極駐車場になっています。
 
 

西口駅前の様子です。西を望む。
左手に西口駅舎があり、後方に踏切と東口駅舎があります。
駅前は住宅地で、商店は少ないです。写真奥に延びる県道177号を少し進むと県道27号(旧国道41号)との若宮交差点に差し掛かります。交差点南側の県道27号沿いにはバス停留所が設けられています。
若宮交差点を直進して県道176号などを西へ進むと1.5kmほどで昔のCMでもお馴染みの「お菓子の城」へ行けます。
「お菓子の城」は工業団地の中にあるお菓子のテーマパークで、菓子製造業の「竹田本社」が運営しています。犬山で名鉄や公営以外の事業者が運営するテーマパークは珍しいかもしれません。
 
 

西口駅舎内にある西改札口です。南を望む。後方に出入口があります。
楽田駅は無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用、右が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)があります。
そして、改札を入って左へ折れ、右へ曲がると1番線下り犬山方面ホームですが、改札からホームまで直線的なルートでない理由は、以前構内踏切があったからです。改札とホームの間に高低差がありますが、段差は階段とスロープで解消しています。
尚、駅構内にトイレは存在せず、売店・コンビニもありません。
トイレと多機能トイレは後述の東口駅前広場(改札外)にあり、最寄りのコンビニは約150m西の若宮交差点南西角にあります。
 
 

 

こちらは東改札口のある小牧・平安通方面東口駅舎です。
上写真は南西を、下写真は北西を望む。右手(北側)には踏切があります。
2013年に設置された新しい駅舎で、簡易駅舎ながらガラス張りの割合が高く、開放的な感じになっています。
駅外と駅舎の間に多少段差がありますが、1段のみの階段と駅舎と一体になったスロープで段差を解消しています。
また、東口側にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所も併設されています。
そして、駅舎の右側(北側)には旧駅舎のようなデザインの公衆トイレ(多機能トイレ併設)が設置されています。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。右手に東口駅舎と駅前広場があり、後方に踏切と西改札口があります。
こちらも駅前は住宅地になっていますが、やはり商店は少ない印象です。
手前(西)~奥(東)の道路は県道177号で、この県道をひたすら東(前方)へ歩くと1.5kmほどで大縣神社(おおあがたじんじゃ。大県神社とも表記)に到達します。写真右後方、踏切前には大縣神社の石碑があります。
大縣神社の摂社・姫之宮には玉比売命(たまひめのみこと)が祀られており、古来より女性の守護神として称えられ、安産・子授け・婦人病 特に縁結びの神様として篤い信仰があるとの事です。本殿裏手には、良縁成就のむすひ池があります(大縣神社のHPより本文を引用)。ここには女性自身をかたどった石などが奉納されていて、男性自身を祀る田縣神社(田県神社)と対をなしています。毎年3月15日直前の日曜日に行われる豊年祭(別名『於祖々祭(おそそ祭)』)の時には多くの人が押し寄せますが、この祭りでは女性自身をかたどった山車などが練り歩きます。詳細を知りたい方はググって下さいww
また、東口の約300m南には犬山市立楽田小学校があります。楽田小学校は小牧・長久手の戦いで羽柴秀吉が陣を置いた楽田城の跡地に建てられていますが、敷地内には楽田城があった事を後世に伝える石碑があります。
 
 

こちらは東口駅舎内にある東改札口です。南を望む。左手に出入口があります。
東改札口も駅集中管理システムが導入されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用、右が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口から離れた右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)があります。
そして、改札を入って正面には2番線上り上飯田・平安通方面ホームがありますが、改札とホームの段差はスロープで解消しています。
トイレと多機能トイレは駅舎前の東口駅前広場(改札外)にあります。
 
 

1番線ホームに設置されている建植式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄の標準タイプで、駅ナンバリングも併記されています (KM 03)。
尚、駅ナンバリングの「KM」ですが、小牧線を意味していると思われます。「K」は「小」、「M」は「牧」でしょう。
ちなみにこの駅名標、左上にある名鉄のCIの一部が欠損しています…。
 
 

楽田駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南南西方向~北北東方向にホームが延びています。
右(西)が1番線で下り犬山方面、左(東)が2番線で上り小牧・上飯田・平安通方面です。
ホーム有効長は20m車4両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は全体的に狭いです。
上屋は各ホームとも犬山方(手前側)の2両分に設置されています。雨天時に下車される場合は最も犬山方の2両にご乗車になって下さい。
各ホームにはベンチが設置されています。そして各ホームの犬山方(後方)には駅舎と改札口があります。
尚、前述の通り、改札内で両ホームを結ぶ連絡通路は存在しません。よって、1番線で下車時は西改札口を、2番線で下車時は東改札口を、利用する事になります。
写真は1番線より上飯田方を望む。
 
 

1番線より上飯田方・平安通方を望む。
この先、住宅地の中を南南西へ走り、やがて緩やかに右へカーブすると左手に山並みを見ながら田園風景の中を進みます。その後は小牧市に入り、風景が住宅地に変わると田県神社前駅へと至ります。
 
 

1番線より犬山方を望む。
各ホーム端に駅舎・改札口があります。かつては少し前に構内踏切が存在していました。
この先、県道177号と踏切で交差し、右手に永泉禅寺などを見て住宅地の中を北北東へ走ります。その後は左へカーブして、右手に本宮山などの山並みを見て田園地帯を北上し、再び住宅地に入ると左へカーブして、多治見市に源を発し入鹿池を経由した五条川を渡り、羽黒駅へと至ります。尚、羽黒駅は1966年~1985年の間、明治村口駅に改称されていました。
 
 
あとがき
私が楽田駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇)。東側には綺麗な駅前広場が整備されていました。早朝と夜間は無人ですが、有人駅だった事に驚きました。駅前には住宅地が広がっていましたが、商店は少なかったです。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から犬山線方面の特急・急行などで犬山駅まで乗車し、小牧線の平安通行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。平安通・上飯田経由より犬山経由の方が速いです。
一方、大阪からは東海道新幹線または在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅の約150m西にコンビニはあるものの、気軽に入れる商店・飲食店は存在せず、最寄りの店舗は約500m南西の「ガスト」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、
名鉄小牧線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は楽田駅でも途中下車されてみて下さい!
そして、お菓子の城を観光の際や大縣神社(大県神社)をご参拝、また豊年祭を見物される際はぜひ名鉄小牧線をご利用になり、楽田駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:大縣神社のHP、れとろ駅舎、Google地図、Wikipedia)