戸塚駅【神奈川県】(東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市戸塚区の中心市街地に位置する東海道線、横須賀線、湘南新宿ラインの駅で、東海道線と横須賀線・湘南新宿ラインが同一ホームで乗換可能な駅、そして横浜市営地下鉄ブルーラインとの乗換駅でもあり、多くの乗降客・乗換客で賑わう、
戸塚駅 (とつかえき。Totsuka Station) です。
 
 
駅名  
戸塚駅 (スリーレターコード…TTK)  
  
所在地  
神奈川県横浜市戸塚区   
  
乗車可能路線・系統  
JR東日本:東海道本線【東海道線】横須賀線湘南新宿ライン  
 
隣の駅  
東海道線 (JT 06)  
東京方……………………横浜駅  
熱海方・神戸方…………大船駅  
  
横須賀線(JO 10)、湘南新宿ライン(JS 10)   
小田原方・久里浜方……大船駅  
東京方・新宿方…………東戸塚駅  
  

乗換可能駅  

横浜市営地下鉄:ブルーライン……戸塚駅まで徒歩5分  

  
訪問・撮影時  
2022年9月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1887年開業)。
駅舎………………橋上駅舎と地下駅舎。
出入口……………橋上西口、橋上東口。地下出入口は地下鉄と共用。

                        橋上・地下とも東西自由通路併設。
バリアフリー……△(橋上改札は対応済、

                            地下改札は3・4番線にEVが無いため橋上階への迂回が必要)。
点字ブロック……各出入口~各改札~各ホームに設置。
駅前広場…………東口・西口(バスターミナルとタクシー乗り場併設。

                                        西口は出入口から離れています)。
 
 

 

 

橋上西口です。上写真は南東を、中写真は北東を、下写真は東を望む。
側道およびペデストリアンデッキから出入りする形になります。地平の側道とペデストリアンデッキの間にエレベーターが設置されています。
線路の西側を並行する側道沿いには横浜市営地下鉄ブルーライン・戸塚駅と共用の地下西口出入口があり(エレベーターあり)、バス停留所も設けられています。
ペデストリアンデッキ、地下通路とも西側にある複合商業施設「トツカーナ」と直結しています。
西口は出入口前に駅前広場がありませんが、ペデストリアンデッキの橋上西口前に広いスペースがあります。
 
 

橋上西口・地下西口の西側には巨大な複合商業施設「トツカーナ」があります。「東急プラザ戸塚」と地元店舗主体の「トツカーナモール」で構成されていますが、相互の連携が取れていないなど、問題もあるようです。
「トツカーナ」の南隣には戸塚区役所があります。
西口周辺は市街地で、南側にかけて商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、駅西側を南北方向に延びる国道1号線(東海道)沿いには古くからの住宅が見られる一方、国道より西側は丘陵地を切り開いた新興住宅地が目立ちます。所々に緑も残っています。
写真は北方向を望む。右が戸塚駅です。
 
 

橋上西口を出て「トツカーナ」を通り抜けると戸塚バスセンターがあります。
タクシー乗り場も併設されており、事実上の西口駅前広場として機能しています。
写真は南方向を望む。正面には戸塚の従来からの市街地を望めます。
左が「トツカーナ」および戸塚駅方面です。
 
 

 

 

こちらは橋上東口です。上1枚は北を、下2枚は西を望む。
駅前広場およびペデストリアンデッキから出入りする形になります。駅前広場と橋上東口を結ぶエレベーターも設置されています。
東口は駅出入口の手前に駅前広場があるため、出入口前まで「トツカーナ」が迫っている西口より広々としています。
駅前広場の直上にはペデストリアンデッキが設置されており、駅前広場に面した「ラピス戸塚」各ビルと接続しています。
また、駅前広場北側・東側と、ロータリー内のバスターミナルには地下鉄と共用の地下東口出入口があります(エレベーターあり)。
 
 

 

 

東口駅前です。ペデストリアンデッキより上写真は東を、中写真は北を、下写真は南を望む。
昔は「駅裏」でしたが、西口より再開発が先行したこともあり、西口に引けを取らないほど発展しました。
再開発ビル「ラピス戸塚」の各ビルが駅前広場を取り囲んでいます。
北側の「ラピス戸塚1」には商業施設「モディ戸塚」が入居していて(中写真)、東側の「ラピス戸塚2」は雑居ビルのような感じです(上写真奥)。そして南側の「ラピス戸塚3」は複数の学習塾が入居しています(上写真右外)。
また、約300m南東の柏尾川対岸にはショッピングセンター「アピタ戸塚店」があります。
約450m東の柏尾川対岸には日立製作所横浜事業所があります。
 
駅東側も駅から離れると住宅街が広がっていますが、こちらも丘陵地を切り開いて開発した新興住宅地の割合が高いです。1km少々東の舞岡地区には田畑や山林が残っています。
 
 

 

橋上駅舎2階にある橋上改札口です。南方向を望む。右が橋上西口、左が橋上東口です。
 
駅員配置………あり(直営駅かつ管理駅)。終日にわたり駅員が配置されています。
自動改札機……あり(8通路)。  
ICカード………『Suica』のエリア内。
有人通路………あり(窓口に面した左端通路。点字ブロック設置で車いす対応幅)。
幅広通路………あり(有人通路および右隣の自動改札通路)。
窓口……………あり(改札窓口のみ。『みどりの窓口』は地下改札にあります)。
自動券売機……あり(改札左手前。ICチャージ可)。指定席券売機併設。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内外(改札内は多機能トイレ併設。

                                  改札外は東口駅前広場にあり、多機能トイレなし)。
売店……………あり(改札内1・2番線ホーム東京方にJR東日本系の「KIOSK」があります)。  
コンビニ………あり(改札内外にJR東日本系の「ニューデイズ」あり)。
 
そして1階にある各ホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されていて、戸塚駅橋上改札はバリアフリーに対応しています。
 
 

 

こちらは地下1階にある地下改札口です。南方向を望む。
右が西口方面、左が東口方面で、後方には地下2階にある横浜市営地下鉄ブルーライン・戸塚駅コンコースとを結ぶ階段・上下方向エスカレーターがあり、東口方面には地下2階とを結ぶエレベーターがあります。
また、橋上改札口よりこちらの地下改札口の方が人通りが多い印象です。
 
駅員配置………あり。終日にわたり駅員が配置されています。
自動改札機……あり(12通路)。  
ICカード………『Suica』のエリア内。
有人通路………あり(窓口に面した左端通路。点字ブロック設置で車いす対応幅)。
幅広通路………あり(有人通路および左から6番目の自動改札通路)。
窓口……………あり(改札窓口および『みどりの窓口(改札口の左側)』)。
自動券売機……あり(改札口左手前。ICチャージ可)。指定席券売機併設。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内外(改札内は多機能トイレ併設。

                                  改札外は東口駅前広場にあり、多機能トイレなし)。
売店……………あり(改札内1・2番線ホーム東京方に「KIOSK」があります)。  
コンビニ………あり(改札外右に「ニューデイズ」あり)。

                     改札内は橋上改札コンコースのみ。
 
また、改札外地下通路沿いには「崎陽軒」などがあり、改札内には蕎麦屋「いろり庵きらく」があります。
 
そして1階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーターが設置されていますが、エレベーターは東京方面1・2番線との間しか設置されていません。車いすで3・4番線へ行くにはあらかじめ橋上改札を利用するか、一旦1・2番線を経由して橋上改札コンコースへと上がり、そこからエレベーターで3・4番線へ下れば到達できます。
 
 

東海道線下り熱海方面3番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には東海道線のラインカラーであるオレンジ色が表示されています。
東海道線・戸塚駅の駅ナンバリング「JT 06」も併記されています。
さらに戸塚駅のスリーレターコード【TTK】も表示されています。
そして、戸塚駅は特定都区市内制度における横浜市内駅であることから、右上に「浜」マークが表示されています。
 
 

横須賀線・湘南新宿ラインの東京・新宿方面1番線に設置されている吊下式駅名標です。
こちらは非電照式です。電照式のものもあります。
矢印の中央には横須賀線のラインカラーであるブルーが表示されていますが、同じ線路を走り、当駅にも停車する湘南新宿ラインのラインカラー(赤色)は非表示です。
但し、駅ナンバリングは横須賀線「JO 10」のみならず、湘南新宿ラインの「JS 10」も併記されています。
スリーレターコードも【TTK】も併記されています。
 
 

 

駅構造……地平駅。ホームは概ね南北方向。
配線………島式ホーム2面4線。
 
左ホーム(西)の左が1番線で横須賀線上り東京方面・千葉方面および湘南新宿ライン北行の新宿・大宮方面、右が2番線で東海道線上り東京方面・上野東京ライン方面です。
左ホーム(東)の左が3番線で東海道線下り熱海・神戸方面、右が4番線で横須賀線下り久里浜方面および湘南新宿ライン南行の逗子方面(横須賀線)、小田原方面(東海道本線)です。
当駅構内において東海道線と横須賀線・湘南新宿ラインは方向別複々線の形になっていますので、同一ホームで双方の乗換が可能で、とても便利です。
小田原方面行きは3番線と4番線の双方から発車しますので、発車標で先発列車・停車駅を確認して下さい。
また、1番線の左には東海道貨物線の複線が並走していますが、ホームはありません。東海道貨物線には貨物列車のほか、一部の特急『湘南』も走行します。
  
ホーム有効長……15両分。
ホームドア………なし(2022年9月時点)。
ホーム幅…………中ほどは広いですが、両端は絞られて若干狭いです。
上屋(屋根)………神戸方の端(手前)を除きほぼ全長に設置

                        (15両編成列車の全体が収まるかどうかの長さです)。 
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機(各ホーム)、KIOSK(1・2番線の東京寄り)。
 
また、ホーム中ほどは橋上駅舎に覆われていて、中ほどの直下に地下改札口があります。
そして、ホーム神戸方の端付近で斜めに流れる柏尾川を渡ります(上写真前方、下写真手前に橋梁が見えます)。
 
写真は2枚とも3番線より東京方を望む。
 
 

 

 

上写真は1番線より、中写真は2番線より、下写真は3番線より、いずれも東海道本線・神戸方、横須賀線・久里浜方を望む。
右から東海道貨物線の複線、1番線~4番線の順です。
東海道貨物線にはホームがなく、かつホーム新設可能なスペースは存在しません。
また、写真は土曜日の午前中に撮影しましたが、やはり東京方面へ向かう人の方が圧倒的に多いですね。
 
発車メロディーは、
1番線…木もれ陽の散歩道  
2番線…Gota del Vient   
3番線…Cielo Estrellado   
4番線…蝶々のように   
です。
 
 

 

1・2番線より東京方を望む。
以前はホーム端のすぐ先に東海道踏切、通称・戸塚大踏切と呼ばれる国道1号線の踏切が存在しましたが、「開かずの踏切」として悪名高く、対策として踏切直上に人道橋を設置、北側に車道のアンダーパスを設置して、踏切が廃止されました。その結果、国道1号現道の車道は線路により分断される結果になっています。
 
また、横浜~大船間は線路別三複線で(戸塚駅付近のみ横須賀線と東海道線が方向別)、この先で横須賀線下り線が東海道線上下線を乗り越すと右から東海道線の複線、横須賀線の複線、東海道貨物線の複線の順になります。三複線は横浜駅まで続き、横浜駅から先は京浜東北線も並走して四複線になります。
 
この先、右へカーブして住宅街の中を北上しますが、ここで横須賀線下り線が東海道上下線を乗り越して位置が変わり、前述の線路別三複線になります。その後は右へカーブして柏尾川を渡り、工場が建ち並ぶ中を北東へ走ります。そして最後は左へカーブして市街地に入り、進路を北に変えると東戸塚駅へと至ります。横須賀線と湘南新宿ラインしか停車せず、東海道線と東海道貨物線にホームはありません。東海道線列車はその次も保土ケ谷駅も通過するため、次の停車駅は横浜駅になります。
 
 

 


3・4番線より東海道本線・神戸方、横須賀線・久里浜方を望む。
こちらは戸塚駅からかなり先で横須賀線上り線が東海道本線上下線を乗り越し、左から横須賀線の複線、東海道線の複線、東海道貨物線の複線、の順になります。三複線は次の大船駅まで続きます。
 
この先、住宅地(左)と工場地帯(右)の間を南下し、やがて工場街が途切れて栄区に入り、右へカーブすると横須賀線上り線が東海道線上下線を乗り越して位置関係が変わります。その後は右手に柏尾川が寄り添った状態で左へカーブすると左から根岸線が寄り添い、並走するようになります。そして左へ右へカーブしながら南下し、市街地に入ると主要駅である大船駅へと至ります。大船駅で東海道線と横須賀線が分かれます。駅所在地は鎌倉市ですが、ホーム北半分ほどと北口に相当する笠間口は横浜市域にはみ出しています。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2010年(乗換の為)、2022年(駅訪問の為)。          
  
2面4線の地平駅で、東海道線・横須賀線(湘南新宿ライン)の双方にホームがあり、両系統は同一ホームでの乗換が可能です。尚、西端の東海道貨物線にはホームがありません。改札口は橋上階と地下にあり、いずれも東西から利用できます。駅前は市街地で、東西とも商業施設があり賑やかです。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。湘南新宿ラインでダイレクトアクセス可能(種別不問)。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。東海道新幹線~新横浜から横浜線(~京浜東北線)~東海道線などを乗り継ぎます。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (複数あり)   
飲食チェーン店・・・あり (複数あり)   
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東海道線、横須賀線、湘南新宿ラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は戸塚駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)