大曽根駅【愛知県】(名古屋市営地下鉄名城線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】シリーズは、
愛知県名古屋市の中心市街地北東部、北区と東区の境界部分に広がる副都心地区・大曽根に位置する名古屋市営地下鉄名城線の駅で、JR中央本線、名鉄瀬戸線、名古屋ガイドウェイバス志段味線【愛称・ゆとりーとライン】との乗換駅であり、4社局が集まるターミナル駅の一翼を担う、
大曽根駅 (おおぞねえき。Ozone Station) です。
 
尚、名鉄駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
ゆとりーとライン駅の記事につきましても以前UPいたしました⇒記事はこちら
JR駅の記事につきましては後日簡易版にてUP予定です。
 
  
駅名  
大曽根駅 (M 12)  
 
所在地  
愛知県名古屋市北区  
(※)駅構内の東側(本山方)は東区にまたがっています。他社線の大曽根駅は全て東区に所在します。           
 
乗車可能路線  
名古屋市営地下鉄:名城線  
 
隣の駅  
【左回り】栄方・金山方………平安通駅  
【右回り】本山方・八事方……ナゴヤドーム前矢田駅  
  
乗換可能駅  
JR東海:中央本線【中央西線、中央線】………………………大曽根駅まで徒歩6分  
名古屋鉄道:瀬戸線………………………………………………大曽根駅まで徒歩4分  
名古屋ガイドウェイバス:(※)【ゆとりーとライン】………大曽根駅まで徒歩6分  
(※)路線の正式名称は「ガイドウェイバス志段味線」です。   
  
訪問・撮影時  
2020年7月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地下駅(コンコース…B1、ホーム…B2)。
改札口……………2ヶ所(東改札口、西改札口)。
出入口……………6ヶ所。他に地下街オズガーデン連絡口、駐輪場連絡口あり、
エレベーター……1ヶ所(オズガーデン内のみ)。
点字ブロック……各出入口~各改札口~ホーム間に設置。
駅前広場…………あり(オズガーデンの地上部、ゆとりーとライン駅地平部)。
 
 

地下鉄の大曽根駅には名古屋市交通局が管理する出入口が東西方向に6ヶ所、そして連絡口を介して接続している大曽根地下街オズガーデン(西口駅前広場地下)に複数箇所あります。ほかに東自転車駐車場(地下に設置。有料)との連絡口もあります。
エレベーターはオズガーデンの出入口にしか設置されていませんが、初電~終電まで利用可能です。大曽根駅はバリアフリーに対応しています。
 
写真は最も東の出入口である1番出入口です。西を望む。
東西方向に延びる名古屋環状線(名古屋市道と県道15号線の重複区間?)の南側歩道に1番出入口があり、道路の反対側(右)には6番出入口があります。
環状線の地下を名城線が通っており、離れた前方の地下に大曽根駅があります。また、高架部には「ゆとりーとライン」が並行しており、写真左奥に大曽根駅があります。その先にJR線の大曽根駅と名鉄線の大曽根駅があります。
 
 

1番出入口西側にある大曽根駅交差点より東を望む。
奥に延びる道路は名古屋環状線で、地下を名城線が、高架を「ゆとりーとライン」が通っています。各社局の大曽根駅は後方にあります。
前方に1番出入口が、環状線を挟んで反対側に6番出入口があります。
 
駅東側は環状線の南側一帯が三菱電機名古屋製作所の敷地です。
したがって北側一帯のみが市街地で、事業所と住宅が混在した街並みです。商店は少ないですが、写真左奥、6番出入口の東には複合商業施設「メッツ大曽根(エディオンが核店舗で、スーパー「ヤマナカ」、ニトリ、ユニクロ、スギ薬局、コメダ珈琲店、サイゼリヤ、auショップなどが入居)」があります。
また、三菱電機の先にはイオンモールナゴヤドーム前(1番出入口から約900m南東)、バンテリンドームナゴヤ【ナゴヤドーム】(1番出入口から約1.3km南東)があります。一応徒歩圏内で、JRや名鉄でアクセスする場合は地下鉄運賃をケチって徒歩でも有効ですが(名鉄の場合は矢田駅下車のルートもあります)、地下鉄や「ゆとりーとライン」をご利用の場合はナゴヤドーム前矢田駅下車が圧倒的に便利です。
 
 

大曽根駅交差点南西角より西を望む。後方に大曽根駅交差点、1番出入口、6番出入口があります。
左側の高架部に「ゆとりーとライン」の大曽根駅があり、その高架下と周囲に東口駅前広場が整備されています。高架下にタクシー乗り場があります。
写真左前方には2番出入口があり、その先にJR線の大曽根駅があります。高架下にはJR東海系の商業施設「アスティ大曽根」が入居しています。
JR駅を通り抜けると名鉄線の大曽根駅があり、それも通り抜けると西口駅前広場へ出られます。
右前方には環状線がJR線と名鉄線をくぐるガードがあり、その先の地下に地下鉄の大曽根駅があります。地下鉄駅の改札外コンコース(地下通路)が名鉄線とJR線を越えて東側まで延びてきている形ですが、この地下通路の直下に名城線の本線と引上線があります。
 
 

2番出入口です。北を望む。
左手にJR線の大曽根駅と名鉄線の大曽根駅が、右手に「ゆとりーとライン」の大曽根駅があります。
便利な場所にある出入口ですが、階段しかなく、現在はコンコースと直結している西口側の地下街「オズガーデン」に上下方向エスカレーター・エレベーター併設の駅直結出入口があるため、この2番出入口の利用客は少なかったです。
左側はJR線の高架橋で、前方を左右方向に名古屋環状線が通っています。
 
 

こちらは大曽根駅西口駅前広場にある大曽根地下街「オズガーデン」のE1出入口です。西を望む。
地下街の出入口ですが、事実上、地下鉄駅のメインの出入口であると言えます。右側に階段とエスカレーターが、左側にエレベーターが整備されており、地下鉄駅唯一のバリアフリー出入口として機能しています。
「オズガーデン」は小規模な地下街で、5店舗しかなく、地下駐輪場と地下駐車場(いずれも有料)が併設されています。「オズガーデン」は地下鉄駅と他社駅を結ぶ通路としての役割も大きいです。
地上部は西口駅前広場で、左側には大規模なバスターミナルが整備されています。
尚、大曽根駅は東区と北区の境界部に位置しており、西口駅前広場(オズガーデン)の中ほどを境に手前側が東区、奥側が北区です。地下鉄駅は所在地が北区ですが、他社線は全て東区に所在しています。
 
また、後方には名鉄線の大曽根駅があり、高架下には名鉄系の商業施設「μPLAT大曽根」が入居しています。名鉄駅を通り抜けるとJR駅や「ゆとりーとライン」の駅へ出られます。
 
 

西口側、東大曽根交差点南東角(西口駅前広場)より北西を望む。
前後方向の道路が名古屋環状線で、地下を名城線が通っています。交差点付近の地下に大曽根駅があります。他社線の大曽根駅は左後方にあります。
大曽根地区の中心部は駅西側に広がっており、ビルやマンションが混在しています。
駅南西部(写真左側)には商店街が形成されています(後述)。
左側には「オズガーデン」のE1出入口があり、交差点の左には3番出入口と4番出入口が、右には5番出入口が、それぞれ設置されています。
 
 

東大曽根交差点北東角より南東を望む。
前方には西口駅前広場があり、その地下に大曽根地下街「オズガーデン」があります。
左前方には名鉄線の大曽根駅が見えます。その左側にJR線の大曽根駅があり、さらに左に「ゆとりーとライン」の大曽根駅があります。
左右方向の道路は名古屋環状線で、この直下に地下鉄線の大曽根駅があります。左側が名鉄線とJR線のガードで、くぐると東口側へ抜けられます。
後方に5番出入口が、右前方の県道15号線沿いに3番出入口と4番出入口があります。
また、以前は名鉄線ガード手前左側に建つ5階建てのテナントビル1階に地下鉄駅出入口がありましたが、ビルのリニューアルに伴い閉鎖されました。
 
 

駅南西側に設置されている3番出入口です。南西を望む。
奥へ延びる道路は県道15号線で、反対側(右)には4番出入口があります。県道は約200m先の大曽根四丁目交差点で右から来た国道19号線に合流します。
後方に前述の東大曽根交差点、各社局の大曽根駅があります。
駅南西側も市街地で、県道沿いには商店が多くありませんが1本南(左)の路地(下街道)沿いには商店街が形成されています。かつてはアーケード商店街だったようですが、再開発によりアーケードが撤去され、モール型の商店街に変貌しました。商店街の東側が「オゾンアベニュー」、西側が「OZモール」と呼ばれており(「OZ」は大曽根が由来)、大曽根駅前から約600m南西まで続いています。南西側終端部の約200m南西には名鉄瀬戸線の森下駅があります。
 
 

駅北西側に設置されている5番出入口です。南を望む。前方には前述の東大曽根交差点があります。
BMWのカーディーラーで、名鉄系の名鉄オートが運営している「Meitetsu BMW」の建屋の一角に5番出入口が設けられています。
出入口そのものは古く、出入口を避ける形で「Meitetsu BMW」の建屋が設置されています。
 
 

右手にある5番出入口前より北を望む。後方に東大曽根交差点があります。
駅北西側も市街地で、マンションと事業所が混在している感じです。一戸建て住宅や商店は少ないです。
約250m前方で国道19号と交差します。
 
 

 

 

大曽根駅には2ヶ所の改札口があります。
こちらは東改札口です。3枚とも概ね西方向を望む。
後方に1番・2番・6番の各出入口と東自転車駐車場との連絡口、トイレ・多機能トイレが、左手に「オズガーデン」との連絡口(各社の大曽根駅方面)があり、左側から前方へ進むと西改札口と3番・4番・5番の各出入口に到達します。
 
駅員配置………あり(有人駅)。
自動改札機……あり(正面1通路、左方向4通路)。
ICカード………利用可能(『マナカ』のエリア内)。
有人通路………あり(窓口に面した正面右端通路)。
幅広通路………東改札口にはありません。西改札口へお回り下さい。   
点字ブロック…正面右端の有人通路のみに設置。   
窓口……………あり(正面右端の改札窓口)。
自動券売機……あり(有人通路の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札外(写真後方右側。多機能トイレ併設。改札内にはありません)。 
その他設備……AED、飲料自動販売機(改札内)。
売店……………なし。  
コンビニ………駅構内にはありませんが、オズガーデン内に「ファミリーマート」があります。
 
改札口は正面と左の2方向に設置されています。
 
そして、地下2階にあるホームとの間は階段・上りエスカレーターで結ばれています。
東改札口にはエレベーターがありません。西改札口へお回り下さい。
 
 

 

こちらは西改札口です。2枚とも概ね北西方向を望む。
後方に東改札口をはじめ1番・2番・6番の各出入口、「オズガーデン」との連絡口、東自転車駐車場との連絡口、トイレ・多機能トイレがあり、左手に3番出入口・4番出入口、右手に5番出入口、左前方に駅長室があります。
 
駅員配置………あり(有人駅。但し、窓口にインターホンあり)。
自動改札機……あり(正面のみ3通路)。
ICカード………利用可能(『マナカ』のエリア内)。
有人通路………あり(窓口に面した右端通路)。
幅広通路………左端通路、有人通路。   
点字ブロック…有人通路のみに設置。   
窓口……………あり(正面右端の改札窓口)。
自動券売機……あり(有人通路の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札外(東改札口の東にあります。多機能トイレ併設。改札内にはありません)。 
その他設備……飲料自動販売機(改札内)。
 
そして、地下2階にあるホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれていて、西改札口はバリアフリー改札口としても機能しています。
 
 

右回り2番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。非電照式です。
大型のタイプです。名古屋市営地下鉄の標準デザインで、黒地になっています。
下部には名城線のラインカラーである紫色(藤色)が使用されています。
駅ナンバリング「M 12」も併記されています。
 
 

こちらは2番線側の支柱に設置の縦型駅名標です。
独特の書体で、インパクト大ですw レトロな雰囲気が漂っています。
昭和時代から設置されていたのでしょうか?
上部には駅番号が追加されています。
 
 

 

駅構造……地下駅(ホームは地下2階)。概ね西北西~東南東方向(カーブ地点にホームがあります)。
配線………島式ホーム1面2線。
 
左(南)が1番線で左回り名古屋城・栄・上前津・金山・熱田神宮西・名港線名古屋港方面です。
右(北)が2番線で右回りナゴヤドーム前矢田・本山・名古屋大学・八事・新瑞橋方面です。
 
ホーム有効長……6両分(現状は延伸不可能)。
ホームドア………なし(2020年7月時点)⇒現在は設置済み。
ホーム幅…………全体的に広いです。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機あり。
 
私の訪問時はホームドア設置工事中でした。
本山方の端(後方)に東改札口行きの階段と上りESが、ホーム中ほど(写真前方)に西改札口行きの階段・上りES・EVが、それぞれ設置されています。
上写真はホーム中央より、下写真は1番線より、2枚とも栄方を望む。
 
 

こちらは2番線より本山方を望む。右が1番線、左が2番線です。
名城線の集電方式は第三軌条方式(サードレール)であるため、天井高さが低く抑えられています。
一方、線路へ落ちてしまうと感電する恐れがあります。
現在はホームドアが設置されたため、落下の可能性が激減しました。
 
 

栄方を望む。ホーム端には係員詰所があり、両側に線路が通っています。
名城線は全線地下です。この先、市街地を通る名古屋環状線の地下を北西へ走り、左カーブに差し掛かると平安通駅へと至ります。名古屋市営地下鉄上飯田線との乗換駅で、上飯田線は名鉄小牧線と相互直通運転を実施しています。
 
 

  

上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも本山方を望む。
ホーム端には東改札口行きの階段・上りエスカレーターがあります。
また、写真ではわかりませんが、カーブの先、複線の間に引上線が1本あり(写真の線路から右へ分岐)、主に名港線から乗り入れる列車の折り返しに使用されています。この上部には1番出入口や6番出入口への改札外コンコースが延びています。
そして、推測ですがホーム端付近に行政区の境界があり、手前の栄方が北区、奥の本山方が東区になります。あと、ホーム端と引上線分岐点の間で名鉄瀬戸線とJR中央本線をくぐります(これも推測ですw)。
 
この先、名古屋環状線の地下を東南東へ走ります。地上は南側が三菱電機名古屋製作所、北側が市街地で、名城線の直上、高架部を「ゆとりーとライン」が並走しています。そして南側の三菱電機が途切れて市街地に変わるとナゴヤドーム前矢田駅へと至ります。文字通りナゴヤドームへの最寄駅で、ナゴヤドーム付近の地下には名城線の大幸車庫があり、駅の本山方では出入庫線が分岐しています。また、「ゆとりーとライン」のナゴヤドーム前矢田駅は地下鉄駅の東側高架部にあります。
  
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年ほか          
 
1971年~2000年の間は終着駅でしたが、現在は中間駅です。島式ホーム1面2線で、今はホームドアが設置されています。駅は東西に長く、出入口はJR線・名鉄線の東西にあります。駅前はビルが建ち並ぶ市街地ですが、南東側一帯は三菱電機名古屋製作所で、その東側にバンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)があります(最寄駅はナゴヤドーム前矢田駅)。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新幹線~名古屋で中央本線に乗換~大曽根下車。 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新幹線~名古屋で中央本線に乗換~大曽根下車。 
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり   
飲食チェーン店・・・あり   
 
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。名古屋市営地下鉄名城線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は大曽根駅でも途中下車してみて下さい! 
 
(参考:名古屋市交通局のHP、Google地図、Wikipedia)