十三駅【大阪府】(阪急神戸線、阪急宝塚線、阪急京都線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府大阪市淀川区南部、淀川にほど近い繁華街に位置する主要駅で、阪急神戸本線、阪急宝塚本線、阪急京都本線の3大幹線がそれぞれ分岐する重要な駅、そして難読駅でもある、
十三駅 (じゅうそうえき。Juso Station) です。
 
 
駅名  
十三駅 (全路線とも駅番号は「HK 03」)   
 
所在地  
大阪府大阪市淀川区  
 
乗車可能路線・系統    
阪急電鉄:神戸本線宝塚本線京都本線  
(※) 阪急京都本線の正式な起点駅は十三駅で、大阪梅田~十三間は宝塚線の複々線区間に乗り入れる形です。  
 
隣の駅  
阪急神戸本線 (HK 03)  
大阪梅田方………中津駅   
神戸三宮方………神崎川駅  
 
阪急宝塚本線 (HK 03)  
大阪梅田方………中津駅   
宝塚方……………三国駅   

阪急京都本線 (HK 03)  
大阪梅田方………大阪梅田駅   
京都河原町方……南方駅   
(※) 京都本線が走行する線路には、中津駅にホームがありません。  
  
訪問・撮影時  
2020年10月  
 
 

 

十三駅は地平駅で、東西に駅舎・改札口があります。
駅構内に自由通路はありませんが、両駅舎のすぐ南側(上写真右)には東西を結ぶ地下道(自動車通行不可)があり、東西間の移動は容易です。
 
写真は西口駅舎です。2枚とも東を望む。主要駅の割には駅舎が小さいです。駅舎はオープン構造です。
西口駅舎はアーケード商店街「十三トミータウン商店街」の東端部にあり、アーケードから雨に濡れずに西口を利用できます。
尚、西口に駅前広場はありません。また、0時~7時は商店街および駅前に自動車の乗り入れはできません。
バス停留所は約150m南西の十三筋(国道176号)沿い及び約180m西の十三筋(府道41号線沿い)にそれぞれ設けられています。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に西口駅舎があります。
前方には「十三トミータウン商店街」のアーケードが延びていて、約70m先に十三筋との十三交差点があります。
左右に分かれる路地にも商店街が形成されています。
十三地区は繁華街ですが、飲食店、パチ屋、風俗店などが立ち並ぶ歓楽街としても有名です。
 
 

西口から「十三トミータウン商店街」を西へ約70m進み、スクランブル交差点である十三交差点にて西を望む。
後方に「十三トミータウン商店街」があります。左右方向の道路は国道176号で、左側は十三筋に指定されています。
右前方に延びる道路は府道41号線で、十三筋に指定されています。
十三筋の西側歩道沿いにも商店街が形成されていて、十三筋からさらに西へ複数の商店街が延びています(北側の「十三フレンドリー商店街」はアーケードあり)。
南側の淀川沿いはオフィス街・ホテル街が形成されています。
そして駅から離れると住宅街が広がっています。
北側には武田薬品工業大阪工場やレジノカラー工業の工場が、西側にはダイヘンの本社工場があります。
約500m南西には十三公園があり、その南隣には進学校として有名な大阪府立北野高等学校があります。
 
 

 


西口駅舎にある西改札口です。上写真は東を、下写真は南東を望む。
十三駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にモニターときっぷ確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が計8通路あり、左端が幅広通路です。右端の通路に面して窓口があり、この通路は有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には窓口と自動券売機(ICカードのチャージが可能)があり、改札内には自動精算機(ICチャージ可)があります。
また、駅舎の右側には東口方面に通じる改札外地下通路(バリアフリー対応)が延びています。上写真右側に地下通路とを結ぶ階段が、右後方に地下通路のスロープがあります。
そして改札を通って左手には神戸本線下り1号線ホームに通じる階段とスロープがあり、右手には2号線~6号線および東改札口方面への地下道に通じる階段があります。
尚、地下道にはエレベーターがないため、車いすやベビーカーで2号線~6号線および東改札口へ行くには一旦1号線に出てから各ホームを結ぶ跨線橋(エレベーター併設)を利用する必要があります。
トイレは1号線ホーム、2・3号線ホーム、4・5号線ホームの北側にあり、1号線は車いす用トイレが、2・3号線は多機能トイレが併設されています。
売店「ローソンHB」は1号線ホームに、コンビニ「ローソンHA」は2・3号線ホームにあります。改札外は駅西側の「十三トミータウン商店街」沿いに「セブンイレブン」があります。
 
 

 

こちらは東口です。上写真は西寄りを、下写真は北を望む。
東口も駅舎が小さいです。セミオープン構造です。また、駅名看板が木で隠れてしまっています。
駅舎南側(上写真左前方、下写真左)には西口とを結ぶ地下通路があり、線路をくぐります。
こちらも駅前にアーケード商店街が複数ありますが、駅舎前のみ雨ざらしになっていますので、降雨時は傘が必要です。
尚、東口も駅前広場はありません。また、0時~7時は商店街および駅前に自動車の乗り入れはできません。
バス停留所は約150m南東の淀川通(府道16号)沿いに設けられています。
 
 

東口駅前です。東を望む。左手に東口駅舎があり、後方に西口行き地下通路があります。
正面(東)には「十三駅前通商店街」、左手(北)には「十三東駅前商店街」、2つのアーケード商店街が延びています。
しかし、西口側と比較すると商店街の距離が短く、駅近くまで住宅街が迫っています。
したがって、十三駅は西口側の方が栄えていると言えます。
約400m東の淀川通沿いには淀川区役所があります。
そして約400m南へ進むと淀川の河川敷に到達します。淀川河川敷は東口からの方がやや近いです。
 
 

東口駅舎にある東改札口です。北を望む。右手に出入口があります。
こちらは駅員無配置で、窓口すらありません。改札内外にモニターときっぷ確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が5通路あり、左から2番目が幅広通路です。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
そして改札の先、左側にある階段を登ると京都本線下り6号線ホームに到達します。階段の左手前には6号線ホームとを結ぶエレベーターがあり、バリアフリーに対応しています。6号線への階段の右手には1号線~5号線および西改札口方面への地下道に通じる下り階段があります。
尚、地下道にはエレベーターがないため、車いすやベビーカーで1号線~5号線および西改札口へ行くには一旦6号線に出てから各ホームを結ぶ跨線橋(EV併設)を利用する必要があります。
また、6号線ホームにはトイレがありませんので、1号線ホーム(車いす用トイレ併設)、2・3号線ホーム(多機能トイレ併設)、4・5号線ホームの設備をご利用下さい。
自動券売機の左手前には売店「ローソンHB」があります。改札内は売店「ローソンHB」が1号線ホームに、コンビニ「ローソンHA」が2・3号線ホームにあります。改札外は100m以内の「十三東駅前商店街」「十三駅前通商店街(南側分岐線沿い)」に複数のコンビニがあります。
 
 

神戸本線下り1号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急の新仕様で、書体は新しいです。左側は乗換案内です。
駅ナンバリングも併記されています (HK 03)。
この駅番号は神戸本線基準のナンバーで、宝塚本線、京都本線も同一番号ですが、駅番号を表示する色は各路線のラインカラーが使用されています。神戸線系統は青です。
 
 

 

十三駅は相対式ホーム2面の間に島式ホーム2面を有する、計4面6線の地平構造で、神戸本線ホームは南南東~北北西方向に、宝塚本線ホームと京都本線ホームは南北方向に、ホームが延びています。宝塚本線と京都本線はカーブ地点にホームが設置されています。
 
左端(西)の相対式ホームは1号線で神戸本線下り神戸三宮方面、その右の島式ホームは左が2号線で神戸本線上り大阪梅田方面、右が3号線で宝塚本線下り宝塚方面です。
さらに右の島式ホームは左が4号線で宝塚本線上り大阪梅田方面、右が5号線で京都本線上り京都河原町方面です。
そして一番右(東)の相対式ホームは6号線で京都本線下り大阪梅田方面です。
各本線ごとに2面2線が充当されています。各路線単独で見ると規模は小さいですが、3路線が集まる事により大規模な駅になっています。
また、駅北寄りで神戸本線と宝塚本線・京都本線が分かれているため、2・3号線ホームの北側(神戸三宮方・宝塚方)は大きく開いていて二股になっています。
 
ホーム有効長は全号線とも10両分ですが、10両編成の列車が運転される平日朝ラッシュ時を除き、2号線大阪梅田方の2両弱分は柵により閉鎖されています。
2020年10月現在、3・4・5号線にホームドアが設置されています。
ホーム幅は全体的に広くなっていますが、1号線、2・3号線、6号線の北側の端、1号線・2号線の南側の端は狭くなっています。
上屋は1号線が10両分、2号線が神戸三宮方(奥)の8両分、3号線が大阪梅田方(手前)の10両弱分、4号線と5号線が大阪梅田方の9両分、6号線が大阪梅田方の8両分に、それぞれ設置されています。8両編成以下の場合は問題ありませんが、10両編成の場合は雨ざらし部分が発生しますので、雨天時の乗降は要注意です。
また、大阪梅田方には各ホームを結ぶ地下道(階段のみ)があり、中ほどには各ホームを結ぶ跨線橋(EV併設)があります。跨線橋は1号線に下りエスカレーターが、2・3号線と6号線に上りESが併設されています(4・5号線のESは上りか下りか不明)。
そして1号線中ほどに面して西口駅舎・西改札口があり、6号線の大阪梅田方の端に東口駅舎・東改札口があります。
 
写真は2枚とも神戸本線上り2号線ホームより神戸三宮方を望む。
神戸本線のみホーム直線状になっており、見通しが良いです。但し、ホームドアは未設置です(2020年10月時点)。
1号線は単独のホームで、島式ホームである2号線の反対側(右)には宝塚本線下りの3号線があります。神戸本線上りと宝塚本線下りの乗換は同一ホームで可能ですが、京都本線との乗換は地下道または跨線橋を使って5号線へ回る必要があります。
1号線ホームにはベンチ、飲料自動販売機、トイレ・車いす用トイレ、売店「ローソンHB」があります。神戸三宮方の端近くにある室内型喫煙所は使用停止中です。
また、北側の幅が広い2・3号線ホームにはベンチ、飲料自動販売機、トイレ・多機能トイレのほか、コンビニ「ローソンHA」や「551蓬莱」「若菜そば」などの店舗(フレッズカフェのみ2階跨線橋に出入口あり)が立地しています。
 
 
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こちらは神戸本線上り2号線より大阪梅田方を望む。右は1号線です。
神戸本線ホームは見通しが良いからか、ホームドアの導入が遅れています。
また、こちらの神戸三宮方は宝塚本線下り3号線と二股に分かれた先にあるためホーム幅が狭いです。
2号線は後方車両からでも跨線橋に近いため、当駅で宝塚本線や京都本線に乗り換える場合も前方車両にこだわる必要はありません。
尚、この付近では宝塚本線下り3号線と大きく離れていますが、宝塚本線下りとは同一ホームで乗換可能です。
 
 

宝塚本線下り3号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。
各路線とも同一デザインで、駅番号も各路線共通になっています (HK 03)。
しかし、駅番号を表示する色は宝塚線のラインカラーであるオレンジが使用されています。
 
 

宝塚本線下り3号線ホームより宝塚方を望む。
神戸本線とは違い、宝塚本線のホームはカーブを描いていて、見通しが悪いです。そのため、先行してホームドアが設置されたと思われます。
3号線は反対の左側が神戸本線上り2号線になっていて、4号線は反対の右側が京都本線上り5号線になっています。宝塚本線上りと京都本線上り(京都河原町方面)は同一ホームで乗換可能ですが、宝塚本線上りから神戸本線下りへ乗り換える場合は地下道または跨線橋を使って1号線へ回る必要があります。
2・3号線は前述の通り宝塚方で2号線との二股になっていますが、4・5号線は宝塚本線と京都本線が完全並行していることから大阪梅田方と宝塚方でホーム幅がほぼ同一です。
4・5号線にはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室のほか、宝塚方の端に通常のトイレがありますが、売店や店舗はありません。宝塚方の端近くにある室内型喫煙所は使用停止中です。 
 

 

こちらは宝塚本線下り3号線より大阪梅田方を望む。
右から1号線~6号線の順です。3号線は結構カーブがきついです。
こちらの3号線宝塚方は2号線と二股に分かれた先にあるためホーム幅が狭いです。
左側は宝塚本線上り4号線ですが、同じホーム反対側に発着する京都本線上り京都河原町方面とはどの車両からでも乗換が楽です。但し、京都本線には7両編成の列車が存在し、その列車は京都河原町方(手前側)には停車しないため注意が必要です。一方、跨線橋や地下道が大阪梅田寄り(奥)にあるため、神戸本線下りとの乗換は後方車両より前方車両の方が有利です。また、終点の大阪梅田駅も頭端式の構造ゆえ前方車両に乗客が集中する傾向にあるため、宝塚本線は前方車両への乗客集中が顕著と思われます(推測ですが…)。
 
 

京都本線上り5号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。
駅ナンバリングはやはり「HK 03」です。阪急にとっての真の「本線」は神戸本線と思われますw
駅番号を表示する色は京都線のラインカラーであるグリーンが使用されています。
 
 

京都本線上り5号線ホームより京都河原町方を望む。
神戸本線と宝塚本線は大阪梅田駅を起点に上り下りが設定されていますが、京都本線に限っては京都河原町駅を起点として大阪梅田方面が下りになっています。まぁ大阪京都間は「京阪」と、京都の方が上に来ますから、納得です。
右側の相対式ホームが下り6号線で、5号線の反対側(左)は宝塚本線上り4号線です。宝塚本線上りと京都本線上りは同一ホームで乗換可能です。
また、京都本線下りは単独のホームであるため、神戸本線下りや宝塚本線下りに乗り換える場合は必ず地下道または跨線橋を使って各号線へ回る必要があります。
 
京都本線ホームもカーブを描いていて見通しが悪いです。そのため、5号線にはホームドアが設置されていますが、6号線は未設置です。下車客が多くて乗車客が少ないからでしょうか? とすると宝塚本線の4号線に先に設置された理由が分かりませんね…。
また、このホームドアが設置された結果、2扉車の6300系『京とれいん』は車両ドアとホームドアの位置が合わなくなり、十三駅で客扱いできなくなりました。その結果、ホームドア使用開始に先駆けて設定した6300系用の新種別『快速特急A』は、十三駅を通過扱いする措置を取らざるを得なくなりました(ホームドア使用開始前より通過扱い。しかし、ホームドア使用開始前も後も十三駅にて必ず運転停車をしています)。
 
ホーム幅は全体的にやや広いですが、6号線の京都河原町方(奥)は狭いです。また、4・5号線も乗換客が多い割には狭いかもしれません。
6号線にはベンチ・飲料自動販売機、理髪店「QBハウス」がありますが、降車客の方が圧倒的に多いために設備は少ないです。但し、大阪梅田方で東改札口と直結しているため、駅東側から大阪梅田駅へ向かう人は6号線が一番便利です(但し、中津駅へ向かう場合は2号線または4号線の普通(宝塚線は準急もOK)に乗る必要があります)。
 
 

こちらは京都本線上り5号線より大阪梅田方を望む。
右から1号線~6号線の順です。5号線も結構カーブがきついです。
4・5号線は京都本線と宝塚本線が離れていないため、北側の端も一定のホーム幅が確保されています。
右側は宝塚本線上り4号線で、前述の通り宝塚本線上りと京都本線上りの乗換は楽です。
そして左側の相対式ホームは京都本線下り6号線で、京都本線京都河原町方面から他路線への乗換は必ず上下移動を伴います。やはり跨線橋や地下道が大阪梅田寄り(奥)にあるため、大阪梅田駅の構造も相まって前方車両に乗客が多くなる傾向が見られます(こちらは何度も乗車して体験しています)。
 
 

 

 

 

上2枚は1号線より、上から3番目は3号線より、一番下は5号線より、いずれも各路線の大阪梅田方を望む。
右から1号線(神戸本線下り)、2号線(神戸本線上り)、3号線(宝塚本線下り)、4号線(宝塚本線上り)、5号線(京都本線上り)、6号線(京都本線下り)の順です。
十三駅~大阪梅田駅は線路別三複線の形態になっていて、私鉄における唯一の三複線です(正確には神戸本線の複線と宝塚本線の複々線の並走状態)。
また、神戸本線上り線と宝塚本線下り線の間には引込線が1本あり(9号線)、神宝線(神戸線と宝塚線)の車両が京都線沿線にある正雀工場へ出入庫する場合や、神宝線から嵐山への臨時列車「直通特急」がこの引込線を利用してスイッチバックしています。尚、全路線相互間において車両の移動が可能ですが、京都線の車両は車両限界の関係から神宝線に入線できませんので、この9号線は専ら神宝線の車両が使用しています。
そして、神戸本線下り線から右へ分岐する線路は保線用の側線で、右前方には保線基地があります。
 
この先、三複線で左へカーブしながら築堤へ上がり、南南東を向いて淀川を渡ります。神戸本線と宝塚本線はトラス橋で、京都本線は少し高い位置を走ります。右側には国道176号(十三筋)の十三橋が並走しています。そして淀川橋梁上で北区に入り、淀川を渡り終えると高架区間で左へカーブしながら市街地を走り、進路を東南東に変えると神戸本線と宝塚本線は中津駅へと至ります。京都本線はホームがなく、普通列車も通過扱いになり、終点の大阪梅田駅まで直行します。京都線から中津駅へ行かれる場合は十三駅で宝塚本線の普通or準急または神戸本線の普通にお乗り換え下さい。中津~大阪梅田が区間に入っていない乗車券、定期券、ICカード(ストアードフェア部分)の場合、大阪梅田駅まで行って戻ると不正乗車になりますのでご注意下さい。
 
 

2号線より神戸本線・神戸三宮方を望む。
ホーム端のすぐ先で国道176号側道と踏切で交差し、本道をアンダーパスします。
この先、工場などが立ち並ぶ中を北北西へ走り、左へカーブして国道176号十三バイパスをアンダーパスすると盛土高架になり、JRの北方貨物線をオーバークロスしてすぐに山陽新幹線の高架橋をアンダークロスします。その後は地平に戻り、住宅街の中を一直線に北北西へ走ると再び盛土高架区間になり、神崎川駅へと至ります。駅のすぐ先で神崎川を渡ります。
 
 

3号線より宝塚本線・宝塚方を望む。
3号線から見て右の4号線は宝塚方にずれています。
また、4号線ホーム端の先には保線基地があり、上り線から引込線が右へ分岐しています。
この先、すぐに京都本線が右へ分かれてから事業所やマンションが建ち並ぶ中を北上し、高架区間になって住宅街の中へ入ります。そして宝塚本線も北方貨物線をオーバークロスしてすぐに山陽新幹線の高架橋をアンダークロスします。その後は左へカーブして、高架区間のまま住宅街の中を北上し続けると高架駅である三国駅へと至ります。地平時代の三国駅は少し東側にありました。
 
 

 

5号線より京都本線・京都河原町方を望む。
4・5号線ホーム端にはトイレがあります。
この先、右へ急カーブして宝塚本線(左)と分かれ、住宅街の中を北東へ走ります。しばらくするともう一度右へカーブして進路を東に変え、住宅街の中を一直線に東へ走り続けると新御堂筋(国道423号)とその中央分離帯にあるOsaka Metro御堂筋線の西中島南方駅をアンダーパスして南方駅へと至ります。Osaka Metro御堂筋線と乗換可能です。
 
 
あとがき  
私が十三駅で駅の外に出たのは1990年代後半~2000年の学生時代に数回と、2020年です。学生時代は乗り鉄以外の用事などで駅の外に出ました。そして2020年は兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。阪急の三大本線が分岐するジャンクションで、その割に構内が狭いため多くの乗換客でごった返しています。また、駅舎は意外と小さく、駅前は阪急には不似合いな(?)、下町情緒漂う庶民的な街です。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急各線の電車(京都本線の快速特急Aを除く全種別OK。行先不問)に乗車して当駅下車です。あるいは新大阪駅からOsaka Metro御堂筋線のなかもず方面電車に乗って1駅目の西中島南方駅で下車し、隣接する阪急京都本線の南方駅から大阪梅田行き電車に乗車して1駅目の当駅で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、難波からですとOsaka Metro御堂筋線の千里中央方面電車に乗車し、梅田駅で下車の上で阪急に乗り換えて当駅下車。あるいは上記の西中島南方駅~南方駅経由で京都本線から当駅するルートもOKです。ちなみに地下鉄は四つ橋線には乗らないで下さい。西梅田駅から阪急大阪梅田駅まで遠過ぎます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内および駅前に複数のコンビニがあります。一方、飲食店も駅前に多く存在し、気軽に入れるチェーン店も多数あります。全国チェーンのカフェが見られないのが唯一の難点でしょうか。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。
阪急神戸本線、阪急宝塚本線、阪急京都本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は十三駅でも途中下車されてみて下さい!
また、十三駅でお乗り換えの際は、ぜひ一度は駅をじっくり観察されてみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)