住吉駅【兵庫県】(JR神戸線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市東灘区の中心市街地に位置する東海道本線【JR神戸線】の快速停車駅で、六甲ライナーとの乗換駅であり、東灘区役所への最寄駅である、
住吉駅 (すみよしえき。Sumiyoshi Station) です。
 
尚、六甲ライナーの住吉駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
また、南口関係につきましては六甲ライナー駅の本文を引用した手抜きの内容になっています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
住吉駅 (JR-A 57)  
 
所在地  
兵庫県神戸市東灘区  
  
乗車可能路線  
JR西日本:東海道本線【愛称:JR神戸線】  
  
隣の駅  
大阪方・東京方……摂津本山駅  
神戸方・姫路方……六甲道駅  
  
乗換可能駅  
神戸新交通:六甲アイランド線 【愛称:六甲ライナー】……住吉駅まで徒歩4分  
  
訪問・撮影時  
2019年1月、2021年1月、2021年3月    
 
 

 

JRの住吉駅は地平駅で、神戸方(西寄り)に橋上駅舎を有しています。1988年に橋上化されました。
南側には六甲ライナーの高架駅が並んでいて、2階コンコース階は橋上階とつながっています。
JR駅および六甲ライナー駅の改札外通路は南北自由通路を兼ねていて、南口には上下方向エスカレーターとエレベーターが併設されていますが、北口には階段しかありません。但し、北口直結の駅ビル「リブ住吉」に上下ES・EVがあり、営業時間内は利用可能です(営業時間外に利用できるかどうかは不明)。
また、駅の東西には線路をくぐるトンネルがあるため、駅を通らなくても南北間の移動は比較的容易です。
 
写真はJR側の北口です。上写真は南を、下写真は西を望む。
橋上駅舎の手前には民営化後間もない1989年に完成した大きな駅ビル「リブ住吉(Liv)」が鎮座しています。
「リブ住吉」はJR西日本系の商業施設で、各店舗となるコープこうべ系の商業施設「Seer(シーア)」をはじめ、多くのテナントが入居しています。関東の「アトレ」に相当するでしょうか?
1階に駅および南北自由通路の階段出入口があります。前述の通り、営業時間内は館内のESとEVを利用して2階コンコースへアクセス可能です。
また、駅ビル前には所狭しとロータリーを有する駅前広場が整備されています。地下には有料駐輪場があります。
タクシー乗り場はありますが、バス停留所は設けられていません。最寄りのバス停は約100m北西の幹線道路沿いに設置されているほか、南口の南を通る国道2号沿いにも設置されています。
 
 

北口駅前です。北西を望む。後方に駅ビル・駅出入口があります。
駅前は市街地が広がっていますが、狭い道路ばかりです。
商店も立ち並んでいますが、駅の規模に対してさほど栄えていない印象です。
駅から少し離れると住宅街が広がっていて、六甲山の麓に位置するため、北へ向かうほど標高が上がります。
また、駅前(写真右)には大手の生活協同組合(生協)である「コープこうべ」(旧・灘神戸生協)の本部ビルが写っています。
そして、約900m北西の住宅街の中にはフィギュアスケートの羽生結弦選手にちなみ有名になった弓弦羽神社があり、その北西側(駅から約1.2km)には阪急神戸本線御影駅があります。
 
 

 

橋上駅舎2階にあるJR線の改札口です。
南北自由通路より東を望む。改札口はこの1か所のみです。住吉駅は終日有人駅(直営駅)です。
左に北口と駅ビル「リブ住吉」があり、通路北端部および改札左手前(上写真左)には連絡口があります。
右に六甲ライナー・住吉駅と南口があります(南口の東側にも東灘区役所方面・灘高校方面の出入口があります)。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が8通路ありますが、レイアウトの関係で左の5通路は手前にずれています。
一番右の自動改札通路が幅広通路です。右端には点字ブロック設置の有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の右手前には『みどりの窓口』があり、さらに手前には自動券売機とオペレーターとの通話が可能な指定席券売機『みどりの券売機プラス』があります。改札内(写真左奥)には自動精算機があります。自動券売機と自動精算機はICカードのチャージが可能です。
改札内にはトイレ・多機能トイレとAEDがあります。改札外の「リブ住吉」2階~5階にもトイレがあります(車いす対応トイレは2階と5階のみ。営業時間内のみ利用可能)。
そして1階にある各ホームとの間には階段と上りエスカレーターがあり、少し離れた東京方(奥)にはエレベーターが設置されています。
また、駅構内改札外に売店・コンビニはありませんが、改札を入って正面にはコンビニ「セブンイレブン ハートイン」があります。また、改札外は南北の徒歩圏内にコンビニがあります。
 
 

下り3番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
JR西日本の標準デザインで、下部にはJR神戸線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青が使用されています。
尚、この駅名標には住吉駅の駅ナンバリング (JR-A 57) が併記されていません。
JR西日本の駅ではメインの駅名標に駅番号が掲示されておらず、柱にある縦型の駅名標に書かれています。
また、住吉駅は特定都区市内制度における神戸市内駅であるため、右上には「神」マークが表示されています。
 
 

住吉駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、東北東~西南西方向にホームが延びています。ホームは緩やかにカーブを描いています。
 
左ホーム(北)が左から1番のりば(急行線の上り外側線。朝の一部の快速が発着)、2番のりば(緩行線の上り内側線。快速の大半と普通が発着)の順、右ホーム(南)が左から3番のりば(緩行線の下り内側線。快速の大半と普通が発着)、4番のりば(急行線の下り外側線。平日朝の一部の快速が発着)の順です。新快速、特急、貨物列車は外側線を通過します。
4番のりばの右側(南)には六甲ライナーの高架駅が並行しています。
また、他の快速停車駅・新快速通過駅では外側線ホームに快速が発着しない時間帯は安全対策のため、外側線ホーム側のほぼ全長にわたりロープが張られるのですが、住吉駅においては中央の一部しかロープが張られていませんので、通過列車に注意が必要です。尚、1990年の六甲ライナー開業直後に実施されたダイヤ改正より前は快速も当駅を通過していましたので、当時は外側線ホームに柵が設置されていたかもしれません(推測ですが…)。
ちなみに下りが三ノ宮・神戸・西明石・姫路方面、上りが大阪・JR東西線・東京方面です。
 
ホーム有効長は12両分ですが、快速停車駅に昇格する前も12両分ありました。2021年3月時点においてホームドアや昇降式ホーム柵は未設置です。ホーム幅は全体的に広いですが、1・2番線の東京方(左奥)はやや狭くなっています。
上屋は東京方の11両弱分に設置されています。雨天時、12両編成の場合は神戸方の1両強が雨ざらしになりますので要注意です(7両編成の普通電車は端から端まで上屋内に収まります)。ホーム中ほどから神戸寄り(手前側)の上空は橋上駅舎および北口駅ビル「リブ住吉」に覆われています。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。待合室はありません。
写真は3番のりばより大阪方・東京方を望む。 
 
 

こちらは3番のりばより神戸方・姫路方を望む。右から1番のりば~4番のりばの順です。
以前はホームの東京方(手前側)に上屋がありませんでしたが、六甲ライナーとの接続駅になったことや快速停車駅に昇格したことにより乗降客が増加したため、上屋が東京方の端まで延伸されました。
尚、改札口への階段、上りエスカレーター、エレベーターは奥の神戸方にあります。
 
 

3番のりばより大阪方・東京方を望む。
左から上り外側線、上り内側線、下り内側線、下り外側線の方向別複々線で、この先、琵琶湖線の草津駅まで続きます。JR線の右側には六甲ライナーの高架橋が並行しています。
この先、六甲ライナーと並走しながら左へカーブしますが、カーブが終わるとすぐに六甲ライナーが右へ急カーブして分かれ、こちらは天井川である住吉川をくぐります。その後は低い築堤高架で住宅街の中を北東へ走り、やがて右へカーブして地平区間になり、進路を東北東に戻して天上川を渡ると摂津本山駅へと至ります。  
 
 

3番のりばより神戸方・姫路方を望む。
左から下り外側線、下り内側線、上り内側線、上り外側線の順ですが、新長田駅手前からは線路別複々線へと変わります。六甲ライナーは住吉駅が起点駅であり、西側には線路が延びていません。
この先、右へカーブして進路を西に変えるとスラブ軌道の高架区間に入ります(床下の音の違いでスラブ軌道区間に入ったことがわかります)。その後は右手に六甲山を、左手に臨海部の工業地帯を眺めながら住宅街の中を西へ走り、段々高度を上げると左へカーブして天井川である石屋川を越えて灘区に入ります。ちなみに高架化前は石屋川をくぐっており、これが日本最古のトンネルである石屋川隧道(石屋川トンネル)でしたが、高架化で埋め立てられ、現在は跡地に新たに建設された歩行者自転車用のトンネルが設置されています。石屋川を渡った後は高度を保ったまま住宅街の中を西南西へ走りますが、やがて左へカーブしながら高度が下がっていきます。そして進路を南西に変えると市街地に入り、快速停車駅である六甲道駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私がJRの住吉駅で下車(乗車)したのは2000年、2009年、2019年、2020年、2021年2回の計6度です。いずれも六甲ライナーとの乗換のためにJR駅も利用していますが、2019年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車(乗車)しました(2019年7月全駅制覇済)。地平構造で、すぐ東側で天井川である住吉川をくぐります。橋上駅舎を有しており、六甲ライナーとの乗換はスムーズです。駅前は市街地ですが、思ったほど商店が多くなかったのが意外でした。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新大阪駅まで行き、JR神戸線方面の下り快速に乗車して当駅下車。新快速に乗車した場合は芦屋駅で普通電車に乗り換えて当駅下車です。また、新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線で三宮まで出てからJR神戸線の上り普通・快速電車に乗り換えても到達できます(この場合、東京都区内→神戸市内の乗車券で三ノ宮~住吉間も乗車可能です。新神戸駅できっぷを取り忘れないように注意して下さい)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR神戸線下り快速電車に乗車して当駅下車です。新快速に乗車した場合は芦屋駅で普通電車にお乗り換え下さい。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、改札内および南北の駅近くにコンビニがあります。一方、駅前に飲食店は一定数あるものの、気軽に入れるチェーン店は「ミスタードーナツ」「ロッテリア」「スターバックスコーヒー」「マクドナルド」「ロイヤルホスト」くらいでしょうか。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。JR神戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は住吉駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、リブ住吉のHP、Google地図、Wikipedia)