須磨海浜公園駅【兵庫県】(JR神戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市須磨区南部に広がる住宅街に位置する、2008年に開業した山陽本線【JR神戸線】の新駅で、駅名の通り「神戸市立須磨海浜水族園」などを擁する須磨海浜公園への最寄駅である、
須磨海浜公園駅 (すまかいひんこうえんえき。Sumakaihinkoen Station) です。
 
 
駅名  
須磨海浜公園駅 (JR-A 67)
 
所在地  
兵庫県神戸市須磨区 
 
乗車可能路線  
JR西日本:山陽本線【愛称:JR神戸線】  
 
隣の駅  
神戸方・大阪方……鷹取駅  
姫路方・門司方……須磨駅  
 
訪問・撮影時  
2019年5月
 
 

 

須磨海浜公園駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。
南北に出入口があり、それぞれ階段とエレベーターが設置されています。橋上駅舎は南北自由通路(須磨海浜公園駅歩道橋)を兼ねています。
 
写真は南口です。上写真は北を、下写真は北西を望む。
道路に面して出入口があり、右側に集合住宅(神戸市営松風第2住宅)、左側に集会所と公園があります。
南口に駅前広場は整備されていません。南口側の最寄りのバス停留所は約300m南西、月見山線(神戸市道)沿いに設けられています。
 
 

南口駅前です。南東を望む。後方に出入口があります。
2008年3月14日までは駅前ではなかったため、駅前にも普通の住宅街が広がっていて、狭い道路が多く、駅前の雰囲気が感じられません。商店はほとんど見られません。
この駅前道路を直進して、国道2号線を渡ると駅から400mほどで駅名の由来となった須磨海浜公園に到達します。園内には須磨海浜水族園や須磨ヨットハーバーなどがあります。公園の奥は須磨海岸で、夏季は須磨海水浴場が開設されて多くの人が訪れます。
 
 

こちらは北口です。南東を望む。
北口は他の多くの駅と同じく、線路と平行になるよう出入口が設置されています。屋根のデザインが面白いです。
また、北口には簡易的なロータリーを有する駅前広場が整備されているものの、バス停留所やタクシー乗り場は設けられていません。最寄りのバス停は約150m北の市道沿いになります。
尚、駅北側は国鉄→JR西日本において稼働していた鷹取工場の引込線などがあったため、その跡地を転用して駅前広場を設置する事ができました。
 
 

 

北口駅前です。いずれも北西を望む。
上写真は橋上駅舎2階より、下写真は地平部より撮影。
こちらの北口駅前も駅前は住宅街で、道路は一部を除き狭いです。商店は少ないです(駅前にコンビニあり)。
約400m南西には兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校があり、約350m北東にはスーパー「マックスバリュ須磨店(旧・須磨海浜公園駅前店)」があります。
また、北西約700mには山陽電鉄本線の月見山駅がありますが、一部で須磨海浜公園駅と駅勢圏が重なるため、須磨海浜公園駅開業後は月見山駅の乗車人員が激減しましたが、山電が直通特急を停車させるなどの対抗措置を講じた結果、月見山駅の乗車人員は回復傾向にあります。また、須磨海浜公園駅の乗車人員は開業以来右肩上がりでしたが、近年は横ばい傾向です。
そして月見山駅の約600m北西には須磨離宮公園があり、須磨海浜公園駅からも徒歩で何とかアクセス可能です。
ちなみに、奥に見えるマンション群はいずれも月見山駅が最寄りとなります。
さらに奥には横尾山などの山々を望めます。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。南西を望む。須磨海浜公園駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左が南口(須磨海浜公園方面)、右が北口(月見山駅方面)です。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が4通路あります。窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
写真は2019年5月撮影で、当時は改札口の右手前に『みどりの窓口』がありましたが、後に営業終了となり、現在は指定席券売機『みどりの券売機』が設置されています。また、改札口の右側には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
後方の南北自由通路沿いにはベンチがあります。
改札内にはトイレ・多機能トイレとミニコンビニ「セブンイレブン ハートイン」があります。
そして地平部1階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
トイレと多機能トイレはホームに下って階段脇(北側)の通路へタンした先、エレベーターのりばの手前(階段直下)にあります。
尚、改札外コンコースに売店・コンビニはありません。北口駅前にコンビニ「デイリーヤマザキ」があります。
 
 

下り2番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
JR西日本の標準デザインで、下部にはJR神戸線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青が使用されています。
尚、この駅名標には須磨海浜公園駅の駅ナンバリング (JR-A 67) が併記されていません。
JR西日本の駅ではメインの駅名標に駅番号が表示されていませんが、柱に設置されている縦型の駅名標には表示されています。
また、須磨海浜公園駅は特定都市区内制度における神戸市内駅であり、それを示すため右上に神戸市を意味する「神」マークが書かれています。
 
 

須磨海浜公園駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、北東~南西方向にホームが延びています。
 
ホームは快速と普通が走る電車線(緩行線)にしかありません。
ホーム左側(北)が1番のりばで上り神戸・大阪・東京方面、ホーム右側(南)が2番のりばで下り西明石・姫路・門司方面です。
1番のりばの左には新快速、特急、貨物列車が走る列車線(急行線)がありますが、須磨海浜公園駅にホームは設けられていません。
 
ホーム有効長は8両分です。2021年6月の時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的にさほど広くなく、特に西明石方(手前側)は狭くなっています。
7両編成の普通列車しか停車しないため、上屋は神戸方(奥側)から7両分に設置されています。西明石方の1両分には停車しません。
ホーム上にベンチが設置されています。飲料自動販売機はの有無は確認し忘れました。
写真は1番のりばより神戸方・大阪方を望む。
 
 

1番のりばより神戸方・大阪方を望む。
右から2番のりば(電車線下り)、1番のりば(電車線上り)、列車線下り、列車線上りの順です。
電車線と列車線の線路別複々線の形態は新長田駅の先まで続き、それ以東は電車線が内側線、列車線が外側線になります。
また、左側の上下列車線の間には保線基地があり、その先の上下列車線間には神戸貨物ターミナル駅があります。
 
この先、左手に保線基地を見ながら住宅街の中を北東へ走ると阪神高速道路3号神戸線をアンダーパスします。その後は上り列車線が離れ、左手に神戸貨物ターミナル駅を見ながら引き続き住宅街の中を引き続き北東へ走ると鷹取駅へと至ります。
 
 

 

こちらは姫路方・門司方を望む。
左から1番のりば(下り電車線)、2番のりば(上り電車線)、下り列車線、上り列車線の順です。
列車線から電車線への片渡り線がありますが、営業列車は使用しません。
この先、住宅街の中を南西へ走り、やがて右カーブが始まると国道2号をアンダーパスします。国道2号の陸橋は「天神橋」という名称で、かつては神戸市電も通っていました。その後は西寄りに進路を変え、左手の住宅の合間から須磨海岸(大阪湾)が見えるようになると、程なくして快速停車駅である須磨駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が須磨海浜公園駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年7月全駅制覇)。電車線のみに島式ホームがある小さな駅で、橋上駅舎を有しています。駅前は国鉄→JR西日本の鷹取工場の西端部でしたが、再開発されて新たな街並みが形成されています。一方、駅南側を中心に昔ながらの住宅街も残っています。私の訪問時は須磨海浜公園へ向かう家族連れなどの利用が多かったです。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR神戸線方面の下り新快速電車に乗り換えて神戸駅で下車、さらに下り普通(行先不問)に乗り換えて当駅下車です。新大阪駅から快速に乗った場合は芦屋駅にて待避している普通電車にお乗り換え下さい。また、新幹線を新神戸駅で下車し、神戸市営地下鉄西神・山手線で三宮駅(三ノ宮駅)まで乗ってJR神戸線の普通に乗り換えても到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR神戸線の下り新快速または快速電車に乗り、上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内(改札外)および北口駅前にあります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店はありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
JR神戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は須磨海浜公園でも途中下車されてみて下さい!
また、神戸市立須磨海浜水族園などへお出かけの際は、一度はJR神戸線をご利用になり、須磨海浜公園駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)