新越谷駅【埼玉県】(東武スカイツリーライン。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県越谷市南部に広がる市街地に位置する東武スカイツリーラインの急行停車駅で、JR武蔵野線の南越谷駅に隣接している事から乗換客も多く、地元では「しんこし」と略して呼ばれているらしい、
新越谷駅 (しんこしがやえき。Shin-koshigaya Station) です。
 
尚、2016年にも新越谷駅の記事を投稿しました⇒記事はこちら
 
 
駅名  
新越谷駅 (TS 20)
 
所在地  
埼玉県越谷市 
 
乗車可能路線・系統   
東武鉄道:伊勢崎線 【愛称:東武スカイツリーライン】   
 
隣の駅  
北千住方・押上方・浅草方……蒲生駅  
東武動物公園方・伊勢崎方……越谷駅  
 
乗換可能駅  
JR東日本:武蔵野線……南越谷駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時  
2020年6月   
 
 

新越谷駅は高架駅です。1993年~1994年にかけて高架化され、1997年に複々線化されました。
高架下1階~3階に駅舎と東武系の商業施設「新越谷VARIE(新越谷ヴァリエ)」が入居していて、東西の駅ビルと一体になっています。東口駅ビルは5階建て、西口駅ビルは3階建てです。
3階西側に改札口があり、東西の1階に出入口があります。高架下1階は東西自由通路を兼ねています。東口、西口とも駅外と駅舎内の間に段差がありません。
そして3階にある改札口との間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。駅のエレベーターは西口側に設置されています。「新越谷ヴァリエ」営業時間内は東口側にある施設内のEVを利用可能です(但し、3階フロアで南側へ迂回しなければなりません)。
 
写真は東口です。北西を望む。前述の通り東口駅ビルは5階建てで、1階に出入口があります。フロアは高架下と一体になっています。
駅ビルの右側にはJR東日本・武蔵野線の南越谷駅があり、両駅間は屋根付き通路で結ばれていて雨に濡れずに乗換可能です。
尚、新越谷駅は1974年開業ですが、南越谷駅は前年の1973年に開業しています。
東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されています。バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
 
 

東口駅前です。東を望む。左手に新越谷駅東口と南越谷駅があります。
元来は水田が広がっていましたが、武蔵野線と東武線の駅が開業後は徐々に発展し、現在は駅前が市街地化されました。
奥に延びる新越谷駅前通り沿いにはビルが建ち並んでおり、多数の商店が立地しています。
また、JR線北側も駅前は商業地区になっています。
駅から離れると住宅街が広がっています。一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

こちらは西口です。北東を望む。
前述の通り西口駅ビルは3階建てで、フロアは高架下と一体になっています。西口駅ビル3階フロアは改札口と改札外コンコースです。
駅ビルの左側には武蔵野線が通っていますが、駅西側に南越谷駅の出入口はありません。東武スカイツリーラインをくぐって東側へお回り下さい。
西口にもロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
 
 

西口駅前です。南西を望む。左手に新越谷駅西口があります。
こちらも昔は田園地帯でしたが、市街地として発展を遂げました。
しかし、駅前はビルが多いものの、南越谷駅からは遠くなる事もあり、東口側と比較すると商店は少ないです。
また、東口と比較して駅前にマンションが多いです。
こちらも駅から離れると住宅街が広がっており、戸建住宅も多いです。
そして、武蔵野線の北側も住宅街が広がっていますが、商店は少ないです。
 
 

  

3階にある中央改札口です。東を望む。改札口から手前が西口駅ビル、改札口より先が高架下になります。
左に下層とを結ぶ階段・上下方向ES・EVがあり(2階まで東口・西口とも同じ設備を利用)、右が商業施設「新越谷ヴァリエ」3階フロアです。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、右から4番目が幅広通路です。右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。また、改札内コンコースには「ドトールコーヒーショップ」「小諸そば」が入居しています。
改札外のトイレは「新越谷ヴァリエ」の2階~5階の各フロアにあります(多機能トイレは4階のみ)。
そして4階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。新越谷駅はバリアフリーに対応しています。
尚、3階改札内外コンコースおよび4階ホームに売店・コンビニはありません。 1階改札外コンコースに「ファミリーマート」があります。
 
 

こちらは3階コンコース南側にあるヴァリエ改札口です。北を望む。手前が商業施設「新越谷ヴァリエ」の3階フロアです。
利用可能時間は10:00~23:00です(新越谷ヴァリエ休業日は利用不可)。駅員無配置で、インターホンもありません。
ICカード専用改札口で、幅広通路はありません。車いすの場合は中央改札口(左側へ)をご利用下さい。
また、改札前に自動券売機、自動精算機、チャージ機はありませんので、ICカード残高不足の場合は中央改札口をご利用になるか、中央改札口前の自動券売機(入場前)または改札内の自動精算機(出場前)にチャージを済ませて下さい。
 
 

3番線下り緩行線に設置されている、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
東武鉄道の標準デザインで、下部の矢印は東武スカイツリーラインのラインカラーであるオレンジと青が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TS 20)。
 
 

こちらは上写真の反対側、4番線下り急行線に設置されている駅名標です。
隣駅は急行線にもホームがある駅しか記載されておらず、そのため浅草方の前駅は「そうか(草加)」になっています。
 
 

新越谷駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、高架の武蔵野線を跨ぐため、さらに高い4階レベルにホームがあります。概ね南北方向にホームが延びています。
複々線の内側線(緩行線)、外側線(急行線)ともホームが設置されています。
左ホーム(東)は左から1番線(上り急行線。北千住・浅草方面)、右が2番線(上り緩行線。北千住・東京メトロ日比谷線方面)の順、右ホーム(西)は左から3番線(下り緩行線。北越谷・東武動物公園・南栗橋方面)、右が4番線(上り急行線。久喜・伊勢崎方面、日光線南栗橋・東武日光方面)の順です。
ホーム有効長は20m車10両分で、2020年9月現在、ホームドアは未設置でしたが、翌2021年2月~3月にかけてホームドアが設置されました。ホーム幅は全長にわたり広いです。
上屋は各ホーム全長にわたり設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されていて、3・4番線には空調完備の待合室もあります。
また、ホームの伊勢崎寄り(手前側)で武蔵野線をオーバークロスしています。左側にJRの南越谷駅があります。
写真は上り2番線より浅草方を望む。
 
 

上り1番線より浅草方を望む。左前方の「イオン」ですが、以前は「ダイエー」でした。
左から上り急行線(1番線)、上り緩行線(2番線)、下り緩行線(3番線)、下り急行線(4番線)の順で、方向別複々線になっています。北千住駅まで複々線区間が続きます。
この先、高度を下げながら住宅街の中を南下します。そして2階レベルの高架区間になると程なくして蒲生駅へと至ります。蒲生駅までの距離は1.0kmと近く、肉眼で蒲生駅ホームを確認できます。
  
  


上り2番線より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
左から下り急行線(4番線)、下り緩行線(3番線)、上り緩行線(2番線)、上り急行線(1番線)の順で、方向別複々線になっています。2駅先の北越谷駅まで複々線が続きます。
この先、高度を下げながら住宅街の中を北上します。そして2階レベルの高架区間になると左へカーブして進路を北北西に変え、市街地に入ると越谷駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が新越谷駅で下車(乗車)したのは2012年と2020年2回の計3度です。いずれも東武とJRを乗り換えるために利用していますが、2020年の2回は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車して調査しました。武蔵野線を跨ぐため、相当高い位置にホームがある高架駅で、急行が停車するため複々線の外側線(急行線)にもホームが設けられています。高架下に改札口や商業施設があります。駅前は市街地ですが、幹線道路を除き狭く、やや雑然とした印象です。JRの南越谷駅がある東口側は特に人流が多いです。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行き電車で赤坂見附駅または大手町駅まで行き、半蔵門線の東武スカイツリーライン直通列車(東武線内は急行)に乗り換えて当駅下車です。尚、丸ノ内線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅は改札内で繋がっており、同一駅扱いです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き(常磐線列車がない場合は上野駅で乗換)、東武スカイツリーラインの下り急行電車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅前にも複数あります。一方、飲食店も駅構内商業施設や駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は新越谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、新越谷VARIEのHP、Google地図、Wikipedia)