蒲生駅【埼玉県】(東武スカイツリーライン。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県越谷市南端部、草加市との境界近く、越谷市との境界近くに広がる住宅街に位置する東武スカイツリーラインの駅で、駅の東側には旧日光街道が並行しているやや難読駅、
蒲生駅 (がもうえき。Gamo Station) です。
 
 
駅名
蒲生駅 (TS 19)
 
所在地
埼玉県越谷市 
 
乗車可能路線・系統 
東武鉄道:伊勢崎線 【愛称:東武スカイツリーライン】   
 
隣の駅
北千住方・押上方・浅草方……新田駅  
東武動物公園方・伊勢崎方……新越谷駅  
 
訪問・撮影時  
2020年9月
 
 

蒲生駅は高架駅です。1993年~1994年にかけて高架化され、1997年に複々線化されました。
高架下1階に駅舎があり、東西に出入口があります。駅構内は東西自由通路を兼ねています。東口、西口とも駅外と駅舎内の間に段差がありません。
そして駅舎南側の高架下には「すき家」、「ヴィ・ド・フランス」、理髪店「QBハウス」が入居しています。
 
写真は正面口に相当する東口です。西を望む。高架下に直接出入りする形で、駅ビルはありません。
東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、タクシー乗り場が設けられていて、深夜バスの降車場もあります。
現在、深夜バスを除き、蒲生駅に乗り入れるバス路線はありません。 
 
 

東口駅前です。東を望む。右後方に東口があります。
駅周辺は住宅街ですが、写真奥に向けては近年になって整備された新・駅前道路が延びています。
新・駅前道路沿いには新しいマンションが立ち並んでいますが、商店は少ないです。
約270m先の突き当たりでは旧日光街道(県道49号線。旧・国道4号)と交差します。
500mほど北東の旧日光街道沿いには「東武こしがや自動車教習所」があります。
そして、写真右に写っているマンションの右側には蒲生駅前通りがあります(後述)。
 
 

こちらが蒲生駅前通りです。東を望む。後方に東口があり、左側に前述の新・駅前通りが並行しています。
蒲生駅前通り沿いには商店街(蒲生駅前商店会)が形成されています。
商店街は再開発されずに残されましたが、左側の区画は新しい駅前通りにも面しているため次々とマンションへと建て替えられています。大半のマンションの1階は店舗になっていますが、こちらの商店街に開口している店舗が多いです。
こちらも蒲生駅前通りを270mほど東へ進むと旧日光街道と交差します。
また、駅南側(右側)にも商店街(蒲生南銀座商店会)が延びていて、線路沿いには東武系のスーパー「東武ストア」があります。
そして、駅周辺には結構飲食店が多いです(西口側も同様)。
 
 

 

こちらは西口です。2枚とも東を望む。出入口の屋根が手前まで出てきています。
左側には実質的な駅ビル(テナントビル)があり、「ぎょうざの満洲」やオフィスが入居しています。
西口にもロータリーを有する駅前広場が整備されており、タクシー乗り場があります。現在、西口駅前広場に発着するバス路線はありません。
 
 

西口駅前です。西を望む。
元々はこちらに出入口がなく、一面が田んぼだったため、東口とは違い駅前全体が整然とした街並みになっています。
駅前にはビルやマンションが立ち並んでいて、商店も一定数あります。
駅から離れると住宅街になりますが、500mほど西へ進むと田園も残っています。
また、約900m南を綾瀬川が東へ流れており、川の対岸は草加市になります。
 
 

高架下1階にある改札口です。北を望む。右が東口、左が西口です。
東西自由通路の南側(後方)には東から「すき家」「QBHOUSE」「ヴィ・ド・フランス」の順で店舗が並んでいます。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、一番左が幅広通路です。左端には窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。
そして2階にあるホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。蒲生駅はバリアフリーに対応しています。
尚、駅構内(改札内外とも)に売店・コンビニはありません。 東口駅前に「セブンイレブン」があります。
 
 

下り2番線に設置されている、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。電照式かどうか不明です。
東武鉄道の標準デザインで、下部の矢印は東武スカイツリーラインのラインカラーであるオレンジと青が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TS 19)。
 
 

蒲生駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
複々線の内側線(緩行線)のみにホームがあり、外側線(急行線)にホームはありません。
左(東)が1番線で上り北千住・浅草方面および東京メトロ日比谷線方面、右(西)が2番線で下り東武動物公園・伊勢崎方面です。
ホーム有効長は20m車8両分で、2020年9月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全長にわたり広いです。
上屋はホーム全長にわたり設置されています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は2番線側より浅草方を望む。
 
 

1番線側より浅草方を望む。
ホームの延伸用地が約1両分確保されていますが、まぁ延伸される事はないでしょうね…。
左から上り急行線、上り緩行線(1番線)、下り緩行線(2番線)、下り急行線の順で、方向別複々線になっています。
北千住駅まで複々線区間が続きます。
この先、高架区間のまま畑が混在する住宅地の中を南下して、綾瀬川を渡ると草加市に入ります。その後は左へカーブして進路を南南東に変えると新田駅(しんでんえき)へと至ります。
 
 

ホーム中央より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
こちらも1両分ほどホームの延伸が可能な用地が確保されています。
左から下り急行線、下り緩行線(2番線)、上り緩行線(1番線)、上り急行線の順で、方向別複々線になっています。
北越谷駅まで複々線が続きます。
この先、高架区間のまま住宅街の中を北上し、やがて武蔵野線をオーバークロスするために高度を上げると市街地に入り、その武蔵野線・南越谷駅との乗換駅である新越谷駅へと至ります。ホームの北寄りで武蔵野線を跨いでいます。
 
 
あとがき
私が蒲生駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。綺麗な高架駅で、普通列車しか停車しないため複々線の内側線(緩行線)のみにホームが設けられています。西口駅前は整然とした感じでしたが、東口駅前は新旧入り交じった街並みだったのが印象的でした。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行き電車で赤坂見附駅または大手町駅まで行き、半蔵門線の東武スカイツリーライン直通列車(東武線内は急行)に乗り換えて草加駅で下車。さらに下り普通列車に乗り換えて当駅下車です。尚、丸ノ内線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅は改札内で繋がっており、同一駅扱いです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き(常磐線列車がない場合は上野駅で乗換)、東武スカイツリーラインの下り急行電車に乗り換えて草加駅下車。さらに普通に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、東口駅前にコンビニがあります。一方、駅前に飲食店は結構多いのですが、チェーン店は駅前の「すき家」「ヴィ・ド・フランス」「ぎょうざの満洲」をはじめ、500m以内に「デニーズ」「サンマルク」があるくらいです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は蒲生駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)