新田駅【埼玉県】(東武スカイツリーライン。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県草加市北部の、越谷市との境界近くに広がる住宅地に位置する東武スカイツリーラインの駅で、駅近くには草加せんべいの手焼きを体験できる「草加せんべいの庭」がある、
新田駅 (しんでんえき。Shinden Station) です。
 
「にった」と読み間違えやすいので、私は新田駅を難読駅に分類しています。
 
 
駅名
新田駅 (TS 18)
 
所在地
埼玉県草加市 
 
乗車可能路線・系統 
東武鉄道:伊勢崎線 【愛称:東武スカイツリーライン】   
 
隣の駅
北千住方・押上方・浅草方……獨協大学前駅   
東武動物公園方・伊勢崎方……蒲生駅   
 
訪問・撮影時
2020年9月
 
 

 

新田駅は高架駅です。1985年~1988年にかけて高架化され、1997年に複々線化されました。
高架下1階に駅舎があり、東西に出入口があります。駅構内は東西自由通路を兼ねています。東口、西口とも駅外と駅舎内の間に段差がありません。
そして駅舎南側の高架下には東武系のスーパー商業施設「東武ストア」が入居しています。
 
写真は正面口に相当する東口で、2枚とも西を望む。高架下に直接出入りする形で、駅ビルはありません。
東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、タクシー乗り場が設けられていて、交番(広場北側)もあります。
バス停留所(新田駅バスターミナル)は約250m南東の県道328号線沿いにあります。今後、現在進められている再開発が完了すると駅前にバスターミナルが移転すると思われます。
 
 

 

東口駅前です。2枚とも東を望む。
上写真は東口出入口前より、下写真はロータリー東側より、いずれも東を望む。
駅周辺は住宅街ですが、駅前は狭い路地に沿って旧態依然とした商店街が形成されています。中層以上のビルは見られません。
これは、駅周辺で区画整理・再開発が進行しているからで、奥に延びる「新田ふれあいロード商店街」沿いにも立ち退きによる空き地が見られます。
将来、駅前風景が一変すると思われます。
 
 

 

こちらは西口です。上写真は東を、下写真は南東を望む。
駅前道路の突き当たりを右へ曲がった先に出入口があります。段差はありません。
現在、西口には駅前広場がありません。再開発が進捗すれば整備されると思われます。
 
 

 

西口駅前です。上写真は北西を、下写真は西を望む。
こちらの西口駅前は開発が遅れていて、現在も駅近くに畑が残っています。住宅は多くなく、商店も少ないです。
駅前には民間の有料駐輪場が多く、これが現在の新田駅の特徴でもあります。
尚、西口側にも区画整理事業・再開発の波が迫っていて、将来的に駅前風景がガラリと変わる可能性が高いです。
また、約900m西には草加市の特産品である草加せんべいの手焼きを体験できる、山香煎餅本舗が運営する「草加せんべいの庭」があります。
 
 

 

高架下1階にある改札口です。2枚とも概ね北を望む。右が東口、左が西口です。
東西自由通路の南側(後方)にはコンビニエンスストア「ファミリーマート」、スーパー「東武ストア」などの店舗があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が6通路あり、一番右が幅広通路です。右端には窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内の踊り場に設置されています。
そして改札の先には階段とスロープがあり、7段上がると踊り場に出ます。
踊り場と2階にあるホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。新田駅はバリアフリーに対応しています。
尚、改札内に売店・コンビニはありません。 
 
 

下り2番線に設置されている、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。電照式です。
東武鉄道の標準デザインで、下部の矢印は東武スカイツリーラインのラインカラーであるオレンジと青が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TS 18)。
 
 

新田駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南南東~北北西方向にホームが延びています。
複々線の内側線(緩行線)のみにホームがあり、外側線(急行線)にホームはありません。
右(東)が1番線で上り北千住・浅草方面および東京メトロ日比谷線方面、左(西)が2番線で下り東武動物公園・伊勢崎方面です。
ホーム有効長は20m車8両分で、2020年9月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全長にわたり広いです。
上屋はホーム全長にわたり設置されています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷水器が設置されています。
写真は2番線側より東武動物公園方、伊勢崎方を望む。 
 
 

1番線側より浅草方を望む。
ホームを1両分ほど延伸可能な用地が確保されていますが、まぁ延伸される事はないでしょうね…。
左から上り急行線、上り緩行線(1番線)、下り緩行線(2番線)、下り急行線の順で、方向別複々線になっています。
北千住駅まで複々線区間が続きます。
この先、高架区間のまま住宅街の中を南南東へ走り、東京外環自動車道(外環道)をアンダーパスします。その後も住宅街の中を走り、前方にマンション群が見えてくると獨協大学前駅へと至ります。
 
 

1番線側より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
こちらも1両分ほどホームの延伸が可能な用地が確保されています
左から下り急行線、下り緩行線(2番線)、上り緩行線(1番線)、上り急行線の順で、方向別複々線になっています。
北越谷駅まで複々線が続きます。
この先、高架区間のまま右へカーブしながら畑が混在する住宅地の中を走り、進路を北寄りに変えると綾瀬川を渡ります。その後も住宅街の中を走ると蒲生駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が新田駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。綺麗な高架駅で、普通しか停車しないため複々線の内側線(緩行線)のみにホームが設けられています。一方、駅前は旧態依然とした町並みが広がっていますが、次第に再開発の波が押し寄せているようです。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行き電車で赤坂見附駅または大手町駅まで行き、半蔵門線の東武スカイツリーライン直通列車(東武線内は急行)に乗り換えて草加駅で下車。さらに下り普通列車に乗り換えて当駅下車です。尚、丸ノ内線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅は改札内で繋がっており、同一駅扱いです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き(常磐線列車がない場合は上野駅で乗換)、東武スカイツリーラインの下り急行電車に乗り換えて草加駅下車。さらに普通に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅高架下にあります。一方、駅前に飲食店は少なく、最寄りのチェーン店は約600m南東の「吉野家」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は新田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)