南浦和駅【埼玉県】(京浜東北線、武蔵野線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県さいたま市南区中央部、市街地に位置する京浜東北線と武蔵野線が交差する駅で、京浜東北線は車庫があるため当駅を始発・終着とする電車が多い一方、京浜東北線に並行する宇都宮線と湘南新宿ラインにはホームがなく、全列車が通過となる、、
南浦和駅 (みなみうらわえき。Minami-Urawa Station) です。
 
 
駅名
南浦和駅 
 
所在地
埼玉県さいたま市南区 (旧・浦和市) 
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:京浜東北線、武蔵野線 (西船橋方面府中本町方面)      
(※) 東北本線【宇都宮線】湘南新宿ラインの線路にはホームがありません。    
 
隣の駅
京浜東北線 (JK 42)  
東京方・大船方……蕨駅  
大宮方………………浦和駅  
 
武蔵野線 (JM 25)  
西船橋方………東浦和駅  
府中本町方……武蔵浦和駅  
 
訪問・撮影時
2019年2月
 
 

 

南浦和駅は京浜東北線が地平駅で概ね南北方向に、武蔵野線が高架駅で概ね東西方向に延びています。
駅舎は武蔵野線の南側、京浜東北線の直上に橋上駅舎が設置されています。
東西に出入口があり(階段・上りエスカレーター・エレベーターを設置)、駅舎は東西自由通路を兼ねています。
尚、武蔵野線の北側には出入口がないため、北側から駅を利用するには武蔵野線をくぐり抜けて南側へ回る必要があります。
 
写真は西口です。上写真は北東を、下写真は北西を望む。
上写真の左側、下写真の奥には武蔵野線の高架橋が見えます。
橋上駅舎は古く、おそらく1961年の開業時からのものと思われます。
西口にはロータリーを有する大きな駅前広場が設置されており、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
 
 

西口駅前です。南西を望む。後方に西口があります。
駅前は比較的整然とした市街地になっており、商店とビル、マンションが混在しています。写真右前方には川越に本店を持つ丸広百貨店南浦和店のビルが見えます。
駅から離れると住宅街が広がっていて、一戸建て住宅も多いです。また、駅西側は台地になっていて、起伏に富んでいます。
約650m南西(写真奥)、奥に延びる文化通りの終点にはさいたま市文化センターがあります。また、約250m南には大谷場氷川神社があります。
 
 

こちらは東口です。南西を望む。
東口は手前に橋上駅舎と武蔵野線ホームとを結ぶ階段が見えるため、何だか要塞のような雰囲気も持ち合わせていますw
西口寄りは小さいですが東口にもロータリーを有する大きな駅前広場が設置されており、タクシー乗り場が設けられています。
バス停留所はロータリーには設置されておらず、北東へ延びる南大通り沿いに設けられています。
 
 

東口駅前です。北東を望む。後方に東口があります。
こちら側も駅前は比較的整然とした市街地で、商店も一定数あります。
駅から離れると戸建住宅主体の住宅街が広がっています。さらに離れると畑や雑木林も残っています。
約1.2km北には地方競馬・南関東の浦和競馬場があり、東口より路線バスでアクセス可能です。また、競馬開催日および場外発売日には武蔵野線北側の専用バス乗り場より無料送迎バス(浦和競馬ファンバス)でもアクセス可能です。
 
 

橋上駅舎にある改札口です。北西を望む。3階レベルの高さですが、2階扱いです。
左が西口、右が東口です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、中央に幅広通路があります。左端に有人通路があり、通路に面して窓口が設置されています。
改札口の左手前には自動券売機と指定席券売機があり、通路を挟んで左後方には『みどりの窓口』があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
改札口の後方(改札外)にはJR東日本系のコンビニエンスストア「ニューデイズ」があり、改札内コンコースには「KIOSK(キオスク)」があります。
また、改札口の右側にはそば店「いろり庵きらく」があります(改札内外とも利用可能)。
そして、改札を通って正面には、地平の京浜東北線各ホームとを結ぶ階段があります(北行3・4番線のみ上りES併設)。
改札を通って右側へ進むと武蔵野線ホーム方面への連絡通路で、3階にある武蔵野線各ホームとを結ぶ階段・EVがあります。通路はさらに先へと延びており、京浜東北線各ホームとを結ぶ階段・EVがあります(南行1・2番線のみ上りES併設)。この改札内通路は乗換通路を兼ねています。
 
 

京浜東北線北行3番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式ではありません。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には京浜東北線のラインカラーであるスカイブルーが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JK 42)。
 
 

京浜東北線は島式ホーム2面4線の地平構造で、南東~北西方向にホームが延びています。
右ホーム(東)が右から1番線・2番線の順で、ともに南行の東京・大船方面、左ホーム(西)が右から3番線・4番線の順で、ともに北行の大宮方面です。
外側の1番線と4番線が主本線で当駅を跨ぐ列車が使用し、内側の2番線と3番線が副本線で当駅始発・終着列車やさいたま車両センターへの出入庫列車が使用します。
ホーム有効長は10両分で、外側の1・4番線のみホームドアが設置されています。ホーム幅は普通です。
上屋は全10両分に設置されています。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
そしてホーム中ほど(前方)と東京方の端近く(後方)には改札口および乗換通路とを結ぶ階段・上りES・EVが設置されています。乗換通路は1番線の直上に設置されています。
写真は3番線より大宮方を望む。
 
 

こちらは2番線より東京方・大船方を望む。左から1番線~4番線の順です。
副本線である2・3番線にはホームドアが設置されていません。
 
京浜東北線の発車メロディーは、
1番線…Mellow time
2番線…Sunrise
3番線…春(トレモロVer) 
4番線…春(トレモロVer)
です。
 
 

こちらは4番線より東京方・大船方を望む。ホームドア設置前の2019年2月撮影。
4番線の右(西)には東北本線列車線【宇都宮線】の複線と東北貨物線(湘南新宿ライン)の複線が並走していますが、南浦和駅にホームは設置されていません。武蔵野線との接続駅では緩行線のみにホームが設置されているケースが多いです(他に総武線の西船橋駅、常磐線の新松戸駅が該当。中央線の西国分寺駅は複線区間のため快速は停車しますが、特別快速は通過します)。また、ホームが設置可能なスペースもありません。
そして、ホームの東京寄り(前方)で武蔵野線がオーバークロスしており、東京方の端(奥)の先の直上に橋上駅舎が設置されています。
 
 

 

2枚とも3番線より東京方・大船方を望む。
ホーム端に橋上駅舎に通じる階段があります。
この先、左端の南行線路(1番線)と右側の北行線路(4番線)および列車線・貨物線の間隔が開き、内側の2番線と3番線が南行と北行の間に設置されているさいたま車両センター(旧・浦和電車区)に通じています。左手に住宅街を、右手にさいたま車両センターを見て南東へ走ります。途中、さいたま市南区→川口市→南区→川口市と変わり、東京外環自動車道(外環道)と国道298号線をアンダーパスするとさいたま車両センターが終息し、南行線路に北行線路・列車線・貨物線が寄り添います。その後は右手に日本車輌蕨工場跡の芝園団地を見て住宅街の中を南東へ走ると蕨市へと入り、蕨駅(わらびえき)へと至ります。
 
 

2番線より大宮方を望む。
右から京浜東北線(4線)、東北本線【宇都宮線】、東北貨物線【湘南新宿ライン】の順ですが、京浜東北線は2線に収束します。その先、北行と南行の間に引上線が1線あり、一部列車の折り返しに使用されます。
この先、住宅街の中を北西へ走り、浦和区へと入ります。しばらくすると右へカーブして高架区間になり、市街地に入ると浦和駅へと至ります。宇都宮線、湘南新宿ラインにもホームはありますが、線路別複々線なので乗換は上下移動を伴います(バリアフリー対応)。また、乗換時間のロスがあるため、大宮駅までは京浜東北線に乗り続けた方が先着するケースが多く見られます。
 
 

こちらは武蔵野線の上り5番線に設置されている吊下式駅名標です。
電照式ですが、照明は蛍光灯と思われます。今後、京浜東北線のように非電照式へと更新される可能性があります(もう変わっているかも)。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 25)。
 
 

武蔵野線は相対式ホーム2面2線の高架構造で、3階にあります。
北東~南西方向にホームが延びていて、ホーム中ほどで直下を走る京浜東北線などと直交しています。ホームは若干カーブしています。
左(南)が5番線で上り府中本町方面および『しもうさ号』の大宮行きが発着し、右(北)が6番線で下り西船橋方面が発着します。
ホーム有効長は8両分で、2019年2月時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は中央部こそ広いものの両端は狭いです。乗換客も多く、常に混雑している印象です。
上屋はホームの端から端まで設置されています。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機が設置されていて、6番線には空調完備の待合室が設置されています。
改札口や京浜東北線方面へ下る階段・EVは中ほどより西船橋方(手前側)にしかなく、列車到着時は下車客と京浜東北線への乗換客が輻輳するため、結構混雑します。
 
発車メロディーは、
5番線…メロディー
6番線…高原(標準Ver)
です。
 
写真は6番線より府中本町方を望む。 
 
 

6番線より西船橋方を望む。
この先、高架区間で住宅街の中を北東へ走り、やがて右へカーブすると畑も残る台地の住宅地の中を掘割区間で東北東へ進みます。その後、地形の関係で少しだけ高架区間になると緑区へと変わり、再び掘割区間に戻ると住宅街の中に入り、東浦和駅へと至ります。
 
 

5番線より府中本町方を望む。左のビルは丸広百貨店南浦和店です。
この先、右へカーブしながら高架区間で住宅街の中を走りますが、台地に変わると地下トンネルに入り、西へ進みます。トンネルを出ると再び高架区間になり、住宅街の中を西へ走ると正面や左前方にタワーマンションが見えてきます。そのタワーマンションを避けるように右へカーブすると埼京線との乗換駅でもある武蔵浦和駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が南浦和駅で駅の外に出たのは2019年の1度きりです。それ以前に乗換で利用した事はありましたが、改札を出たのは2019年が初めてでした。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。上層の高架に武蔵野線ホームがあり、下層の地平部に京浜東北線のホームがあります。武蔵浦和駅より乗換は楽ですが、京浜東北線は改札や乗換経路が南側に集中していたり、武蔵野線ホームが狭かったり、スムーズな移動には難がありました。また駅前は市街地になっていて東西とも立派な駅前広場もあり、それなりに栄えていました。
 
新宿駅からですと埼京線大宮方面電車または湘南新宿ライン北行に乗り赤羽駅で下車。京浜東北線に乗り換えて当駅下車です(京浜東北線は行先・種別不問)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、上野東京ラインの宇都宮線・高崎線直通電車に乗り赤羽駅で下車します。さらに京浜東北線の大宮方面行き(行先不問)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内および東西の駅前にあります。また、飲食店も駅前に気軽に入れるチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京浜東北線および武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南浦和駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、浦和競馬場のHP、Google地図、Wikipedia)