西浦和駅【埼玉県】(武蔵野線、武蔵野線大宮支線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県さいたま市桜区南部に広がる住宅街の中に位置する武蔵野線と武蔵野線大宮支線の駅で、当駅から大宮方面へ向かう大宮支線(『むさしの号』が走行)が分岐している、
西浦和駅 (にしうらわえき。Nishi-Urawa Station) です。
 
 
駅名
西浦和駅 (JM 27)
 
所在地
埼玉県さいたま市桜区 (旧・浦和市) 
 
乗車可能路線
JR東日本:武蔵野線武蔵野線大宮支線  
 
隣の駅
武蔵野線  
西船橋方………武蔵浦和駅  
府中本町方……北朝霞駅  
 
武蔵野線大宮支線
大宮方…………大宮駅  
 
訪問・撮影時
2020年3月
 
 

西浦和駅は高架駅で、高架下1階に駅舎・改札口があります。
南北に出入口がありますが、西側も高架下の商店街を経由して駅に出入りできます。
駅外と改札口の間に段差があるものの、北口と南口はスロープが設置されていて車いすでも出入り可能です。但し、西側の高架下商店街と改札の間は階段しかありませんので要注意です。
また、駅舎は南北自由通路を兼ねていますが、駅のすぐ東西に武蔵野線をくぐる道路があり、駅舎を通らなくても比較的容易に南北の移動が可能です。
 
写真は正面口に相当する北口です。南を望む。
手前側には当駅唯一のロータリーがあり、タクシー乗り場が設けられていますが、バス停留所がありません。これは駅前の道路が狭すぎて通常のバスがまともに通れないからです。バス停留所は約400m北の県道20号線沿いと、約330m東(南口側)の「ダイエー」南側にそれぞれ設けられています。
 
 

北口駅前です。北を望む。後方に駅舎があります。
西浦和駅前は区画整理が行われておらず、基本的な道路構成は武蔵野線開通以前と変わっていません。
なので狭いままの道路を拡幅せずに次々と住宅開発が行われ、雑然とした町並みになってしまっています。駅前と言う事で商店も見られます。
尚、駅前のみ再開発され、ロータリーが完成し、その周りにビルや商店ができています。但し、駅前広場と幹線道路を結ぶ駅前道路は建設されなかったため、駅近くは細い路地だらけで、バスが駅前へ乗り入れられません。
また、約50m西を首都高速埼玉大宮線(S5)と国道17号線新大宮バイパスが南北方向に通っていて、武蔵野線と立体交差しています。
国道沿いには商店が点在しており、また国道西側には複数の工場が立地しています。
 
 

こちらは事実上の南口です。北を望む。駅名看板がないので、正式な出入口ではないと思われます。
左側の「ファミリーマート」と高架橋の間に通路があり、西へ進んで右(高架下)へ曲がると改札口に到達します。
また、奥に延びる道路は北口ロータリー前に通じています。
尚、南口に駅前広場はありません。 
 
 

こちらは南口の通路です。南西を望む。逆光で見えづらくてすみません。
ファミマと高架橋の間の通路を前進して、突き当たりを右へ曲がると改札口です。
道路と通路の間に段差がありますが、ファミマの手前にスロープがあり、車いすも通行可能です。
 
 

南口駅前です。南を望む。右手に南口があります。
駅南側も区画整理が行われておらず、道路は狭くて駅前広場すらありませんが、奥へ延びる道路および一つ目の角を左へ曲がった先には商店街(西浦和駅前商店会)が形成されていて、結構賑やかです。約220m西には「ダイエー」もあります。
また、駅周辺は住宅街が広がっていますが、約150m南(写真奥)には大規模な団地であるUR都市機構(旧・公団)の田島団地があります。昔ながらの階段セパレート構造の5階建て集合住宅が建ち並んでいます。この団地が西浦和駅南口側の発展に貢献してきました。
 
 

高架下1階にある当駅唯一の改札口です。北東を望む。結構薄暗いです。
左が北口、右が南口で、後方には商店街が抜けていて、西側で南北の駅外へ出られます。
西浦和駅は有人駅ですが、無人になる時間帯があるため、乗車駅証明書発行機(改札外。有人改札右手前)とインターホン(改札内外)が設置されています。無人の時間帯にきっぷを購入できない場合は乗車駅証明書を受け取ってから入場し、乗車列車の車掌または下車駅で証明書を提示の上で精算して下さい。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が4通路あり、左から3番目が幅広通路です。右端には有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の右手前には自動券売機と指定席券売機がありますが、『みどりの窓口』はありません。改札内には自動精算機があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして2階にあるホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。階段とESは踊り場(中2階)を経由します。
尚、西浦和駅構内に売店・コンビニはありません。南口前にコンビニ「ファミリーマート」があります。 
 
 

また、改札口の南西側(反対側)の高架下には小さな商店街があります。南西を望む。
手前には階段があり、車いすは通れませんのでご注意下さい。
飲食店中心で、右側にはJR東日本系のカフェ「ベックスコーヒーショップ」があります。
この商店街を通り抜けると駅西側を南北方向に延びる道路に突き当たり、駅の南北へ出られます。
 
 

上り2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、照明はLEDです。
JR東日本の標準デザインで、複数の外国語も併記されています。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 27)。
 
 

西浦和駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、北東~南西方向にホームが延びています。
右(南)が2番線で上り府中本町方面が発着し、左(北)が3番線で下り西船橋方面および『むさしの号』の大宮行きが発着します。
尚、のりばとしては1番線と4番線が欠番ですが、2番線の右には1番線があり、3番線の左には4番線があります。
1番線と4番線は武蔵野線大宮支線の線路で、ホームが設置されていません。そのため大宮支線を走行する『むさしの号』は西浦和駅に停車できず、通過扱いとなります。
ホーム有効長は8両分で、2020年3月時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は普通よりやや広い程度です。
上屋はホームの端から端まで設置されています。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
 
発車メロディーは、
2番線…スプリングボックス
3番線…メロディ
です。
 
写真は3番線より武蔵野線本線・西船橋方、武蔵野線大宮支線・大宮方を望む。
 
 

 

3番線側より武蔵野線本線・西船橋方、武蔵野線大宮支線・大宮方を望む。
渡り線はなく、すぐ先で本線と大宮支線が分岐します。
 
この先、高架区間で住宅街の中を北東へ走り、大宮支線の西浦和方面線路が高々架になります。その後は大宮支線の大宮方面線路が左へカーブすると同時に本線の複線が右へカーブして両路線が分岐し、大宮支線西浦和方面線路をアンダークロスします。
 
本線はその後すぐに南区に入り、右へカーブしながら住宅街の中を東へ走ると今度は左から武蔵野線西浦和支線が接近します。そして西浦和支線の大宮方面線路をアンダークロスして進路を東南東に変えると左から西浦和支線の武蔵浦和方面線路が本線合流します。そして市街地に入り、東北新幹線と埼京線をアンダークロスして西浦和支線大宮方面線路が本線に合流すると武蔵浦和駅へと至ります。埼京線と乗換可能です。
 
一方、大宮支線も分岐後すぐに南区に入り、左へカーブしながら住宅街の中を高架で走ります。そして進路を北北東に変えると右から西浦和支線が接近し、立体交差で合流します(別所信号場)。別所信号場では東北新幹線と埼京線をアンダークロスします。埼京線にはこの地点に中浦和駅がありますが、大宮支線と西浦和支線は貨物線という事もあり旅客駅がありません。その後は丘陵地に入り、地下トンネルで住宅街の中を北上します。そして京浜東北線・北浦和駅の北方で地上に出ますが、東北貨物線(湘南新宿ラインが走行)の上下線間に顔を出します。その後は東北貨物線と合流して大宮駅へと至ります。
 
 

 

武蔵野線本線・府中本町方を望む。下写真は2番線側より撮影。
ホーム端のすぐ先で首都高速埼玉大宮線をアンダーパスすると同時に国道17号新大宮バイパスをオーバーパスします。また、道路交差の先、上下線間には保線用の側線があります。
この先、住宅や工場が混在する一帯を高架区間で南東へ走り、武蔵野線本線が大宮支線に合流します。大宮支線側が本線扱いで、これは武蔵野線が東京の南北を結ぶ貨物線としての役割を担っているためです。合流地点付近で左へカーブすると荒川河川敷に入り、朝霞市に入ると荒川を渡ります。荒川を渡り終えると農地が混在する住宅地の中を右へカーブして、新河岸川を渡ると田園風景の中を南西へ走ります。その後は住宅地の中を走るようになり、やがて市街地へ入ると北朝霞駅(きたあさかえき)へと至ります。東武東上線と乗換可能です。
 
 
あとがき
私が西浦和駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。ホームは本線にしかなく、大宮支線には存在しないため、『むさしの号』は当駅を通過します。駅前は住宅街ですが、北口にロータリーがあるのみで、狭い道路だらけでした。
 
新宿駅からですと埼京線大宮方面電車で武蔵浦和駅まで行き(種別不問、赤羽行きはNG)、武蔵野線の府中本町行きor東所沢行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、京浜東北線北行に乗り換えて南浦和駅で下車します。さらに武蔵野線の府中本町方面行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが2軒あります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、最寄りのチェーン店は駅高架下の「ベックスコーヒーショップ」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は西浦和駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)