日吉駅【神奈川県】(東急東横線、東急目黒線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市港北区の北東端に広がる市街地に位置する東急東横線と東急目黒線の駅で、2022年度には相鉄・東急直通線(東急新横浜線)が接続する予定の、
日吉駅 (ひよしえき。Hiyoshi Station) です。
 
尚、写真は2019年訪問時のもので、現在は相鉄・東急直通線の工事により状況が変化しています。ご了承下さい。
そして、横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅の記事につきましては、機会がありましたらUPしたいですが、未定ですw

⇒記事はこちら
 
 
駅名
日吉駅   
 
所在地
神奈川県横浜市港北区  
 
乗車可能路線・系統
東急電鉄:東横線目黒線、東急新横浜線  
 
隣の駅
東急東横線 (TY 13)  
渋谷方……元住吉駅   
横浜方……綱島駅  
 
東急目黒線 (MG 13)  
目黒方……元住吉駅    

  

東急新横浜線 (SH 03)  

新横浜方……新綱島駅  
    
乗換可能駅
横浜市営地下鉄:グリーンライン……日吉駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

東急の日吉駅は半地下駅で、上層の地上部にはホームを覆う形で駅ビルが設置されています。
駅ビルは駅舎部分を除き東急百貨店が運営する専門店ビル「日吉東急avenue(日吉東急アベニュー)」になっています。
東西に出入口があります。東口は段差なしで、西口の段差は階段とスロープで解消しており、バリアフリーに対応しています。東西間は駅ビルを介して自由に行き来できます。
 
写真は西口です。南東を望む。私の訪問時(2019年8月)は工事中でした。
駅ビル1階に出入口があります。左側には横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅出入口があります。
地下鉄は東急線と直交する形で西側にかけての地下に駅が設けられています。
西口前には狭い駅前広場があります。バス降車場として使用されており、タクシーは路肩などで客待ちをしています。
ちなみに駅ビル南側、ホーム直上の人工地盤上にバスターミナルが設置されていて、西口・東口双方からアクセス可能です。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に駅ビルがあります。
正面に延びる日吉中央通りの地下を横浜市営地下鉄グリーンラインが通っています。
駅西側は道路が5方向、放射状に分かれており、東京の田園調布に類似した道路構成になっていますが、全体的に道路が狭いです。
駅前には商店街が形成されていて賑やかです。駅東側に慶應義塾大学日吉キャンパスがあるため、学生街の雰囲気も感じられます。
駅から離れると住宅街が広がっています。多摩丘陵に位置するため起伏が大きく、坂道が多いです。南西側には山林も残っています。
約400m南西には慶應義塾普通部(中学校)があります。
 
 

こちらは東口です。北西を望む。
中央に出入口があり、左側が駅舎と「日吉東急アベニュー南館」、右側が「日吉東急アベニュー本館」です。
駅ビル手前には南北方向(左右方向)に綱島街道(県道2号線)が通っています。
尚、東口には駅前広場がありません。バスは駅ビル南側のバスターミナルおよび駅北側(右側)の綱島街道沿いに発着します。
 
 

東口駅前です。東を望む。後方に駅前があります。
手前を左(北)~右(南)に延びる道路は綱島街道です。
駅東側、写真正面一帯には慶應義塾大学日吉キャンパスが広がっています。奥へ延びる銀杏並木は日吉キャンパスのシンボルになっています。
日吉キャンパス内には慶應義塾高等学校があり、キャンパス東側の直下を東海道新幹線がトンネルで南北方向に通過しています。
そして、日吉キャンパス入口(写真右前方)および綱島街道沿いには地下鉄グリーンラインの出入口があります。
慶應義塾大学日吉キャンパスの外縁部は住宅街が広がっています。
約850m北東には日吉神社があり、約950m北東には慶應義塾大学矢上キャンパスがあります。矢上キャンパスの直下にも東海道新幹線の短いトンネルがあります。
 
 

 

駅ビル1階にある改札口です。2枚とも南を望む。右が西口、東が南口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。写っていませんが左から3番目に幅広通路(ワイド改札口)があります。右端には窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
左側(改札外)には東急系の売店「toks(トークス)」があります。改札内の上りホームにも「toks」があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。改札内には飲料自動販売機もあります。
下層の地下1階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
そして、通路の後方が「日吉東急アベニュー本館」で、上写真の改札口の上層階は「日吉東急アベニュー南館」です。2階と3階には本館と南館を結ぶ連絡通路があります。
 
 

 

こちらは地下3階、横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅改札外コンコースにある横浜市営地下鉄連絡改札口です。上写真は西を、下写真は北を望む。
尚、当改札は乗換専用改札ではなく、駅外からも利用可能ですが、東急線の場合は1階の改札の方が圧倒的に便利なので、この改札を利用する人はほぼグリーンラインとの乗換客になります。出入口は東急駅の東西に設置されています。東西の出入口ともバリアフリーに対応しています。
上写真の後方、下写真の右手にはグリーンラインの改札口があります。そのため、両路線を乗り換える際は一旦改札外へ出る形になります。
グリーンラインの駅はさらに下層に設置されています。
 
西方向(6通路)と北方向(3通路)、2方向に自動改札機が設置されています。上写真の左奥に北方向の改札機があります。
西方向の右から3番目の自動改札通路はワイド改札口で、西方向の右端には有人通路があります。北方向は無人です。
西方向改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
改札内にトイレはありません。また、地下3階に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
そして、上層の地下1階との間には階段・上下方向ES・EVの設備があり、バリアフリーに対応しています。
 
 

1番線に設置されている東横線の吊下式駅名標です。電照式(行灯式)です。
東急の標準デザインで、下部のラインは東横線のラインカラー(赤)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 13)。
 
 

こちらは東横線駅名標の反対側、2番線に設置されている目黒線の駅名標です。
下部のラインは目黒線のラインカラー(水色)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (MG 13)。
尚、東急では系統ごとに駅ナンバリングが付与されているため、元住吉駅は正式には東横線の単独駅ですが、目黒線にも独自の駅番号が付与されています。
また、現在は横浜方の隣駅が空欄になっていますが、2022年度に東急新横浜線が開業した暁には「新綱島」の文字が刻まれる予定です。

 

 

2023年撮影。

東急新横浜線開業により、駅名標が更新されました。

新たに新綱島駅が書かれています。

東急新横浜線のラインカラーは紫色、駅番号は「SH 03」です。

   
   

東急線の日吉駅は島式ホーム2面4線の半地下構造(掘割を駅ビルや人工地盤で覆う形)で、地下1階に相当します。概ね南北方向にホームが延びています。
左ホーム(東)の左が1番線(東横線下り横浜、元町・中華街方面)、右が2番線(目黒線下り当駅止まり列車が発着。将来は東急新横浜線の新横浜方面・相鉄線方面)です。
右ホーム(西)が左が3番線(目黒線上り目黒、東京メトロ南北線・都営三田線方面)、右が4番線(東横線上り渋谷、東京メトロ副都心線方面)です。
2019年8月時点のホーム有効長は、東横線の1番線と4番線は10両分、目黒線の2番線と3番線も10両分です(実質6両分)です。2番線と3番線の終端方(手前側)は東急新横浜線建設工事により使用中止となっています。
ホームドアは1番線と4番線が10両分、目黒線・東急新横浜線用の2番線と3番線が目黒寄り(奥側)の6両分に設置されています。2・3番線にて東横線列車の客扱いできません。尚、目黒線は2022年上期に8両編成運転開始が予定されていて、ホームドアが8両分に延伸される予定です。
ホーム全体が駅ビルおよび人工地盤に覆われているため、雨に濡れる心配はありません。
写真は2番線より東横線・横浜方、目黒線・終端方を望む。
 
 

こちらは2番線より東横線・渋谷方、目黒線・目黒方を望む。右から1番線~4番線の順です。
2・3番線ホームの終端方(手前側)は東急新横浜線建設工事により使用中止となっています。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機、冷水器が設置されています。3・4番線には売店「トークス」があります。
そして各ホームの横浜寄り(手前側)には1階改札口とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが、各ホームの渋谷寄りには地下3階横浜市営地下鉄連絡改札口とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが、それぞれ設置されています。
 
 

2番線より東横線・渋谷方、目黒線・目黒方を望む。
これより先、外側2線が東横線、内側2線が目黒線の方向別複々線となり、田園調布駅まで続きます。また、すぐ先に目黒線から東横線への片渡り線があります。(下りは東横線→目黒線)。
この先、すぐに地上に出ますが、地形の関係で一気に高架区間になります。右へカーブしながら住宅街の中を走り、進路を北東に変えてしばらくすると矢上川を渡って川崎市中原区へと入ります。その後は住宅街の中を左へカーブして進路を北北東に変え、地平にある元住吉検車区の高架部を走り続けると元住吉駅へと至ります。横浜方からは直接元住吉検車区に入れず、武蔵小杉駅でスイッチ縛して入庫する形になります(横浜方面への直接出庫は可能。元住吉駅南側で出庫線が東横線下り線に合流します)。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも東横線・横浜方、目黒線・終端方を望む。
これより先は東横線のみの複線区間になります。2019年時点で目黒線は引上線2本を有して最終的に行き止まりになっていますが、この引上線が地下へ潜る東急新横浜線へと転用される予定です。その結果、引上線がなくなるため、代わりに新たに引上線が1本設置される予定です。

 

 

こちらは2番線より2023年撮影。

上述のような配線へと変わりました。東横線の内で東急新横浜線が地下へ入りますが、その東急新横浜線の上下線間に引上線が1線新設されています。そのため、地下トンネルへの出入口は単線×2本になっていて、出入口の先で上下線が合流し複線トンネルになります。
 
東横線はこの先、すぐに地上に出ますが、地形の関係で一気に高架区間になります。その後は右へカーブして住宅街の中を南南西へ走るとやがて市街地に入り、綱島駅へと至ります。

 

一方、東急新横浜線は東横線の地下を南下し、やがて東横線から東へ離れ、綱島市街地の東側に差し掛かると新綱島駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東急の日吉駅で下車(乗車)したのは2008年、2016年、2019年の計3度です。2008年と2016年は横浜市営地下鉄グリーンラインとの乗換時に下車(乗車)しましたそして2019年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。半地下駅で、地上に駅舎がありますが、駅舎は専門店ビル「日吉東急avenue」と一体になっていて大きかったです。駅前ですが、西側には田園調布と同じく放射状に道路が整備された市街地が広がっていて、東側一帯には慶應義塾大学日吉キャンパスが広がっています。
 
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急東横線の各駅停車に急行(通勤特急以下)に乗り換えて当駅下車です。特急にご乗車の場合は武蔵小杉駅で下車し、東横線の各駅停車または目黒線電車に乗り換えて当駅下車です。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線の渋谷・横浜方面行き電車に乗っても到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車し、横浜線上り(快速or各停)に乗り換えて菊名駅まで行きます。そして東急東横線の上り電車(特急を除く)に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅近くに複数のコンビニがあります。飲食店もチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急東横線、東急目黒線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は日吉駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、日吉東急アベニューのHP、慶應義塾大学のHP、Google地図、Wikipedia)