綱島駅【神奈川県】(東急東横線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市港北区東部、鶴見川北岸に広がる住宅街に位置する東急東横線の急行停車駅で、駅前は市街地化されており、多くの商店が立地している、
綱島駅 (つなしまえき。Tsunashima Station) です。
 
 
駅名  
綱島駅 (TY 14)  
 
所在地  
神奈川県横浜市港北区  
 
乗車可能路線  
東急電鉄:東横線  
 
隣の駅  
渋谷方……日吉駅  
横浜方……大倉山駅  
 
訪問・撮影時  
2021年7月
 
 

綱島駅は高架駅で、1963年に高架化されました。2階にホームが、高架下1階に駅舎・改札口があります。
改札は南北の2ヶ所、出入口は南側の東西と北側高架下にあります。いずれの出入口もバリアフリーに対応しています。
また、南側コンコースは通り抜けが可能で、東西自由通路を兼ねています。
高架下には東急系の商業施設「エトモ綱島」のテナント店舗が入居しており、1階南側には東急系のスーパー「東急ストア」があります。
北口の北東側にはバスターミナルが設けられていて、乗り場へは高架下通路からアクセスする形になります。
そして、東口と北口の間には駅外の通路で結ばれており、この通路には屋根が付いていて雨に濡れずに移動可能です。
 
写真は東口です。北を望む。
左側高架下に出入口があります。出入口に段差はありません。
奥にはバスターミナルがあり、その左側高架下に後述の北口があります。
尚、綱島駅は駅前が手狭で、駅前広場やロータリーが設けられていません。バスターミナルはあるものの、公式なタクシー乗り場は存在しません。しかし、左後方の側道の路肩に常時タクシーが待機しています。
 
 

東口駅前です。東を望む。
右後方に東口があり、左後方に北口とバスターミナルがあります。
駅前は市街地で、雑居ビルが多いです。多くの商店が立ち並んでいます。
しかし、約80m先で東横線と並行する綱島街道(県道2号線)の東側は一気に商店が少なくなり、住宅街が広がっています。駅周辺は鶴見川沿いの低地ですが、北側は台地にかかるため、起伏に富んでいます。畑も残っています。
また、綱島街道沿いでは訪問した2021年現在、日吉駅と新横浜駅を結ぶ地下新線・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の新綱島駅(地下駅)が建設中です。2023年3月に開業予定です。
そして、綱島駅周辺には綱島温泉があり、以前は多くの温泉旅館が営業していましたが、今は少数の日帰り入浴施設と温泉銭湯が営業しているのみです。
 
 

東口駅前です。南を望む。
右前方に東口があり、右後方に北口とバスターミナルがあります。
側道を前方へ進むと約80m先で駅前の東西を結ぶ幹線道路である県道106号線に突き当たります。
この側道は北行一方通行ですが、この狭い道を路線バスが頻繁に通ります。
側道右側の路肩にはタクシーが待機しています。
駅南側も市街地で、商店が多いです。
南へ270mほど進むと、綱島街道の鶴見川を渡る橋(大綱橋)に到達します。
 
 

 

こちらは西口です。上写真は北を、下写真は南東を望む。
出入口に段差はありません。
西口は駅前を南北方向に延びる道路に面した出入口部分に2階建てのビルがあり、1階に通路とシュークリーム店「ビアードパパ」、2階にカフェ「スターバックスコーヒー」が入居しています。
こちらの西口も駅前広場はありません。路線バスは東側にしか発着しません。
南北方向の駅前道路沿いには商店街が形成されています。電柱が地中化されており、すっきりとした景観です。
 
 

西口駅前です。西を望む。右後方に西口があります。
西へ延びる道路沿いには商店街が形成されていますが、綱島駅は駅前道路が狭いです。
東側より西側の方が栄えている印象で、人通りも西口側の方が多いです。
こちらも駅から離れると住宅街へと変わります。北側は台地で起伏に富んでおり、山林も残っています。
 
 

西口駅前です。南を望む。左手に西口があります。
南へ延びる道路沿いには商店街が形成されています。写真奥へ70mほど進むと県道106号線と交差します。
県道106号線沿いには比較的大きなビルが建ち並んでいます。
そして県道の南側の鶴見川沿いは一部が再開発されており、より大きなビルや商業施設が立地しています。
鶴見川沿いは平坦で、駅から離れると比較的整然とした道路割の住宅街が広がっています。一戸建て住宅も多くみられます。
 
 

 

高架下1階にある正面改札口です。2枚とも北方向を望む。
右が東口、左が西口で、東口を出て高架橋沿いの屋根付き通路を北へ進むと北口およびバスターミナルに到達します。西口手前には「スタバ」と「ビアードパパ」があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が中央の柱を挟んで左に4通路、右に5通路、計9通路あり、中央の通路(左右から5番目)が幅広通路(ワイド改札口)です。左端にはウォークイン型の有人通路があり、中にはカウンター形式の窓口が設置されています。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内コンコースにあります。改札内にはAEDもあります。
改札内コンコースを前方へ進むと、後述の北口改札があります。
上層2階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
そして、改札口の右後方(改札外)にはミニコンビニ「LAWSON+toks(ローソンプラストークス)」があり、左後方の高架下には「おむすび権米衛」とスーパー「東急ストア」があります。改札内は上り2番線ホームに売店「LAWSON+toks」がありますが、営業時間が短く、休業日も設定されていると思われるため、注意が必要です。
また、改札内コンコースには小田急系のベーカリー「HOKUO」があります。
 
 

こちらは北口出入口です。南を望む。駅名看板はありません。
駅北側のガード下に出入口があります。歩道との間に段差はありません。
左側にはバスターミナルがあり、その脇を奥へ進むと北口改札口に到達します。
北口にも駅前広場は整備されていません。バスターミナルは公共の場ではなく東急バスの私有地であるため、駅前広場には該当しません。
 
 

北口駅前です。東側より南を望む。
右側の高架下に北口出入口があります。
その高架下にはバスターミナルも設置されています。ロータリー形式ではなく、バスがバックしてプラットフォームに入る方式になっています。
バス乗り場の出入口は高架下の北口通路に面して設けられていますが、左の道路側から出入する人も見られました。
バスターミナルの南側高架下には北口改札口があります。
また、バスターミナルの先(右奥)には前述の東口があります。バスターミナルと東口の間は高架橋沿いに設置されている屋根付き通路を経由すれば到達できます。
 
 

北口駅前です。東を望む。
右後方の高架下に北口出入口があり、右手にバスターミナルと東口があります。
駅北東側はビルやマンションが多くみられるものの、東口駅前と比較して商店は少ないです。
約80m前方へ進むと綱島街道と交差します。綱島街道の東側と北側は住宅地が広がっており、北側は台地になっています。約400m北東の丘陵上には諏訪神社が鎮座しています。
 
 

北口駅前です。西を望む。左後方の高架下に北口出入口があります。
駅北西側もビルやマンションが多いですが、やはり西口駅前と比較して商店が少ないです。
前方の交差点を左折して80mほど南下すると西口に到達します。西口への道路沿いには商店街が形成されています。
また、駅から離れると住宅街が広がっていますが、北西側は起伏に富んでいます。
交差点を右折すると、公園坂と呼ばれる道路に入ります。約200m北の丘陵上には綱島公園があり、その出入口前には綱島稲荷神社が鎮座しています。
 
 

こちらは高架下1階北側、2001年に開設された北口改札口です。南を望む。
後方にバスターミナル(バス乗り場)および北口出入口があり、左前方には東口に通じる屋根付き通路があります。
北口は開設当初より駅員無配置で、窓口が設置されていません。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、中央が幅広通路(ワイド改札口)です。改札内外とも左側の壁面にはインターホンがあります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
改札内コンコースは正面口改札と共用になっています写真奥には正面口改札があります。
尚、北口構内(改札外)に売店・コンビニはありません。駅の外の東西にコンビニがあります。
 
 

下り1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
東急の標準デザインで、下部のラインは東横線のラインカラー(赤)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 14)。
 
 

 

綱島駅は相対式ホーム2面2線の高架構造ですが(2階相当)、地形の関係で渋谷方の端(手前側)が地平構造になっています。
ホームは北北東~南南西方向に延びています。
左ホーム(東)が1番線で下り横浜方面および横浜高速鉄道みなとみらい線方面、右ホーム(西)が2番線で上り渋谷方面および東京メトロ副都心線方面です。
ホーム有効長は10両分で、ホームドアが設置されています。ホーム幅は横浜方(奥)が広いものの、のちに延伸された渋谷方は特に狭くなっています。
上屋は横浜方の8両分に設置されています。上屋の一部が太陽光を透過する素材になっています。10両編成列車(特急・急行の一部)の場合、渋谷方の2両が上屋からはみ出すので、雨天時に綱島駅で下車される場合は横浜方の8両にご乗車になって下さい。横浜寄りの高架下1階に駅舎・各改札口があります。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されており、少なくとも1番線には冷水器もあります(2番線にも存在すると思われます)。また、2番線の横浜寄りには売店「LAWSON+toks」がありますが、営業時間が短く、休業日も設定されていると思われるので、ご利用の場合はご注意下さい。
写真は2枚とも2番線より横浜方を望む。
 
 

こちらは2番線より渋谷方を望む。
手前の横浜方はホーム幅が広くなっています。
また、1階各改札口とを結ぶ階段・上下ES・EVはホーム中ほどから手前の横浜寄りにかけて設置されています。
 
 

1番線より渋谷方を望む。駅北側は丘陵地になっており、ホーム端は地平レベルの高さになっています。
この先、丘陵地の中を北北東へ走りますがすぐに高架区間に戻り、住宅街の中を走ります。しばらく走ると左へカーブして進路を北寄りに変え、高架から掘割に変わる過程で上下線が離れます。その上下線間に東急目黒線の引上線が現れ(将来は東急新横浜線が地下トンネルから顔を出す予定)、掘割区間に入ると日吉駅へと至ります。東急目黒線と同一ホームで乗換可能で、横浜市営地下鉄グリーンラインとも乗換できます。
 
 

2番線より横浜方を望む。
この先、左へカーブしながら高架区間でビルやマンションの間を走ると、進路を南に変えて鶴見川を渡ります。その後は緩やかに右へカーブして、地平区間で住宅街の中を南下します。そして左から保線用と思われる側線が下り線に合流すると掘割区間に入りますが、左へカーブしてすぐに掘割区間を出ると大倉山駅へと至ります。地形の関係で横浜方(南)は高架構造になっています。
 
 
あとがき  
私が綱島駅で下車(乗車)したのは2021年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。急行停車駅ですが、2面2線のみと構内は小規模です。駅北側にはバスターミナルがありますが、狭い土地を有効に利用しています。また、地図で見ると周辺は丘陵地もありさほど賑わっていないと思いきや、駅を出てみると駅前は市街地で商店が多く、人通りも多い事に驚きました。今後、駅東側に東急新横浜線の新綱島駅が開業すると一定数の乗客が新綱島駅へ移行し、綱島駅の利用客が若干減少すると予想しますが、果たしてどうでしょうか? 
  
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急東横線の急行に乗り換えて当駅下車です。特急は通過しますのでご注意下さい(自由が丘駅または武蔵小杉駅で東横線の急行または各駅停車にお乗り換え下さい)。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線渋谷方面の東横線直通電車(東横線内で急行になる電車)にご乗車になれば乗り換えなしで当駅に到達できます。特急やFライナーにご乗車の際は自由が丘駅または武蔵小杉駅で後続の急行or各駅停車にお乗り換え下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅へ。横浜線の上り快速or各停に乗り継いで菊名駅まで行き、さらに東急東横線の上り列車(急行or各駅停車)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内改札外と上り線ホームにあり(ホームの店舗は営業時間が短く休業日もあります)、駅前にも複数あります。一方、飲食店はチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急東横線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は綱島駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)