新綱島駅【神奈川県】(東急新横浜線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市港北区中央部、東急東横線・綱島駅の東約200mに広がる住宅街の地下に位置する東急新横浜線の駅で、同線唯一の単独駅である(綱島駅と同一駅扱いではない)、
新綱島駅 (しんつなしまえき。Shin-tsunashima Station) です。
 
尚、写真は開業間もない2023年4月撮影のものです。
現在は駅前(地上)の様子が変化していますが、ご了承願います。
 
 
駅名  
新綱島駅 (SH 02)  
 
所在地  
神奈川県横浜市港北区  
 
乗車可能路線  
東急電鉄:東急新横浜線  
(※)東急電鉄:東横線綱島駅が約150m西にありますが、同一駅扱いにはなっていません。但し、両駅が近接しているため、両駅から日吉・渋谷方面の運賃は同額に設定されています(新綱島~日吉間は東急新横浜線の加算運賃が設定されていません)。また、日吉~綱島を含む定期券で新綱島駅での下車(乗車)が可能で、日吉~新綱島を含む定期券で綱島駅での下車(乗車)が可能です(東急電鉄のHP、Wikipediaを参照)。  
   
隣の駅  
新横浜方……新横浜駅  
日吉方………日吉駅  
   
訪問・撮影時  
2023年4月  
 
 
駅概要 (2023年4月時点)  
駅形態……………地下駅(2023年3月開業)。
駅舎………………地下1階(でもかなり深いです)。ホームは地下4階。
出入口……………北口、南口、エレベーター出入口(中央部)。
バリアフリー……○(エレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホームに設置。
駅前広場…………×(新綱島スクエアと一緒に整備されるかもしれません。

          バス停は西側の綱島街道上または綱島駅東口バスターミナルに有)。
 
 



北口です。南方向を望む。
新綱島駅はかつて存在した「綱島ラジウム温泉 東京園」の跡地の地下にあります。
綱島駅北口から続く東西方向の通りに面して設けられています。
階段・上下方向エスカレーターの設備があります。
撮影当時は駅直上にオープン予定の複合施設「新綱島スクエア」が建設中で、出入口前にも仮囲いがあり、物々しい雰囲気でした。
 
 

北口出入口より北方向を望む。
2023年4月時点では通路がクランク状になっていますが、「新綱島スクエア」完成後は動線がスッキリすると思われます。
 
 

北口駅前です。西を望む。左に北口出入口があります。
前方には県道2号線(綱島街道)との交差点があり、さらに直進すると北口から200mほどで東急東横線・綱島駅北口に到達します。
綱島駅北口にはバスターミナルが併設されています。
新綱島駅前は住宅街で商店は少ないですが、綱島駅前には商店街が形成されています。
 
 

北口駅前です。東を望む。右に北口出入口があります。
東側は住宅街が広がっていて、商店は少ないです。
駅前は概ね平坦ですが、北口の北側には小高い丘があります。
 
 


南口です。北方向を望む。
こちらは北口ほどの利用がないと踏んでか、下りエスカレーターの設備がありません。
奥にはエレベーター出入口があります(後述)。
2023年4月時点において、出入口左側では「新綱島スクエア」の建設工事の真っ最中でした。今は一部が完成していると思われます。
 
 

記事を執筆した2023年10月の時点では、南口と改札の間・地下中1階踊り場に「区民文化センター口」が開設されています。
撮影当時(2023年4月)は区民文化センター口が準備工事中の段階でした。
南(地上出入口方)を望む。
 
 

南口出入口より南を望む。
当時はまだ東急新横浜線の残工事が続いていました。
写真奥を鶴見川が右から左へ流れています。
 
 

南口駅前です。北西を望む。右に南口出入口があります。
前方には綱島街道との綱島交差点があり、さらに直進して東横線のガード前で右折すると、南口から250mほどで綱島駅南口に到達します。
綱島駅へ行くには北口からの方が近いかもしれませんが、綱島駅前の商店街へ行くには目的地により南口が有利な場合もあります。
また、奥へ延びる通りの左側(南側)、鶴見川との間の一帯は比較的整然とした市街地・住宅街で、マンションやビル、大中の商業施設が建ち並んでいます。
 
 

南口駅前です。東を望む。左に南口出入口があります。
東側は住宅街が広がっていて、商店は少ないです。
少し右側を鶴見川が流れています。
また、約650m東を東海道新幹線が南北方向に通っています。
 
 


こちらはエレベーター出入口です。南を望む。北口と南口の中間にあります。
前方が南口(出入口の右手に奥への通路が延びています)、後方が北口ですが、当時は北口との通路が存在せず、北側は西の綱島街道から通路が延びていました(現在もそうかもしれませんが)。
右側は「新綱島スクエア」の建設工事中でした。
もしかしたら左側または後方(北側)には駅前広場が整備されるかもしれませんが、詳細は不明です。
 
 

当時、EV出入口から北側への通路を撮影。
一旦は北へ進みますが、右前方にある北口まで行けず、左へ曲がりました。
 
 

そしてひたすら工事区画のフェンスの中を西へ進むと、綱島街道に出ました。
 
 


地下1階にある改札口です。上写真は東方向を、下写真は南方向を望む。
上写真左・下写真後方が北口とエレベーター出入口方面、上写真右・下写真前方が南口と区民文化センター口方面です。
 
駅員配置…………あり(有人駅。駅員不在時に備え、改札窓口前に内外共用のインターホン有)。
自動改札機………あり(6通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………あり(窓口に面した右端通路。点字ブロック設置)。
幅広通路…………あり(右から2番目の自動改札通路。

           東急では「ワイド改札口」と案内されています)。
窓口………………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………あり(ICチャージ可)。
トイレ……………改札内(多機能トイレ併設)。
改札外設備………AED・コインロッカー。

改札内設備………飲料自動販売機・有料スマホ充電設備。
売店………………なし。  
コンビニ…………なし(最寄店舗は北口の約100m西「ミニストップ」←2023年4月時点)。
 
そして地下4階の深さにあるホームとの間は階段2ヶ所・上下方向エスカレーター(上り2基・下り1基)・エレベーター1基で結ばれています。階段とESは地下3階踊り場を経由します。
新綱島駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

上り2番線に設置の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDと思われます。
東急の標準デザインで、東急新横浜線のラインカラーである紫色が使用されています。
駅ナンバリングは「SH 02」ですが、番号は終点方の日吉駅から付番されています。
東急新横浜線の起点駅は日吉駅ではなく新横浜駅ですが、運行上は新横浜方面が「下り」、日吉方面が「上り」です。
 
 

こちらは下り1番線の側壁に埋め込まれている駅名標です。電照式です。
 
  


駅構造……地下駅(B4F)。南南西~北北東方向。
配線………島式ホーム1面2線。
 
右(東)が1番線で下り新横浜方面および相鉄新横浜線直通西谷・海老名・湘南台方面、左(西)が2番線で上り日吉方面および東横線直通渋谷方面・目黒線直通目黒方面です。
  
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………あり。
ホーム幅…………全体的に広いですが、手前の新横浜方は狭くなっています。
上屋(屋根)………地下駅なので雨に濡れません。 
ホーム上設備……ベンチ。
 
ホーム上に飲料自動販売機はありません。
   
2枚とも2番線より日吉方を望む。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも新横浜方を望む。左が1番線、右が2番線です。
手前の日吉方はホーム幅が広いです。
また、ホーム深さは地下34.9mで、相当なものです。すぐ南で鶴見川をくぐる事が要因かと思われます。ちなみに東急新横浜線は大深度法の適用は受けていません。
 
 


日吉方を望む。下写真は2番線(上り線)を撮影。
駅部分は開削工法で建設されましたが、ホームを離れるとすぐに単線シールドトンネル2本へと切り替わります。
この先、東急東横線東側に広がる住宅街の地下を北北東へ走りますが、綱島街道をくぐると右へカーブして、東急東横線の直下に入ると進路を北東に変えます。その後も地下を走り続け、やがて上り勾配になり、左へカーブして進路を北北東に変えると地上に出て、東横線上下線間を走るようになりますが、東急新横浜線の上下線間には東急目黒線の引上線1線が挟まります。そして東横線や引上線と同じレベルの高さになると日吉駅へと至ります。東急新横浜線の線路はそのまま東急目黒線へと続きます。東急新横浜線の列車は全列車が目黒線または東横線へ直通します。
 
 


2番線より新横浜方を望む。
こちらの新横浜方は複線シールドトンネルになっています。鶴見川をくぐるため下り勾配になっています。
この先、鶴見川をくぐってから一旦東横線の直下に入って南下し、大倉山駅の直下を通過しますが、東急新横浜線には大倉山駅がありません。工事の難易度の高さが理由のようです。その後は右へカーブして東横線を離れ、住宅街の直下を走ってから横浜市道環状2号線の直下を南西へ走り、ビル街に入ると新横浜駅へと至ります。一部の列車は当駅で日吉方面へ折り返しますが、大半の列車はその先へ続く相鉄新横浜線へと直通運転します。
 
 
あとがき   
下車(乗車)時・・・2023年(駅訪問の為)。          
  
1面2線の地下駅で、近くに地下路線が存在しないのですが、ホームはホームは地下34.9mの深さにあります。すぐ南側で鶴見川をくぐることなどが理由かと思われます。地上は住宅街ですが、駅の直上には2023年春時点で複合施設「新綱島スクエア」の建設が行われていました。完成後は駅前の姿が一変すると思われますが、綱島駅前より閑散とした駅前の印象は大きく変わらないかもしれません…。
 
鉄路のみで (ルートは一例です) 
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。

       山手線~渋谷から東急東横線経由新横浜方面列車に乗車。

       但し本数が少ないので、日吉で東急新横浜線に乗り換える選択肢もあり。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。東海道新幹線で新横浜→東急新横浜線に乗継。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は北口の約100m西「ミニストップ」)    
飲食チェーン店・・・あり (綱島駅前に多数あります)   
 
大阪からの到達難易度も高くありません。東急新横浜線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新綱島駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)