三河高浜駅【愛知県】(名鉄三河線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
「三州瓦」の生産地として有名な愛知県高浜市の中心市街地に位置する名鉄三河線の駅で、1994年に橋上駅舎化され、さらに駅前も整備されて市の玄関口にふさわしい景観になったものの、駅集中管理システムの導入により高浜市の代表駅でありながら無人駅になってしまった、「三高(さんたか)駅」とも呼ばれる
三河高浜駅 (みかわたかはまえき。MIKAWA TAKAHAMA Station) です。
 
三河高浜駅のある高浜市では、【鬼師×鬼滅の刃“鬼コラボ”】として、国の伝統的工芸品に指定されている「三州鬼瓦工芸品」を制作する「鬼師」と呼ばれる職人とTVアニメ・映画「鬼滅の刃」のコラボ企画が2020年10月30日から2021年1月29日の間、開催されています。尚、新型コロナウイルス感染症の影響如何でイベントが中止・延期・変更になる可能性があり、事前に最新情報を高浜市公式ホームページ内特設サイト及びコラボレーション公式Twitterで確認して下さい。そして期間中、高浜市役所前には「鬼滅の刃」瓦モニュメントが展示されています。駐車場があまりありませんので、会場へは名鉄三河線をご利用下さい!
(高浜市ホームページの鬼師×鬼滅の刃“鬼コラボ”のサイトより。一部本文を引用。期間終了後はリンク切れ注意)
 
 
駅名
三河高浜駅 (MU 06)
 
所在地
愛知県高浜市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:三河線 【海線】 
 
隣の駅
知立方……吉浜駅 
碧南方……高浜港駅 
 
訪問・撮影時
2019年1月
 
 

三河高浜駅は地平駅で、1994年に完成した橋上駅舎を有しています。
橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていて、駅外と橋上駅舎の間は階段とエレベーターで結ばれています。
写真は正面口に相当する西口で、地平からの階段・EVのほか、北側にある高浜市三高駅西駐車場や西側の再開発複合マンション「サンコート三高」と橋上駅舎を結ぶペデストリアンデッキが伸びています。
西口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていますが、バス停留所は西口側にはなく、東口側のみに設けられています。
 
 

 

西口駅前の様子です。
上写真はペデストリアンデッキより南西を、下写真は駅前広場より西を望む。いずれも後方に橋上駅舎があります。
西口側は古くからの市街地ですが、再開発により駅前には高層マンションが林立しています。しかしながら商店は少ないです。
また、再開発は駅前しか行われておらず、駅前を離れると昔ながらの町並みが広がっています。
約450m南西に高浜市役所が、約500m北西には春日神社などの神社が鎮座する大山緑地があります。
そして、1.2kmほど西には衣浦湾が広がっていますが、埋立により川のようになっています。
 
 

こちらは東口です。北西を望む。
東口も駅外と橋上駅舎の間には階段とエレベーターが設置されています。
また、橋上駅舎階段の踊り場が北側にある再開発複合マンション「ラビデンス高浜S.T」2階と直結しています。
東口側にもロータリーを有する駅前広場が整備されていて、こちら側に高浜市コミュニティバス「いきいき号」の停留所が設けられています。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。後方に橋上駅舎があります。
こちらの東口側は元々駅裏で、以前は多くの工場が立ち並んでいましたが、区画整理と再開発により現在は整然とした住宅地が広がっています。商店は少ないです。
約450m東に高浜市立高浜中学校が、約850m南東には愛知県立高浜高等学校があります。高浜高校の北には高浜郵便局があります。
 
 

橋上階にある改札口の様子です。北を望む。三河高浜駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左が西口、右が東口です。
高浜市の代表駅でありながら駅集中管理システム導入により2005年に無人駅化されました。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が3通路あり、左端はICカード専用、窓口跡に面した右端は幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
また、改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
入場時、ICカードの残額が不足している場合はICカードを改札機にタッチして入場し(残額0円でもタッチの上で入場可能)、改札内または下車駅のチャージ機でチャージする必要があります。
そして改札を通って正面には1階にあるホームとを結ぶ階段、エレベーターが設置されています。
改札を入って左側にはトイレがあります(多機能トイレはありません)。
尚、三河高浜駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもコンビニがありませんのでご注意下さい(最寄りの店舗まで約300m離れています)。
改札口の左手前には飲料自動販売機があり、その左側には三州瓦や吉浜人形など高浜市の物産品を展示しているショーケースがあります。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (MU 06)。
駅ナンバリング部分には三河線海線のラインカラーであるパープルが使用されています。
尚、駅ナンバリングの「MU」ですが、「M」は三河線、「U」は海線を意味しています。
 
 

三河高浜駅は島式ホーム1面1線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
左(西)が1番線(下り知立方面)で、右(東)が2番線(上り碧南方面)です。方面ごとに発着番線は固定されています。
ホーム有効長は4両分で、ホーム幅は全体にわたり一定の広さが確保されていますが、階段部分などは狭くなっています。
上屋は碧南方の3両半程度に設置されていて、ホーム南側(手前側)は橋上駅舎に覆われています。
ホームには待合室(ベンチあり。空調は?)と飲料自動販売機が設置されています。
写真は1番線側より知立方(北)を望む。
 
 

1番線側より知立方を望む。
この先、右へカーブして住宅地の中を北上し、国道419号線をアンダーパスします。そして、しばらく直進した後に右へカーブすると進路を北北東に変え、左から県道50号が寄り添うと吉浜駅へと至ります。
 
 

2番線側より碧南方を望む。
この先、右へカーブして住宅地の中を南下し、右手に高浜市立高浜小学校を見て走ると程なくして高浜港駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が三河高浜駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。三河線では珍しく橋上駅舎が設置されていますが、無人駅だった事に驚きました。駅前は再開発によりマンションが立ち並んでいる一方、商店が少なく中心市街地に活気がないのが印象的でした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、東海道本線上り豊橋方面に乗り換えて刈谷駅で下車します。そして刈谷駅から名鉄三河線の碧南行きに乗車して当駅下車です。名鉄名古屋駅から名鉄に乗っても知立駅乗換で到達可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます(刈谷経由or知立経由)。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店、飲食店は一切ありません。最寄りのコンビニは東口の約300m南にある「ファミリーマート」になります。最寄りのスーパーは約450m南東の「ヤマナカ」になります。また、最寄りの飲食チェーン店は約400m南東の「吉野家」になりますが、半径1km以内ですと結構多くのチェーン店があります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄三河線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は三河高浜駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:名鉄のHP、高浜市のHP、Google地図、Wikipedia)