岩本町駅【東京都】(都営新宿線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区北東部の、神田川南岸に広がる市街地に位置する都営新宿線の駅で、当初は小駅の地位に甘んじていたものの、2000年代以降になると近くにある各社の秋葉原駅との連絡運輸が始まり利便性が向上し、乗換駅として認知され乗降人員が上昇傾向にある、都営新宿線における「秋葉原 (アキバ)」への最寄駅かつ千代田区最東端の駅、
岩本町駅 (いわもとちょうえき。Iwamotocho Station) です。
 
 
駅名
岩本町駅  (S 08)
 
所在地
東京都千代田区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:新宿線【都営新宿線】 
 
隣の駅
新宿方………小川町駅 
本八幡方……馬喰横山駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:日比谷線……秋葉原駅まで徒歩8分
JR東日本:山手線京浜東北線中央・総武緩行線……秋葉原駅まで徒歩10分

首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス (常磐新線)……秋葉原駅まで徒歩15分
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

岩本町駅の南西側出入口に相当するA1出入口前より東を望む。右側の古びたビル1階に階段のみのA1出入口があります。
左側を手前(西)~奥(東)に延びる道路は靖国通り(都道302号線)で、地下を都営新宿線が通っていて前方地下に岩本町駅があります。
靖国通りの反対側(写真左外)には単独の出入口であるA2出入口(階段のみ)が、その前方(写真左)には換気設備併設のA6出入口(エレベーター専用)があります。
そして約100m先には南北方向に延びる昭和通り(国道4号)との交差点で、南南東方向へ水天宮通り(北行一方通行)が分岐する岩本町交差点に到達します。
昭和通りの高架部には首都高速1号上野線が通っています。
 
 

岩本町交差点西側より西を望む。後方に岩本町交差点があります。
手前(東)~奥(西)の道路は靖国通りで、この地下に岩本町駅があります。
靖国通り左側のビル街にA1出入口があり、右側(北)の「大阪王将」東側(写真右外)にA6出入口が、右側の白いビルの先にA2出入口があります。
岩本町地区は基本的にオフィス街で、商店は少ないです。秋葉原の雰囲気は感じられません。
左へ分かれる一八通りに入ればマンションも見られ、一戸建て住宅もごくわずかですが残存しています。
そして、靖国通りを200m西へ進むとJR東北新幹線と東北本線(上野東京ライン、京浜東北線、山手線)をアンダーパスします。さらに100m少々進むと中央本線(中央線快速)をアンダーパスします。
 
 

こちらは上写真より50mほど後方(東)、岩本町交差点東側より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は靖国通りで、この地下に岩本町駅があります。
左(南)~右(北)の道路は昭和通りで、高架部を首都高速1号上野線が走っています。
この交差点の後ろから左後方(南南東)へ分かれる道路は水天宮通り(北行一方通行)で、水天宮通りから昭和通り北側にかけての地下を東京メトロ日比谷線が通っています。岩本町に日比谷線の駅はありませんが、約250m北に秋葉原駅があります。
昭和通り東側歩道沿いの交差点北側(右)にA4出入口(階段のみ。始発~22:00)が、交差点南側(左)にA5出入口(階段のみ)があります。
そして昭和通り西側歩道沿いの交差点北側(右前方)にA3出入口(階段のみ)があります。
交差点の先、靖国通りの左側にA1出入口が、右側にA6出入口(EV専用)、A2出入口があります。
 
 

岩本町交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は靖国通りで、この地下に岩本町駅があります。
後方では昭和通りと交差していて、正面では水天宮通りと交差します。右へ行くと水天宮方面、左はすぐに昭和通りと合流します。
駅東側もオフィスビルが立ち並んでいます。商店は少ないです。
左側の白いビルは「ヤマザキ岩本町ビル」で、山崎製パンの本社が入居しています。このビル前にA4出入口があります。ちなみに岩本町駅周辺のコンビニは山崎製パン系列の「デイリーヤマザキ」が店舗数で他をリードしています。他社のコンビニは少し離れた場所に出店しています。まぁ、他社はあえてヤマザキに喧嘩を売るような出店をしないのでしょうね…。
靖国通り沿いには住宅も見られませんが、駅南東側には多数のマンションが見られます。
 
 

岩本町交差点北西角より南を望む。
左(東)~右(西)の道路は靖国通りで、地下に岩本町駅があります。
左手前(北)~右奥(南)の道路は昭和通りです。高架部を首都高が通っています。
撮影地点の右側にA6出入口が、後方にA3出入口があります。
交差点南側の昭和通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいます。商店は少ないです。
写真左側、首都高の高架橋に隠れて見えづらいですが、白いビル(岩本町ビル)の昭和通り沿い1階にA5出入口があります。
 
 

岩本町交差点より北を望む。
左(西)~右(東)の道路は靖国通りで、地下に岩本町駅があります。
左手前(南)~奥(北)の道路は昭和通りで、高架部を首都高速1号上野線が通っています。
右後方(南南東)から交差点の先(和泉橋南交差点)で昭和通りに合流する道路は水天宮通り(北行一方通行)です。
南南東の水天宮通りから交差点北の昭和通りにかけての地下を日比谷線が走っていて、約250m先の神田川北側に秋葉原駅があります。
後方(昭和通り東側歩道沿い)にA5出入口が、右側の「ヤマザキ岩本町ビル」手前にA4出入口が(ワンボックスカーで見えませんが…)、交差点先の昭和通り西側歩道沿いにA3出入口があります。そして交差点の西側(写真左外)にはA1、A6(EV専用)、A2の各出入口があります。
交差点北側もオフィス街ですが、左側のA3出入口付近には飲食店や商店が連なっています。
昭和通りは約150m先で神田川を渡ります(和泉橋)。その先は秋葉原地区になり商店が多いです。神田川を境に街の風景が全く変わります。
 
 

岩本町駅の北東側出入口に相当するA4出入口前より南南東を望む。
A4出入口の左(東)には「ヤマザキ岩本町ビル」があります。
後方にある和泉橋南交差点から正面の岩本町交差点を経由してから南南東へ延びる道路は水天宮通りで、地下を日比谷線が通っています。
岩本町交差点の左(東)から右(西)へ延びる道路は靖国通りで、地下に岩本町駅があります。
また、写真右側には昭和通りが南北方向に通っています。
そして水天宮通り沿いにもオフィスビルが多いですが、マンションも一定数見られます。商店は少ないですが所々に点在しています。
この水天宮通りを600mほど進むと日比谷線の小伝馬町駅(中央区)に到達します。
 
 

秋葉原方面への出入口であるA3出入口前より南を望む。
左側を手前(北)~奥(南)に延びる昭和通り西側歩道沿いに立地する「秋葉原SFビル」1階にA3出入口があります。
都営地下鉄の駅名看板は近年、銀杏のマークが緑地に変更されていますが、当駅では黒地の旧タイプ看板が残っています。
秋葉原駅方面は後方(北)になります。
A3出入口のすぐ前方には岩本町交差点があり、東西方向の靖国通りと交差します。
右側(西)にEV専用のA6出入口やA2・A1出入口があり、交差点先の昭和通り東側歩道沿いにA5出入口があります。
そして昭和通りの反対側(東側)、「ヤマザキ岩本町ビル」前にはA4出入口があります。
 
 

A3出入口前より北を望む。左側の「秋葉原SFビル」1階にA3出入口があります。A3出入口付近は商店が多いです。
右側を手前(南)~奥(北)に延びる道路は昭和通りで、地下を日比谷線が通っています。
前方に延びる歩道を100mほど進むと神田川を渡ります(和泉橋)。神田川の先は秋葉原エリアで、橋のすぐ先に日比谷線・秋葉原駅の5番出入口があります。この歩道は秋葉原への行楽客や日比谷線・JR線・つくばエクスプレス線への乗換客などで常に通行人が多いです。
ちなみに岩本町駅と日比谷線・秋葉原駅の間には地下通路が存在せず、乗換の場合はこの歩道を通る事になります(地上連絡)。ご覧の通り、屋根もアーケードもないので雨天時は傘が必要となります。
 
 

A3出入口のすぐ北側、和泉橋南交差点の歩道橋西側より北を望む。
手前(南)~奥(北)に延びる道路は昭和通りで、地下を日比谷線が通っています。左後方には前述のA3出入口があります。
すぐ先に神田川を渡る和泉橋があり、その対岸は秋葉原地区です。
神田川沿いに日比谷線・秋葉原駅の5番出入口があり、その先に鉄道関係の書籍が多く、ゲームやアニメ関係でも強い書店「書泉ブックタワー」があります。
また、写真前方で昭和通りはJR中央・総武緩行線をアンダーパスします。中央・総武線は高架の山手線などを跨ぐ関係でとても高い位置を走っており、首都高も総武線をくぐっています。ちなみに和泉橋から北へ約200mへ進むとJR線・秋葉原駅の昭和通り口に到達します。そして、つくばエクスプレス線の秋葉原駅へは「書泉ブックタワー」の先の交差点を左折して、1つ先の信号の先で右折するとたどり着きます。
 
 

和泉橋南交差点の歩道橋東側より南を望む。
右手前(北)~右奥(南)に延びる道路は昭和通りで、和泉橋南交差点から左前方(南南東)へ分かれる道路は水天宮通り(北行一方通行)です。
昭和通りの西側歩道沿い(右)にA3出入口が、水天宮通りの左側歩道沿い(左)にA4出入口があります。後方には神田川を渡る和泉橋があります。
そして昭和通り、水天宮通りとも少し先で東西方向の靖国通りと交差しますが、どちらの交差点も名称は「岩本町」です。
昭和通り側は東京駅周辺の高層ビルが遠望できます。
 
 

地下1階にある改札の様子です。南を望む。岩本町駅の改札口はこの1ヶ所です。
都営新宿線はコンコースの広い駅が多いです。
右(西)にA1(階段)、A2(階段)、A6(EV専用)の各出入口と駅長事務室が、後方(北)に秋葉原方面のA3出入口(階段。一部上下ES併設)が、そして左(東)にA4(階段)、A5(階段)の各出入口があります。A1・A2出口へ向かう通路は「プロムナードギャラリー」と名付けられていますが、私の訪問時はショーケースが空で、絵も作品もありませんでした。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が7通路あり、一番右は優先通路(幅広通路)です。
右端には有人通路があり、、その右手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
地下3階にある各ホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
そして、改札内コンコースには売店「メルシー」(平日7:00~20:30、土曜7:00~14:15、日祝休業)と焼き栗販売の菓子屋「比沙家(ひさや)」があります。
 
 

ホームドア壁面に貼り付けられている駅名標です。電照式ではありません。
都営地下鉄の新デザインに準じたタイプで、上下が都営新宿線のラインカラー(リーフ=黄緑)で塗られています。
また、駅ナンバリングも併記されています (S 08)。
尚、岩本町駅に副駅名はありませんが、「秋葉原南」などの副駅名を設定すれば秋葉原目当ての乗客を増やせるかもしれません。
 
 

岩本町駅は島式ホーム2面3線の構造で、地下3階にあります。東西方向にホームが延びていて、ホームは本八幡方(手前側)で若干カーブしています。
左ホーム(南)が左から1番線・2番線(ともに新宿方面・京王線方面)の順で、右ホーム(北)が左から3番線・4番線(ともに大島方面・本八幡方面)の順です。
1番線と4番線が主本線で、中線である2番線と3番線が副本線(待避線)となっています。2番線と3番線は1本の線路を共用していて、新宿方面電車は2番線側のみ、本八幡方面電車は3番線側のみ、ドアを開閉します。当駅では双方向の各停が中線に停車して通過する急行を待避する光景が日常的に見られます。
10両対応で、2019年3月にホームドアが設置されました。ホーム幅ですが、2面3線の駅にしては広いです。但し、1・2番線の本八幡方は狭くなっています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されていて、少なくとも3・4番線には「東京水」が飲める冷水器も設置されています。
写真は3・4番線より新宿方を望む。
 
新宿方はこの先、すぐに中線が主本線と合流して、市街地を通る靖国通り地下を西へ走ります。JR東北新幹線・東北本線と中央本線を続けてくぐり、須田町交差点で東京メトロ銀座線をくぐりますが、両路線とも駅が設置されていません(都営新宿線…小川町駅、銀座線…神田駅が至近距離にあり)。その後すぐに左へカーブして、小川町駅へと至ります。東側で東京メトロ丸ノ内線の淡路町駅と、西側で東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅と、それぞれ接続しています。
 
 

中線の2番線より本八幡方を望む。
すぐ先で右(1番線方)と左(4番線方)へ分かれて各主本線と合流します。新宿方も類似の配線ですが、本八幡方は4番線側の中線との合流地点手前で保線用の短い側線が3番線側に分岐しているようです(ホーム手前が終端)。
 
本八幡方はこの先、すぐに中線が主本線と合流して、市街地を通る靖国通り地下を東へ走ります。そして大和橋交差点で右へカーブして靖国通り地下を離れ、市街地のビル直下を走った後に清洲橋通り地下を南東へ走るようになると中央区に入り、JR総武快速線と交差すると(都営新宿線が上層)ほどなくして馬喰横山駅へと至ります。西側でJR総武線快速の馬喰町駅と、東側で都営浅草線の東日本橋駅と、それぞれ接続しています。
 
 
あとがき
私が岩本町駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。秋葉原のすぐ近くにあるのですが、神田川を境に岩本町駅のある南側一帯は全く別の街といった印象で、オフィス街が広がっていました。私は休日に訪問したので人通りは少なく、下車客の多くは神田川を渡り秋葉原を目指していました。また、駅前に山崎製パンの本社がある事に驚き、最寄りのコンビニは「デイリーヤマザキ」でした。他社は忖度してすぐ近くに出店していないようで、他社のすぐ隣に出店する事もある「セブンイレブン」でさえ交差点の対角の位置への出店に留まっています。
 
新宿駅からですと都営新宿線の本八幡方面電車(各駅停車のみ)に乗車して当駅下車です。急行は通過するので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、山手線内回りor京浜東北線北行に乗り換えて秋葉原駅で下車。昭和通り口を出て神田川を渡ればたどり着きます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あります。飲食店は駅前にも一定数ありますが、秋葉原エリアには気軽に入れるチェーン店を含めて多数あります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
都営新宿線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は岩本町駅でも途中下車されてみて下さい!
そして、秋葉原へお出かけの際は都営新宿線をご利用になり、岩本町駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、配線略図.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)